やる夫茶
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アドベンチャラーズ・エンダー その４756 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 20:05:33 ID:Y5iEr0ku
二-ｰ'''"ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ"'''ｰ-.., ／ .,....r=ﾆﾆﾐ厂ﾞ二ﾆﾆｯ ､..｀'‐. ┏ ┓ ／ ...-'ﾞ゛ i! ｌ'i .ｌ ｀＼、ﾞ'-、 基本的な話だが。魔物は、人よりも強い。変異によって強化された / ／ .,巛┘._.. /.i;;;;.ｌ...ｌ ,,、...ﾃ''i .＼ ＼ ｳｨｯﾁｬｰ / .,i". ヽ.ﾞ，.,ｼ彡'"ﾞ/ / ｌ .ｌﾞﾞ'''ミ-.".- .,, ＼ ヽ 魔法戦士も、魔物以上かと言えば大部分において否である。 / / ｀´'!ｼゾ 〈) ./ ｌ ".ﾞ ﾞL.ｌ ,i .`' !./ ″ ヽ ﾞ.ｌ / i冖'''''''''''!''￢''''''''.'" 冖''''''''''".`'''''''''''''"冖''''''''.''). ｌ では、どうしてウィッチャーは魔物の狩人としていられるか。 / ｌ｀'‐､'-// 、 .,! /..‐二ミヽ.ｌ .ｌ. ._,, ｌ.ｌ..‐'.,／.! ｌ V ,! ｀ｯi,ﾞ'-,,..″ / /./ . iiii．｀､.ｌ ｌ ".,／ ／ | 〔 ひとえに、事前の準備の周到さにあげられる。 | l、 ,l . !.! ｀'-,ﾞ'-/ /| | .,ii， iii !.,!i ﾞ='"..‐ﾞ〕.! ,iく,,、! l ! |ヽゝ ! .!.! .,．｀i ._ゝ).＼,,,,,,,／iｼ'" l´,r>/,!.ヾ .,i'| ,! 長年蓄えられた魔物への知識。そこから導き出される有効な ｌ |'､'./ ,八.ｌ ` / / ｀‐､ﾞ'くﾆﾂ“ ／ .ｌ, .ｌ //i'ｯ‐ノ,/ ｌ ｌ, ｌヽヽ . ヽ> ｌ .〉 〟 ,ゝ _ .く、 ty .ｌ ﾞt/ﾞ.l/ﾞノ,i'ゞ / 戦闘方法。種族に特攻効果のあるオイルの作成。特殊な効果を ヽ ヽ'､ヽ" .ﾞ' ! ! ,／.／ﾞ､｀'-..＼,,.. l､ ｌ. .,i'ノ/ ./ ヽ. ヽ)_ヽ / i∨ﾞ__r'＿,_,,ﾞ,,,,.. ;;＞.,ﾞ'' ! ｌ,i'〃 / ウィッチャーに与える数々の霊薬。銀の剣や各種の投げ物。 ＼ ﾞヽ ｌi′...‐ﾞ､ .ﾞ,ﾞ,ﾞ'''''''^'二..、 ＼ ,ﾉ"..／ ﾞ'-､｀'＜、 ゞ " ﾞΨ '! ＝ .,, / ゛,／ 時には罠を張って有利な状況を作る。そこまでやっても、 ｀'ｯ ,,_｀"―-----―'''"ﾞ_,,,イ″ ´ﾞ'''''――ｰｰ'''"´ 命を落とすウィッチャーはいる。魔物退治とはそういうものである。 ┗ ┛ ｨ-────-､ ／ ヽ ゴブリンスレイヤー・ウィッチャー / i-──--､ ヽ クロスオーバー二次創作 / /（①）:::::（①ﾄ､ ヽ ／ |:::::::（__人__）:::::＼ 〉 「アドベンチャラーズ・エンダー」 | ､ k ｀⌒ ´ / / ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐ _/ｨｪｲ ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ | ＿＿＿＿＿ | | |.::..:..:..::::..:..::.:..| | ┏ ┓ | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |ヽ 冒険者ギルドへの帰還。ギルドへ依頼達成の | |.::..:..:..::::..:..::.:..| | ヽ | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |＼ ＼ 報告。そして報酬の受け取り。 | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |.::..:＼ ＼ | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |.::..:..:..:＼ ＼. 娘二人の顔には安堵が広がったが、 ￣￣ ＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .＼ ＿＿＿_＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__＼. ウィッチャーの表情は渋いままだった ────|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ┗ ┛ .::..:..:..::::..:..::.:..| ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿ | .::..:..:..::::..:..::.:..| └┬┬┘ └┬┬┘ └┬┬┘ . | .::..:..:..::::..:..::.: ￣￣ └┘￣￣￣ └┘￣￣￣ └┘￣￣ .lニニi i＼,―─┴─┴――‐､ i＼ |＼i＼ ＼|＼i lニニi |＼|￣＼ ＼,| i＼,―─┴─┴――‐､ i＼ |￣ | `┰―― liニニi―┰| |＼i＼ ＼|＼i ┃ |＼|＿＿| ┃ |＼|￣＼ ＼,| | | |￣ | `┰―― liニニi―┰| lニニi ┃ |＼|＿＿| ┃.. i＼,―─┴─┴――‐､ i＼ | | |＼i＼ ＼|＼i |＼|￣＼ ＼,| |￣ | `┰―― liニニi―┰| ┃ |＼|＿＿| ┃ | | ／￣￣￣ ｀＼ ┏ ┓ ／ ヽ､ ゆっくりと思い返す。ゴブリンは強敵だったか。否、である。 / ＿ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ オイルを塗った銀の剣の一刀があれば、ほぼ一撃で仕留められた。 ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / グール等の方がよほどタフだ。数と、地形。そしてその種類が λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ 問題だった。 /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ┗ ┛ ｨ-────-､ ／ ヽ / i-──--､ ヽ 失礼。ゴブリンについて詳しく書かれた書物に心当たりは / /（①） （①ﾄ､ ヽ ／ | （__人__） ＼ 〉 無いだろうか。ホブゴブリン？ とかいう変種などについても | ､ k ｀⌒ ´ / / ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐ _/ｨｪｲ 書かれていると助かるのだが。 ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ___ . : ´ ｀` 、 ／ ／ ＼ / / } , -‐/}: ﾉ} ﾊ} } ′ . ｊ{ :{ {/,ﾉ／ノイ } ノ}ｊ: }: } ﾓﾝｽﾀｰﾏﾆｭｱﾙ 八 ,ｊ从爪_｝ 爪ﾊ从ノ } 書物、ですか。えーと、 怪物辞典 には {八 ＼八 Vツ Vツ 八 八 { ＼从 ’ ノｲ ／ 多少は乗ってますが、たぶん足りない ＼ 人 __ 人( {＼ 个o｡. ____ . : ´ ですよねぇ……。 八 ＼ ／ } ノへ、 { ＼ノ｛___ノ¨＼__/ ｀ヽ、 これですけど。 爻爻}/..イ[二] ﾉ............‘， 乂乂ｊ＿_[/__]／......／.......| /| ￣「..........| /...l _＿＿＿＿__|........./ {／⌒ｱ´............................｀ヽ/ ＿＿ ／￣´ ｀＼ ┏ ┓ / ＼ ウィッチャーは、借り受けた怪物辞典のゴブリンの項目を / ｨヘ､ ヽ / ／:::::::::::ヾ ヽ テーブルに座ってゆっくりと読み込んだ。それは、戦ったばかりの / |/:::::::::::::::::::::::＼ ヽ { 〈::::::::::::::::::::::::::::::> ／ ｲ ゴブリンの知識の保管に役立った。先にこれを読まなかった ト ゝ:::::::::::::::::::::::イ_∠_ｨ_イ´ ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ 己のうかつさを心中でののしりながら。 ん＿ ＝ ー三 イ､_＿─＼ ┗ ┛ 773 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 20:25:30 ID:Y5iEr0ku
＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ （……通常種、変異種のホブ、魔術に目覚めたシャーマン、 / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 上位個体のチャンピオン、統率するロード。 ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / 狼への騎乗？ 武装による個体差？ くそ、なんだこの λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ 気持ち悪さは……！） /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 大変、参考になりました。……これ以上の書物は ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / ここにはないですか、やはり。 λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 775 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 20:28:50 ID:Y5iEr0ku
_ -──- ／ｱ:::::::::::::ヽ:::::::::＼ /l_/:::::::::::ヽ::::::::l:::::::ヽ: :. /::/::::l:::::/::::}､::::::l＼: : :',: . ﾊ/:ｌ::::l::::/l:::/ l:::ﾊl-‐Ｖ: :',: . l::l::::l::::l斗ｾ/ l/ ,jl,犹ﾐ',:::',: :､ {:{::::l:::::lVｨ犹 弋ﾘ }ll:l::|ゞｰ ええ。流石に何と言いましても、ゴブリンは 乂::(V:::'l{弋ﾘ ､ l:ｌ::| {::＼∨:＼ _ 从:{ ゴブリンですから。本にするべき情報は 人::::::＼::〉､ ´ ｨ＿ ({ {::::⌒ヽ:::ﾊ≧ｰ‐rハ＼ 〕iト､ ほかにいくらでもありますし。 (ﾊ､::::::::rｭ入-､_/ ', ヾ､ ﾊ ／ l<⌒ __ノr个个 l≪__ / l ですので、そうなってきますとやはり、 ., L==〈:::::::::〉}-{_,,..-‐─┐l.l | ＼ 《ｲ_,.．-'''" _,.．-''ｌ .}.l あの人に聞くしかないと思います。 ∨l＿__,.．-''''" | ,ハ ', | l l/ } ', | l _,,..f⌒≦ゞ、 ', | _,,..-‐'' ﾉ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ あの人？ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ 778 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 20:32:48 ID:Y5iEr0ku
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━ ━━━━ ━━ 彡ミﾐヽ 彡三ミﾐユ_ 彡'⌒7´ _｀ヽ_ ＿ / _ﾉ´l l l l l) ／: : :.:｀ヽ /´ ￣ ｀ヽ〈 C_r:::::::::ｧ' ｀ヽ: : :, ィ: :.', 知らん。 い ノ |＼ ｀¨¨´) __ノ‐, ィ´: : ::| /⌒T´ ＼二ﾆﾆフ´ ,.ィ´:.:: : : : : | V´￣｀ヽ「L '´ ,. ィ´L_ﾉ｀ヽ: : : : : | ┏ ┓ _L ( ⌒ﾄ､_」´ ｀ﾆ|´. : ｀ヽ:_:_): : : :| ゴブリンとは何なのか、という問いに対しての返答である ( L __ノ｀ﾆ´_＿／￣{: : : : : : : : : : :.:.l ┗ ┛ ﾉ く´￣ヽ /´￣ヽ:: :: :: : :: : :/ ( L＿ノ ＼＿,.ｲ__/´￣|: :: : :: : ::/ L__ ｀ヽ / |: ::.: : :／ ／￣｀ヽﾉ ∠L__／￣｀ヽ ￣￣￣ ￣￣ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ / ,イ´ ﾄ､ ヽ ……一番詳しいと、伺ったのですが。 ｛ ／ （①）ﾍｌ 〉 ヽ | / （__人__） ｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.|r┬-|＿_,/У ｲ ー￣三￣`ー'´[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ 彡ミﾐヽ 彡三ミﾐユ_ 彡'⌒7´ _｀ヽ_ ＿ / _ﾉ´l l l l l) ／: : :.:｀ヽ ゴブリンはゴブリンだ。弱く、武器を持った農夫でも /´ ￣ ｀ヽ〈 C_r:::::::::ｧ' ｀ヽ: : :, ィ: :.', い ノ |＼ ｀¨¨´) __ノ‐, ィ´: : ::| １対１なら撃退できる。臆病で、狡猾。 /⌒T´ ＼二ﾆﾆフ´ ,.ィ´:.:: : : : : | V´￣｀ヽ「L '´ ,. ィ´L_ﾉ｀ヽ: : : : : | 見よう見まね程度の学習能力。 _L ( ⌒ﾄ､_」´ ｀ﾆ|´. : ｀ヽ:_:_): : : :| ( L __ノ｀ﾆ´_＿／￣{: : : : : : : : : : :.:.l 状況、環境によって数と能力、職種に ﾉ く´￣ヽ /´￣ヽ:: :: :: : :: : :/ ( L＿ノ ＼＿,.ｲ__/´￣|: :: : :: : ::/ 変動がある。……こういう事なら話せる。 L__ ｀ヽ / |: ::.: : :／ ／￣｀ヽﾉ ∠L__／￣｀ヽ だが、ゴブリンがなんであるかなどには、興味はない。 ￣￣￣ ￣￣ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ ……環境によって変化する能力。適応力？ / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 数が多い、増える、……学ぶ。 ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / ……ああ、そうか。そういうことか。 λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ｨ-────-､ ／ ヽ ┏ ┓ / i-──--､ ヽ 事ここに至って、ウィッチャーはゴブリンに感じていた気持ち悪さの / /（①）:::::（①ﾄ､ ヽ ／ |:::::::（__人__）:::::＼ 〉 正体に気が付いた。ゴブリンにそっくりな生き物がいる事を。 | ､ k ｀⌒ ´ / / ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐ _/ｨｪｲ つまり……人間である。 ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ ┗ ┛ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 学習能力があり群体として行動するか 807 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 20:52:36 ID:Y5iEr0ku
, = - ､ ∠ﾆiと'"""(:;:;@:;) // ∧,..,. (ili ) :;8;:;,. /// (ﾟ- ﾟ#) ∨∨:;:;,8.:;:;,.;: i:i:iつＯ|l二ニ＞ ,-―-､:;:;ミ ～ﾉ,,,ﾉヽヽ 彡 （,.,.,..,,.,.,. ,.,,.,.∧∧ ∧∧ ～（,, ﾉ :;:;:;;:,. し' ｀(,/ と:;:;:::;:(:;:;@:),.,.(:;::;;:つ:;pﾟ) (；ﾟ oﾟ)／ヽ (,/ ｀Ｊ ,.:;:;;:,.:;:;,. "';:;:;;:;:;:;:;:;;'" ( つ≫―l> ∧∧ ～（,, ＼ノ /|(ﾟＯﾟ；) し'｀Ｊ <l―≪ ＝ ― （ | と ) ∧∧ ヽ|ヽ ,,）～ ∧∧ /|(ﾟへﾟ#) し'｀Ｊ (#ﾟ皿ﾟ) <l―≪ ＝ ― （ | と ) ( つiﾆﾌつiﾆﾌ ∧∧ ヽ|ヽ ,,）～ ～（,, つ (#ﾟＯﾟ) ﾟ ｡ ﾟ ∧∧｀Ｊ (,/ ━( つ━Ｏ━━(((＜＞ ＜(iliﾟ ^ﾟ) (ﾟ- ﾟ*) ～（,, つ ＜＞)))( つ━━Ｏ━とi:i:i━ ＝ ― ┏ ┓ ウィッチャーの故郷。北方諸国と帝国の間では、戦争が行われていた。軍隊、兵士の蛮行は 同じ人とは思いたくないほどに凄惨極まりないものだった。 女を見れば襲い、その夫は面白半分に殺す。軍隊の通った後の村などはもう、地獄の有様だ。 生活基盤を破壊され、路頭に迷う人々。水源だった川には死体がいくつも浮かんで病気を広げ。 ｸﾞｰﾙ 戦場の死体には死鬼が群がる。その、人間の最も醜悪な部分に、ゴブリンは通じる部分があると ウィッチャーは感じ取った。 ┗ ┛ 810 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 20:56:57 ID:Y5iEr0ku
＿＿ ／￣´ ｀＼ / ＼ （女攫って、村襲って、街道で商人襲って。ほとんど / ｨヘ､ ヽ / ／:::::::::::ヾ ヽ 脱走兵や敗残兵からなる盗賊とおんなじじゃねぇか。 / |/（①）::::::::::::＼ ヽ { 〈 （__人__） > ／ ｲ で、時折突飛な奴が混ざっていると。なるほど、なるほど、 ト ゝ＿ ｀ ⌒´ イ_∠_ｨ_イ´ ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ 得心がいった。同レベルのクソどもか） ん＿ ＝ ー三 イ､_＿─＼ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ ……失礼しました。では、ゴブリン特異の生態などについては？ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ホブ、などの他には、どのような変異種がいるのでしょうか？ ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 813 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/22(土) 20:59:24 ID:fhnL/Gj4
いつの間にかゴブリン増えてる負のスパイラルに陥りそうだな 彡ミﾐヽ 彡三ミﾐユ_ 彡'⌒7´ _｀ヽ_ ＿ ┏ ┓ / _ﾉ´l l l l l) ／: : :.:｀ヽ ウィッチャーは、ゴブリンの生態についての知識を得た。 /´ ￣ ｀ヽ〈 C_r:::::::::ｧ' ｀ヽ: : :, ィ: :.', い ノ |＼ ｀¨¨´) __ノ‐, ィ´: : ::| 彼にとって非常に有用な知識であり、求めていたものだった。 /⌒T´ ＼二ﾆﾆフ´ ,.ィ´:.:: : : : : | V´￣｀ヽ「L '´ ,. ィ´L_ﾉ｀ヽ: : : : : | それさえあれば、狩りようはいくらでも思い浮かぶ。 _L ( ⌒ﾄ､_」´ ｀ﾆ|´. : ｀ヽ:_:_): : : :| ┗ ┛ ( L __ノ｀ﾆ´_＿／￣{: : : : : : : : : : :.:.l ﾉ く´￣ヽ /´￣ヽ:: :: :: : :: : :/ ( L＿ノ ＼＿,.ｲ__/´￣|: :: : :: : ::/ L__ ｀ヽ / |: ::.: : :／ ／￣｀ヽﾉ ∠L__／￣｀ヽ ￣￣￣ ￣￣ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 大変参考になりました。これは礼金です。 ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / どうかお収めください。 λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ いらん＞ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 817 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/22(土) 21:06:42 ID:pzZFMxFS
人間で言うなら子供というよりは小中学生ぐらいと考えるとよいか 819 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/22(土) 21:12:07 ID:QxlglZL1
まあゴブスレさんが本来レアなエビルエリート種の関わってる依頼を吸引してる可能性は無きにしも非ずだがｗ 820 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 21:14:22 ID:Y5iEr0ku
彡ミﾐヽ 彡三ミﾐユ_ 彡'⌒7´ _｀ヽ_ ＿ しかし……＞ / _ﾉ´l l l l l) ／: : :.:｀ヽ /´ ￣ ｀ヽ〈 C_r:::::::::ｧ' ｀ヽ: : :, ィ: :.', ゴブリンに余計な知識を与える様な い ノ |＼ ｀¨¨´) __ノ‐, ィ´: : ::| /⌒T´ ＼二ﾆﾆフ´ ,.ィ´:.:: : : : : | 事さえしてくれなければ、それでいい。 V´￣｀ヽ「L '´ ,. ィ´L_ﾉ｀ヽ: : : : : | _L ( ⌒ﾄ､_」´ ｀ﾆ|´. : ｀ヽ:_:_): : : :| ( L __ノ｀ﾆ´_＿／￣{: : : : : : : : : : :.:.l ﾉ く´￣ヽ /´￣ヽ:: :: :: : :: : :/ ( L＿ノ ＼＿,.ｲ__/´￣|: :: : :: : ::/ L__ ｀ヽ / |: ::.: : :／ ／￣｀ヽﾉ ∠L__／￣｀ヽ ￣￣￣ ￣￣ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ （……今更ながら、この冒険者は、何なのだろう？ / ＿ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ゴブリンに対してのこの知識量。装備も…… ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / 量産品、かつ閉所戦闘向け。ゴブリン退治用？ λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ しかし、認識票は銀。なんなんだ？） /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ 824 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 21:18:13 ID:Y5iEr0ku
＿ ＞''~ vvv ~''＜ ／ 弋ア~ ＼ ／ ／＿_､ ＼ <ヽヽ, .／＿＿__,＼ ＞''＞''､ 〈 ヽイ´.{ i ＼/／＞''~v 失礼します。あの、お話は ／/ ∧ { .i .∨ .i'‐= ､ 》 /i /i i{ ∧.∨.iヽ, ∨.i i ＼/ まだ……？ i | i, i|,,｡z､ ',､zzv｡､ |.|i i .| Ⅵ ヽヾ,仞 ヽ, 匁リ ノ从 i .| ﾏ }ヾ､ ' // / /i .| ﾉ ﾉ}:.:´｀ ィ(:/ / ,' i .| / /=ﾆﾆﾉ}イ / {=====┐ !./ } ﾏ()ｱ, ﾉ ／ ∨/ ／i ! .} i / _,i{ ∨/ { i !｡s≦ヽ＞'i /￣ノ 》 i ヾ､^^Y´∧ .i ! 《 / 〈:.i∧! ,' ∨,i ﾄ､＞''~／ ∨/ {:.:i{､ ':.ﾘ /::: ｲ::: .∨/ 彡三≧-､_ 彡テ _ノｉｉｉｉ｝ ,, ===､、 ＿ ∠⌒＜└＜ス〃 ＿.--ニ-‐' いや、もう終わった。 >へ:ノ::_｀ｰ-∠==三＝￣|| ｛>-ﾑ::::|.|-三＝刀〃,,= || ……もう行くが、いいか？ ゝー狐|Γ:::ス Ｙ_{{]唱｝ 〃 .ぺ⌒>＜￣＞久 }} ''= 〃 { ::Υ ￣/:::: } 〃 はい、ありがとうございました＞ .／⌒≧ ≦⌒ヽ===" ￣￣ ￣￣ 828 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 21:23:23 ID:Y5iEr0ku
何のお話をされていたんですか？＞ ゴブリンだ＞ ……ですよね＞ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ （……まあともかく、これで対策が取れる。 / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 準備もできる。シャーマンとトーテム、か。 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У これでデメリティウム爆弾を使う機会も ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ 減らせるだろう） ＿＿ ／￣´ ｀＼ / ＼ / ｨヘ､ ヽ （……はやく等級を上げて、もっと実入りのいい / ／ ヾ ヽ / |/（－） ＼ ヽ 依頼を受けたいものだ。それまでは、しばらく { 〈 （__人__） > ／ ｲ ト ゝ＿ ｀ ⌒´ イ_∠_ｨ_イ´ ゴブリン退治、か。ああ） ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ ん＿ ＝ ー三 イ､_＿─＼ 829 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/22(土) 21:24:47 ID:bBj4FkCy
あれこれやらかしそうなのも困りどころだしなぁ 830 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 21:26:15 ID:Y5iEr0ku
ヽ ／ :. ＼ ─── .／ 入 ＼ ＼ ＞ ｀ ／ ／ :. ＼ ＼ ﾟ ／ ／ ', ＼ У ＞ ／ .∧ ｀ > ／ 从 Y :V .∧ ., ' ／ ,′｜ / ∧ ', V .∧ / { l | ./ ′ / ∧ :l :. ', 丶 V l | | ′/ / ./ ’， :| ! l .′ ;! ', { 〃 / / / ヽ ｜ l ｜ . :. ', ﾊ ∧ ﾊ :/ ／ , ' ー- Ⅵ l l . l { .∧ ∧ ',V /, ' ／ .ィf示ア l: | :l つづく！ :. λ ∧ ∧ ﾏfテ沁 弋z少 .l: ｜ !l ', {∧ ',丶 ∧.弋z少 .::::::::: ,l | } | .∧Ⅵ:, V｀ヽ ', ::::::::. , 八 l: 从 ∧Ⅶ＼ V ＞ヽ、 , ' ,: / ∧ l |', ｀ { ﾊ. 丶 ｀ ´ ／从V /ﾚ / 从 l∧ ',ヽ V ゞY ',≧=-=≦ {入. V , ' ｀ヽ ∧ ', 入: V ≧=-ヽ ＼ ／ ,' / ／ V 圦 V ＼ V .∧ ｀Y´ | ´ :. { 丶 ｀ヽ ∧ _ イ入 | ;. | :. ', 八:::::::::/｀ ｀ 、 ｜ ∧ , :´ ｀ 〉::::Y, ' ヽ l ∧ ／ ヾ:: { V V Ⅶ :. ′ ';::. | l |::::. .: ', j:::::::. ＞=-ミ. ∧ ∧ ＞=ミ .从::::::. ＞ ﾟ///////〈 ',//////＼ ∧::::::::∧/////////人 ＼///////≧=- ム 、::::∧///////／ ∧＼////////／///ヾ′ ////イ ∧ ∧ 了＞─////////////￣//ノ ∧ 832 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/22(土) 21:28:16 ID:Y5iEr0ku
振舞いの多さによるものです。魔物の習性しらべてその上で作戦練るのがウィッチャーなので。 アドベンチャラーズ・エンダー その３551 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 20:44:22 ID:QLag9UeY
＿＿＿ , ´ : : : : : : : : :｀:ヽ ／ : : : : : : : : : : : : : : : ヽ ┏ ┓ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 今更のお話 ,' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ┗ ┛ , ' : : : : : : ´//ｌ : : : : :/ ｌ :/｝ : : : : , ' : :/ : : : : : ,' l ,' : :／. l/ .l : : : : : , /:／,' : : : : : /━━ .ｌ/ ━━ﾄ : : : : : ', , 、 // ,' : : : : ::/ l ｌ :,' : : : : l/ ｝ ｌ┐ 自作データ、自作ルールの導入は、 //. ,' : : : : .∧ ｌ:,' : : : : / / ./. ｌ_ // ,' : : : : /:::::'., _＿＿＿_ / : : : : :/ ./ ./ ./ ｌ ＧＭはもとよりほかのＰＬの許可を得て // .,' : : : : ,::::::::::::ヽ 丶 ＿ ノ ノ : : : : :/ 7,' / ./. ｌ // / : : : : /::::::::::::::::}｀丶 _ ＜// : : : / ./ /. ｌ 行いましょう。 .ｌ ｌ ./ : : : : ,':::::{三三 } ＜//// : : :/ / / .l l. / : : : : :/::/三三三三= ＿ イ/ : :./ｌ / l l / : : : : : :ｌ ﾉ三三三三三三三,' : :/ .', /ゝ、 ｌ ｌ/ : : : : : : :ｌ三三三三三三.三 ,' : / 三ゝ /三＞- 、 ／ : : : : : : : :ｌ三三三三三三三.,': :/三三l l三 三 三｝ ／ : : : : : : : : :/三三三三三三三.,':.:/ 三.三ｌ. l三三 三 l / : : : : : : : : : : :/三三三三三三三 ,' :/三三三l l三 三三｛ |i､ /{ |i ‘ / ′！ ／} ∧/ ！ ∨ ,{ ／ { { 〉 -…‐-∨{ } | ′‘，./ ´ ヽ./ ノ { }′ ヽ V´ ＼ ＴＲＰＧはみんなで遊ぶものだからね！ r＼_′ / {ヽ}､ | ！| ｀⌒ /, ｉ |i /|/＼{ ー‐|Ⅵ |､ i 勿論、よそ様にご迷惑をかけるのも論外だよ！ /ｲ ﾉ| |X´__ ｘ=ミ！:ﾉ Ⅳ ｰ=≦ |∧ |〃⌒ ､ .::: | | /！| ／ }/∨i|:込::. ｖ ﾌ イ j/}/j/|/ ┏ ｶﾐｻﾏ ┓ 〈 ﾉ:＼ Ⅵ__,. __T爪 { i / { ＧＭとのお約束 ｀7: : :く ＼==彡｀ トﾐ ┗ ┛ ｀⌒ー} __/ ／＼ ヽ , ｀^T´ { ＼:／ i ′ |i 八 ﾉ , }｀ /ｉ ′ 552 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 20:44:47 ID:QLag9UeY
ｨ-────-､ ／ ヽ ゴブリンスレイヤー・ウィッチャー / i-──--､ ヽ クロスオーバー二次創作 / /（①）:::::（①ﾄ､ ヽ ／ |:::::::（__人__）:::::＼ 〉 「アドベンチャラーズ・エンダー」 | ､ k ｀⌒ ´ / / ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐ _/ｨｪｲ ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 556 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 20:51:33 ID:QLag9UeY
/ / | ｉ } ， / | | ’ ┏ ┓ ' | | | | ゴブリンの巣に向かう前、このような会話があった / ,,斗==ミ､ 斗 ――=ミ / ｉ ┗ ┛ / / ,' ﾄﾞ ／イ￣￣￣ ｀ト＼ , | i / | / / { ﾊ ｉ ' | ／ l , | ,'＼斗―ﾊ / ＼ l | ＜ | /_彡! :{ イ ト ,, ， ／￣￣,＞斗 ' ｉ | あたしは盗賊、こっちは戦士。 ￣ | , ￣| ∨} 灯::::心 ‘ ' ,, 斗f≦::::::! | | 人 | i | }i j ）:::::}ﾊ ＼ { ⌒/ ノ: し:::: } j |＼ ＼ そいで、あんたは何できんの？ 八l | 八ﾑ 乂 ソ ＼ | / ⌒)::::::::人, |j） ＼ ＼ ヽ / |i__ ）ﾉ ` ー ''^/ , 八 ／ ｒ――― . / |=- ､ , / ／' | , |=圦 ノ/ ' , イ | /' |ニ/ _､ ､__,,.. ｖ､ / ／| |i | .. / |=/ニﾆ＼ ∨:::::::::: } イ , j |l | , Ⅳニニニ ` ､::::::::ノ,,. '' ／ / jl | / /={ニニニニﾆ ≧=--=≦ ＿_ ／ニ/ 八 . / /ニ≧=---十―――=ニニニニニ=/ /=∧ ＼ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ｳｨｯﾁｬｰ ／ ヾヽ ヽ 魔法戦士の手札は多い。鋼の剣は対人、銀の剣は怪物に対して振るう。 / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 印を用いた簡易の魔法も使える。炎、氷、衝撃、幻惑、結界の５種。 ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / 私はまだけん制程度にしか使えないがね。 λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ あとは、錬金術。さしあたっては、これだな。 /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 557 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 20:57:57 ID:QLag9UeY
ｬ=＝=ｧ .Y Y | | ┏ ┓ } { そういってウィッチャーは、ベルトに下げた革袋から、小瓶を取り出した。 | ,! ﾉ 八 中には、明らかに身体によくなさそうな色合いの液体が詰まっている。 .／ `ν＼ ┗ ┛ ／ ＼ Y Y { } ゝ ノ .｀≧=----=≦´ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ オーガ種のオイル。特定の怪物に対して効果のある、毒だ。 / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 武器に塗って使えばより効果的に敵に、今回はゴブリンに ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ダメージを与えられるというわけだ。 ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ .. -‐…‐- .. . : ´: : : : : : : : : : :: ｀ : . ／ : : : : : : : : : : : :＼:. :. : :.＼ . :／ : : : : : : : : i: : : : : ＼:.. :. :. :. /: : : : : : : : : : :ｉ: :|: : : : : : : V: ｉ: :.‘, /:/ : : : : /.:.ｉ: : / : |＼ : : : : : |:.:|ｉ: : ‘, . /:/ : /: : /.:./|: / :/ l,＿＼__ : ｉ|:.:ﾘ: : :.‘ 毒、とは。たかがゴブリンに、ここまでする必要が /:i:|.: .:|: :_」_:/,ﾉｲイ}:/´ ＼从ｲ:.: :.: :.ｉ . /: 从: :i| ´ Ⅳ ｀ ﾉ′ 芹示㍉.:|rマ: :.乂 あるというのかね？ /: /: ハ小 i ｨ芹心 Vrｿ .:.:.|) ｿ: : ｉ : ヽ . .: /.: : : : :ｉ }从 Vrｿ i: : : |f´: /:从 ﾊ} 戦いの経験のない農夫ですら撃退できる i: ﾊ.:ｉ: : : :.|ｉ : : ヽ ' u._ﾑｲ :八ノｲ ﾉ' ' 八{人{Ⅵﾊ从: : :ﾄ､:... ´ ｀ ＞‐彡イ 怪物だよ？ ジャイアント・コックローチの方が . ヽ ＼{ ヾ＾ ≧ イ ﾄ（ ｀ヽ ィr′ 丶,､ よほど恐ろしいというのに。 ....- rｙ ´ ｀ rｙ ∧ :,..::::::ﾔｉ ￣ 丶 "￣ ﾇｧ::::＞x /.:::::::::ﾔｉ ﾇｧ::::::::::::::::ｉ 〈 ::::::::::/辷メ辷メ辷メ辷メ辷メ::::::::::'::::::: | :::::::/:―:::-:........,.....,......:-:::―:':::::::::::::::::::∧ ｉ:::/.:::::::::::::::::::::/／:::::::::::::::::::::::::::':::::::: /:: | ＿＿ ／￣´ ｀＼ ｴﾙﾌ / ＼ それは認識を改めるべきだな、森人よ。怪物は皆、例外なく恐ろしいのだ。 / ｨヘ､ ヽ / ／:::::::::::ヾ ヽ そうでなければ、わざわざ金を支払ってまで退治を依頼しないだろう？ / |/（①）::::::::::::＼ ヽ { 〈 （__人__） > ／ ｲ そして、我らの命は一つ。傷つけば弱まり、力尽きればそこで終わり。 ト ゝ＿ ｀ ⌒´ イ_∠_ｨ_イ´ ｳｨｯﾁｬｰ ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ 魔法戦士に油断はない。怪物を対する時は、特に。 ん＿ ＝ ー三 イ､_＿─＼ 569 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 21:11:06 ID:QLag9UeY
: ＼／´: : : :＼: : : : : : : : :.｀Y´: : : : : : :;/ : : : :＼/: :.ヽ; : : : : : : |: : : : : :/ : : :∨: : : : : / : : /: : :-‐ : : ∠二＞､: : : : :;} : -､: : : 八: : -‐' :１: : : : ＼ー-､/: : : :;／: : : : : ;〉: :-―| ┏ ┓ -┴‐- ､_;_;_/: : : : : ;_;_ゝ- く: : : : : :.;ｧー'-- ､: ;〈: : : -=: :{: : : :|-‐ ''"＼ : r‐ '"＼ｰ: : :| このようなやり取りの後に、一行は : : : : :;/:〉: :.ヽr――|:_;;..．-┴-‐ ''":::::::::::::::::└‐'-､_;_;_;_;_;〉: ;ノ: : : : : : :〉┤: :､: :;/＼r勹 : :_; -:.V: : : /:.:.:.:.;／´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀￣＼: : : :;／: : :＼_／|_;_;｣-〈_ 準備を整えゴブリンの巣穴に向かった。 ;_;_;_;_; ' -‐ ''"7´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀ｰ┴-､_; : /: :./|: : : : : :.ヽ : : : : ＼: : :､:.:.:{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝': : /:.:|_;_; : : : : :｝ ウィッチャーの鼻と注意力は、探索を : : :_; : :ﾉ: := :Y´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rｧ'､: :〈:;rｲ: : ｀ー‐く ―‐-く : : : :/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/: : : :ヽﾉ∨: : ‐-: : :_;〉 はじめてすぐに、ゴブリンの痕跡を発見。 : : : : : :.＼:《::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈: : : : : :|: : :＼: : : : :〈 : : : -､ : :|:.:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r１: : : ;ノ: : : : :/|: : :┌| ほどなくして巣穴を発見した。 ＼: : : : :/:.:.:.:;〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, イ : :＼:.:{: : : : : ∨＼ノ｛ ┗ ┛ . : ;〉-‐ ' '"∨ｰ- ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,.. ．-‐'".:/. : : : :;|/ヽ､_;／: :-､:＼| レ'.: : : : : :〈: : : : ､;〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r-―＜´: : : : : : ;／. : -: : ;八: : :.＼: : : : : : : 〉 ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ" ´ ￣￣￣ ｀ 丶､ ／ 、 ., ' ＼ ┏ ┓ / ＼ 巣穴に侵入した後については、先に述べた通りである。 ./ ヽ ∧ ヽ ヽ ウィッチャーは横穴を発見。そこから奇襲してくるだろうと / '. '. } '. | i ∧ i ハ u .i 予測を付け、逆にそれを利用した。 ! _|,. '^ﾍ‐ ､, | ､.l｣i|,､., | | '. ｜ 八＼ ﾄ､ | ｉ| | 結果的に、敵戦力の一部を一瞬で壊滅。残りもなます切りと ∧ 八x行うミ ＼ . 行ﾃY| / ヽ {＼ 《 {:::::ｒ'| ＼/ |:::ﾘ ∧ / ' 相成ったわけである。森人戦士と只人盗賊の二人は、 | 八_|` ｰ-ゝゞ= ' , ｀ 八i／ | | | | , ゴブリンの数から成る恐怖というのを味わい、 ! i 八 ι ／ | 八 |ヽ ∧ ＼丶._ ＾⌒／ ハ 人 八 肝を冷やした。そして、オイルの有用性もまた、体感した。 ＼| ∨ ヽ八ト-‐' ∧ﾊ￣l;/,ハ/ }／ ヽ ／ / 傷をつければのたうち回るのである。実に楽だった。 ∠二 _ { ┗ ┛ / ｀ヽ '. ./ ＼＿__＼ / ＼ ヽ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ┏ ┓ ／ ヾヽ ヽ ここまでは、すべて順調だった。ウィッチャーの知識と技術、持ち込んだ道具は / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ゴブリンに対してとても有効だった。娘二人も、経験不足を差し引いても、 ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / 十分に戦力として働けている。だが。 λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ┗ ┛ ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ |_＿＿＿＿＿| l | ／￣ `ｰ┤´ ￣￣￣ `├─='´ ￣＼ . 乂＿＿＿_ |=ﾆニ旦二ﾆﾆ| ＿＿＿＿ノ ┌ |r ､＿ ＿,ノ| ┐ | |ヽ rn ) ( nｧ ﾉ| | ヽ | ｀¨´ `¨´ | / ┏ ┓ . ﾉ | ノ| ト､ | ヽ ウィッチャーの故郷である北方諸国や帝国には、ゴブリンはいなかった。 └┤ (┐|＿|┌） |‐┘ | ｢≧====≦| | ゴブリンに対する知識が不足していた。ギルドで読ませてもらった怪物 | トl_｣l_｣l_｣|_｣| | | 乂冂冂冂ｨ'｜ 辞典では、不足だった。故に、洞窟のあちらこちらに見られる、この | ≧==≦ | | | 不気味なトーテムが何を示しているのか。察する事が出来なかった。 | ┌―――┐| ┗ ┛ | l ニlニ ｜| | | ノ＼ ｜| | | ‐┬‐ ｜| | ｜ |ヽ ｜| | ｜ ‐┼‐ ｜| | | ノ＼ ｜| | l ､lノッ ｜| | ｜ ┤寸 ｜| | l ┌z┐ ｜| | | Е|ヨ ｜| | ｜ ￣「｀ ｜| | ｜ ｜| 578 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 21:23:40 ID:QLag9UeY
＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ ……これはいったいなんだ？ なわばりを示すシンボルか？ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ……儀式めいたものを感じる。呪物？ ゴブリンが？ ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ゴブリンは魔法を使うのか？ ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ／ ＼ / ヽ. ‘， ;′ . i :. ', .′ i| ｉ l i : / ｲ ﾊ : | | | li .:′ i:{ i ,ハ. i | ト、 | 八 イ ,.斗=≠≡ミ :! _..斗≡ミｘ. l あー……そんな話をちらっと聞いたような、そうじゃないような。 _ .才! ´ :∧ ;ハ ！ヾ.j ¨:７i/ V ｀ ｰ ｲ_ ;「{:ﾊ. `卞ミ;L_ヾ{ V /７＿,.孑rｱ 〃厂 ¨ にっしても、ゴブリンの巣穴も下水並に臭いな。 / ヾi 《i ぅ笊i「` j / '乍芋i} 》; / i/ ′ 八 ヾ弋:::ｿ /／ 弋::::ｿ .: / 「 さっさと終わらせたいよ、本当。 /: : :} ＼:::::::.. i .::::::::/ / .′ l ／: : :.小 トミ:ゝ 厶ｲ .: l : : : : : :| ＼ ㌧､ -_- イ / 八 : : : : :ハ ヽヾ: :＞ ＜:.:.} / /: :. : : : : : : :i トゝ.:} ≧≦ {: :〃 /: : : : . ｨ-────-､ ／ ヽ / i､＿＿＿_,､ ヽ 集中力を切らせるな。水でも飲んで落ち着け。 / /::::::::::::::::::::::::ﾄ､ ヽ ／ |:::::::（__人__）:::::＼ 〉 | ､ k:::::::｀⌒:´:::::::::/ / （魔法、か。万が一に備えておくべきか） ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐:::_/ ｨｪｲ ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ＿＿ _ - ´: : : : :｀ ー ､ ／: : : : : :.:.ヽ: : : : : ::.:.:.:＼＼ ／: : : : : : : : :.:.ﾍ: :. : : : : : .:.:.ヽ.:＼ '´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ハ: :.l: :!: : : : : :l i: : : .: : . :. {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ハ.: !: : : :} |: : |: :.|: : : |::.:.:.:.:.:....:.:.:..:./.:.;.': /l: : : l : ;′ 二人とも、静かに。 |: : |: :.|: : : |::|: : ::.:___ｲ.:/;/Vく : :./}:/ ＼|: :.|: : : |:.|: : :∠rﾃﾃﾐ tり:.:/ l/ 奥に気配がある。 ＼|ヽ: :|.:|: : :弋弋zソ ヽ jⅣ }ヽ仆ヽ: : : :lN _ _／: :l ／￣￣｀`ヽ､: レ'´￣｀): : : :l ／ V `ー ﾕヽ.:.| | ﾕ､l../ | l ﾊ'′ 587 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 21:36:12 ID:QLag9UeY
＞i＼- ─ ＜ ￣ ヽ ＞ ´ ﾍ ＼ ./ ﾍ´ ＞〆 , ＞´ ＿ ﾍ、 / ﾍ＜ ／ ┏ ┓ i´ ∠´￣ 〆〈 ,、ヽ ,γ .〉 ／ はたして。洞窟の奥には大部屋があり、 { ´ｲ,i´ ∧〈（ Θゝ ﾉΘ） ソ凹ヽ ﾉ i i ヽ￣｀,i巛、￣ ｿ ヽ 数名のゴブリンが武器を携えていた。 / i i ｿﾞ iゝ-/ ﾍ ∨ i ﾍ i_ﾍ /卅ｿ .∨ 先ほどの戦闘の音を聞きつけたのだろう。 ∨ .i ヽ ＿ ﾍ_/￣ ＿＿ ∨ ∨ i i ﾊ ∨ 興奮した様子だった。 ∨ i , ＜i / ﾍ ∨ ┗ ┛ ∨ i |＼＿ ／ニニ| ハ ヽ , ヽ { } ノニニニ ニ ニ/ .∨ニヽiヘ| i ゝ _ノ ＜ニニニニニニニﾍ /ニニ | | / ヽﾍ〆iﾊニニニニ-=__＿＿＞ニｨァ亡|ﾍiヽ|ﾍiﾍ、 ／ ＼ニニニニニニニニニニ ∨ |/ ∨ / /ニニニニニニニニ二ニニニニニニ＞ / /ニニニ／￣￣ヽニニﾊ￣￣￣ヽ￣ ＿＿ ___ . |川川彡} . ＿|川川彡} . ／:. ＼l／￣＼ . <￣￣￣∨:. ∨￣￣￣> ┏ ┓ ＼[二二|: . ＼＼||||／／ : |二二]／ そしてその中に、あからさまに身体の大きい []￣＼|:＼[{*}>||||<{*}]／|／￣[]＼＿ 〈:. ／〈＼／〉＼ 〉 ＼ ゴブリンが陣取っていた。 . /￣|: ∧＼／∧ | ＼ /:. ∧: 凵∨∨凵 .:/. ＼ 背丈は普通のゴブリンの二倍ほどで、 . {::..__／}＼ `ニニニ´／{ ＼ Y /川＼＿＿／川＼ .／￣￣￣＼ 筋肉の量は比べ物にならないほど。 / /川ｌ川l川l川l川l＼＿＿＿＿＿／ ＼ ┛ | ＼＿＿＿＿＿／ ＼ | / ./ | :| | / | :|＼ . :|: / |:. ＼ | / |::.. ＼ | | ＿＿＿＿＿＿ _/ :| |＼＿／| , | ＼＿＿／ | | | ／.::| | |￣＼＿|＼ ／ ..:::| | | |＼＼＿＿＿＿＿／ | ／￣￣￣＼ | 588 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 21:38:48 ID:QLag9UeY
／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ / ,イ´ ﾄ､ ヽ （何だあれは。あれもゴブリンだというのか！？） ｛ ／ （①）ﾍｌ 〉 ヽ | / （__人__） ｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.|r┬-|＿_,/У ｲ ー￣三￣`ー'´[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ´ ￣￣￣ ｀ 丶､ ／ 、 ., ' ＼ / ＼ ./ ヽ ∧ ヽ ヽ / '. '. } '. | i ∧ i ハ u .i ! _|,. '^ﾍ‐ ､, | ､.l｣i|,､., | | （参ったな。あれは知っているぞ、ホブゴブリンだ。 '. ｜ 八＼ ﾄ､ | ｉ| | ∧ 八x行うミ ＼ . 行ﾃY| / 先祖返りだか何だかで、通常より体格がいいのは ヽ {＼ 《 {:::::ｒ'| ＼/ |:::ﾘ ∧ / ' | 八_|` ｰ-ゝゞ= ' , ｀ 八i／ | 見ての通りだ。……三人で掛かれば問題はないと | | | , ! i 八 ι ／ | 思うが、周りのゴブリンが問題だ。どうする？） 八 |ヽ ∧ ＼丶._ ＾⌒／ ハ 人 八 ＼| ∨ ヽ八ト-‐' ∧ﾊ￣l;/,ハ/ }／ ヽ ／ / ∠二 _ { / ｀ヽ '. ./ ＼＿__＼ / ＼ ヽ 590 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 21:41:46 ID:QLag9UeY
',ヽ :. , ,:::: / : l| l |l l :::. : :::: l| l |l l ﾚr= 、 i }::: .:/l l| ,.z=lニ「ヽ l ∠√l ⌒ l l::: .::/::l ,ｨ| ￣ l |l⌒ `} / _,.イ l ﾉ:::: （そーだ、さっきのドカーンってやつ！ .:::/::::l 」l ＼Ⅳ ＼ } /ィ仍 l} .::::::::::: ::.ィらl T孑云ﾃヾ 丿／´{じｿ l .::/:::::::::: あれ使えよあれ！ まだあるんだろ！？） /人.Λ ゝゞｚソ ／ y ¨ ﾉ::/::::::/)/ //＼, ＼¨ ／ィ´ .:::/l ./////Λ __＼ rv - イ ,ｲ //:::|i ///////ﾄ ＼ { _ ノ／/ﾉィ:/::::::|i ///////l ＼ ＼ ／////Λ::::::::::|l ///////l. ＼ ＼//////Λ::::::::|l ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ （あることは、ある。だが爆発範囲はそれほど / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（●）ﾍｌ 〉 広くはない。ああも広がられては、数を倒すには ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У 向かない。もうひと手間いるな。……そうすると、 ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ そうだな。うん、釣るか） 595 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 21:49:21 ID:QLag9UeY
┃ ゴ ゴ ホブ ゴ ゴ ┃ ┗ ┛ ┗ ┛ ┗ ┛ ┗ ┛ ┏ ┓ ┃ ┃ ウィッチャーの作戦はいたってシンプルだった。 ┃ ┃ ┃ ウ ┃ 広間の手前から、投げナイフや投石で攻撃。 ┃ 戦 盗 ┃ ┗ ┛ ┃ ┃ ┗ ┛ ┗ ┛ ┗ ゴ ゴ ホブ ゴ ゴ ┛ ┗ ┛ ┏ ┓ ┃ ┃ 近寄ってきたところを見計らって、爆弾を投げる。 ┃ ┃ ┃ ウ ┃ ただそれだけ。そして、それは単純に効果が出た。 ┃ 戦 盗 ┃ ┗ ┛ ￣￣ ｀`丶､ ／ 〈ノ⌒ ＼ ' ＼ ､ / | . / | | ', ､ ﾊ |＼ ', ＼ ｉ ｉ ､ i | ／ ＼ よっしゃぁ！ 一網打尽！ ｉ | | 、＼ |_ |< ''⌒ヽ| /――― ' | | |`＝＼{＼ ､从x==ミ /ノ / . ﾉ 从 ,x==ミ ＼ /ｲ |ノ ／ 人 { ＼ , | ,' | ⌒¨¨´ ヽ ＼ ﾊ⌒ __ 7 人 |_ | ﾄ个 Ｖ_ ' ／i:i:i:i / 〉 | l |:i:i:i ＞ _ イ＼:i:i:i/ /､ | l |:i:i/-=〈ヽ /-=ﾆ/ ｉ {＼＼ | l l／-=ニ＼ , -=7/ j/⌒)_=-＼ r―‐=l |-=ニニﾆ V-=(⌒∨〈 〈 ハ==-＼ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ （デカブツは健在か！） / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 大物は私が相手する！ 二人は小物に ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / とどめを刺してくれ！ λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 598 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 21:59:57 ID:QLag9UeY
＿＿ __/川川 __ ____ |川川川彡彡}／ |川川川彡三ﾆ- ┏ ┓ ┴――― ､ﾆ三ﾆ- ウィッチャーの銀の剣が振り抜かれる。 ／ ＼三ﾆ- / ￣ ＼ |||||| ／／／ 深々とした傷がホブゴブリンの身体に |＿|＼＿ |||||| ／／／ ＿＿＿〈: [{*}> |||||| ≪<{*}]_ ∧ 刻まれる。そして、こういった敵にこそ ._ -‐ /.:.￣￣ ﾉ ＼ ￣￣ :|／￣￣￣￣￣ ―-､ ｀ ‐- ￣￣￣￣ 〈:. {_∩＿∩_}__ 〉 ― ￣ ￣_￣￣ オイルの効果は発揮される。一太刀ごとに ‐- ヽ ／＿＿＿＿＿＼ | -‐ |￣|‐- | ∧冂∧冂∧冂∧、 :| .／￣￣ |￣| ホブゴブリンの身体は蝕まれていく。 |＿| ￣|∧凵∨凵∨凵∨凵ｌ} /／ |＿| ┗ ┛ / ＼二三三三三ニﾆ,/ :|´ ＼ ￣￣ ￣￣ ／| ／￣￣￣＼＿＿＿＿＿／川 .:| ／￣￣ 川l川川l川l川l川ｌ}}}.:::| ／￣￣ ／川ｌ川川川l川l川l川l}.:!＼ _ .. _ ．-= :.:.:.:.:.:.:.: `.....､ . , ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ 、 ┏ ┓ . ／:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:ヽ そして、爆弾で傷を受けたゴブリンは二人が . /:.:／:.:.:.:.:,:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:ヽ:.:.:ﾊ ,':.:/:.,':.:.:.::ｲ:,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l,:.:.:.:.:.:.i:.:.:.ﾊ 確実にとどめを刺していく。数が減ればそれだけで ,':./:.:.l:.:.:/;!:.,l!:.:.:.:.:.:.:.,':,' :.:.:.,/i:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.i . i:.:l:.:l:.:.:.:.:;:.:ﾊi:.:.:.:.:.:.,.':.:.:.:.゛／ .ﾔ:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.i 脅威は減っていく。戦闘は三人に優位に i:.:从l:.::.:.:lﾙ .ﾘﾄ:.:.:〃 ,' x' ﾔ:.:.:.:l:!:.:.:.:.:i .. ,.:.ﾊﾄ:ﾄ:.ゞ:l!ｨf示iVl/ ,ｨ示テぇ､ ﾔ:.:.l:i:.:.:.:. i 流れていた。 ,':,':.:.:l:.ゞ:ゞ:l!V :沁 ′ .Vr';;::::::ﾘ./:.:./ｿ :.:...′ ┗ ┛ /ﾒ',':.:.:l!:.:.:.:.八 `ｰ'ﾞ , 乂;;::::ﾂ/:.ﾚ'´:.:.:.::.:,' ,.ｲ,,':.:.:.!ﾊ.!:.:..l.:.:.>、 、 _ /:.:.i/:./:.:.:l:ｲ ﾘiｌハ.! ヾﾄ､l.γ 丶 , ｲ:.:.:.i :./:.:.从八 . ﾘ ｀ ｀ .ｿ V｀ ‐ jﾉﾙ,:.ﾘ入ﾙﾘl!｀ '. 〃 ｲ:.:l,ﾘ" ヽ ,′ 〃 彡"´ i ↓new！ ┃ シャ ┃ ┗ ┛ ┗ ┛ ┗ ┛ ┗ ┛ ┏ ┓ ┃ ホブ ┃ だから、それの存在に気づくのが遅れた。 ┃ 戦 盗 ┃ ┗ ┛ ┃ ウ ┃ ┃ ┃ ／￣￣＼ / ＼ ＿_| ＼ ／ ＿ ＼ [_*_> <*] ／|f´／ﾍ ＧＯＯＯＢＵＵＵＵ！ ＼ ＿＼_〉/ | |'く＿ノ ] 〈∨ ∨〉 |__ ￣￣＞ ／￣|＼ ＼∧/ |三|￣ ┏ ┓ ／ | ＼＿/￣＼. |三| 不気味な咆哮が洞窟にこだました。 / ＼＿ ＼ ／＿＿ ＼ | | | ＼. | | 途端、三人は眩暈に襲われた。 /￣| ＼ | | / | ／|＼ | | | 睡眠の呪文である。 ┗ ┛ けけけけ結婚しよう！ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ ┏ ┓ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 動きが鈍る。足が止る。戦闘中において、あまりに致命的な隙だった。 ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / ウィッチャーは必死になって、でたらめに足を動かした。 λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ┗ ┛ ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ /: : :} ＼:::::::.. i .::::::::/ / .′ l ┏ ┓ ／: : :.小 トミ:ゝ 厶ｲ .: l 娘たちも同じだった。朦朧とした状態で、動きを止めている。 : : : : : :| ＼ ㌧､ -_- イ / 八 ┗ ┛ : : : : :ハ ヽヾ: :＞ ＜:.:.} / /: :. : : : : : : :i トゝ.:} ≧≦ {: :〃 /: : : : . 615 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 22:20:36 ID:QLag9UeY
／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ （目を覚ませ！ 呪文を払え！ ええい、何故攻撃してこない！ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 俺を殴れ！ 娘たちを殴るな！） ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ＿＿＿ |川川川 |川川川 |川川川 ／￣|川川川￣＼ / |川川川 ＼ / ＼川／ | ＿＿__ |￣￣￣￣＼＿/ | ／ ＿ | ┏ ┓ ＼ [￣￣＼ | |／ ／／_／ ウィッチャーは気付けなかった。ホブゴブリンもまた ￣＼＼ .:| lL ＼＼ |||||| ／／ ,｣| _／／／ ｌ¨ｌ＼＼| l |＼ ＼＼||||||／／ ／|| |／／!¨! 呪文の効果を受けていたことを。ゴブリンシャーマンは |l | ＼／ ＼|{*}>__||||||__<{*}]|／＼／ | l| 凵 ＼ ／> <＼ ／ 凵 味方を効果範囲から外すことを失念していた。 } ／〈＼＿／〉＼ { ∧ ∧ ＼＿／ ∧ ./ そもそも、そのような事を思いもしなかった。 ∧ 凵∨∧∧∨凵 / ┗ ┛ ／llｌ＼ ＼二二二ﾆ／ｌ|ｌ、 川/|川ｌ川川l川l川川l川l＼ ／/川ｌ川川l川川l川川l川川l}} 川川l川川l川川l川ｌ川l川＼ ｨ-────-､ ／ ヽ / i-──--､ ヽ ええい！ / /（①）:::::（①ﾄ､ ヽ ／ |:::::::（__人__）:::::＼ 〉 ┏ ┓ | ､ k ｀⌒ ´ / / いち早く呪文の効果から脱したウィッチャーは、袋から取り出したものを ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐ _/ｨｪｲ ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ シャーマンに投げつけた。それは小さく爆発し、きらきらとしたものをあたりに広げた。 /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ┗ ┛ ＿__, . . ＜: : : : : : ¨ ≧ｭ． _ ／ : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ . ,:': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ : : : ', ,'::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ', :', : ! ┏ ┓ !::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l :.!.:7 同じく、朦朧状態を振り払った二人は、ホブゴブリンに攻撃を加える。 ',::::::.. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : N :l:/ ',::::::::. . : : : :.', : : : : : : :{ : : : :∧ ｲ 細剣が、短剣が。傷を刻みオイルをしみ込ませる。 . Y::::::::::.. : : :.ﾍ : : :ヽ : ﾍ: : : : ∧ . l::::::::::',:::.. : : ﾍ: : : :', : :ﾍ: : : : :l ホブゴブリンが咆哮を上げて血反吐を吐いた。 . j:::::::::::l:::.. : : : :! : : :.! : : l : : : :j ┗ ┛ ヽ:::::::::l::::::::j.. : l : : :.l: : :7 : : : ,' `⌒У￣￣＞rｰ'─'＜ : / ,.イZ=イ / ` //込 ＞ ． j//ムY⌒yｭ, - v -=v⌒yjr- ､ //////＞zｭrz云斗七7///// ﾍ . //////////////////////////l! 624 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 22:29:55 ID:QLag9UeY
＿ ／|f´／ﾍ | |'く＿ノ |__ ￣￣＞ ＧＯＢＵＧＯＢＵＧＯ！ /￣￣＼ |三|￣ ＿l＼ ／ |＿ |三| ＼[_*><*_] |／ | | ┏ ┓ ＿| 〈__/ /￣＼ | | そこに、奇怪な叫びが再びこだまする。 ／ ＼皿_/ ＼ | | ／ ／ |￣＼ ＼ |三|、 焼き払うための、炎の矢の呪文が。 ／ ／ | | ＼ ￣￣ { 彡' ┗ ┛ . / |￣￣ ￣j ￣￣￣ |￣| . | | | |＿| ＿ ／|f´／ﾍ | |'く＿ノ |__ ￣￣＞ /￣￣＼ |三|￣ ＿l＼ ／ |＿ |三| ＧＯＢＵ！？ ＼[_*><*_] |／ | | ＿| 〈__/ /￣＼ | | ┏ ┓ ／ ＼皿_/ ＼ | | しかし、膨れ上がった魔力は、突如霧散した。 ／ ／ |￣＼ ＼ |三|、 ／ ／ | | ＼ ￣￣ { 彡' ウィッチャーの投げた輝く塵が、それを妨げたのだ。 . / |￣￣ ￣j ￣￣￣ |￣| ┗ ┛ . | | | |＿| . | | _j＿__o＿＿| 625 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 22:33:05 ID:QLag9UeY
＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ おおおおおおおおおお！ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / ┏ ┓ λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У 吠えるウィッチャーの銀の刃が、ホブゴブリンを仕留め。 ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ ┗ ┛ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ - ― - ／ ＼ / - ― ミ ＼ ' ／ ＼ ＼`､ くたばれクソゴブリン！ ｉ / `､ | ' | | }／'ｉ ＼＿_ --､ ﾉ /从___|＿| 〃,,,斗 ｉ ／ _＿__r へ-＜/// } } ＿＿ 彡 'V ∨V笊ヽ 从,斥人V⌒(_＞く:.く ____ ＼ ヽ__）// | | ⌒ ＿＿彡 ／ x=≠==ミ}／ ㌻ {「￣￣ ｉ: : :}: : : :.:ト _,） |=-‐ ￣ ／ ー=彡へ 弋vｚ ソ }_ く Y |: : : : : : : lへﾉノ .. ／ 八 ＼ _ ' -====Ｌ! |: : : -==-|イ ┏ ┓ ／ ／ _ ,, -＼ ＞_ -======-＜ ___|‐‐‐=ミ:ソ/ 二人の乙女の攻撃が、シャーマンを打ち倒した ／ ／ r''/////|/乂_ -=======-く / ∨ニ＼ /彡/ ┗ ┛ ＿ ,, ／ |//////＞''-======- / ヽ /ニニﾆ=-＜:{ ／ ／ }///> ''-======-r''ー ､ /' ﾉ'ニニニニニﾆ＼ .. ／ ー／ {＞''-=======-く_ｿ=====（ /ニニニニニニニ=ヽ‐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━ ━━━━ ━━ ／ ＼ ＼ ヽ / ＼ ', ', | | i ヽ | ', |i | | | | ､ ＼ |l | 从＿_|＼＼ ＿_,|＿| i＼ ＼ |l | 人＿_≧彡＼'' ￣|'⌒ | ＼ ＼ あっぶねー！ 死ぬかと思った！ ___ノ^ヽ ' |￣￣＼､ | | |/ゝﾉ } 丁 ￣￣ /⌒'!＜ Ⅵ ＼| | l⌒Y ' | 呪文こえぇーーー！ 从 ＼ ､ } ,,.ノ |_ ノ ,/ | | ､ 八 ＼ ＼ ＼ x====彡とつ r=彡' | | i＼ ､､ ￣￣￣ ^⌒^´/ i j＼ 人 j＼|＼＼ ゞ==彡 } /／/／/／/／/ | ' ＼ ＼ , ＼＼ とつ //ヽ ノ / /i ）x ＼ ＼ ＿ ／⌒7' / ＼ ＼ /⌒ヽ ―― ' ／ /' | ＼ ＼ |≧―‐个 ／ | / | ＼ ＼ |i | --イ | ,ﾞ | ＼ ＼ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ （おお、失態、あからさまな失態。知識不足……！ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 師に知られたら何と言われるか……！） ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ´ ￣￣￣ ｀ 丶､ ／ 、 ., ' ＼ / ＼ ./ ヽ ∧ ヽ ヽ / '. '. } '. | i ∧ i ハ u .i ! _|,. '^ﾍ‐ ､, | ､.l｣i|,､., | | '. ｜ 八＼ ﾄ､ | ｉ| | いやあ、肝を冷やした。に、しても。 ∧ 八x行うミ ＼ . 行ﾃY| / ヽ {＼ 《 {:::::ｒ'| ＼/ |:::ﾘ ∧ / ' 最後の呪文は何故発動しなかったんだ？ | 八_|` ｰ-ゝゞ= ' , ｀ 八i／ | | | | , 投げたあれが関係しているのかい？ ! i 八 ι ／ | 八 |ヽ ∧ ＼丶._ ＾⌒／ ハ 人 八 ＼| ∨ ヽ八ト-‐' ∧ﾊ￣l;/,ハ/ }／ ヽ ／ / ∠二 _ { / ｀ヽ '. ./ ＼＿__＼ / ＼ ヽ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ……ああ。ディメリティウム爆弾だ。 ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / あれは、呪文やそれに類するものを λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ 阻害する効果がある。 /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 635 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 22:45:55 ID:QLag9UeY
￣￣ ｀`丶､ ／ 〈ノ⌒ ＼ ' ＼ ､ / | . / | | ', ､ なーんだ！ そんな便利なものがあるんだったらさっさと…… ﾊ |＼ ', ＼ ｉ ｉ ､ i | ／ ＼ ｉ | | 、＼ |_ |< ''⌒ヽ| /――― ' 高いんだよ＞ | | |`＝＼{＼ ､从x==ミ /ノ / . ﾉ 从 ,x==ミ ＼ /ｲ |ノ え。 ／ 人 { ＼ , | ,' | ⌒¨¨´ ヽ ＼ ﾊ⌒ __ 7 人 |_ | ﾄ个 Ｖ_ ' ／i:i:i:i / 〉 | l |:i:i:i ＞ _ イ＼:i:i:i/ /､ | l |:i:i/-=〈ヽ /-=ﾆ/ ｉ {＼＼ | l l／-=ニ＼ , -=7/ j/⌒)_=-＼ r―‐=l |-=ニニﾆ V-=(⌒∨〈 〈 ハ==-＼ ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ ティメリティムは、高いんだ。くそ、オイルはほとんど / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 採取物で作ったとはいえ……これ、儲け出るのか？ ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У かなり厳しいかもしれん。 ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ 640 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 22:48:45 ID:QLag9UeY
＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ 大物に、呪文使いに、数。何が初心者用の怪物だ。 / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 こんな厄介な怪物、そうそう居ないないぞ……！ ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ┏ ┓ ウィッチャーはそう毒ずくと、洞窟の探索を始めた。金目の物や、錬金術の材料を見つけて、 少しでも出費を補填するために。 ┗ ┛ 641 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 22:49:58 ID:QLag9UeY
／ ＼ // ＿＿__ ／ / ＼ i ', ＿ ＿ ﾆ=-‐ i| ,' /ト | ＿ ／-=ニ ＼ ／-=ニ=‐---- - ＞―‐| 《ｆ午㍉ノ ' ／イ i ／-=ニニﾆ=- '-=ニニニニニﾆ ＼ ￣ ｉ 八 乂 ソ`/ 斗ミ､ | ,'-=ﾆニニニニ| ,'-=ニニニニニニ ､ / }', トゝ ノ ''" vソ ' 人 ノ-=ニニニニニ| ,'-=ニニニニニニ }＼ |∧人 ､ _ ∠彡 ｲ V-===ニニニニﾆ| /-=ニニ≧＜ニニ ＼＿ ､ ＼ イ ｲ ; -=ニニニニニニ| -=ニニニﾆ=- ` ― 〉､ ゞ＼＼ﾊ¨´／ ⌒７ | i/-=ニニニニニニニ| -=ニニニニﾆ=- ﾊ＼ } }}＝＼トｒ―＜ , -=ニニニニニニニﾆ| ｉ-=ニニニニニ=- ∧ ￣', /:. :. :. : ＼v―': ､/-=ニニニニニニニニ| -=ニニニニニﾆ=- つづく！ / ∧ ､ {:. :. :. :. :. :. ＼:. :./-=ニニニ ＞――＜=7 ｉ-=ニニニニニﾆ=- , ∧ 人:. :. :. :. :. :. : ）:.'-=ニニニ ７ ―― ヽ ｜-=ニニニニニﾆ=- ／ｉ / ､ /:. :.＞ ――''" ７-=ニニニﾉ ／ | /＼-=ニニニニニ=- |,' 〈:. :. ／´ ＿/-=ニニ／／ ,＿ ,' -=====- ', / ＼' ／／ﾉ====-''"／ {― ｉ ', ./ /' |＼ ／-= ７＞ミ／ ／ ﾉ＝､ヽ ' / | {/-=ニ|//// ／ /=== ',=- ｉ ／ ',-=ニ7/'/// 人 ====ｉ=ｉ | / ', ',-=７////-===- _ ／ ヽ-=ﾆ|=| | / ',-7////_ニニニニニニ=- -==７ ,' `､ V/// }￣￣ -=- '" ヽ７ ノ ＼|///'￣￣￣＼} }{ / ' ∨/ / i:| ' ､ ／ 八 ／ ＼＿ ／ /==- ､ ／ ＼ , '^ ー―――‐=彡 ＿＿ 怖いヨなぁ。 基本内ゲバでそこまで成長できないみたいだけど 全部の巣穴が初見殺しみたいなところじゃないから（震え声 658 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/21(金) 22:57:34 ID:QLag9UeY
ウィッチャー３も、ＤＬＣ全部入ったやつがお値打ち価格だと？ これは検討する価値があるんじゃないかな？ 659 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/21(金) 22:58:40 ID:jLQgHojC
初見でね。俺ならジャンプの感覚見誤ってクリボーに当たったり、 地割れに飲まれて普通に最初のステージでゲームオーバーすると思う もしかして：クソゲーor超能力者、エスパーのみクリア可能 いやゲームとしてなりたってないんでは… 662 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/21(金) 23:08:11 ID:BDe0qUtp
ウィッチャー３のGOTY版はまじでくっそボリュームあるからすげーわ GOTY版は「本編＆DLCストーリー２つ」のセット DLCの片方がシナリオかなり長い 664 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/21(金) 23:10:45 ID:3R2Oarua
そうだよね リアルな話雑魚でも色々やる罠 遥かな昔のロードスリプレイのパーン君が どれだけ無理無茶無謀だったのがよくわかるお話ですね 668 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/21(金) 23:20:17 ID:llHgqwJN
ゴブリンは少数のノーマルだけだったら、よっぽどしくじらん限りは雑魚だからなぁ どっかで転けると死ぬ雑魚でもあるが 669 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/21(金) 23:21:09 ID:DHYnxE6A
ちなみに巣の近くにハチトラップを仕掛けると、一週間で軍隊＆オスが 全部引っかかって死ぬレベルだったりもする。 670 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/21(金) 23:21:17 ID:+GRHUQRi
アドベンチャラーズ・エンダー その２412 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:19:55 ID:nvytNnSe
=-‐, |;';';'ﾊ ┏ ┓ =--;{ ウィッチャーとは何か。これを、北方諸国や帝国などの一般人、平民に聞けば . ﾔ;ﾊ ﾔ;'ﾊ このような答えが返ってくる。 . ﾔ_;ﾊ , ミ {;';';'ハ _ , , -=;';'r;'､; ト 怪物退治の専門家。金と引き換えに恐ろしい化け物を退治する連中。 _ , ﾉ;';r‐:､;'¨;'¨};';';';';';';'¨';〃 ;';';{;';';';'ﾑ__};';＞= ‐ ¨´` ′ そして、自身もまた、怪物。山猫のような瞳を持つ者たち。 ;';' =-‐ﾑ;';';';{ﾊ }_;'=≦ﾊ 忌まわしい呪いで己の身体を改造した変異体達。鋼と銀の剣を背負う者。 . ﾔ ﾔ: :ﾔ ﾔ ﾔ: :ﾔ 魔法使い。魔法剣士。つまるところ、一般的にウィッチャーという存在は . ﾔ ﾔ: :ﾔ ﾔ ﾔ: :ﾔ 知られているが、その深い内容についてそうではない。基本的に彼らの . ﾔ ﾔ: :ﾔ . ﾔ ﾔ: :ﾔ 生活には（怪物が身近に出ない限り）関係のない存在だからだ。 ﾔ ﾔ: :ﾔ . ﾔ ﾔ: :ﾔ 故に、誤解も多い。 .. ﾔ ﾔ: :ﾔ ┗ . ﾔ ﾔ: :ﾔ ┛ 413 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:20:52 ID:nvytNnSe
ｨ-────-､ ／ ヽ ゴブリンスレイヤー・ウィッチャー / i-──--､ ヽ クロスオーバー二次創作 / /（①）:::::（①ﾄ､ ヽ ／ |:::::::（__人__）:::::＼ 〉 「アドベンチャラーズ・エンダー」 | ､ k ｀⌒ ´ / / ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐ _/ｨｪｲ ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 416 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:23:42 ID:nvytNnSe
| ＿＿＿＿＿ | | |.::..:..:..::::..:..::.:..| | ┏ ┓ | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |ヽ 未だ、残暑の厳しい季節の頃。辺境の街の | |.::..:..:..::::..:..::.:..| | ヽ | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |＼ ＼ 冒険者ギルドに、フードを目深にかぶった | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |.::..:＼ ＼ | |.::..:..:..::::..:..::.:..| |.::..:..:..:＼ ＼. 青年が現れた。二本の剣を背負い、金属で ￣￣ ＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .＼ ＿＿＿_＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__＼. 補強された皮鎧を身にまとった青年が。 ────|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ┗ ┛ .::..:..:..::::..:..::.:..| ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿ | .::..:..:..::::..:..::.:..| └┬┬┘ └┬┬┘ └┬┬┘ . | .::..:..:..::::..:..::.: ￣￣ └┘￣￣￣ └┘￣￣￣ └┘￣￣ .lニニi i＼,―─┴─┴――‐､ i＼ |＼i＼ ＼|＼i lニニi |＼|￣＼ ＼,| i＼,―─┴─┴――‐､ i＼ |￣ | `┰―― liニニi―┰| |＼i＼ ＼|＼i ┃ |＼|＿＿| ┃ |＼|￣＼ ＼,| | | |￣ | `┰―― liニニi―┰| lニニi ┃ |＼|＿＿| ┃.. i＼,―─┴─┴――‐､ i＼ | | |＼i＼ ＼|＼i |＼|￣＼ ＼,| |￣ | `┰―― liニニi―┰| ┃ |＼|＿＿| ┃ | | 417 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:29:24 ID:nvytNnSe
― ､ ＿＿ _／: : : ＿_: : : : : : ＼ ／: : : ／: : : : : : ヽ : : : :＼ /: : : ／ : : : : : : : : : :l : : : : : ヽ .′: :/: : : : :, : ;l : : : : :|: : l: : : : . ､ . |: : : ′ : /_l_:/ | ; : : |_|: : |､ : : : : i /|: : ;|: :l ;/´ l/ И: : :| |｀l |､i: : : : :l . /: |: /:|: :l/ _′ | : /|/ !' l: : : : :! いらっしゃいませ。ご用件は何でしょうか？ ｌ: : :/: :|: :| ,ｨ==ｭ.､ /／ ｫ==ｭ､ |: :/ : l . 丶: : :( |: :|'´ , ｀l:/ : : | ,＼ : |:N /: : : / ┏ ┓ .′: : :|:| :ゝ r― ┐ /: : : / 青年を正面から見た受付嬢は、すぐに彼の異質さに気が付いた。 . 丶: : : |:| :l ＼ 丶＿.ノ ／l :/ / . ＞: ｌ:| :| : : ＞. -- イ､ ﾚ'l/ 瞳が獣のそれであることを。それに少しばかり驚いたが、それだけ (: : : :＼|: /:〈､l !, l:.､ ＼ : : : : : :/ ＼ ／ |:::｀:..-.. だった。なにせ―― ,..-.::´::::ｌ:｀ -: ､'ヽ ∧∧ |:::::＼:::::＞...､ ┗ ┛ . |:::､::::::/::＼ ｢｀ｰ､!/〔____〕､ |::::::::/::::::::::/::i . |:::::l:::::＼::/´< > 〈 〉 〈 ｰ!:::::/::::::::::/:::::| .. /|::::::!:::::::/:ﾚ^.'｀^V / .l ﾉ::::::＼::::::l:::::/ ｌ::|::::::∨:::＼Y: : : :ﾄ､' |／::::::::::::/:::Y::::∧ |:::::::::/:::::::::::/´ｌ : ﾉ: l、 ／::::::::::::／:::::::l:::::::::} |:::::::::!:::[千川]:l;/:∨／::::::::::::／:::::::::::::!:::::::::l |::::::八::::::::::::::::::::::／::::::::::::／:::::::::::::::::ﾉ.:::::::::! . __,ノ { _ } ＼ ＿＿_＿＿ ＞ -‐……‐-ミ ＼ ＼ ＼::.................｀..'''- ､___＿ ＿_ . ⌒／ ‐--‐‐ ＼⌒V＼ `、 ＼::::::::::::::::::: ﾄﾞｬｧ-｀´<-､_ニ＝＝＝＝＝＝=ァ / ---‐‐‐ -‐‐-ミ ___ ＼} ＼「￣ ｀ ー_,..､ヽ､_r_-_----――――'´ ___{ -‐‐-ミ //⌒ヽ‐-ミ __ ／￣｀´｀ヽ＿,イ//ﾉ ヽ ｀ ヽ . ⌒7/ 斗r㍉ { 「] { { {⌒ <- ､＿___,.､ ￣ / | ノ｀＼r-r=ニヽ / {丿〃└ ,′ V‐--‐ ＼∨} ヽ l＿_ ーニ==-/三ヽ_/ Y´ ∧ヽヾヽ､ {/ }{ ´ ￣ {r _ r} } `、 ￣ヽ､ヽ三三三三三三〈 / .トr――=-r― f′、／＾⌒¨¨¨⌒＾＼ / } ー＼三三三Y ＼ / | | | . 乂_‰ ノ1＾1＼{＼ ＼_乂 >三三ソ V | | ー―- | /／}/い=┴┴=≦ ＼{ ／ |ヽ／ / | .| _ゝ_ } i|＼_＿___ ィl/ ヽ | | |-――=≡三 ／丿￤ i| ＼ ＼── 、 ,ノ// ,.ﾍ | | .|三三三三三 . , …━く 川 | 川刈 / ／ /,.l ///A | ｜ |三三三三 . ┌─ｭノ ＼ | | ‐/ / / | l | / リへヽ | !! | |三三三三 . / } _＿__丿 /ﾍ| / // / | l |＿l | ヾヽ＿,. -､_＿_／ /三三三三 ../ { ＼ / ‐Ξ/ // / | l ーr-'ヽ /ーr'´ ,>―--'´三三三三三 ┏ ﾋｭｰﾑ ｴﾙﾌ ﾄﾞﾜｰﾌ ﾘｻﾞｰﾄﾞﾏﾝ ┓ 冒険者という連中は、とにかく個性的だ。種族だって多種多様。只人、森人、鋼人、蜥蜴人 ﾚｰｱ 圃人に獣人、エトセトラ。たかが瞳が違う程度、なんだというのか。 ┗ ┛ 418 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:35:38 ID:nvytNnSe
／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ 失礼。 / ＿ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ……冒険者になるための、手続きをしたい。 ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / よろしいだろうか？ λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ┏ ＮＰＣ ┓ あからさまな祈らぬ者どもならともかく、このように言葉を交わせる。問題はないと 彼女は判断した。なんだかんだでベテランなのだ。 ┗ ┛ { : : /: : : : : : : : : : : : : : :} V: : : : : : : : :＼ : :} /: :./: : : : :| : : : i}: : : : : : } ∨:. : : : : : : : :.＼} . 〈: :}: : : : : :.j|:. : :.,j|: : : : ---- ミ∨: : : : : : :乂: : ＼ ∨:. : :. : :斗: : 7 |: : : } :/ }:. : : : : : : : : :.丁 それでは、こちらの用紙に記入を /:.:{: : : :′| : / |: : /}/ ＿ :| : : : : : __: : {: :' {: :.{: : :.ｉ| ノイ＿ﾉ／ ｘ≠ミ ﾉｲ: ://´ｨｧY:∨ お願いします。文字は書けますか？ 乂:{: : :.ｉ| ｘ≠ミ ノイ/ 〉-'/＼', 〉, : :小 , イ／ /: :':.:.:.|圦 {‐く､ 勉強してきたが、間違っていたら指摘してほしい＞ ＼:.': :| : :::. ｒ ｧ { }:.Ν: : :个 イ {ｧ､ . 八: : :ヽ ｿ:〈 ＞ ＜ ｡si〔/∧ はい、かしこまりました。 . ＼ ⌒ヽﾉ ／{ ｡si〔 /∧ 422 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:45:16 ID:nvytNnSe
／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ ……すみません。種族の所なんですが。 / ＿ ヽ はい、どうぞ＞ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 混血の場合はどのように書けば？ ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 自己申告でどうぞ＞ ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / ……了解しました。 λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ┏ ┓ 受付嬢は獣人との混血かな、と誤解したが実際の所は違う。彼の出身地である北方諸国や帝国では 森人と只人の混血がかなり進んでいた。純血の只人が珍しいといわれるレベルなほどに。もっとも、 混血であったからと言って露骨に森人の特徴が出るのもまた珍しい。彼も、森人の特徴は身体に出ていなかった。 ┗ ┛ ,. - ￣: : : ￣丶 /: / : : : : : : l : : : ヽ /: /: : : :l: :l: : lヽ:l : : :. (y:.l: : l:/ l:/ｌ:ﾉ:l ｨミ､:.l:.l ｌ: : l: : lｌ'⌒ j/l/ V: l （剣術、簡易の魔術、錬金術、ですか。装備もかなりのものですし、 ,Y:l: : l ｨ=ﾐ '⌒j: j ゝ 〉: ', :l:ゝ ' l:/ 傭兵かなにか……にしては、学も収めているようですね） 八: ヽl:.丶_ ｀ ´ ィ:l ヽ: ): ノヽ＞＜_ ヾ ┏ ┓ ,ィ {: : : ヽ: :l,ィヘ !ヾ￣ ヽ 書き込まれたことが真実であることが前提だが、彼女の経験からしても l ', ＼: ノV_ l¨∨《 ｌ l l ∨ Y__∧ l､/ 》 ∨ .' ここまで最初から技能を修めた新人が来るのは大変珍しい事だった。 . l ): : : l/ -'" ', l ┗ ┛ 〉 l イ/)/'" ハ ｌ ', 〈o o / ' ', ', 〉 l / l / / l ,' 423 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:48:38 ID:nvytNnSe
＿＿ .: : : :. :. :. :. ／: : : : : : : : : : : : : : : :.＼ /、.: : : :./: : : : : : : : : : : : : :.、 ,＿／ 彡 }_ -‐っ/}: : : :∧.: : : : : :.、 ／{ { ｀ ´_ -‐´ / ｛ ┼-、}.: : : :.} ／ ＼ゝ 、 ( /_／ {ノ}ノ ｿ}.: : : :.{ ／ ／ |: :＼ ｝{ _ 了圷 |: : : : :.＼ ＊ 冒険者基礎ルール説明中 ＊ { ＿ ＜ 〉: :｛: : {ー-‐ 弋乂} }: :/ /￣ 、 ＼{: :＼: :∧ ｀ / /: :{ ＊ ゴブスレ世界の冒険者等級は信頼度です ＊ ＼ 〉ミ: : : : :.、 ヽ ノ / ｿ＼{ ＼ ﾍノ⌒{_: :__＞ ＿ イ ＊ どんだけ能力があっても実績積まないと上がらないぞ ＊ ＼ {, -‐-、{´ ／ {＿ -‐ , }‐- ＿ ∨// ／ ∠-/ /＼／ __/ / ｀、 ＊ 入っていきなり高ランクとか無いから！ ＊ ∠ ∠＿__ {／ ノ ´ <´ 〈 、 ／ﾁﾋﾛ／レ ´ _ -‐´ | T￣ ／ ／ ＼ { / ／ ∧ ＼ ∨／ / ＼ ＼ } 、０ ０ / ＼ / ＼ / ＼ ＼ ／ ／ / ＼ ＼ 424 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/20(木) 20:49:48 ID:tXgyjw91
427 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:51:18 ID:nvytNnSe
＿＿ ／￣´ ｀＼ / ＼ / ｨヘ､ ヽ ……なるほど。では、さっそく仕事を受けたいのですが。 / ／ ヾ ヽ / |/（①） ＼ ヽ { 〈 （__人__） > ／ ｲ ト ゝ＿ ｀ ⌒´ イ_∠_ｨ_イ´ ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ ん＿ ＝ ー三 イ､_＿─＼ _ ,／: : : : ― : : : :-―: 、:＼ ／: : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ /: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::. ; : :ィ: : : : : : : : : : ハ: : : : :l: : : :ヽ: : ::. ,:{: :/:|: : : /: : :/: :|::| : : : : :ﾄ: : : : : : : :: . /: У: |: : ;: : : ｨ:_:斗匕 |: : : :刈:_:ﾊ: :}: : ::. {: : : : : |: : |: ７ﾑzf示ミ ,: : :ﾙ x=-ミVl: : : | 人: : : /|: : |:/Y´rぅﾊ /:／ rぅﾊ Yj: : :人 ええっと、流石にお一人だけでお仕事を l{ {:＼: 入从 { 弋ツ 弋ツ 八: ｲ:{⌒ {: : :圦い: :＼ 、 ル': :ﾉ お任せするわけには……。 ,ゝ: : : :ヽ}: :{⌒ 从: :/ だめですか＞ {:ハ: : : :ム:个: . _ _ 八: :{ 新人さんですし、ギルドとしては { ,＞ト: : ソ: ﾊ＞ 、 , イ..||...＼ト､ ,xｒ.'........{: : :＼:ﾉ: :} ＼ ァ ....||............ハ 最低でもペア。できればそれ以上の {......ヽ.....ゝ: : : ヽ:ノ ノ天! /....jj........../....} {..........Y⌒y⌒厂）..V Y⌒y＼/....〃........f...... パーティを組んでいただきたいところです。 '..........{__〈＿人__)......ﾏ〉-〈 /.....《............{..... 彡ミﾐヽ 彡三ミﾐユ_ 彡'⌒7´ _｀ヽ_ ＿ / _ﾉ´l l l l l) ／: : :.:｀ヽ ┏ ┓ /´ ￣ ｀ヽ〈 C_r:::::::::ｧ' ｀ヽ: : :, ィ: :.', 青年は店の中を見回した。冒険者は確かにいる。 い ノ |＼ ｀¨¨´) __ノ‐, ィ´: : ::| /⌒T´ ＼二ﾆﾆフ´ ,.ィ´:.:: : : : : | 声をかければ、パーティとやらに入れてくれるだろうか？ V´￣｀ヽ「L '´ ,. ィ´L_ﾉ｀ヽ: : : : : | _L ( ⌒ﾄ､_」´ ｀ﾆ|´. : ｀ヽ:_:_): : : :| 彼には判断基準がなかった。 ( L __ノ｀ﾆ´_＿／￣{: : : : : : : : : : :.:.l ┗ ┛ ﾉ く´￣ヽ /´￣ヽ:: :: :: : :: : :/ ( L＿ノ ＼＿,.ｲ__/´￣|: :: : :: : ::/ L__ ｀ヽ / |: ::.: : :／ ／￣｀ヽﾉ ∠L__／￣｀ヽ ￣￣￣ ￣￣ ＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ （安物の鎧？ に、しては……これは、血の匂いか？ / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 持っている雑納からも、いろんな匂いが漂ってくる。 ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / 体格が恵まれているわけではないが、筋肉はついている。 λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ 新人ではない……あ、銀の札を下げている。新人じゃないのだな） /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 433 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 20:59:56 ID:nvytNnSe
＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ （そうか、今貰ったばかりの陶器の札。白磁？ とかいったか。 / _ヽ_､ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ これと同じ札を下げてる連中なら、私と同じ初心者というわけだ。 ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / それを探せばいいわけだな） λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ＿＿ ／￣´ ｀＼ / ＼ （ふうむ、白磁、白磁……人は多いが、探してみると / ｨヘ､ ヽ / ／:::::::::::ヾ ヽ 意外といないものだな） / |/（①）::::::::::::＼ ヽ { 〈 （__人__） > ／ ｲ ト ゝ＿ ｀ ⌒´ イ_∠_ｨ_イ´ ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ ん＿ ＝ ー三 イ､_＿─＼ 434 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:04:47 ID:nvytNnSe
ハ ／＞ " ´ / i ｀ " ＜', ／ ヽ', {､ ＼ / ´ / -_ "_/ } ! ! 丶 ／ .ｨi!', /∧ 丶′ i_, A- ∧ , / |―A- ､｀< ／// } （あの疲れ気味の娘は……黒い札を下げてるな。 丶//＼ /' , ､ i ∨イ / / ∨ / ＼.イ//／- ､ 丶_//'i ﾄ { ＿､!,__∨ / ﾚ＿__ レi ト/イ ) さっきの男と同じ血の匂いだ。同じ怪物を '､∥! ､ i_ｨ,'T::::::T У' /T::::::Tヾ_j ､-_-_ ､| ／ i{､ ､ ＼､｀ ゝ ' ゝ ' ´/,∧ﾏ ∧∨' ／ 退治してきたのだな。それと鉄の匂いもする。 ､ iト､ ∨', , ´/: 〉｀__' ｀<／ , 丶i:', ＿＿ /イ/ , ' ＞_/ ∨ 服の下に鎖帷子でも着こんでいるのだろう） i! ﾏ ､ 丶 _ノ ｨ:::/ / /::ハ￣ , ∧ ',:::〕ト _ _ 斗匕:::/ ′,:::/ 丶 { ／ ,､ ,::ﾘ:::Tト＿ｰ＿,r "]:::::/ , i {::,:∨ ∧r γ /:::丶 ∨::::|ヽ寸ﾆア / i!_/ /:::! :!::{:::∨ ∧ / _/_,,斗-＼ ∨´ 丶Y γ / イ ∧ ､ ､r ｖ,,_ / ''" // ,' ,' ﾄ∨ γ⌒ヽ {/ ! / 丶 ＼ } ! ヽ ＿＿艾ﾆ寸＼ﾄ､ __≧＼＼}＼:i:i:i:i:i∨i| ﾏニニニ＼＼ ∨∨:i:i:i:iYｬ |ニニニﾆ/艾ﾆ}ﾆ∨{厶ｲ |ニニ/￣/ / ヽ/_ﾆﾆ/ （あっちの槍を持った戦士は……銀、か。 Y ﾊV ´￣＼ | }ハ} 人Y| ￣ヽ /≦ﾉ /ﾉ かなり鍛え上げられている。立派な戦士だ。 ∧|| | ⌒''/ / /|j∧ 〈＼＿ ﾑ ｲ ……何故、あのように楽し気に受付嬢に /∨ /∧ ニﾆ´／ |j __＞‐' .{: --イ 話しかけているのだろうか？） __-── ＼ ', / ＼＿ ／ ￣＼ _＼＿＿__∨ {:. ハ ￣＼ / ', ＼ 寸￣￣ / ハ ./ ', ＼ / / ∨ { ', ≧=‐=≦ ∨ V ／ / ' .} 442 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:10:47 ID:nvytNnSe
＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ （うーむ、うーむ……む、悪臭。下水、か？） / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / あー、もし、そこのお二方。しばしよろしいだろうか？ λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━ ━━━━ ━━ 445 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:16:36 ID:nvytNnSe
-―‐ - . ´: : :.:.:.:.:. :. : : : . . ｀ ､ ／ . . : : :.:.:.:.:.:＼:.:. :. : : : . . ヽ / . . :.:.:.:.ｉ. . : :.:ｉ. ∧:. :. : : : . . . ﾍ / . . : :.:.:.:ｌ!: :.:.:.:.|: | ﾐ:. ヽ:. : : : . . . .ﾊ ′ . . . : : :.|ｌ. : : : l! | ヽ ＿:ハ:. :. ノｲ :. ｉ . . .:.:.:.ｉ: :.:.l !. : :.:.|l |｀￣ ヽ |'. :|:.:. :. : . . :. ＰＴ？ もちろん歓迎だとも！ //: ｉ : :斗七爪: : :.ハ! ＿}ﾊ:.:.|:._:. :.:. : .ハ ノｲ:.i | ｉ : :|: :ハ ﾍ:./ ﾉ〃￣￣从r ヽ:.:. : ｉ ∧ 正直わたしたちも人数不足でね。 ﾊ N∧:ヾﾑィ⌒ }' ハ! ) } .:ｉ: |/ト＼ |小 ﾊ小 |: :jﾆ ':ｉ :| ﾊ ! ｀ヽ ずっと下水道でネズミ退治も ハﾍ:ﾊ , / ｲ7:.ｉ:.∧ﾊ{ }' i: ∧ ｉ ヽ ィヽ ｀ .イ . :|:ｌ:ｲ/ } 飽き飽きしていたところさ。 |/ 从: / ‐ｧ〉､ ‐ ＜ ! ｉ:.:|/ﾉ' { ／￢_/ ム┬‐' ﾉｲ:.:ﾊ: : :⌒ヽ {入}_ﾉ ｲ : く＿＿_ﾊ/: : : : : : : } 「ー― 7:ｲﾐ〃ﾐ〃ﾐﾉ /: : : : : :/ ＊ 森人戦士 ＊ |: : : : : : ;: : :｀￣￣ ´ /: : : : : :/ |: : : : : : ! : : : : : : : : /: : : : : :/ |: : : : : : : : : : : : : :.:/: : : : : :/ ヽ: : : : : : : : : : : :.:/: : : : : :/ ／ ＼ ＼ ヽ / ＼ ', ', | | i ヽ | ', 経験値 |i | | | | ､ ＼ 戦っても戦っても、稼ぎも貢献度も雀の涙だしー。 |l | 从＿_|＼＼ ＿_,|＿| i＼ ＼ |l | 人＿_≧彡＼'' ￣|'⌒ | ＼ ＼ これでもうちょっとましな仕事にありつけるぜー！ ___ノ^ヽ ' |￣￣＼､ | | |/ゝﾉ } 丁 ￣￣ /⌒'!＜ Ⅵ ＼| | l⌒Y ' | 从 ＼ ､ } ,,.ノ |_ ノ ,/ | | ､ 八 ＼ ＼ ＼ x====彡とつ r=彡' | | i＼ ､､ ￣￣￣ ^⌒^´/ i j＼ 人 j＼|＼＼ ゞ==彡 } /／/／/／/／/ | ' ＼ ＼ ＊ 只人盗賊 ＊ , ＼＼ とつ //ヽ ノ / /i ）x ＼ ＼ ＿ ／⌒7' / ＼ ＼ /⌒ヽ ―― ' ／ /' | ＼ ＼ |≧―‐个 ／ | / | ＼ ＼ |i | --イ | ,ﾞ | ＼ ＼ 446 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:19:20 ID:nvytNnSe
／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ それは何より。それでは…… / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / （む？ この臭いは） λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ _ ､ , -―｀Y/- ､ /: : : 丶 ／ 丶 斗＜: :￣｀丶: : :', - ｧ ト ／: : : :ノ:⌒丶: : :ヽ: ! ': ,､ ∨､ /: /: : /:ﾚ}!: : : :丶: : i: i 「あっちの二人は、お仲間ではないのか？」 イ:/! /.ﾍ|' )ﾉﾒ 廴ヽ ,'/': : !: ' }:/!: : : :Y: :} 乂_ , 'Y∨/＿ , ､_'__)N/〉｀ | {: :ﾄ{丶 /__!,ｨ:/: :} : ! }"ｰ" 丶!=zz= =zz=}/ 八ｲ仗!'' _,z<,_ｲ: : !: /:i! __rr T|zz､ /7t- ､_＿_ /i!| , ゞ' /: ｲ): :Ⅳ ,{ニ|:!| ::|トﾆｋ＼.r ｭ ｲ/ } | :iニ}, /' j丶 r ､ _ =-<: : : ', / .iニ!:!:i !:トニ丶_ｰ_ -ﾆﾆイ! | :iニ ∨ _ - ´｀ - ≦ﾆノ/ ｀ ＜', , ニi!W ! !､ " ｰ―ニ〔- ＜,' !ニ } f ､ /__水"_'､ >､ ! ニ､W: ∧ ＞.┬. " ∨ﾆ/ i! ! ヽ イ ｰi ii.r-' ∨ ／ i! ! ∨ W: ∧: i! ∨' ! .! Ⅵ ∥!! :! / |', . f 〈: ∨ ∧ | / i , 丶} ∥ !i ::!, ,: :, . } ト :∨ ∧ ! ｲ { /! Y ∥ .!i j/ / : :, . | i! ﾄ_∨ .∧斗､＿__ 斗/ :| ! , : | ､ { ∥ !i ,′ / !: : , 447 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:22:10 ID:nvytNnSe
.. -‐…‐- .. . : ´: : : : : : : : : : :: ｀ : . ／ : : : : : : : : : : : :＼:. :. : :.＼ . :／ : : : : : : : : i: : : : : ＼:.. :. :. :. /: : : : : : : : : : :ｉ: :|: : : : : : : V: ｉ: :.‘, /:/ : : : : /.:.ｉ: : / : |＼ : : : : : |:.:|ｉ: : ‘, . /:/ : /: : /.:./|: / :/ l,＿＼__ : ｉ|:.:ﾘ: : :.‘ いやあ、まあ、うん。同時期に冒険者になったし、 /:i:|.: .:|: :_」_:/,ﾉｲイ}:/´ ＼从ｲ:.: :.: :.ｉ . /: 从: :i| ´ Ⅳ ｀ ﾉ′ 芹示㍉.:|rマ: :.乂 そういう話もなくはなかったんだが…… /: /: ハ小 i ｨ芹心 Vrｿ .:.:.|) ｿ: : ｉ : ヽ . .: /.: : : : :ｉ }从 Vrｿ i: : : |f´: /:从 ﾊ} i: ﾊ.:ｉ: : : :.|ｉ : : ヽ ' u._ﾑｲ :八ノｲ ﾉ' ' 八{人{Ⅵﾊ从: : :ﾄ､:... ´ ｀ ＞‐彡イ . ヽ ＼{ ヾ＾ ≧ イ ﾄ（ ｀ヽ ィr′ 丶,､ ....- rｙ ´ ｀ rｙ ∧ :,..::::::ﾔｉ ￣ 丶 "￣ ﾇｧ::::＞x /.:::::::::ﾔｉ ﾇｧ::::::::::::::::ｉ 〈 ::::::::::/辷メ辷メ辷メ辷メ辷メ::::::::::'::::::: | :::::::/:―:::-:........,.....,......:-:::―:':::::::::::::::::::∧ ｉ:::/.:::::::::::::::::::::/／:::::::::::::::::::::::::::':::::::: /:: | ＿＿ '" ／ ＼ ' / / ', / ' /| ' ｉ j|=ミﾒ,,,| / i ｉ 属性 ／ | |/,,､|/⌒| ／x|=ミk | どーにも ウマ が合わなくてねー。 ―――=| ,ｲfぅ㍉ l ／ '⌒| ,ノ| /八i､ 乂ソ | ' x=≠午／ | 戦士と神官だから、組めればそれに , | ＼ ゝ , 辷ｼ ／ 从 | / ｜ 人⌒ _ ∠ _彡< (ヽ 越したことはなかったんだけどねー。 / ﾊ ＼ ‐ ｲ | / ⌒ヽ , / ｉ ; ー‐=r≦ | | ∧ ∧ ∨ /∨ / ＿＿/ ／:| ､ ／ ∧ V―‐‐ ､ / / / /､: : : .､／ /: : :､ ', / , / /i ＼: 〈 ,: :／ |ﾊ ｉ } i / ｉ ｉ ' || ＼}_／''" || Ⅵ / / j| ;| ⌒´ || 从 / ／ | 从 || i ﾉ{ i ） / 450 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:25:38 ID:nvytNnSe
／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ なるほど。 / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 （こちらの神官が、ウィッチャーに対してどのように考えるか。 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У 調べていく必要があるな） ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ /:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|,├ ‐ﾄ､∨:.:.:.:.:./ , - ―:.: :､:.:.:.:.:.:.:.:.:. :| |:.:. :|:.:. :ﾍ.:| ヾ ﾍ:. : :/ Ⅵ:.:.:.: :|:.:.:.:.: : :| さて、それでは三人になったことだし、 ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ! ﾊ:.:/ ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:| :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ ィ＝ミ } ィ＝ミ 〉:.〃:.:.:.:.:. :| いよいよ冒険者の登竜門に挑もうか！ ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: l /:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ| |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ , /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从 なあに、気負う必要はない。 /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ. ､ , /:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ /' ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､ ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ ｀＼ 何せただの―― }ﾍ|乂:.: . ´＞ ＜ ｀|:.:ハ:/ /ｲ .}/ ..:.:´〉 |/ 〈｀:.:.:.:.... ' ...:.:.´:.:. :〈 － ､ , － 〉:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽ 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〈 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ 451 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:27:20 ID:nvytNnSe
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ ｜ ゴブリン退治だからね | 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ┏ ┓ 翌日、三名は街の外に旅立った ┗ ┛ 454 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/20(木) 21:28:32 ID:nvytNnSe
/: : : :/:ｨ: : : ﾄ､i:i:i:＞,､: : : :｀ヽ: : : : : ＼: : ゝ ,,＿ ,ｨ /:/ : : i!':i:',: : : : ､i:i:i_,斗ｰヽ: : : ヽ: : :､: : :＼: : : :／ ,':/ : : : |:i:i:i:i: : : : }ｨｆ'" _,,,,,_, ヽ: : : :',ヽ: 丶: : :ﾏ< , ｲ:t: : : ､i:i:i,イ: }: :タ',ｨ'´ｆ::∧ /} : : : :}､:ﾏ/∧ }｀ヽ ､ _イ_ ｨ:.!: : : :ﾄ:{,-､}:,ｲ:::,' 乂У }:.ｲ: : j!ﾍ}ﾏ/∧: :|ト ,丶＿＿_ ,': ',: : :: {´￣ﾉ !/ _ ､ / .!: /ﾘrﾆ ///}〉i /: : ､: : : i!i{´〉ﾑ〈''"_,, - /イ ｰ/// ′| さ コ” _ _,,イ: : : ﾑ: ､: 〈丶ｰ'ﾚ'...:: __ ,,, i｀＞､イ//i! .! ｀ー―''" {:ﾄ､丶ﾑ ｀ _ ≦ -=〈! ｀ ＜!マ､/i!__.. !！！ フ” つづく！ i:ﾏ!＞ ,＼ 〈ｰﾆ ﾉ ,/ _,＞'ﾆﾆi!.| 乂 ﾏヽﾑ｀ 丶 ＿ ,.ｲ／ ﾆﾆ＞ ,! リ ＊原作２巻終わった後ぐらいの時間軸です ﾉノ＞ ,_ ／ﾆ ニ＜_.￣ ＞ ,,_イﾆﾆ .ア'"´ ｀i! ン /ﾆﾆ〈 〈 ,-､ ∧ >､ﾆﾆi}／ ∨::::i! 退 〈::/ニ／ ',::::::i! У／ ,-ﾏ:::ﾄ、 治 461 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/20(木) 21:32:17 ID:M1B7ioBv
やめて時間差の波状攻撃やめてダメージ受けてのけぞりスタンが解けないのォォォォォ（トラウマ） 463 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/20(木) 21:32:40 ID:N7Ue4pmf
おつっした～ アドベンチャラーズ・エンダー その１329 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 20:53:55 ID:1cT3tdNz
. ／圭圭圭圭圭圭圭圭＼ . ／:::::｀¨¨≧=‐--‐=≦¨¨´:::::‘, . /::::: ＞―＜ﾆ=-=ﾆﾉ:＞―く::::::‘ , . __/:::､_/γ;;;;ヽ乂ー‐く::/γ;;;ヽ乂_::::‘,__ ん:!:::::::::｀¨¨⌒¨¨´|::::::|:｀¨¨⌒¨¨¨´::::: ‘,::ヽ ┏ ・ ・ ┓ |ﾝﾘ::::::::::::::::::::::::::: /:::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::: ‘,:::| それを見た時、ゴブリンは思った。 ﾚ'::::::::::::::::::::::::::: （:__::::__::}:::::::::::::::::::::::::::::‘,:: l | :::::::::::::::::::::: ／::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::‘,/ マヌケが来た！ と。 |:::::::::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::丶::::::::::::::::::::::::| ┗ ┛ l:::::::::＿ ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼＿_:::::::::::| . ‘,::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::ﾘ |‘:,{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::,′ |:: |:＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::,'::| |:: |::::::::ト---- ､＿＿＿＿＿__ イ:::::::l:: | |:: |:::::::::ﾏ∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧:./::::::: l:: | |: ‘,::::::::::寸:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／:::::::: ,′| |::: ‘,:::::::::::ゝ｀Y´｀Y´｀Y´｀Yア´ ::::::::: /::::: ! |:::::::‘:，::::::: ≧=―――=≦::::::::::::::::/:::::::::| |:::::::::::‘｡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::/::: | ノ|:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ア´::::: /:::: ﾘ､ :: |::::::::::::::::::‘:， ::::::::::::::::::::::::: ／:::::::::::/:::::::,′＼__ :::‘,::::::::::::::::::::: ≧=‐---‐=≦::::::::::::::/:::::: ,′::::::::::::: :::::‘,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::,′::::::::::::::::::::::: ○k､ ／^〉 γ^￣^ヽ. ＿ -=Vﾍ´ { -､. Vﾆ=-￣ノ ﾉ _ ﾆ=- _ -> .}￣ _ ／ _ ﾆ=- _ -=ﾆ ＼＿ ノ.Y>､⌒ _ ﾆ=- _ -=ﾆ ｀ ○ _ ﾆ=- _ -=ﾆ _ ﾆ=- _ -=ﾆ ﾆ=- ＿_ -=ﾆ ￣￣ ┏ ┓ 細く、ひょろひょろとした剣。まるで小枝のような。そんなもので斬られて痛いものか。 たとえ当たったとしても、すぐにダメになるに違いない。なんてマヌケな！ ┗ ┛ 334 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 20:58:40 ID:1cT3tdNz
l､,'､:li::::l, ｀¨´ ' ,'::::l, - '::ｲ::.lﾞ:l.l:.l l:.､:!ﾞ､:l ＿, ./.:.:l::l::,i::/ l:,' j! ',i ┏ ｴﾙﾌ ┓ l:.:l､:､:.:l｀ ､,'^､. ／l::::::l:.i/l,' i' しかも、それを振るうのが森人とあれば！ . l::l ﾞ､ヽ:.,-'-t, lｰ,- - 'ﾞl´ ,':::::!l:_,,..-ｰ-、 l:!. , ',_ｰt ﾄ'ﾞ./,,-tｰ-' jl::::,'､l:.:.:.:.:.:.:.:i ゴブリンはゲラゲラと笑うと、同族を押しのけて .i' .l ._/l ,l.ﾉ. ,'::::::/､,,､_,,,_ l::,'::::｀.:.:.:.:.:.:.i iﾄ､ﾞ-'´_,,-'ﾞｨ:./,XXXXXl'l::,'-:.:.:.:.:.:.:.i その正面に立った。いの一番にこいつを押し倒し、 ｀､ヽ‐-‐´:.:|:':｀ﾞｰ--ー''ﾞ:::i:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.:.:.i 悲鳴を上げさせるのは自分だと。 .i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.::,:.:.:.:.:.:.:.:.:i ┗ ┛ i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:.:.:i ー､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,'::.:.:.:.:.:.:.:.i ＼、 ＼、＼ _ .｡-ｪェェェｭ｡.＼ _,ｨ升圭圭圭尹:":¨:ミ::､ ,ｆr:ｘ寸圭圭紗'.:.:.: : :r:‐:,: ﾐｘ_ /l|:l 矣:Ⅶ紗:´ : :.:.:〈〈{::}'ｨ′ ┏ ┓ ,佳》.ヾ:j |㌢: : : : : : . ヾ=ヲヽ そして、ゴブリンにあるまじき事に敵と正対したそいつは、 ,佳㌢ゝ.r:': : : :.:.:.:.:.:.:.: : : : : ,ﾑ: :ﾟ． ,:紗'’ : :::小.: : : :.:.:.:.:.:.:.:.: : : :(:_:r:､::ｊ 途轍もない違和感を覚えた。あれ？ おかしいぞ？ .ｨ㌢: : : :::::::| :ヽ::::.: : : :.:.:.:.:.:::/: : : : :「 ,ｨ尹ﾟ: : : : :::::: :| : : :ヽ::.:.: : : : ::,': : : : :l :| 何か変だ。あの、ひょろりとした剣はどこへ行った？ ／'´:: : : : : ::::::: :| : : :.::::::::.: : :.::;'::.: : : : j :| ┗ ┛ イ: . :.:.: : : : : :::::::八: : : :.::::: : : : :l:_:．-‐:-r' :.: : . : :.:.: : : : ::.:.:.:.::::＼: : :.:.: : :::::ゝ.-:‐ｯ:┘ :::: : : : ､: : : : :.:.:.:.:.:.:.:::＼::.:.: : : : : : :::{ : : : : : :､:､: : : :.:.:.: : : : :.::::::＞━…-‐'’ :.: : : : : : : :､:､. : :.:.:.: : : : /´ ::.:.: : : : : : . :.::::.: : :::::::;: イ : :::::.:.: : : : : : . :::::.: ::/ r .､ 寸／^~￣~'' ､ . Y⌒Yニニ===-./=- ヽ . 〉-.ｲ￣ ─=.j{=- .r─- ､. }i==─- .Y⌒Y ┏ ┓ j{=- ＼ =- ''─==ﾆﾆゝ-ｲ 見えないわけでは無かった。ただ、まっすぐ 八=- ＼ -=- ≧=─‐イ＼ -=- 向けられたその剣が、恐ろしく見えづらくなっていた ＼. -==- ＼ -===- だけだった。ほとんど点のよう。長さが把握できない。 ＼ -====- ┗ ┛ ＼ -=====- ＼ -=====- ＼ -=====- ＞ -===- ＞ -=-i ＞. -| ＞ .-| ｀ ＼__-====/、 、／二￣￣ミﾊヽﾍ ┏ ┓ {ﾌ:::{{●}H{{●}::弌::l やりづらい！ インチキだ！ こんなの聞いてない！ /::::::::::::/l:::、::::::::::::Y |::::::::::/:｀-´::ヽ:::::::::! 距離感を本能でしか理解していないゴブリンとしては、 ｀ﾏ:::/::::::::::::::::’:::::爪 V::::::::::::::::::::::::::::|::’ 武器の間合いが分かりづらいだけで攻撃をためらってしまう。 、::::::＿_::::::::::::,::::::’ ﾏ:´::::::::::｀::::ノ::::::::::l ＼ ただただ、現状の理不尽さに腹を立て喚き散らし―― ／::ヽ、＿＿/::::::::::::/::::::::＼ ┗ ┛ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::ヽ γ≦ﾑ::::::::::::::::、:::::::::::::::::'::::::::::::::::::::::::::::＼--- 、 /::::/::::::::＞ 、:::::ヽ::::::／::::::::::::::::::＿::＿＿:::::::::::::ヽ ,:'::::,:'::::::::::::::::::::::＞＝＝::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::ﾊ |:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｛::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 :,: :(::) /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,, ┏ ┓ (:::::::::::::::!' (::::::) 頭蓋を穿たれて、何も考えられなくなった。 ヽ::::::::';''' ''`` 。 τ'::/ .;: 自らが侮った細剣が、いつ突き込まれたか )/ 。 ' 、 ;: 。 理解することはなかった。 `'''`~''・ ' ` ┗ ┛ f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、... ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、 :.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。 ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` '' ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・.. π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;'' ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' `` τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:! (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・ ::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''" ↑洞窟奥 ゴ ゴ 死 盗 戦 ↓洞窟入り口 ┏ ┓ 四方世界で星の数ほど繰り返された、ゴブリンの巣穴での攻防だった。 森人の戦士と、只人の盗賊。二人の女冒険者が、ゴブリンの巣穴に 攻め入った。 ┗ ┛ / ／: : :ｘｆﾁ! ヽヽ , ｀`}イ/ イ,ﾍ { . /:′: : :/::::v | {` `..‐ ／ｨィ／ }/ ヾ､ /: : : :.／:::::::::ヾ ! >ｚ‐=≦ィ´イ ′ ┏ ┓ . /,．-‐く:::::::::::::::::1 | ‘ ﾌ::::::｀ヽ!. | 不意を撃たれたものの、ゴブリンたちの士気、 〃:、::::::::ヽ::::::::::::::l .|｀￣ヽ::::::::::ヽ. x:､ /{::::‘，:::::::::ﾄ､::::::::::| .!.．イ::::＼::::::::}､ i:}! というより欲望は燃え上がっていた。 . / !:::::::ﾄ:::::::::i::::＼ 才 /:::::::::::::::::::｀i:Y:::ヾﾊ / .:j::::::::ﾊ::::::,'::::::::::ヾj/:::::::::::::::::::::::::ヾヽ(){:::. 若い牝が二匹、向こうからやってきた。 . / /:!:::::::;:::Ⅵ:::::;::O::))::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:`ﾐヾ} / /:.:}:::::::::;:::圦::::{:::/'::::::::::::::::::::::=≠≡=ｷ:::ヾﾊ こちらは数が多い。あっという間にやっつけられる。 . / /!/: : |::::::::::;:;卞:::::X::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j::::::ﾉ:‘， / / /: : :.j:::::::::::;:::|:ﾊ::{::ヾ:::::::::::::::_;:．=ﾆ三ｒﾐ丁升::i:::ヽ ゴブリンたちには珍しく、根拠のある考えだった。 . / / {!: : :/::::::::::::;::j:;::N:::::::::`:ｰ彡::::::::::::::::::::`":i:::::{X::::::{ ┗ ┛ , / .|: : ん:::::::::::::Ⅵ::|:ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::∨:イ:ヽ 343 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 21:22:09 ID:1cT3tdNz
┃ ┃ ┃ ↑洞窟奥 ┃ ┃ ゴ ←new！ ┃ ┃ ゴ ゴ 死 ┃ ┃ 盗 戦 ┃ ┃ ┃ ゴゴ■ ゴゴ■←擬装壁 ┃ ↓洞窟入り口 ┏ ┓ 奇襲用の横穴の存在である。ここから飛び出て背面を取る。以前、これをやって 別の冒険者を壊滅させたこともある。極めて残念なことに男しかいなかったが、 今回は別だ。すぐに、同族たちが奇襲を仕掛けるだろう。それまで上手くやればいい。 ゴブリンたちはみなそのように考えていた。さっき死んだ一体も。 ┗ ┛ 346 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 21:27:43 ID:1cT3tdNz
. / ／ / ／ /x≦圭圭≧ｘ _ ┏ ┓ ∠ﾆ=::::｀寸圭圭ｱ:::} そして、奇襲をかけるべく裏道に集ったゴブリンたちは、 ﾐ{● >::::::::::::｀ 寺l7::::ﾊ /::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::;〈圭i、 下卑た笑いを浮かべながら、今まさに壁を打ち破ろうと {:::::)::::::::::::::::::::::::::::）:::::::｀ヾｭ ｀!:::::＼::::::::::::::::／:::|i::::::::::::::＼ していた。森人を、只人を引き倒し、悲鳴をあげさせ、 . |:::::::::::ヽ::::::::/:::::::::ll:::::::|i:::::::::::＼ ヽ:::::::::::}:::::::::::::::;:::::::::::|:!::::::::::::::::＼ 孕み袋にする。その欲望をたぎらせながら、壁に向かって 辷=‐-:::::::::／:::::::::::从:::::::/::::::::::::＼ i::::::::::::; イ:::::::::::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::＼＿ 道具を振りかぶり―― ￣￣ ＼::::::::/::::::／／:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ ┛ | |､ /:::＼ | ┏ ┓ ヾ:::::::i|､ / 唐突に、壁に穴が開いた。もちろん、ゴブリンたちは |::::::ヾ＼,／! ､/::::::::::`i/!ﾆヽ、 まだ何もしていない。これはなんだ。 i|:::::::::::::`:::::::::i| ヾ、:::::::::::::::::::ﾏ 首をかしげてその穴に注視する。すると、 ー<Y::::::::::::::::::ｲ} ┗ ┛ !|::::::::::::::::::|､! ＼:::::::::::::/N. / i､:::::::::ヾﾄ､_／ N!::::::::::::::`! 347 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 21:30:32 ID:1cT3tdNz
＿＿＿_ ／ ＼ ┏ ┓ ／ ─ ─ ＼ 穴の向こうに、獣の瞳が見えた。 ／ （①） （①） ＼ ┗ ┛ | （__人__） | ＼ ｀⌒´ ,／ ／ ー‐ ＼ 349 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 21:34:52 ID:1cT3tdNz
┏ ┓ ぎょっとするゴブリンたちの中に、穴から何かが投げ込まれた。 それがなにか、理解する時間はなかった。 ┗ ┛ i l＼ ┌:, ,!'| ` . ! | !ヽ. ,、 |＼_|｜ ’ j i! i ,-､、 ! .| l l.｜ﾞi ｜｢｀ヽ`i { ｜| / / l | l |！ l └′/,/ :、,ｨl! l! {′/ ;/ ! ヽ､￣ ｀''' ， ｀ Yl!|: | |. / / ! r 二ｺ | 、 ﾞﾘN: ; !li└ヽ/ ／ﾞ:、 | | }'′ i ;}|! ,／ ,／ ┏ ┓ ｀`' ,:;:;:,! ''′ ,. !／ _,,.-'' ヽ 狭い中に爆発物を投げ込まれるとどうなるか。 （''゛ j! ..:;;:=＝-:、 ﾞ''"ｨi {ヘ!,l . 〃’ :; {`' ,ｨ゛ '′. ） jj｣li|liY､⌒} それも、ゴブリンたちが理解することはなかった。 j∨il!ｨ' ｛’ へヾ;;イ ┗ ┛ ’ λ' ,j､l! / ､ ., ,il{ ,ﾞ!j!;| ： ﾞハ！ ;. ﾞ:、 j| '/'}′ ， しﾞ:、 i,' ﾞ:、 ,,., ′彳ﾚ／ 丶､v{ ﾋ! i!||il. , 八 Ｚ __ _,ゝ､;_ ゛:|! ﾞ ,rｶ ￣ ＿ ￣｀ζ｣'(´ ヽ j! ゛ ,ィ彡′_.. - 二 ﾆ ﾞて∠rιｸ_;.,､_,ｰ-'＾- =ﾆ_ 352 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 21:37:19 ID:1cT3tdNz
ドォンッ！ ＿＿＿ . -='´:::::::::::::: ｀::...､ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ＼ . ／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... ＼ /:::........./.....................}......ヽ.........:::::::ヽ . /:::/::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::∧::::::::::::::::::. . ':::::::::::::::::i::::::: /ｲ:::: /:::／ ';:::::::::}:::::::', .::::::::::::::::::|::: /' |:: /／ ⌒|:::::::::::::::: | ｉ:::{::::::::::::∧/ }:/´ ｨ ⌒ }ｲ::∧:::::::| |::::::::::::::::ｉｨ ⌒ 乂r ﾉ }/::::iヽ:::: やったか！？ |::::: ＼::::|乂r ﾉ |::::: |ｲ:::::. |::::::::: {ヽ{ ′ /:::::::::::::::::{ |::::ﾊ:::::::个:.、 ／ヽ一' .ｲ::::::::/／}∧ }ｲ }＼ﾄ{ V≧/ ￣} ＜}/イ}ｲ´ / ￣}￣ {:′ i ７ ＼ . ＿, r７-/| ′ ＼ ＿rx _ ﾋﾞｸｯ！ ／ }ﾏr{＾ゝ==ｲ丶 r‐一 r｢７ ＼ ヽ ﾏ:ﾊ :} r｢７´ ／ ＾ヽ ｉ ＼/′ {＿＿＿＿,r｢７´ } ｜ ／ -=７ ⅩⅩⅩⅩ {′/ / ｜ / /ⅩⅩⅩⅩⅩ{ } ｜ ./ /=ー―――‐={ { { ＿＿ '" ／ ＼ ' / / ', / ' /| ' ｉ j|=ミﾒ,,,| / i ｉ ／ | |/,,､|/⌒| ／x|=ミk | ―――=| ,ｲfぅ㍉ l ／ '⌒| ,ノ| /八i､ 乂ソ | ' x=≠午／ | っと五月蠅いなぁ！ , | ＼ ゝ , 辷ｼ ／ 从 | / ｜ 人⌒ _ ∠ _彡< (ヽ 聞いてたけど！ / ﾊ ＼ ‐ ｲ | / ⌒ヽ , / ｉ ; ー‐=r≦ | 洞窟崩れないだろな！？ | ∧ ∧ ∨ /∨ / ＿＿/ ／:| ､ ／ ∧ V―‐‐ ､ / / / /､: : : .､／ /: : :､ ', / , / /i ＼: 〈 ,: :／ |ﾊ ｉ } i / ｉ ｉ ' || ＼}_／''" || Ⅵ / ／￣￣￣ ｀＼ ／ ヽ､ / ＿ ヽ / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ 待たせたな。 ｛ ／:::::::::::::::::::::ﾍｌ 〉 ヽ | /:::::::::::::::::::::::::::::｝ / 上手くいったぞ。 λ＿ゞ＼ゝ､.:::::::::::::::::::,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ ┏ ┓ 二人の元に、奇妙な風体の青年が飛び込んできた。手には抜き身の長剣。背にももう一本、 長剣を背負っている。薄い鉄板で補強された皮鎧に、腰にはしっかりとした作りの革の道具袋。 ┗ ┛ ＼ ＼ / _,,ｘr=＝ニ＝=‐ｘ / x≦圭圭ﾃ´:::;;;;｀'寺圭ﾐ7､ . /::｀Ｙ圭圭ア:::::::::彡''"ヾ:::::::::::｀ﾄ､ ｉ:::ﾄ､:Vｴア:::::::::::::::ﾐ ● }}ﾐ;;彡'' ﾐ:i {:::i〈i:::}ｌ/::::::::::::::::::::::::=彡仆iﾐ､● i} ┏ ┓ ‘;:Ｖ::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::{i::::::|!::彡ｲ ゴブリンたちは、驚き戸惑った。女が二人だったはずだ。 . ∧z=::::::::::::::::::::::::::::::::;ｨｆ::::::::::}:::::::::i . /l7::::i:::::::::::::::::::::::::::／:::｀￢=ｲi:::::::::} そんな匂いはしなかった！ と。当然である。臭い消しを /l7:::::::|:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|::::!:i::::::ﾉ lｱ:::::::::l:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::i::::i::i::/ 体に振りかけていたのだから。悪臭漂うゴブリンの巣穴に、 ´:i:::::::i:i:::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::i::::i::/ :::ﾊ::::从::::::::::::::::::::::--==＝＝=:/ 女が二人入った。臭い消しで誤魔化された男の存在など ;::::::V::::::＼::::::::::::''"｀ｰ――--7 ｀丶:{::::::::::::＼;;;;;;::::::::::::::::::::::／ 気づけるはずもないのだ。このように目の前に現れるまでは。 ::::::::::＼::::::::::::三≧;;､;;;;;;;;;;;/ ┗ ┛ ::::::::::::::::＼::::::/::ﾐ三ア´ :::::::::::::::::::::::Ｖ::/::::::::::} :::::::::::::::::::::::::V::::::::／ 359 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 21:48:46 ID:1cT3tdNz
＿＿ ／´ ＼＼｀＼ ／ ヾヽ ヽ / _ヽ_､ ヽ とりあえず数は減らせたはずだ。 / ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ｛ ／::::::::::（①）ﾍｌ 〉 あとは目の前の連中だけ、だといいが。 ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ／ ＼ ＼ ヽ / ＼ ', ', | | i ヽ | ', |i | | | | ､ ＼ 頼りねぇなぁ！ 怪物退治の専門家なんだろー！？ |l | 从＿_|＼＼ ＿_,|＿| i＼ ＼ |l | 人＿_≧彡＼'' ￣|'⌒ | ＼ ＼ ゴブリン退治ぐらいチャッチャとやってくれよ！ ___ノ^ヽ ' |￣￣＼､ | | |/ゝﾉ } 丁 ￣￣ /⌒'!＜ Ⅵ ＼| | l⌒Y ' | 从 ＼ ､ } ,,.ノ |_ ノ ,/ | | ､ 八 ＼ ＼ ＼ x====彡とつ r=彡' | | i＼ ､､ ￣￣￣ ^⌒^´/ i j＼ 人 j＼|＼＼ ゞ==彡 } /／/／/／/／/ | ' ＼ ＼ こっちの怪物は、初体験でな＞ , ＼＼ とつ //ヽ ノ / /i ）x ＼ ＼ ＿ ／⌒7' / ＼ ＼ /⌒ヽ ―― ' ／ /' | ＼ ＼ |≧―‐个 ／ | / | ＼ ＼ |i | --イ | ,ﾞ | ＼ ＼ 366 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 21:57:44 ID:1cT3tdNz
＿＿ ／￣´ ｀＼ ┏ ┓ / ＼ 青年は、空いている片手の指を奇妙な形に折り曲げ、ゴブリンたちへ / ｨヘ､ ヽ / ／:::::::::::ヾ ヽ 突き出した。途端、衝撃がゴブリンたちを襲った。魔術だ。 / |/（①）::::::::::::＼ ヽ ┗ ┛ { 〈 （__人__） > ／ ｲ ト ゝ＿ ｀ ⌒´ イ_∠_ｨ_イ´ ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ ん＿ ＝ ー三 イ､_＿─＼ ＿＿＿＿ ,..::'´:::::::::::::::::::::::｀::...、 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ┏ ┓ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 体制を崩したゴブリンたちに攻撃を当てることは、 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::ﾍ .':::::::::::::/:::::::::::::::/::／､::::::::::::::::::::::', 難しくなかった。乙女たちの動きは、熟練の戦士の ｉ::::::/::ｲ}ｲ/}ｨ:::://ｲ⌒ﾍ:::::::::::::::::::::: |::}ｲ:Ⅵ} rfﾊ}イ/ r示ﾐ､}ｨﾄ{ヽ:::::::::::i それではなかった。それでも問題なく当てられた。 |::|:ｉ:::}::ﾄ ゞﾟ' 弋zりｲ:::::|ｲ::::::::::::| ┗ ┛ ﾉｲ::::ﾊ∧ ' |:::::::::::::::ｉ:::::′ ／:.:.}ｲ从}ｲ＼ ｀ ´ ｲ::::ｨ:::ｉ::/:::/ ／:.:.:.:.:.:.:／ _≧-r‐ ' /イ从ｲ/ｲ/ ／:.:.:.:.:.:.:／ ,..::ｰ:.:':.:.／ } ＼ . ／:.:.:.:.:.:.:.;ィ:-‐':.:.:.:ヽ／ ､ _rf＞=ヘ /:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:／ヽ＿´￣/／.:-:.:‐.:.:＼ . /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./＼ ＿_... ７ｲ:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} . ゝ=ｰ- ---‐一 ¨７:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:/:.:.:.:.:.:.:.:.:./ {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:./ . ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:./ 368 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 22:03:20 ID:1cT3tdNz
＼、 ＼、＼ _ .｡-ｪェェェｭ｡.＼ _,ｨ升圭圭圭尹:":¨:ミ::､ ,ｆr:ｘ寸圭圭紗'.:.:.: : :r:‐:,: ﾐｘ_ ┏ ┓ /l|:l 矣:Ⅶ紗:´ : :.:.:〈〈{::}'ｨ′ 刃を突き立てられたゴブリンたちは悲鳴を上げた。 ,佳》.ヾ:j |㌢: : : : : : . ヾ=ヲヽ ,佳㌢ゝ.r:': : : :.:.:.:.:.:.:.: : : : : ,ﾑ: :ﾟ． 痛い。ひどく痛い。傷が燃えるかのよう。毒だ、 ,:紗'’ : :::小.: : : :.:.:.:.:.:.:.:.: : : :(:_:r:､::ｊ .ｨ㌢: : : :::::::| :ヽ::::.: : : :.:.:.:.:.:::/: : : : :「 毒に違いない。奴らの刃は、血以外のもので ,ｨ尹ﾟ: : : : :::::: :| : : :ヽ::.:.: : : : ::,': : : : :l :| ／'´:: : : : : ::::::: :| : : :.::::::::.: : :.::;'::.: : : : j :| べったりだ。なんてひどい！ 許せない！ イ: . :.:.: : : : : :::::::八: : : :.::::: : : : :l:_:．-‐:-r' :.: : . : :.:.: : : : ::.:.:.:.::::＼: : :.:.: : :::::ゝ.-:‐ｯ:┘ 自家製の毒を塗りたくった武器を振り回しながら :::: : : : ､: : : : :.:.:.:.:.:.:.:::＼::.:.: : : : : : :::{ : : : : : :､:､: : : :.:.:.: : : : :.::::::＞━…-‐'’ ゴブリンたちは自分たちの言葉で批難した。 :.: : : : : : : :､:､. : :.:.:.: : : : /´ ┗ ┛ ::.:.: : : : : : . :.::::.: : :::::::;: イ : :::::.:.: : : : : : . :::::.: ::/ ｨ-────-､ ／ ヽ ┏ ┓ / i､＿＿＿_,､ ヽ そんなゴブリンたちの素振りなど気にする事もなく、 / /::::::::::::::::::::::::ﾄ､ ヽ ／ |:::::::::::::::::::::::::::::＼ 〉 青年は長剣を振り回した。剣を壁に当てる様な | ､ k:::::（__人__）::::::/ / ＼_ ＼｀＼:｀⌒:´:::_/ ｨｪｲ ヘマもせず、一時たりとも止まらず。 ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ ┗ ┛ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ //.:彡.:.:.:.', / ', ー＝≠≡＝￢一‐ー-＝ミ//.:.彡.:.:.:.:.:', / ', ﾐ .,__ i' {.:.从:.:.:._:.:.:.Vｰ< ', ┏ ┓ ﾆ = :... 从ﾊ:ﾉ.:.:.:.:.:.:.:ノ ｀ヽ i 青年の胸元で、狼を模ったメダルが揺れていた。 "";;.. 〃 x彡 .:.:.:.:.＞'´ ヾ ＼! ┗ ┛ .. ''" ﾐ彡 ｰ'" ,,, "" ヽ :.:... 彡 x≠ '' ､ ', :.:.:.:... '' "" ミ 彡 t ､__ ', ', :.:.:.:.:.:.:.:... // ≫ ,， "''x ヾ 弋Zﾃｔ i! 〉 :.:.:.:.:.:.:.:.:... ミx ` 〃 ,,;: ミ ｀二¨ 〈 ≧x:.:.:.:.:.:.:.:.. _爻.........:.:..:ミ{ ;,.､ ＼ :.:.:.彡:.:.:.:.:.:.:.:... 〃.:.:.≪.:.:.:.:.:.:从.. ミ "''' ＼ :.:.:.:州:.:.:.:.:.:.:.:.:....{{:: .:.:.爪:.:.:.:.:.:.ミ:.......／........ ＼ :.:.:.:.:爪x彡父爪ﾂ:.. ｀≧:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:＝=ミ、 ,r＝＼ :.:.:.:.:.:戈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ミ:.:.:.:.:,､ｲﾄｰ─-:.:,_:.:＼ {::::::::::::::〉 :.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:.:.彡:.:.:.:.:... ミr‐'´ ｀`ｰゝ. _＿_ .:ゞ--‐'′ :.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:... :.{{ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:从:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...爪 ttps://www.youtube.com/watch?v=PY-BvPriIBo ｨ-────-､ ／ ヽ ゴブリンスレイヤー・ウィッチャー / i-──--､ ヽ クロスオーバー二次創作 / /（①）:::::（①ﾄ､ ヽ ／ |:::::::（__人__）:::::＼ 〉 「アドベンチャラーズ・エンダー」 | ､ k ｀⌒ ´ / / ＼_ ＼｀＼_＿ｰ‐ _/ｨｪｲ ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ 375 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/19(水) 22:11:12 ID:1cT3tdNz
あと、資料としてウィッチャー小説版読んでるとウィッチャー３やり直したくなる。 して、ヒロイン達のバストの件についてなのですが……（揉み手ごますり 金床さんが金床なだけで アドベンチャラーズ・エンダー キャラクタークリエイト275 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/18(火) 22:48:16 ID:KQSiCOK5
＿＿＿ , ´ : : : : : : : : :｀:ヽ ／ : : : : : : : : : : : : : : : ヽ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : , ' : : : : : : ´//ｌ : : : : :/ ｌ :/｝ : : : : 唐突だが、ダイスを振っていく。 , ' : :/ : : : : : ,' l ,' : :／. l/ .l : : : : : , /:／,' : : : : : /━━ .ｌ/ ━━ﾄ : : : : : ', , 、 使うかどうかはわからない。 // ,' : : : : ::/ l ｌ :,' : : : : l/ ｝ ｌ┐ //. ,' : : : : .∧ ｌ:,' : : : : / / ./. ｌ_ // ,' : : : : /:::::'., _＿＿＿_ / : : : : :/ ./ ./ ./ ｌ ＊新人冒険者の人数 // .,' : : : : ,::::::::::::ヽ 丶 ＿ ノ ノ : : : : :/ 7,' / ./. ｌ ！１ｄ６ // / : : : : /::::::::::::::::}｀丶 _ ＜// : : : / ./ /. ｌ .ｌ ｌ ./ : : : : ,':::::{三三 } ＜//// : : :/ / / .l l. / : : : : :/::/三三三三= ＿ イ/ : :./ｌ / l l / : : : : : :ｌ ﾉ三三三三三三三,' : :/ .', /ゝ、 ｌ ｌ/ : : : : : : :ｌ三三三三三三.三 ,' : / 三ゝ /三＞- 、 ／ : : : : : : : :ｌ三三三三三三三.,': :/三三l l三 三 三｝ ／ : : : : : : : : :/三三三三三三三.,':.:/ 三.三ｌ. l三三 三 l / : : : : : : : : : : :/三三三三三三三 ,' :/三三三l l三 三三｛ x-──-z _ /: : : : : : : : : :＼ /: : /: : : : : : : : : : ＼ /: : ::j: : l::l: :l: : ヽ: : : ::ヽ l: : : i: : j.l:l_,ll__v::lヾl: : : ::i 【1D6:5】 j: : ::jk:::l l;l q d ﾘ ﾏt: : :;j ﾉ: : : i:N ` L ' `ｖ: : ::ﾄx 半角を間違えた。これは恥ずかしい。 /: : l: : :l ∀ ﾒ: : : : ヘ ./: : : l: : ::l ` .ｲl: : : l: :ゝ:ヽ、 /: : : : l: : : ﾄ_ ___ __,． /ﾊ: : ﾄz:: :ﾄ:::l ./: : : :レl: : :;lz ￣ ／/ﾒ: : l//ﾊ l:l /: : : : l//l:: : :l////////////l: ::l/////l:l /: ://////ﾊ: ::l////////////l::::l//////マ j////////ハ: :ゝ//////////j:::////////ﾊ__ K/ ////////ハヽゝ////////j::///////////ﾊ ヽ////////////`'`ミ=-/////ｖ///////////Ｙ/Ｚマ /////////////////////////////////////// /////////////////////////////////////// Ｋ 281 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/18(火) 22:53:58 ID:KQSiCOK5
__ ,. :': :´.: : : : : :.:.｀: : ...､ ,. ': : : : : : : : : : : : : : : : :.:.' ., おや、意外と人数がいたようだ。 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ', /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.', ではクラスはどのようなものか。 ,'.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:ｉ ,': : : : : :{..__/´|.: : : : :./ __..: :}.: : : :.| i.: : : : : :.| ./ ｀.|.: : : :./.´ .}: :|.: : : :.| １ 君主 |.: : : : : :.|,'ｔﾃｧ.|: : : :.{ .ｨｔｭ | :| : : : |:| ２ 侍 | : : |.: : :.|. .ﾉ: :/|从 | :| : : : | | ３ 戦士 |: : :.|.: : :.| /j/| .ﾉｨ'.: : :./: | ４ 盗賊 |: : : | : : ∧. ! ´./|.: : :.{: : | ５ 魔法使い |:.: :.:.|: : :.|l. ' , ｰ- = -‐ , ' /: : : :|: : .', ６ 僧侶 | : : : !: : : '., ＼ ／ .{: : |: :.|.: : :.', ７ 盗賊 |: : : :.|: : : : } 个 イ |: : i!: :|.: : :.:.', .ｘ‐ｚ ８ 戦士 |: : : : |: : : : |. ',. ,' |: : ||: :|ｰ‐-､_',__, ／ ９ 司祭 ⌒Ｙ . ∧,-‐亠‐.／|: :.i!: :| . ', ,' |: : l.|: :',＼////__〆､ １０ 忍者 .| .//∧斗＜´ . |: :.||: :|. ', ,' |: : |.|: : ', . ＼/／//〈 ｘ-ｷ=≦///{ ,': :,' |: :!. ', ,' .|: : | |:ﾄ､::', .>/,...．-} .///,ヽ/////∧ /: /| .!:.:| |: : | .l:| ',::｀¨¨¨´: : : : :>-ｘ なお、１と１０がかぶったら振り直しとする {/////ヽ/////≧‐./: /l l. l: :|￣.¨ヽ r'¨￣|: : | |:!／ヽ、: : : : : ／,'///} ∨/////ヽﾆ二二彡.ｲ .| l. l: :| ,': :,',.<l:|////｀¨¨¨¨´/////,'| }///////////////＼| l. l: :| /: ///,|:!///////////////,'| 【5D10:32(3+7+10+8+4)】 |/////////////////| lｘl: :| ハ ./: ////,l:|////////////////| |/////////////////| l. l: :|≧=‐-.-‐/: /////,|:!////////////////| 魔法系とか回復とかはアイテム頼りなのかｗ 289 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/18(火) 22:59:25 ID:KQSiCOK5
,ィ'"´￣｀ヽ＿,....、 { ,ィ":::::::::::`ヽ::::丶 /´::::::::::::ィ:/::!:::::丶::::ヽ /::::::／´:::::::i!:/:::::::::::::i::::::.、 うん。スペルキャスターなどいなかった。 ／イ::/::::::::::::;:::!i:::::i!::::::::::::::::::＼ ,ｨ≦´:::::::::::/::::::::::::;ィ/::!:/:!:::::::::::::::::::::| i こうするとあれだな、戦士と盗賊のペア、 ,ィ彡／:::::::::::/:::::::::ィァ/／:i/:::::::::::::::::::::::! ! ,ｲ／':::::::::::::/l/::::::::;/￣/:::::::/:::/i!:::::::::::::::::|´ 戦士、盗賊、忍者のトリオ。 !::!/:::::::::／/:/:::::/:|'! ／|::::/'"´｀ i´l:::::::::::::::! |::'::::::／:::://::::::/::!ヽ !:/-─‐ 〉::::::::::::l 二つのＰＴとするべきか。キャラが多すぎると |:::／::::::::::l':::::::/::::|:::::＼ ' /:::::::::::::/ . /:::::::::::::::::::::::::/:::::::!::::::::| ＞ _ ／:/::::::/::::! ＡＡ上では回しずらいからな。 . ／:::::::::::::::::::::::::/::::::::::!::::::::｀ヽ ／::::/::::::/:::::::::〉 ,..ィ::::::/:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::/:::::::/::::::／::::::/:::::::::::::＼ さて。 ,...イ:::::::／/:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::/::::::::／:!':::::::::::/:::::::::::::::::::::＼＿＿＿＿_ １ 戦士、盗賊 /:::::／￣ /::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::/::／/:::::::!:::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ／::／ /::::::::::::::::／::::::::::::／!／::/:::/::::::::::!:::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_ ２ 戦士、盗賊、忍者 ／!i ,ィ'"￣:::::::::::::／イ::::::::／:／::::::::!::::!::::::::::::!:::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ! 〉':::::::::::::::::::::::／::::::/::::／'"´::::::::::::::i::::ヽ:::::::::::ヽ::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 【1D2:1】 290 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/18(火) 23:01:13 ID:KQSiCOK5
x-──-z _ /: : : : : : : : : :＼ /: : /: : : : : : : : : : ＼ お前たちは一山いくらの「あ」なのだ！ /: : ::j: : l::l: :l: : ヽ: : : ::ヽ l: : : i: : j.l:l_,ll__v::lヾl: : : ::i 実にらしいといえばらしいだろう。 j: : ::jk:::l l;l q d ﾘ ﾏt: : :;j ﾉ: : : i:N ` L ' `ｖ: : ::ﾄx さて、この二人の性別は？ /: : l: : :l ∀ ﾒ: : : : ヘ ./: : : l: : ::l ` .ｲl: : : l: :ゝ:ヽ、 １ 男 ２ 女 /: : : : l: : : ﾄ_ ___ __,． /ﾊ: : ﾄz:: :ﾄ:::l ./: : : :レl: : :;lz ￣ ／/ﾒ: : l//ﾊ l:l 【2D2:4(2+2)】 /: : : : l//l:: : :l////////////l: ::l/////l:l /: ://////ﾊ: ::l////////////l::::l//////マ j////////ハ: :ゝ//////////j:::////////ﾊ__ K/ ////////ハヽゝ////////j::///////////ﾊ ヽ////////////`'`ミ=-/////ｖ///////////Ｙ/Ｚマ 295 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/18(火) 23:06:27 ID:KQSiCOK5
＿＿＿ , ´ : : : : : : : : :｀:ヽ ／ : : : : : : : : : : : : : : : ヽ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 戦士と盗賊の女二人か。 , ' : : : : : : ´//ｌ : : : : :/ ｌ :/｝ : : : : , ' : :/ : : : : : ,' l ,' : :／. l/ .l : : : : : , なんともはや。次は種族を /:／,' : : : : : /━━ .ｌ/ ━━ﾄ : : : : : ', , 、 // ,' : : : : ::/ l ｌ :,' : : : : l/ ｝ ｌ┐ 決めるとしよう。 【2D6:3(1+2)】 //. ,' : : : : .∧ ｌ:,' : : : : / / ./. ｌ_ // ,' : : : : /:::::'., _＿＿＿_ / : : : : :/ ./ ./ ./ ｌ // .,' : : : : ,::::::::::::ヽ 丶 ＿ ノ ノ : : : : :/ 7,' / ./. ｌ １ 森人 // / : : : : /::::::::::::::::}｀丶 _ ＜// : : : / ./ /. ｌ ２ 只人 .ｌ ｌ ./ : : : : ,':::::{三三 } ＜//// : : :/ / / ３ 圃人 .l l. / : : : : :/::/三三三三= ＿ イ/ : :./ｌ / ４ 鋼人 l l / : : : : : :ｌ ﾉ三三三三三三三,' : :/ .', /ゝ、 ５ 只人 ｌ ｌ/ : : : : : : :ｌ三三三三三三.三 ,' : / 三ゝ /三＞- 、 ６ 獣人 ／ : : : : : : : :ｌ三三三三三三三.,': :/三三l l三 三 三｝ ／ : : : : : : : : :/三三三三三三三.,':.:/ 三.三ｌ. l三三 三 l / : : : : : : : : : : :/三三三三三三三 ,' :/三三三l l三 三三｛ 流石に蜥蜴と虫は外しておこう。 ＿＿ ,.ィ7///////7,.､ /////////////∧ ｴﾙﾌ ﾋｭｰﾑ /////,ﾊ'lV.//////∧ 森人 と 只人 か。 ｌ'/lV//ｋﾘ''l///////,∧ l//!ﾘ!{ l! ﾘ'///////,∧ 最後にどちらがどちらのクラスをするか l//l.` ,. !'//l./////∧ ﾘ/∧｀ .!'//,!l/////∧ ,.-ｚ=-､ 決めて終いとするかね。 ﾊ//∧＿,､ !// ! !/////,.'/ニ/彡ア＝､ l//!'///∧ !'//,! !V/,ｨ//ニ/'ﾆミヽ ヾ、 戦士は １ 只人 ２ 森人 l//lV////,〉//l∧∠/.ｲニ〃三ミﾐ＼ l//l,.∨.// l//ﾚヘ､ﾆﾆ=〃彡=ー-ミ＼ 【1D2:2】 ,.ィ=l//!ヾ､'´ ,ｨl//l二ニｰ彡二ニ＝ミﾆ=＼ヽ }ニﾆ!'/lミﾐ≧=彡!'/,!ニ=二二二二二ﾆ＼ﾆ={ヾ、 7二l//!ミニニ彡!'/l二二lニl二ニニニﾆ',ﾆﾆﾞ, /ﾆﾆ!'/,!二ー二ﾆ!'/,!二ﾆﾆ!.l二二ニニニ(ニﾆゝ､ ｉﾆﾆ.;//!二二二ﾆ|//|二ﾆﾆﾞi二ニニニニ{ゞ=) . lﾆﾆ.'//!二ニニニ|//|ニニﾆ!二二二二二ヽ 298 : ババコンガ ◆Ff7nWZGtso [sage] 2018/12/18(火) 23:12:09 ID:KQSiCOK5
／: !: : : : :.＼:＼: : : : ヽ､ヽ: : :＼ . //: !:.!: : : : :ヽ: ＼:＼＼ヽ､: :.＼: : :ヽ / !i: :i: i: : i､: : :丶: !ヽ: ＼＼:ヽ: : ヽ: : :ヽ ／: :i:l: :｀:l:.､:l,ィﾄ: l: ヽ!: l: !､:.ヽ: 丶: ､: :ヾ: : ﾄ､ かくて、森人戦士と只人盗賊の出来上がりと相成った。 . i : : /! i、: !: i:弋ｿ!ﾊ: :.!: i: l:､ヽ:.＼: ＼: : : : :丶ヽ 〈|: : :!:ﾊヽゝ､!ﾄ:.ヽ ' ﾄ:/: :!:i!: !ヽ: : :ヽ: :.ヽ: : : : ヽi! 流石に二人ＰＴでは受付さんも難色を示す。 . i:,!: :!: :ヽｿ ヽ ヾ丶 !ヽ: :l:.i!: :.ソヽ: : ヽ: : :＼: : :.｀:.、 i! !: :!: : :ヽ ｰ , ヽ!: :.､!: !､ヽ i:ヽ: :丶: : : ヽ丶 : ＼_ 彼女らはどのようなメンバーを探すのか。 i !: :!､: :.:ﾊ ,ｨ ｧ'´ ヾ: :ヾ:l: i!:丶: :.､: ﾄ、: : : : ､!ヽ: :ヽヽ ｀ﾞヽ:.＼: : : ヽ ヽ : !: !i: : i､: !: !: : : : : : :｀: ヽ rヽ| ……そこに思いもよらぬ出会いがあるなどと、 i!､:.: ヽ: : :ﾊ , ィ´ハ:ヽ!:､: :! !:!: i: : : : : : : : : : !i、/ . 丶!: : : ヽ: : ヽ -‐ ヽ i!: :!:i: :.! ｿ:i: !: : :,.:.:.､:!､: : i: : ! 誰が予想できたであろうか。 . !: :lヽ: ヾ: ＼: : : : :ヽ '; ヽ!: :!/:/:/ヽ::::::::､ﾉ!: :. :ヽ: i . /: :.!: :ヾ､ヽ: : ヽ／/:.i i !: :!: i /:/'"´:::::::::::::::::::::::::::::: すべては運命と宿命、サイコロの導きのままに。 i,!: :!､: : !､＼_: :ｲ／､:.l ｀!: :i: :!!:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ: :.: : :.!､,:.:.:.:.: :＿!// /:::!: :.ヽlヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: では今宵はこれにて。 ヽ: : :､:. ∨:::::::::::::／ !:::::i、: : i:.ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !:,l: :,-‐':::::::::::::::'"´::::::::::ヽ: : : : :.、::::::::::::::::::::::::::::::::: //l/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|: : : !: :ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::: ,ｲ二´:::::::::::／:::::::::／:::::::::::::::／!: : : !: :!:!:::::::::::::::::::::::::::::::: . / ∧::::::/::/:::::::::／:::::::::::::::／::::/:､: : !:!:l:i::::::::::::::::::::::::::::::::: 300 : 梱包済みのやる夫 [sage] 2018/12/18(火) 23:19:13 ID:s170T33m
最近サンファンでキセルマンを観ているせいか鳥海氏の声が聞こえてくるかのような語り口だ……ｗ |
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