やる夫茶
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やる夫がセクロスに挑戦するようです ReMaster その５/::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ 本日分の投下を開始します。 {:::::{_二二二二二_}:::::::', /::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ 開発番号E 「やる夫がセクロスに挑戦するようです ReMaster」 /_ノ ィ三 ヽ ｨ 三 { |＼::::.､ i::/ | |三三 ＼{. 三 ! |ｱ {::::::i スタンバイ！！ スタンバイ！！ |/ｨ | { ' メ} ! 乂::| |:::ｊ从 !ヽ （_ ） ｨ / ﾊ {´:::! 投下開始！！ 投下開始！！ |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::! |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:| |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ メ､ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿_ ／ ＼ さて、電話して面接のアポとって、Excelで履歴書を作ったお。 ／ ⌒ ⌒＼ ／ （⌒） （⌒） ＼ 今度は鶴屋さんにダイレクトメッセージを送るお。 | ⌒（__人__）⌒ | ＿＿＿＿＿＿＿_＿ ＼ ｀ ⌒´ ,／ //￣￣￣￣￣￣￣ / 「昨日は最高の夜でした。今度はいつお会いできますか？」 ＿＿_／ ＼ .// / | | / , ヽ // / 送ったお。 | | / ./ // / | | | ⌒ ーnｎｎ . ＿＿＿＿＿//_,_,＿＿＿＿＿_,_,_/ ￣ ＼＿_､("二） .`――――-((」II.IIニニニニニニｴ! ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─＼ ……昨日は最高の夜、ってなんだお？ ／ -━- -━- ＼ | U （__人__） | ＿＿＿＿＿＿＿＿ KonaKonaの時みたいに、レスがレスになったらどうすんだお？ ＼ ｀ ⌒´ ,／ //￣￣￣￣￣￣￣ / ＿＿_／ ＼ // / 明日の面接のことより緊張するんだお。 | | / , ヽ // / | | / ./ // / | | | ⌒ ーnｎｎ . ＿＿＿＿＿//_,_,＿＿＿＿＿_,_,_/ ﾁｬﾗｰﾝ☆ ￣ ＼＿_､("二） .`――――-((」II.IIニニニニニニｴ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─＼ ／ （●） （●） ＼ え……これ、鶴屋さんからのお返事？ | u .（__人__） l ＿＿＿＿＿＿＿＿ ＼ ｀ ⌒´ __,//￣￣￣￣￣￣￣ / 「明日の夜でいいにょろ」って……返事はやっ！ ＿＿＿＿＿/ ､＿＿＿＿,/、 / | | ./ ＿＿＿＿_丿 /ﾌ ｶﾞｯミ | | ,/ // /´ | | ! ＿＿＿＿＿//_,_,＿＿＿＿＿_,_,_/ ￣￣￣ ....("二） .`――――-((」II.IIニニニニニニｴ! ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ―――――――――――― ―――――――――――― ／ ...-――-.. ＼ ／ ...-――-.. ＼ ／ ／::::::::::::::::::::::::::::ヽ ＼ ／ ／::::::::::::::::::::::::::::ヽ ＼ | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | | {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} | | {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} | | {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} | | {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} | | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' | | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' | ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::／ ／ ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::／ ／ ＼ ――― ／ ＼ ――― ／ ／ | ＼ ／ || ＼ / || ヽ | ﾊ | | / ', | | / , | | / ', | ＼ ／ ＼ ／ ＼＿＿＿＿＿＿＿／ ＼＿＿＿＿＿＿＿／ ＿ --―――――――-- ＿ ／ ＼ やべえお、やべえお。 自分から鶴屋さんを誘っておいて、まったく自信がないんだお。 また鶴屋さんに、やる夫だけ一方的に気持ちよくしてもらうだけで終わってしまう予感しかしないお。 愛を見つけたお！ ってSAGA夫さんに大見得きったんだけど、やる夫には愛の技術がないお。 学校の保健体育は生物学的構造は教えてくれても、相手に喜んでもらう方法は教えてくれないんだお。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ., '´￣￣￣￣ `ヽ. ／ ＼ ／ -- ‐‐ .:::＼ / .:::::ヽ ! ....（(;;;;)) ::::: （(;;;;)).... .::::::::::! ……いったい、やる夫はどうすればいいんだお？ ! (___人___) .::::::::! ヽ ..:::::::/ ＼ ..::::／ / ....::::::::::..... ::::::::＼ ., '´￣￣￣￣ `ヽ. ／ ＼ ／ ⌒ ⌒ .:::＼ / .:::::ヽ ! ....（(;;;;)) ::::: （(;;;;)).... .::::::::::! おっ♪ ! "" (___人___) "" .::::::::::! ヽ ヽ、_ノ ..::::::::/ ＼ ..::::::／ / ....::::::::::..... ::::::::＼ -─── 、 . ／ ⌒ ⌒＼ / x==ﾐ .｢廴__ そう言えば、SAGA夫さんが汚え巻物をくれたんだお。 . ′ x===ミ ヽ ヽ |{ │ | (_＿人__ﾉ } .八 .ﾉ ダメ元で読んでみるんだお。 、 「廴_ | | /／ ７ ＼ / } 乂___.ﾉ イ ／ なにか役立つことが書いてあるかもしれないんだお。 ≫’ ！ ｰ‐ ／ ／､/ __ソ イ . / ／ | ∧___ ／ | . ′ | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ｌ丕丕ｌ |來來| |＊＊| |＊＊| |＊＊| ≠$≠ |＊＊| |＊＊| |＊＊| |坐坐| ｌ丕丕ｌ ｌ丕丕ｌ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ |來來|》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《ﾞ| |＊＊|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|《》| |＊＊| 、 |ﾞ《ﾞ| |＊＊| |《》| |＊＊| |ﾞ《ﾞ|＝＝＝＝∈ |＊＊| |《》| |＊＊| |ﾞ《ﾞ| |＊＊|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|《》| |坐坐|》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《ﾞ| ｌ丕丕ｌ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣＼ ／ ＼ / ─ ＼ ヽ えーと、なになに。 | （●） （●） | ＼ （__人__） __,／ 女性を食らうためにはまず、相手に苦痛を与えないことです。 ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | 快楽と苦痛は同じゲージの中にあるものであり、苦痛が勝れば、 .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ 女性に気持ちいいと思ってもらうことはできません。 .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ . ／￣￣￣＼ . ／ ─ ─ ＼ エフッエフッとか嗤うオッサンなのに、ものすごく真っ当な意見だお。 / （●） （●） ヽ . | u （__人__） | それなのに女を食らうとか、ツンデレ力が強すぎなんだお。 ＼ ｀ ⌒´ __,／ ／ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣＼ 男性は男性器の挿入による女性器への刺激を重視しがちですが、 ／ ＼ / ─ ─ ヽ 男性器による膣内への刺激は強度や部位、時間の調整が難しい | （●） （●） | ＼ （__人__） __,／ ことが多く、経験を重ねたパートナー同士でもうまくいかないことが ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | ままあります。女性が満足を得ないまま、男性が射精というオーガズムを .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ 迎えて刺激が途絶してしまう。男性器による刺激の弱点です。 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／￣￣￣＼ また男性器を挿入すれば、必ず女性が気持ちよくなるわけでは ／ ＼ / ─ ─ ヽ ありません。女性側の準備、肉体的なものだけではなく、精神的な | （●） （●） | ＼ （__人__） __,／ 準備も整っていなければ、それは快楽ではなく苦痛を与えるばかりの ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | ものとなってしまいます。 . . ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ . ／￣￣￣＼ . ／ ─ ─ ＼ たしかに鶴屋さん、気持ちいいんだよ、って言ってくれたけど。 / （●） （●） ヽ . | u （__人__） | やる夫が想像していた「気持ちいい」とは違っていたみたいだお。 ＼ ｀ ⌒´ __,／ ／ ＼ 肉体的な気持ちよさ、精神的な気持ちよさ……確かに、そのとおり ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ なんだお。 ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣＼ 女性に気持ちいいと感じてもらうためにはまず相手に信頼してもらう ／ ＼ / ─ ＼ ヽ ことが第一です。 | （●） （●） | ＼ （__人__） __,／ 次に大事になるのは、男性器を使わないで女性を食らう方法を ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | 覚えることです。 .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ 食らう、つまり舌（ぜつ）による刺激が効果的と言えるでしょう。 .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／￣￣￣＼ 人間が自由に動かせる器官で舌より柔らかい器官はありません。 ／ ＼ / ─ ─ ヽ それでもなお、舌先を尖らせるような刺激は最初から加えるべき | （●） （●） | ＼ （__人__） __,／ ではありません。女性の器官は男性よりも敏感にできています。 ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | ではまず、胸部、および乳首への刺激方法を解説していきます。 .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／￣￣￣＼ ／ ＼ / ─ ─ ヽ | （●） （●） | ＼ （__人__） __,／ ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | . . ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／￣￣￣＼ ／ ＼ / ─ ─ ヽ | （●） （●） | ＼ （__人__） __,／ ／ ｀ ⌒´ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ . ／￣￣￣＼ ダメ元とか、とんでもないお。 . ／ ─ ─ ＼ / （●） （●） ヽ たしかに、この方法であれば元SSR童貞のやる夫でも、 . | u （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ __,／ 鶴屋さんに気持ちよくなってもらえるんだお。 ／ ＼ ＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | なぜSAGA夫さんは女性を食らうって言うんだお？ .. ／ / ￣￣￣￣￣￣￣（,,ノ ＼ ／ /_＿＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼ 食らうと愛するは同義語のように思えるんだお。 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／￣￣￣＼ ／ ─ ─ ＼ / （●） （●） ヽ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ __,／ ／ ＼ |￣￣￣￣￣￣￣￣| ﾄﾝ ｸﾙｸﾙｸﾙ _（,,) (,,）_ ／ | | ＼ ／ |_＿＿＿＿＿＿＿__」 ＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ―――― ､ ／ . : : : : : : : : : : : .＼ ／ ＼: : : : : : : : : : ／ 丶 ぜんぶ暗記したんだお。 ／ ＿_,＼ : : : : : ／＿__ ＼ ／ 、 (/)ヽ丶: :／､ (/) 丿 ヽ 明日は面接に受かって、その足で鶴屋さんを喜ばせるお。 / ￣￣ " " ￣ { ( 人 ) l やる夫は普通の男になるんだお。 、 ￣ ￣ ′ ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ (⌒ 、 .. . ... :. .:.:.:.: .: .... ..:.:.:.:.. .:.:.:.. .. .. .... .:.:.:... （ ヽ⌒ヽ 、 ／ / .. .:.:.:..: .:.:.:.. ....:.:... ( ） ... :. .:.:.:.: .: .. ___┐ / /ヽ ｀ヽ ／ |´ , へ , ⌒ヽ . .. :. .:.:.:.: .: .... .:.:.:. . |___／ / . ... .. | | .. .... .. .:.:.:. （ ' ／ ./ ヽノ ゝ ｀ヽ ／ .... .:.:.:.:.:... / .:.:.:..:.:. .. | . ...... .. . (⌒ ... .... . ／... :. .:.:. .. / | .:.:.... .... ／ / .... .:.:.:. . .. | ... :. .:.:.:.: .: .... .. .... .. .:.:.:..: ／ / . .....:.:.:.:.:.:.:.. ... | . .. ...:.:. .. ..... .. ..:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:... ...... .. .... .. i ／ (⌒ 、 .. .... .. .:.:.:..: .:.:... , ⌒ヽ . :. .:.:... . .. .... .. .:.:.:..: .:.. ... （ ヽ⌒ヽ 、 ( Y⌒ ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ . l l | | l ! .| | l .! ┤ | . l ! | | l .! .| | . l l. ´＼ | ├ . l !. _ ,,.｀＼_| | l .!. .‐~ ｀'| | 、 ＿ｌ＿l_ ,'::.. :|─ | . ｀ ｰ- --‐ l| |￢｀ ｰ-_ﾉ::::::... ......:::::|高l .| [ll| |ll]_ ,;'" .､::::::::::::::::....|良l:..| . ｰ| |l' !:::::::::::;;;;;.... 、..::::|泌l:.:| | | . ＿~ｰ､_:::::::::;;;＼､ :|尿l:::| | |./| ~ゝ:::::;;='､_:|器l::.| | | | l､...:::::::::.. !|__｣ ! | | | ^ｰ-、::. | | | | | '～l_____.| | | | _,r-‐(⌒｀ヽｰ-|l l l l| | | | ,ｿ;;::: ゝ;;::::::::::: |l l l l| | | ､!_ .{｀:: . ﾉ_;;::::::::::. . |＿ | L;_:: ﾉ;;;::: . l文|. | ~ ｰ ､_i ::.. |￣ | ヽ,._|_ | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣￣￣＼ ／ ＼ ／ ￣￣ ￣￣ 丶 ／ ( ● ) ( ● ） ＼ | | | （ 人 ) | ＼ ￣ ￣ ／ ＼ ／ ／.......丶 ＿＿＿＿＿＿＿／......＼ ..................l...＼丶 介ノ ／....l................... ｌ........ｌ..........|........l l/| ｌ.........|....................l |........|...........､.......＼l/| ノ ......./...........|........| |........|..............＼...... Y.........／..............|........| ／￣￣￣￣￣ ／__r‐／￣￣ミiト . ＼ / _ﾉ ／..............................＼ 、 ＼ / /ｓ/....................... |.......l........Vﾊ ＼ あれ、どうしたのですか、やる夫。 ／ ｝/.......| ......... /....|.....∧......... ｛ ﾉ ／ r' .′....ﾉ........ /.....ハ厶.ﾍ...... |｛___／ 今日は珍しくスーツを着てるですぅ。 └- .｣ |. ／.､____厶イ rﾃぅx｝.....|｛.｛ ‐--イ..........rﾃぅx Vり ｝.../ vﾍ ｰ--‐彡イ八 Vり , '''厶ｲ |....`､ / X ＼〉乂__''' r '⌒) .....｝ |........`､ ｝ ｛..........个ト . __ . イ‐- ｝ X |＼.......`､ / Χ /......く￣∨ 厂∨￣∨ / ｛...........`､ | ｛...... / ｝ 〔 └‐介ｰ‐1 ｛ ﾉ................. | /..... / ｛ } / ｌ| ｝ Ｘ ｝ {. .＼.............. _｣ X｛ ... /. . _〕 丿 .′ｌ| ｝ ｛ ｛ . . ｛................ ｛ ﾉ..._｣ . .{ ｛_ ]l ｛ ｝ └ﾍ . ＼............＼ /...｝ ｛../ . . .└ﾍ ｛_ ]ｌ ｛ X ｝ ｝ _丿. .丿................＼ /....ﾉΧ｛｛. . . . . .└ﾍ└冖┴ﾍ._｝ ｛_丿｢<⌒X⌒>................ ＼ /....｛ ＼く__X__〕 . .个ｰ-- --‐｝ ∨. . . / | ＼........................＼ ............＼__ ｝ 八 . . . /＼ﾆ[≫≪] X ｛. ｛. . .｜ ........................... ＼ ／....................└-／ ＼_/. . .＼ﾆﾆﾆ｝ ＼＼_｣ Ｌ..............................＼ . ／............／.............く_rﾍ._rﾍ./ . . . . . . ｀二. ＼＿r-┘. .└r'⌒⌒ヽ..............................＼ .............. ／.................__厂￣｀V . . . . . ＼ . . . . . . . . . . . . . .└ﾍ_｣_j_ﾉ､................................... /.................................／ └L｣_rＪ ＼. . . . . . . .‐- -‐ . . . .／. . /.｜.l . .`､.....................l.......... . /............/.......／.... / . . . / . |. ＼. . . ‐------------‐ァ . . . . ′ |. . . . . `､ .............. |...|.....| .′........ ′../........./. . . .′.｜ . . ＼. . . . . . . . . . . . . . ／. . . . . . . 丿. . . . . . `､............ |...|.....| . ................|..../ ...... /. . . . . . . . . . . . . . .＼. . . . . . . . .__／. . . . . . . . ／. . . . . . . . . .`､..........|...|.....| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣￣￣＼ ／ ＼ いまから面接を受けてくるから、 ／ ￣￣ ￣￣ 丶 ／ ( ● ) ( ● ） ＼ スーツを着ているんだお。 | | | （ 人 ) | ＼ ￣ ￣ ／ ＼ ／ ／.......丶 ＿＿＿＿＿＿＿／......＼ ..................l...＼丶 介ノ ／....l................... ｌ........ｌ..........|........l l/| ｌ.........|....................l |........|...........､.......＼l/| ノ ......./...........|........| |........|..............＼...... 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Y.........／..............|........| ＿＿＿＿ , ´ ｀ 、 ／ ＿__ ―― ＿__ ＼ ／ ＿／ ＿＿__ ＼＿ ＼ , / __／￣￣ : : : : : : ￣￣＼__ ∨ ｀ . / ／／: : : : : : : : : : : : : : : : :.| : : : : :＼＼ ∨ / / ｢／: : : : : : :／.:.:./: /: :/ : : ∧: : : : : :.:`、} ∨ / . /__ /: : : :./: : :./: : : /: /: :/: : : / ',:｜ |: : : :`、 ∨ . ∨/: :.:./: : :./: : ／／l: /: : : / |ﾉ|: :|: :|: : : V⌒ . | |: : :｜ : /:¨'￢=- ／/: ／-=冖~:|: :|: :|: : : :.' 八| |: : |:__彡ｘ===ミ ／／ ｘ===ミ |: :|: :|: : |: ｌ| そんなの、おまえに言われなくても 八|: : |: : :|《 | l:::イ| | l:::イ| 》 八:|: : |/ﾘ 八: :|', : |', 乂__ソ 乂__ソ :|/ : /: :/:| わかってるのですぅ。 |＼ ､:圦 ' /: ／|: /: :. |: : :个 会。 ( ) . ｲイ ｲ: : :.∨ / : : : 八 |＞ ,へ,_,,. イ___ / {､ : : :∨ / /:: : :;.斗 |'ア j_ 〉 У { 〃￣＼ ∨ / /: :／:::_{| / ／ ／>＜_ ／ /:::::::::::::::ヽ∨ / . /: :/::::::::Ｖ / ´_ノ } ∨ /:::::::::::::::::::::| ∨ / /: :.:|::::::::〃 | }ｰく／ /:::::::::::::::::::::: | : ∨ . /: :.:...|:::::::｛ _| /|∨ .′::::::::::::::::::::::| : : ∨ /: : : : :|:::／ く(┴ﾍ,＿_厶|｜ |/::::::::::::::::::::: / : : : `、 . /.: : :＿／ く/`'＜Ｌ７ノﾉ/ |::::::::::::::::::::: /: : : : : :.:＼ /: : / ＿／:| `ｰ冖___トl_〉 ＿_|::::::::::::::::::::/: : : : : : : : : :＼ . /: : : :￣￣:|:::::::::::| ／ ﾉ|＿／ /:::::::::::::::::/ : : : : : : : : : : : : ＼ /: : : : : : : : /:::::::::/| ／{{／l工工/::::::::::::::::::' |: : : : : : : : : : : : : : : ＼ . /: : : : : : : : /:::::::::/ ∧Ｌ工ノ////::::::::::::::::::::|::|: : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.＼ /: : : : : : : : /::::::／ / //∧ |／/'／::::::::::::::::::::::::: `、: : : : : : : ＼: : : : : : : :.:.＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣￣￣＼ ／ ＼ それならよし。 ／ ￣￣ ￣￣ 丶 ／ ( ● ) ( ● ） ＼ 面接の時間に遅れるから、もう行かせてもらうお。 | | | （ 人 ) | ＼ ￣ ￣ ／ ＼ ／ ／.......丶 ＿＿＿＿＿＿＿／......＼ ..................l...＼丶 介ノ ／....l................... ｌ........ｌ..........|........l l/| ｌ.........|....................l |........|...........､.......＼l/| ノ ......./...........|........| |........|..............＼...... Y.........／..............|........| ／ // ji ／ノ: /: : : : : : : : : : : : `ヾ i! ＼ ／ // ｲノ: : /: : : : : : : : /: : :i:: : :ハ! ＼ ｝＼ ..// /ノ: : ::/: /: : : : : : /: : i: :|: : : : :ﾄ, > ヽ .＼ { { ji./ﾉ: :i: :/: /: : : : : : /: : /: :从: : : ',: V ／ ヽ ∧ .{ { }ﾉ: : :|/: :/: : : : ::: ｨ: : :/:::/ }:!i: : : :i: :!/ V: : :ヾ{{ }: : : :|: :/＿: _:／/::／i:::/__i/j: : : :j: t /: : : : {{ }: : : ::Vﾊ:ｨ=＝-,／ .／´斗v:/: : :.:/! /: : : :!:小:.ﾄ: : : : ! Vｨだ示 ?鞍不.ｲ: :!/ 面接、がんばれですぅ！ . /: : : ::|: :!八 ヽ: : ヽ 心ソ 辷ソ./:／ /: : : :::|: :!!: :ヽ .ﾄ: : :`ー """ ' "" /´/:! /: : : : ::i: :ij: : : ﾄｲ: ＞≧ｪ､ `ー' イ _//j . /: : : : : ::|: :!i::!:i: i ヽ: /廴 ＞ _ ィ7 .//:::| . ／: : : : : ::ノー⌒V7 V/ `ー ､_∥／ ijk { {: ::ﾄ､ ／: : : : : : : / ﾉ_ i! ｝ i! V i!ｪ`ーｸ入＿,ﾑ: :ヽ : : : : : : : : / ） i! ｝ V ｨ彡彡ミﾐﾒ､{ i!｝ ヽ: : :＼ : : : : : : : / （_ i! ｝ i!ｋ i!ミv彡∧ﾐミｿ｛i!:｝ i:＼: : :＼ : : : : : : : i jﾊi! ｝ ｝ ilil》》 ilil ｛i!｝ ヽ: : ヽ: : :＼ : : : : : : : ﾉヽ､_ ﾉ7i! ） i! ili 巛》ili ｛i!:｝ ｝: : ::＼: : ＼ : : : : : : :｝ ﾍ /::::｝｛ ﾉ! ili 巛》ili ｛i!:｝ /: : : : : :ヽ: : : ヽ : : : : : : ﾉ:::::.... Vi!:::::｛/ ｖ!i {{､_＿__}} {{_＿ ﾘ｝ ｛: : : : : : : : ＼: :: : : : : ／ ＼iﾊ:::::Y 7i!i! /＿＿//∧}}＿ ,及 i: : : : : : : : : : :` ヽ: :/ ＼!:::::>､＿/＿＿:::::i!＞<!::::::::::/ ＼: : : : : : : : : : : :Y {{ﾆニミ≦ニ｝ j＞´￣￣ Y ｝ヽ､V/:::::::::/ ｝: : : : : : イ : :.| `￣// ヾ:､_ i! ｛ ＼::::/ /_.....ィ彡:＜ _ノ ヽ // ``ー;;､＿ ﾉ ｝ i |>! ⌒ヽ ＼: : : : : :::ノ ノ∧ //⌒i!/ヽ､_, ijｨ´::::＼=ミﾒ. ﾉィ:::7::/ ヽｲ >､ :| | |/::::::::::j〃:::::::::／.＼::)）／::／:イ ／ ＼ | | ||＼／ .＼／ `ー7K: :／ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :::::......／|￣|￣￣￣￣￣￣||￣|￣￣￣￣￣￣||￣|￣￣￣￣￣￣||￣|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／ ::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／:::::::::::| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:: ::::::::::::::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:: ::::::::::::::::| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |::|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |;;|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|.|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | |＿＿＿＿＿＿| |＿＿＿＿＿＿|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ┌―┬―┐ .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ..| i.|.i | .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ _＿_ . - ‥…‥ - . ⌒＞ : : ｀ヽ／: : : : : : : : : : : : : : ＼ ／ : : : : : : : ‘，: : : : : : : ￣｀ヽ: : : ヾ＼ , : : : : : : : : : :／: : :.／ : : : : : : : ‘，: : : :＼ . /: :, : : : : : :.／: : : : /;. : : : : : : : : : :.',: : : : : :.＼ /: :/: :, : : : :/: : : : : //: :, : : : : : : : : :.:ｉ:＼: : :＼:.:＼ . /: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :/, : /:./,:|: : : Ｙ :ヽヽ ﾍ＼ /: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :// :/:.//,:|、: : | : :ｉ : ヽ;ﾍ . ｰ=彡イ: :/: : : :〃 : : : :〃／:.:／／/_,/:.///::| ∨:.| : :|: ｉ : | : ; それではまず、貴方が当社を志望した |: |: : : : : /小: : : :イ/´／￣／: :/:.///ﾊ:ﾄ､| : | : :|: | : ｉ:ｉ:.ｉ |ﾊ : ｉ.: : :{. |: : : i.ｉィ斧芋气、／／// ﾘ ｝/} : 八l : }:|:.} 理由から聞かせてください。 | |: |.: : 八 |: |:.: !l代だ爿 ｀ヽ ／x斧气/ /: /: , } / j/ Ⅵ:.:/.: : :| :| : :il{V:::::::ｿ }} /比乍癶小.:.://:ハ ∨:! : : |: |: : l|乂¨¨´ 9ﾉ⌒Ｙ6Vｿ / } |:/// ﾉ八 : ∧:!.: :l| ¨¨¨ 〉､......../イ{ |:// . ／ ∨.:∧ : l| ∧ | | ∨ } 八ﾊ∧ l|＼ ‘..’ ｲ::::{ V | | _从ハ八 イ::::|:::::l V | | /:::::::i ＼ ｀, ー ´ |（ ＼ハ ‘, | ／::::::ｊ/ ｉ::::ヽ |/＼ Yﾍ. ヽ! . ィ:::::::::::::::, ﾄ､:::::`ｰ┬＜ﾍ } ! ／//∧:::::::::::::::, ヽ‘,:::::::: ∨//｝ ﾉ | . ／ ::∨//∧:::::::::::::::,ー―- ､ ‘,:::::::: Ｖ// / | . ｀ヽ:::::::∨//∧:::::::::::::::, . . : ´￣｀: .‘,::::::: Ｖ{ {_＿＿j､ /∧::::::∨//∧:::::::::::::::,／ : : : : : : : : : ‘,:::::: |/イ//////∧ //∧::::::∨//∧:::::::::::::::, : : : ´￣￣｀ ‘,:::::|'//////////＼ ///∧::::::∨//∧:::::::::::::::,／ -――- ',__!／//////////| ////∧::::::∨//∧:::::::::::::::,／ : : : : : : : : : |｛ ////////////! /////∧ :::::＼///＼ ::::::::::, : : : : : : : : : : |ﾊ'////////////| //////∧::::::::::＼///＼ :::::＼ : : : : : : : : |∧ ///////////| ////////＼ :::::::::` ＜//＞ ，＼ : : : : : :.|｛∧ //////////|、 . //////////,＼::::::::::::::::` ＜//＞＼: : : : :!j/////////////ハ ////////////,＼ :::::::::::::::::: ` ＜//＼{乍ｈ}ｉ/////////////| //////////////＼ :::::::::::::::::::::::::` ＜＼И|/////////////| ／￣￣￣￣￣ ＼ はい。 ／ ＼ ／ ＼ 複合的で柔軟性に富む業務をこなし、お客様のニーズに ／ ＼ ／ ＼ お答えする御社の多角的な業務内容に深く興味を抱いた l u l | | からです。 l l ＼ ／（やべーお、かなり真面目な会社だお。ホームページの ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ 会社案内文章のコピペしか言えてないお） ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿_ ,. : : :´: : : : : : :｀´￣｀ヽ ､＿__,. ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ￣/: , : : /:, : : / : ,: : : ､: :|: : : : : : :ヽ ／: /: : /:/: : /: :/: : : : }: :|、 : : |: : |: . 履歴書を拝見しました。 ∠: :イ: : /:/: :,:ｲ/:/ }: : : /: / ヽ: : |: : |: l 〃 |: :/: {: :/,.-{/-/: ／}:/--､|: :_r､､}: } この期間に２年間の空白がありますね。 { {: :|: ∧:{,ｨtzｫ､／ ｨtzｫ､}:〈 Y !∨ ∧:{: :/从 Vzﾘ- ､___r Vzﾘ/: ｲ | |l } その理由を聞かせてください。 {/Ⅵ/:l∧｀ｰｰｰ ´,｀ーｰ.:': :,: / {:∧:{: 人 /: ｲ , 从 ∨ ｀ . ‘ ’ ｨ:{: 从 ＿,{､ ,. ―|｀ ¨ ´ | ヽ }:::::::::::}､ イ {--､＿ r--} 〈::::ー::':::}ヽ ／ ､／ -- ＼| }:::::::::::∧::} ∧ 、 '， | |:::::::::´::::Ⅵ、 {:::＼ ＼ ､ / ,::::::::::::::::∨ヽ |:::::::::＼ ＼ ､ / ∧::::::::::::::::､::::l |:::::::::::::::＼ ＼ ∨ ／ ∧::::::::::::::Ⅵ:} |::::::::::::::::|:::｀ 二 ' 二 イ:::{:::::::::::::::::∨ ,:::::::::::::::∨:::::::::::l､i∨iｲ::::::::::::::乂:::::::::::::::, ,::::::::::::::::∨:::::::/ }i介i-､:::::::::::::/ ＼＿ノ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ / ＼ / ＼ / ＼ l二二二二二二二二二二二二ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二l ／￣￣￣￣￣ ＼ はい。 ／ ＼ ／ ＼ 資格試験の勉強をしておりました。 ／ ＼ ／ ＼ 残念ながら資格取得という結果を出すには至りませんでしたが、 l u l | | 学んだ内容は御社で業務を遂行する上で大いに役立つものと l l ＼ ／ 考えております。 ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ （資格というかネトゲしてただけだお、こりゃまずいお） ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿_ ,. : : :´: : : : : : :｀´￣｀ヽ ､＿__,. ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ￣/: , : : /:, : : / : ,: : : ､: :|: : : : : : :ヽ ／: /: : /:/: : /: :/: : : : }: :|、 : : |: : |: . 以前、勤めていた会社を退職した理由を ∠: :イ: : /:/: :,:ｲ/:/ }: : : /: / ヽ: : |: : |: l 〃 |: :/: {: :/,.-{/-/: ／}:/--､|: :_r､､}: } 聞かせてください。 { {: :|: ∧:{,ｨtzｫ､／ ｨtzｫ､}:〈 Y !∨ ∧:{: :/从 Vzﾘ- ､___r Vzﾘ/: ｲ | |l } {/Ⅵ/:l∧｀ｰｰ- ´,｀ーｰｰ.:': :,: / {:∧:{: 人 /: ｲ , 从 ∨ ｀ . ‘ ’ ｨ:{: 从 ＿,{､ ,. ―|｀ ¨ ´ | ヽ }:::::::::::}､ イ {--､＿ r--} 〈::::ー::':::}ヽ ／ ､／ -- ＼| }:::::::::::∧::} ∧ 、 '， | |:::::::::´::::Ⅵ、 {:::＼ ＼ ､ / ,::::::::::::::::∨ヽ |:::::::::＼ ＼ ､ / ∧::::::::::::::::､::::l |:::::::::::::::＼ ＼ ∨ ／ ∧::::::::::::::Ⅵ:} |::::::::::::::::|:::｀ 二 ' 二 イ:::{:::::::::::::::::∨ ,:::::::::::::::∨:::::::::::l､i∨iｲ::::::::::::::乂:::::::::::::::, ,::::::::::::::::∨:::::::/ }i介i-､:::::::::::::/ ＼＿ノ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ / ＼ / ＼ / ＼ l二二二二二二二二二二二二ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二l ／￣￣￣￣￣ ＼ はい。 ／ ＼ ／ ＼ 理由として、一つは資格勉強の時間をつくりたかったこと。 ／ ＼ ／ ＼ もう一つは…… l u l | | l l ＼ ／ ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : ＼ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:／ -──ﾍ、 : :ヽ ,:':.:.:. /: : :...:/ --──‐＼..: : : /:.:.:.: │:.:.:.:/:.:／: :{: :､ : :ﾄ :.:.:.:.ヽ:.:.:..ﾞヽ ,':.:.:.:／.| i: : i|:/ ’,:.:ぃ: ヽ:ﾊ／:. : │:.:. :.:ﾟ， }:.／ ｲ. ! i:.:.:i|′ ∨i ＼: :ﾊ ＼:.:|: :.i 〕:.ﾊ . /:.{ /|:.:| i: : i｢｀¨ ｰ リ ＼:}x㍉ヾ! :.「{:.:.:.i ':.:.:.∨/|:.:| i: : i|=元ﾃミ /ｆi刈 //i: :.| 〉:.:.| ねえ。そんな、ありきたりの質問はもういいわ。 ｉ:.:.:.:〈/l |:.:| i: : i|弋zﾂ ゞ'″｛:.i::. |V:.:.! |:.:.:.:〈八|ぃ i: : i| ￣ ､ ':.i:.: |/:.l:.| それよりあんた、なにができるの？ lﾊ:.:.:.:.:.:.|:. ∨:..ｊ|ι ┐ :′!/.|:.:.:!:′ |! ﾟ，:.:.从:.: ∨:j| ＼ /__ﾉ ／│:.:′!:.:ﾉ | }:.:/}:.::.:.:. ∨|ィ:} ＞ .,__,ｨﾊ､:.:.:|:./:.:.:ﾚ' ﾊ:! 乂:.:.:.:.:リ:. ﾉ. ト､:.:.:: _j/¨x≪¨ヽ ,x≪:--斗'. /: : : : :r/:／. ＼ /i:i: : : : :∠ /: : : :/i/: / / ｉ . / :i:i : : :/ ｀ヽ./: : : :/i/: /. { ′. | /i : i:i: : /======ﾐ/: : : :/i/: / ∨ ‘, . {/l : i:i: / .／: : : :/i/: /. | ＿ ∧ . / :l : i:i ' .／: : : : :/i/: ｲ. || ／ -- ＼ 、 . { :l : i:i{ .ｲ : : : : : ｲi／. |ﾚ:.／ ＼ヾ, ／￣￣￣￣￣ ＼ はい。 ／ ＼ ／ ＼ 前職の経験から営業ができます。 ／ ＼ ／ ＼ 資格試験のおかげでパソコン関係にも強くなりました。 l u l | | （ホームページに写真が載ってた社長さんだお。 l l ＼ ／ 表情が別人みたいに怖いお。こりゃ落ちたんだお） ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ,. ＜￣￣:::〕iト . ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ /:::::::::::::/::::::::::;:斗─- ﾐ:::＼ /:::::::::::::/:::::::: /＜{::::::〕iト.＼::ﾊ 営業は私がするからいらない。 i::_;: -=!:::::::::/::/ﾊⅥ:::::::::::::ヽ:::i ｛ く i::::::::::ﾚ'=ミ 乂::::::::::::::::::', パソコンも有希がいればいらないわ。 . 从ｰ'/ /i:::::::::| _{炒` ＼:::::::::::::', /:::::::/ /: |:::::::::i ｀ ﾁ:癶:::::::i;:: /:::::::/ , {::: i::::::::∧ ' ｀` ':::::::::| } ｛:::／／i |:::::V:::::::ヾ ‐￢ .ｲ :::::: ﾘ } ／／::::::l |::::::}＼:::::ﾄ､ __,. ＜:lﾘ|:::::::/ / ｛ ｛:::::::::: l ＼ﾉ !､ヽ、:/}/|| j::::∧ | レ'⌒ヾ＼＼__ ∨..{{ﾊ＼､:∧ ∨ }/ ￣＼ヾ＼＼,.-==V..{{∧ ‘, ＼＼ ′ ∨ヾ.⌒ﾍ二二 ヾ∧ ‘, ＼｝ . | ∨{{i. . . .＼. . .V. }ﾊ八 ', ＼ヾ. . . . ∨/}. .}}｝ィ￢、 ',_ __ 「r 'ニヽ . . . ＞'´ ヾ:ﾄ､ ｀〔_ ｛j ﾉ ／_, >' !j_ ﾟ , L∨ ゝ{/ﾚ{ ﾊ ノ´ ｀,ハ ‘ , /j ／ } `､ ／_ j i〕iト .,＿_,. イ:|ヾヽト----- ' ／￣￣￣￣￣ ＼ ／ ＼ ／ ＼ ／ ＼ ／ ＼ はい……。 l u l | | （ワンマン社長によるトップセールス体制。 l l ＼ ／ はやくも不採用が決まってしまったんだお） ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ─……─ ィ:.:.:.:.. -───ミ:.:.:.:`:..､ ／:.:.:.: イ -─── ＼:.:.:.:.＼ /Ｎ:.:.:./:.:.:.:ｨ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.､:ヽ . ／./:.:./:.:.:.:/ : ::.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:. ＼{￣￣{ ねえ、それよりあんた。 . く_//:.:.:.:.:.:ｉ:.:′:.:.::.:. ハ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.!:.:.:.:.＼＼ﾊ . /:{_!:.:.:.':.::.:|:.:.:.:ィ ''¨`｀:.|!:.:.:.:.:.:.ヽﾘ:.:.:.:.:.:.:∨ｰミヽ 文章は書けないの？ '://|:.:.:{:.:.:.Ｎ／,. - 、、 {!:. : ::/ ⌒ヽ :. :.:.: 〕iﾄ､ } 〉 :.l Ⅵ＼:.:.:.:ｨ.ﾞｧ' 花:i㍉ ＼:ｲ ,,.-、 小: }:.: !:.:.Ⅵ′むかし演劇部にいたとか、文芸部にいたとか。 i:.:＼ﾄ _{:.:.:.: 八 弋(ﾂ /符: }! }. /:.:.:|:.:.:.:.| |:.:i:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ﾄ. ｰ 弋ﾂ ' 八.:.:.:.:|:.:.:.:.| |:.:l:.:.|:.:.:.:.:.:.∧. , ｰ / 丿 :.:.: !:.:.:. | 刈:从:.:.:.:.ｒ‐八 /イ :.:ヽ:.: ﾄ :.:.ｉ| . }:.:ﾄﾞ／:.: ｉ:/个:. ’ ) .イﾞ:.ﾄ :.:.:.: }:.:l |:.:.ﾘ {:.／:.:.:.:.: { i ..,_ ,. 爪:.:. ヽ ハ:.:.:.ﾊ:ﾉ |:./ ／.:.:.:.:.:.:.:.:.{ / }:.:.:.:.:.:.＼}:./ l:′ ／〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.: { { Λ:.:.:.:.:.:.:.:》x / ＼＼:.:.:.:.:.:.:. { ‐‐- -‐‐/:.:.:.:.:.:.:.:.://:.:〉、 〈 ＼＼ :.:.: 八ー-----―/.:.:.:.:.:.:.:.／/.:/ } f} ＼ ＼＼:.:.:.:.＼ /:.:.:.:.:.:.／／:./ ﾉ ／￣￣￣￣￣ ＼ ／ ＼ はい。 ／ ＼ ／ ＼ 文章であれば、学生時代に小論文コンテストで ／ ＼ l u l 優勝を取ったことが２回あります。 | | l l （１度目がラーメンの美味い店の探し方で、 ＼ ／ ＼ ／ ２度目がラーメンの不味い店の見分け方だったお） ,ィl＼ ; ィ ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ . /.: : : : :.ィi〔 -── ＼:.:.:.:.:.:.:＼ : : :《￣｀ヽ ィi〔:.:.:.:.:／ ． ‐─‐──‐ヘ. :.:.:.:.:.:＼:.ヽ＼ { 小論文？ ／ ／ } : /:./／/:.:.:.:.:/:.:.:.:. : ヽ:.:.:.ヽ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ〉 ヽ／ ,:':.ﾞ':./.:.:.:.:|:.:.:.:. {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾟ，:.:.:|:.:.:.:':.:.:.: ｲ:.∧ { そんなものよりあんた、この様式で草案を書いてきなさい。 . ／ /:.:.:ｉ/::.:.:.:. |:.:.:.: ‘，:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:/l:.:/:.:.: /:.:|:.:.:.:|/ヽ ヽ /:.:.:.:.:.:.:.ﾄ､:. ﾄ､:.:.:.:.:.',:.::.:.:.:.:,x－ﾘハl:.:.:.:V :.|:.:.:.:|ヽ ＼ 期限は１週間後。作業量は２００案。 . / ＼/:.:.:|:.:.:.:.:|:.:‘，', ＼:.:.: ＼ ／.ｨ七斥y|:.:.: Vﾞ|:.:.:.:| ∨/ / ｲ:.:.:.:|:.:.:.:.:{ i__ヽ､__ム｀ヽ:: ＼ 乂;;;ソ ∨:. ∧!:.:.: | イ｀ヽ １作の文字数は４８０字以上の５００字以内で。 . 〈 / :|:.:.:.:.|:.:.:.:.::.:.l _,:z-ヽ} ￣｀ヽ~´ ∨.:.:∧.:.::ﾊ:.:.|:.:.:.::.', ∨ |:.:.:.:.l:.:.:.:.:..八ｘ七斥 }:.:.:.:.:} /｀ヾ:|｀ヽ:.:.} 様式のテンプレートは、このメモリースティックの |＼ |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|/ 乂;;ン 、 厶:. ∨.: .:.:i: | 廴ヽ |:.／!:.: 从.:.:.:.:.:..、~´ ｀ /:.:.:.:./.:.:.:. ｉⅣ ／ ＼ 中に入っているから。 . / |:.:.:.:.:.ヽ:.:.:..ﾞミ=ｰ _ ノ＞ /:.:.:.:./: : : :/i/ / ｨ ＼ ' V:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.: ＼ ｀こ 〃:. : /: : : :/i/ 〈´ ヽ {、 ＼:.:.ハ::.:.:. ￣｢＞ ＿＿＿_／/:.:.／: : : :/i/ } } | V: : }＼:.:.:.:.l ＼. /:イ...: : : :/i/ ﾉ 八 . /| ＼ Ⅵ!.:. .:.ﾟ，:.:! ＼＿ /: : : : : : :/i/ { ／ ｀ヽ { ヽ.. Ⅵ!.:. .:.}:.∧.: :.＼ ヽ ／: : : : : : :/i/ , イ. { } ／￣￣￣￣￣ ＼ ／ ＼ はい……２００案？ ／ ＼ ／ ＼ （とんでもない量だお。面接となんの関係があるんだお？） ／ ＼ l u l | | l l ＼ ／ ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ _＿_ . - ‥…‥ - . ⌒＞ : : ｀ヽ／: : : : : : : : : : : : : : ＼ ／ : : : : : : : ‘，: : : : : : : ￣｀ヽ: : : ヾ＼ , : : : : : : : : : :／: : :.／ : : : : : : : ‘，: : : :＼ . /: :, : : : : : :.／: : : : /;. : : : : : : : : : :.',: : : : : :.＼ /: :/: :, : : : :/: : : : : //: :, : : : : : : : : :.:ｉ:＼: : :＼:.:＼ . /: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :/, : /:./,:|: : : Ｙ :ヽヽ ﾍ＼ /: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :// :/:.//,:|、: : | : :ｉ : ヽ;ﾍ . ｰ=彡イ: :/: : : :〃 : : : :〃／:.:／／/_,/:.///::| ∨:.| : :|: ｉ : | : ; |: |: : : : : /小: : : :イ/´／￣／: :/:.///ﾊ:ﾄ､| : | : :|: | : ｉ:ｉ:.ｉ |ﾊ : ｉ.: : :{. |: : : i.ｉィ斧芋气、／／// ﾘ ｝/} : 八l : }:|:.} | |: |.: : 八 |: |:.: !l代だ爿 ｀ヽ ／x斧气/ /: /: , } / j/ Ⅵ:.:/.: : :| :| : :il{V:::::::ｿ }} /比乍癶小.:.://:ハ 社長。 ∨:! : : |: |: : l|乂¨¨´ 9ﾉ⌒Ｙ6Vｿ / } |:/// ﾉ八 : ∧:!.: :l| ¨¨¨ 〉､......../イ{ |:// . ／ ∨.:∧ : l| ∧ | | ∨ } 八ﾊ∧ l|＼ ‘..’ ｲ::::{ V | | _从ハ八 イ::::|:::::l V | | /:::::::i ＼ ｀, ー ´ |（ ＼ハ ‘, | ／::::::ｊ/ ｉ::::ヽ |/＼ Yﾍ. ヽ! . ィ:::::::::::::::, ﾄ､:::::`ｰ┬＜ﾍ } ! ／//∧:::::::::::::::, ヽ‘,:::::::: ∨//｝ ﾉ | . ／ ::∨//∧:::::::::::::::,ー―- ､ ‘,:::::::: Ｖ// / | ＿ ＿_ ．:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:..､ .／.:.:.:.:.／ニニニ＼:.＼ /:.:.:.:/:./.ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:ヽ j／ 7:.:.:./{:.:.ト､:.:.:.:.:}l:ｌ:.:.:V∧ ,:.く/ |:.:.7⌒V` }ﾊ:./廾ﾍ:.| ﾊ .ﾉ: ｲヌl:.:《 汽抃 ｲf抃 }:.!/:.:i 入社テストの代わりよ。 ｉ:.:| | (_|:.:ﾊ. 辷ﾘ 辷j ｲ:.|:.:.:.| /:|:.:ﾚ| |:.|:.:.∧ ′ 从|:.:.:.| 私が納得できる草案を２００案。 {:.:|:.:.:.:.:从:.:.:.:.ト ‘’ .イ:.:.(:.:i:.ﾘ ):ﾊ:.:l:.:.:.:ﾉ＼:.:ヽ ≧=≦:.:.ﾚ:.:.:./l:′ ちゃんと作ってこれたら採用するわ。 }/!:イ:i:／｀⌒＼:.:/ｉ:.∧:.{∨ ′ ／: :ﾝ／ ／ ｀Y:ノ ｀ /: :/iｨ" , l} ./==彳 ′ ＼ ﾊ ′￣ { ＼ { ＼ ＼ / 乂 ＼ ＼ ／￣￣￣￣￣ ＼ ／ ＼ はい……。 ／ ＼ ／ ＼ （無茶苦茶すぎるお。まだ採用が決定していない ／ ＼ l u l 人間をテストする作業量じゃないんだお） | | l l ＼ ／ ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿_ ,. : : :´: : : : : : :｀´￣｀ヽ ､＿__,. ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ￣/: , : : /:, : : / : ,: : : ､: :|: : : : : : :ヽ ／: /: : /:/: : /: :/: : : : }: :|、 : : |: : |: . 前例がない試験方法ですが、社長の御判断です。 ∠: :イ: : /:/: :,:ｲ/:/ }: : : /: / ヽ: : |: : |: l 〃 |: :/: {: :/,.-{/-/: ／}:/--､|: :_r､､}: } どういたしますか？ { {: :|: ∧:{,ｨtzｫ､／ ｨtzｫ､}:〈 Y !∨ ∧:{: :/从 Vzﾘ- ､___r Vzﾘ/: ｲ | |l } {/Ⅵ/:l∧｀ｰｰ- ´,｀ーｰｰ.:': :,: / {:∧:{: 人 /: ｲ , 从 ∨ ｀ . ‘ ’ ｨ:{: 从 ＿,{､ ,. ―|｀ ¨ ´ | ヽ }:::::::::::}､ イ {--､＿ r--} 〈::::ー::':::}ヽ ／ ､／ -- ＼| }:::::::::::∧::} ∧ 、 '， | |:::::::::´::::Ⅵ、 {:::＼ ＼ ､ / ,::::::::::::::::∨ヽ |:::::::::＼ ＼ ､ / ∧::::::::::::::::､::::l |:::::::::::::::＼ ＼ ∨ ／ ∧::::::::::::::Ⅵ:} |::::::::::::::::|:::｀ 二 ' 二 イ:::{:::::::::::::::::∨ ,:::::::::::::::∨:::::::::::l､i∨iｲ::::::::::::::乂:::::::::::::::, ,::::::::::::::::∨:::::::/ }i介i-､:::::::::::::/ ＼＿ノ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ / ＼ / ＼ / ＼ l二二二二二二二二二二二二ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二l ／￣￣￣￣￣ ＼ はい。 ／ ＼ ／ ＼ それでは２００案、１週間後に御社へお持ち致します。 ／ ＼ ／ ＼ （やる夫はシナリオじゃなくて尻絵でエロゲーを買う派だお。 l u l | | ぜってー２００案も書けないんだお） l l ＼ ／ ＼ ／ ,ィl＼ ; ィ ,....:::::'´:::;:::; ￣￣￣￣￣￣￣￣:::::::::;::｀':::::...., ／::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.: ＼ ,:':.:.:.:.:.:／:.:.:/´ ￣￣￣￣￣ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ /:.:_:/:.:/:.:.:.:./ ＿＿＿ ＿＿ _＿ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ '／ ﾇＬ》:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨.::.:.:.:..:《7ー┴ ､ . 厂 ／ /:.:.:./. :/.: /.: .:/ .: .:, .: : ヽ.: .:ﾍ.: .: :.:.:「 ､ { ヽ／ /:.:.:.:.ｉ:.:/.: /.: .:/.: .: .: ',.: .: .:.',.: .:.',.:....:.:.:.ﾟ, ＼ノ、 . /:.ヽ ￤:.:.:.: !/.: /.: .:/:.:.:.:.:.:.:.:.ﾞ: |.:.:.:|.: .: |.:...:.:.:.: ∨ ./:.:ﾊ :.:./∧./:.:.:.:.: |...メ､: .:ｌ..V:.:.:.:.:. |:.::|.:.:.:|.: : 」 :.:.:. : ::.:∨＼:. ! ｉ:.:|/、/:.!:.:.:.:.:.i :.:.:｀斗､}ヽ:.:.:.: !.: |斗匕.: ﾊ.: :.:.:.:.:.:.1 ! Ⅵ ええ。楽しみにしてるわ。 |:.:| / /|:.:.:.:.{:|.rﾁ云ミ､ ＼:.lﾞ: ﾚｨﾁ心ｚ }ｲ:.:.:.:.:.ﾊ! |＼l:i |:.:∨ { |:.:.:.:.:.V. う;// }. ＼ ら// } :.!:.:.: lﾉ! l:.:.:.:.! l:.:.:ヽ.八|:.:.:.:.: ; 弋ｘｭﾘ 辷tソ. :|:.:.:.:|:.|/:.:l:.:.| |:i:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.: :ゞ ､､､ ､､､ '. :.!:.:.: |:.:.:.:.:l:.:.| |:i:.:.:.:.:.:.: :ハ.: .:ﾄ ′ ﾉ.: /.: .: .: .: :.:l:.:.| lﾊ:.:.:.:.:.. : : ヽ | :｀: .. ｀ ´ . :ム...:.:|:.:.:.:l:.:.: /|:/| | ∨:.:.:.∧:.:.: .: .: : : :个: _ . イ: : .: : :.:.:. |:.:.:.':.:.://l' ﾘ ):.:.:.:.::.:.: : .: .: .: .; ;} {_: : .: .:.:.:./:.:./:.:./ / ＼:.:.:.:. : ム≦//ﾉ l/ヽx __ j.: .: 从´ ′ ,ィi〔＼.:.:.://///∧ ､. ,. ゛///,'///,'/､ _＼ ／ ｀ヽ//////∧=＝≠＝=.//,'////,'// ＞ . /. ∨/////∧. //,'////,'// ＼ ム=一 ,′∨/////∧ /////イ.:/〃 , ヽ_ 「´ V ヽ/////∧ //////ﾉ;"´ ヽ| } r′ ヽｌ ヽ////∧ //////／ }. ﾊ ／￣￣￣￣￣＼ ／ ＼ ／ ￣￣ ￣￣ 丶 ／ ( ● ) ( ● ） ＼ 御期待に添えますよう、尽力させていただきます。 | | | （ 人 ) | ＼ ￣ ￣ ／ ＼ ／ ／.......丶 ＿＿＿＿＿＿＿／......＼ ..................l...＼丶 介ノ ／....l................... ｌ........ｌ..........|........l l/| ｌ.........|....................l |........|...........､.......＼l/| ノ ......./...........|........| |........|..............＼...... Y.........／..............|........| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :::::......／|￣|￣￣￣￣￣￣||￣|￣￣￣￣￣￣||￣|￣￣￣￣￣￣||￣|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／ ::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／:::::::::::| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:: ::::::::::::::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:: ::::::::::::::::| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |￣|￣|￣|￣|￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |＿＿＿＿＿＿|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |￣￣￣￣￣￣|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |::|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| |;;|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|.|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | |＿＿＿＿＿＿| |＿＿＿＿＿＿|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ┌―┬―┐ .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ..| i.|.i | .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿ ,..-''"´ ｀"''-、 ／-――- -―＼ / ＿ ＿ .', むちゃくちゃな会社だったお。 ,' ｲ::::）｀ ｲ::::）｀ ', l ｀¨¨´／ .＼ ¨¨´ l でも約束をしてしまったし…… l （ ,、 ） U l '., ｀¨¨´ ｀¨¨´ / ５００文字で２００案。 ヽ、 ／ ｀ｧﾆニ＜／／ _,,..-'' __ 文字数的には１周間で打てないことはないお。 ,./ /＼ ／ : : : : : : ＞ : :＼ _／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶 問題は量ではなくて内容。 ／. : : : :| ./｀Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : } ,´ : :/: : : :| ｉ::::::|/ : :／: : : ／: : : : : : : : :| ２００案……２００種類も違うネタを用意するとなると、 { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,' / : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ＼: ヽ:ﾉ どうやって品質を保っていくか……。 ､'ｰr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ｀ :´ ／ :.／￣＞＜ :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨} これから１週間、おうちにこもりきりになってしまうお。 / : : :ム / : : : :￣￣￣￣~ﾞ''-ゝ.」: : : : : ∨ :} { : : : : : :＼､ : : : : : : : : : : : : : : : :＼. : : :∨ : :l ヽ: : : : : : : :￣"＼ : : : : : : : : : : : : : : : ／ : : :{ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,－､ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ 、 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :. : : 、 /: : : : : : : : : : : : : : : :. :. :. :. :. :. :.| - , ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |.: :. :.|／ ', ｌ: : : : : : : : : : : : : : : :l:. :. :. :. |:. :. :.| , = / |: : : : : : : : : : : : : : : :',:.: :.: :.: ',: : :|/=､ ' ┏┓┏┓ ┏┓ ┏┳┳┓ ┏┓ ,: : : : : : : : : : : : : : : ∧: : : : ∧:. :.|::u::} ｌ. ┏┓┏┓ ┃┃┃┃┏┛┗━┫┣┻┛┏━┛┗. ',: : : : : : l.: .: :. :. :. :. :.∧ : : : :∧: |ー ' ー. ┃┃┃┃ ┏┛ ┻╋┓┏┓┃┃ ┗━┓┏╋ ', : ｌ: : :.:|.: : : : : : : : : :∧ :. :. :.∧|//) ｌ. ━━┓┃┃┃┃ ┃┃┃┏┓┃┃┃┃┣╋━━┓ ┃┃┃ ',:.ｌ: :. :.|: : : : : : : : : : :.∧:. :.: :.:∧ ｒ ‐‐ |. . . ┃┃┃┃┃ ┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┗━┓┣┓┗┛┗━':ｌ :. :.:|: : : : : : : : : : : :.∧:.: :.: :.∧ ｰ ' /━━━┛┗┛┗┛ ┃┃ ┃┃┃┃┃┃┃ ┏┛┃┗━┓ / |:.:.:.:ﾉ: : : : : : : : : : : : :.∧:.: :.: :.∧ ＿ '. ┏┓┏┓ ┗━━┛┗┛┗┛┗┛ ┗━┻━━┛ ＼.|:／: : : : : : : : : : : : : : : ∧:. :. :. :.} ┗┛┗┛ ／: : : : : : : : : : : : : : /: :/ ｌ ､: : :.ﾉ＝＝ 、 ／: : : : : : : : : : : : : : :／: :/ニニ )イ／ ヽ ／: : : : : : : : : : : : : : :／:.:.:.:/ / | ／: : : : : : : : : : : : : : :／:.: :. :./ | / ! ／: : : : : : : : : : : : :＞'' : : : : : :, ﾉノ ＿ ｜ ／: : : : : : : : :＞:'' : : : : : : : : : ／ | ('´ | ｀ ､ | . ／ : : : : ＞'' : : : : : : : : : : : : : イ | ヽ ! ｌヽ ! ' : : : :, :' : : : : : : : : : :,＞ ' ´ｌ / ｜ ｀ ! | | 投下を完了しました。 ＿＿＿＿＿ /::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ 現在の開発状況を報告いたします。 {:::::{_二二二二二_}:::::::', /::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ /_ノ ィ三ヽ {三三{ |＼::::.､ 開発番号A 「やる夫がセクロスに挑戦するようです（黒ギャルVer）」 ※タイトルを変えました i::/ | |三ﾆ ＼{ 三三! |ｱ {::::::i 24/10000コマ程度 |/ｨ | { ' メ} ! 乂::| |:::ｊ从 !ヽ ｰ ‐ .ｨ / ﾊ {´:::! 開発番号B 「やる夫はサボテンを育てるようです」 |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| 469/10000コマ程度 |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::! |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:| 開発番号C 「やる夫は塔の上から飛ぶようです」 |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ メ､ 29/5000コマ程度 〈ニニノ/ / |ニニﾆニ} ',／／ , {ﾆ,ニﾆﾆﾑ 開発番号D 「氷河期世代のやる夫は無敵の人になってしまうようです」 /ニ{_＿＿__i＿＿＿＿|ニ,ニニニヽ 0/5000コマ程度 {ニニニニ-===-ニニニニ}＼ニニニ.､ 人ニニニ--===--ニニﾆ // ＼ニﾆニ＼ 開発番号E 「やる夫がセクロスに挑戦するようです ReMaster」 i>ー=≦ニニゝニ--=イ.ﾑ ､ニニﾆ ヽ 197/30000コマ程度 開発番号F 「やる夫はトーチャーのようです」 533/20000コマ程度 (ED A.） 開発番号G 「やる夫は居酒屋に通うようです」 32/3000コマ程度 /::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ {:::::{_二二二二二_}:::::::', /::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ ttps://twitter.com/otOgJ7srJZQoM7S /_ノ ィ三 ヽ ｨ 三 { |＼::::.､ i::/ | |三三 ＼{. 三 ! |ｱ {::::::i こちらが「物置小屋用のTwitter」になります。 |/ｨ | { ' メ} ! 乂::| |:::ｊ从 !ヽ 、 , .ｨ / ﾊ {´:::! 更新がありましたら、こちらにてツイートいたします。 |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::! フォローバックいたしますので、よろしければフォローお願いいたします.。 |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:| |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ メ なるほど、ニート期間は面接でこう言えばいいのかー ハロワとかで企業は募集条件詐欺するって言われるけど、入社試験受ける側もそれなりに誤魔化し入れるよね >>805 おおうこれもだ 当時の彼女と会う前日には何度も読み返してイメトレしたわ 家に帰るまでメモリスティックの内容が解らない試験とか嫌になりますね… リアルで見てた頃からすごい時間たって年とった _ -=////////=- _ >>830 ／//〃＞-―― ＜/ヽ ありがとうございます。 '/////´ ｀ヽﾊ //////, ィ ´￣￣ i. ｀メ|/| ごまかすというか、採用する側は「毎日出勤して仕事をしてくれる人」を採用しないといけないわけで、 .'////／ i } ヽ| |//／ ..イ 从ﾊ 从ﾊ ､ ＼ 空白期間があることを問題としているのではなく、なぜ空白期間があるのか、その説明を求めています。 |//⌒i´ ｨ三三i /ｲ三ﾒ 「| |.乂￣| |三三}／三三ﾘ N その際、自分のことですから多少の美化や脚色は交えてもまあ、いいかなって思いますｗ i//.＞| | ﾒ从 .N /////| | (_) ィ! N >>831 /////'∧ { ＞-＜从| //| ありがとうございます。奇抜な技法はありませんが、基礎の繰り返しという意味でまた読んでいただければ .ｨ /////ﾊ{_.＼{ ｀￣ 「}::::::::::_}／//! ／///／ニニﾆ_ † ｰ-- ...__/| 幸いです。 ／/////-=ニニニ_ ', ∨ﾆﾆ=-｀ヽ ////／,-=ニニニニ:_ ヽ V ニニ=-ﾍ >>832 乂//⌒乂-=ニニﾆ}ニi ＼ ＼ ニﾆ=-} ありがとうございます。 /-=ニﾆﾆﾘﾆﾆ| ヽﾆ=-ﾉ ./-=ニﾆﾆ./ニﾆ, ', ＼{ 対応力を試験する、とかでどこかの会社でありそうなテストですね。 ﾑ-=ニニVニ/ﾆ ハ ｀ 寸 ,-=ニニﾆ/ニ,ニi /-=', Y >>833 i-=ニニﾆ!ﾏﾆi.ニ| /-=ﾆi i ありがとうございます。 |-=ニニニ ﾏﾑﾆ.{＿＿＿＿/ {-=ﾆ|＿＿＿＿.| |-=ニニﾆ| .ﾏ.ゝ-=ニニニ=-ｨ ､-=ニニニ=-ｨ 私も四十路の５歳となりましたｗ |-=ニニﾆ| 「ー‐≧=---=≦――≧=--=.ﾁ |-=ニﾆニ} ､＿} {＿・_＿} {＿・_ } {＿| ニ{ {-=ニﾆﾆ〈 ,ニニニニニニニﾆニﾆ{ﾆ=-| ∨ニニニ! /ニニニニニニニニニﾆ!ﾆ=-! スポンサーサイト
黒猫は氷の微笑を浮かべるようです １２日目 娼婦パート その１i |｜ : |｜ ___________________________________________________________________________________《笊》i 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 ∨∧ : 辷ア⌒辷ア⌒辷ア⌒辷ア⌒辷ア⌒辷ア⌒辷ア⌒辷ア⌒辷ア⌒\i|∨∧ :｜ ^}i{ }i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i| .∨∧ : } | ^}i{ }i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i| :l ∨∧ i } | ^}i{ }i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i| :|:i:.∨∧ i } | ^}i{ }i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i| :|:i i∨∧＿＿＿＿＿__j } | ^}i{ }i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i{ .}i| :|:i i: ∨∧============ 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三∨∧ !: ∨∧: : : : : : : : : : : : . 竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺_.∨∧.!: |:∨∧============= ^辷主ア^ ^辷主ア^ }主o ∨∧ . |:. ∨∧: : : : : : : : : : : : : . _ _ _ _.}.ﾆﾆ.{_ _ __ __ __ __ __ _ }.ﾆﾆ.{ _ __ __ __ __ __V云x＠爻＠爻＠爻＠x========== } { } .{ ＠爻＠爻＠爻＠爻＠: : : : : : : : : . ___________} {_______________________________.} .{__________________ 爻＠爻＠爻＠爻＠爻＠ｘ========= =i=i=i=i=i| |i=i=i=i=i=i=i=i=i=i=i=i=i＝..| |=i=i=i=i=i=i=i=i| ＠辷爻＠爻＠爻＠爻＠爻)): : : : : : : : . | | | |冖冖冖冖r=9.! 爻＠爻＠爻＠爻＠爻＠爻========== | | | | |＿」 ＠爻＠爻＠爻＠爻＠爻＠: : : : : : : : : : . | | | | | ＠爻＠爻三三二二ﾆ孑 ============ | | | | | 乂爻＠爻! :|!＼ : : : : : : : : : : : . | | | | | {二二二| i|＼ ｀rzzzz======= | | | | l/￣￣￣ヽ}^o^)(^o|＿＿＿＿__j| !刈辷_{: : : : : : : : . | | |.____.j__________________!____________j∨ ￣￣: | ７ : i | i|========= | | 《竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺 ∨ .| .|/ i | i| : : : : : : : : : : :. | | }i/////////////////////////∨o^)(^o^) ! :! i | i|============ | | }i//////////////////////////∨二二二| :| . i | i| : : : : : : : : : : : : . | | }i///////////////////////////}宍宍宍_! :! i | i|============== | | }i///////////////////////////}二二二_! :! i | i|: : : : : : : : : : : : : : : | | }i///////////////////////////}啻啻啻_! :! i | i|================ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 開店時間までもう数分。春夏秋波は、俄に活気を帯び始めていた。 娼婦は部屋で最終チェックに余念なく、黒服は受付や確認でバタつき、客は待合室で言葉少なな賑わいを膝で奏でる。 ソワソワと、三様意味異なる焦燥と緊張が、満ちつつあった。 _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| （開店直前って、部屋の外はこんな雰囲気なんだ。 ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| 結構騒々しいっていうか、バタバタしてるのね） '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ そんな、喧噪というには小さく、静寂からは掛け離れた雰囲気を、瑠璃は廊下の影からこっそりと覗いていた。 いま彼女がいるのは、開店時間中は余程の事がない限り人が出入りしない場所――春夏の部屋に続く、廊下である。 それも、いつものシースルーのドレスではなく、普段着のままで、だ。 __ ,ィ⌒:i:i:i:i:i:i:i:iz‐､:i:i:irx:i:i:i{｀`ｰ‐'ｰ'r‐' r{__ ゝ r‐':iz-‐'⌒¨¨¨´::::::｀￣::::::｀ｰ｀ｰ-ィ:く ノr'} ﾘﾉヽ/x-'′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::ﾏﾊ::'， 〈 込ツ´ / .:::::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::∨::::'， }≦==ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::!i:::::::::::i:::::::::::::::i!:::::Ｖ:::::::∨::::', ,′:i:::::::::::::!:::::::::::::!i::::::::::::!::::::::::::::ﾄ､:::∨:::::::∨::} ,′:::!::::::::::::|:::::::::::::| i::::::::::::!:::_;斗'千}二}:::::::::::}:::! {::::::::|::::::＿｣＿_:::::｣ !_;z=‐'´-‐'´,_,_,_,_,_!::::::::::!:::! {:::{::::!::_´-‐' ¨´￣｀ ,ｨ"”艾芋¨}}|:::::::::::!::| !:::ﾍ::ﾊ ｨ歹芋芹ト {.:.{}.:.} }}|::i::::::::}::! |:::::ﾍ:!:i! {{ r'.{}.:} 辷タ ･/ｲ::::;_r}:| （でも朝の約束をドタキャンしたお詫びだなんて、 |:::::::::Ｎヽヾ 辷ﾀ 〃千ﾉ/:::: オーナーもそこまで気を遣ってくれなくてもいいんだけど。 Lz≠Tヽ.} ’ __／::::::i . |:::八 x‐- ､_ ﾉ::::::::::::::::! わたしの方もヒナギクさんとお話するつもりだったわけだし） . |::::::::ヽ、 ／ ,､__ ＼ ／::::::!:::::::::::| . |:::::::::::i!:｀ヽ∠ -≦‐'^ヾ ｰ'／_ﾚi:::::::!:::::::::::! . j::_:_:::::i!:::::{´ ー--= __ 弋__/｡. {:::::::i::::::::::::, /-〉 ￣¨¨¨} `ｰ- ､ }.}｡ {::::::::!::::::::::::! . /i:i:i:ﾑ '， ､＿_｀ﾉ.{ ／ ｀＜、::::::, /:i:i:i:i:i:ﾑ } イ､"ﾉ!｀¨ . イ ｀＜:, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 開店直前になぜ瑠璃がこんなところにいるのかと言えば、そうするよう春夏から伝言があったからだ。 曰く「ドタキャンのお詫びに、一枠目は私の方で買うから、開店時間になったら着替えずに部屋に来て」とのこと。 どうやら今朝、話が出てきなかった埋め合わせをしてくれるらしい。 正直なところ、若干罪悪感はある。瑠璃の方もヒナギクとの会話を優先して、キャンセルしかけていたのだから。 とはいえご厚意には預かることにしていた。確実に一枠。それは罪悪感を天秤にかけてもなお、捨てがたかったのだ。 じ=､＿ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、 ｒ-､ . /IⅣ::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::X ヽ}}、 /IⅣ::::::::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::::::::..,ﾉヾ /::Ⅳ :::: :::: i:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::,＾′ ボーン……ボーン……＞ . ,′|i|::::::::::::: |::::::::ｉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::::::::i::::::::i ,::::: |i| ::::::::::: |::::::::|:::::::::::::::::i!::::::::::::::i!::/!:::::::::::::::::::: |::::::::| .::::::::|i|::::::::::::::|__,,,..!＿＿＿jｉ＿＿__ｊｉ/ | ::!:::::i!::::::::::| ::::: | i::::::: |i|::::::::::::::ｉ {{ んr'うト ＼_,, ､ｊ__ｊ＿ｊi＿ｊ__ｊ__｣V | :: /＾|::::::::::::::| 弋::::ソ ,ｲr'うト,,. /::::: i |::::{ | ::::::::::: | ﾋ::ソ }} .::::::::| あ、いっけない。 |:::::ゝ._＼:::::::: | ///// , ．.:i::::::::| | :::::::: ｀ｰ＼::八 ///.::::|::::::::| | :::::::::::: ｉ:::下、 u {.:i::::| :::::::| | :::::::::::: |:::::| ::... ､--‐ _, 人|:: |^)八| | :::::::::::: |:::::|__ ＼ ￣ ／:::::::::::| |/::::::::::: |:::::|。｀ヽ__ 丶､ ,..イ::::::::ｉ::::::::| / ::::::::::::_|:::::| 。｀ヽ__＞ _,...:＜}::::: |:::::::::|::::::::| 〃⌒ー､-.'＿::::::／/::::/＼ 。｀ヽ ,r'＾}:::::::::::|:::::::::|:::::: | :::::::::::::::::::ｰ､ ＼:∨:::/ ＼ ノソｰくi:::::::::: |::::: /!:::::::| ::::::::::::::::::::::::乂 。ー ' ＼ ／｝（｛ 仄_}｝:::::: |:::://::::: ﾉ ::::::::::::::::::::::::::::乂゜。 X 人弋辷ソｊヽ_::|:/厶'⌒ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::: 乂゜。 ./ ヽー‐'＾､ ＼｢:::::::::::::::::＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂゜。 / ｉ ＼ } ヽ ＼::::/::::::::::: ＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 乂゜。 / V ∨ ∨::::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 開店の鐘が鳴り響く。物珍しい店の様相を見ているうちに、いつの間にか開店時刻になってしまったらしい。 鐘の音と、一気に引き締まった店の空気で我に返った瑠璃は、慌てて廊下を小走りに進んだ。 お詫びとはいえ、買ってもらった時間なのだ。遅刻するのはまずい。この鐘が鳴り終わるまでは、大丈夫なはず。 .─────────────────── ─────────────────── ||: : : : : 王王王王王王王王王王王王王王:.: : : :||: : : :.:王王王王王王王王王王王王王王 : : : : :|| ||: : : :.＞==========＜ ＞==========＜: : : :||: : : :＞==========＜ ＞==========＜.: : : :|| ||: : : :|＼ .／| |＼ ／|: .:.:.||.:.:. :|＼ ／| |＼. ／|: : : :|| ||: : : :|. .|.￣￣￣￣.| | | |￣￣￣￣ | |: .:.:.||.:.:. :| | ￣￣￣￣| | | |.￣￣￣￣.|. .|: : : :|| ||: : : :|. .| l .:| | l | |: .:.:.||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :|| ||: : : :|. .| l .:| | l | |: .:.:.||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :|| ||: : : :|. .| l .:| | l | |: .:.:.||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :|| ||: : : :|. .| l .:| | l | |: .:.:.||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :|| ||: : : :|. .| l .:| | l | |: .:.:.||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :|| ||: : : :|. .|＿＿＿＿_| .:| | |＿＿＿＿_| |: .:.:.||.:.:. :| |_＿＿＿＿| | |:. |_＿＿＿＿|. .|: : : :|| ||: : : :|／ .＼| |／ ＼|: .:.:.||.:.:. :|／ ＼| |／. ＼|: : : :|| ||: : : :|＞==========＜ ＞==========＜ 人 || 人 ＞==========＜ ＞==========＜|: : : :|| ||: : : ::::::::王王王王王:::: 只 :王王王王王王: |◇||||◇| :王王王王王王:: 只 :::王王王王王:::::::: : : :|| ||: : : :|＞==========＜ ＞==========＜ У || У ＞==========＜ 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／..:.:|//:..:..:..:../:/:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...＼ /..:..:..:/./:..:..:..:..:Ⅳ:..:..:..:.:./:..:..:..:..:..:...!:..:..:..:..:..:..:..ヽ '..:..:..:..:i/:..:..:..:..:..:i/:..:..:..:...':..:..:..:..:..:..:..:|:..:..:..:..:..:..:..:..:... ...:..:..:..:..':..:..:..:..:..:..':..:..:..:..:..l:..:..:..:..:..:..:..:.|:..:..:..:..:..:..:..:..:...i i..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:..:..:.|:..:..:..:..:..:..:..:..:...| |..:..:..:..:|:.:.i:..:..:..:..|:..:.._:.._:..｣:__:.._:..:..i:..:..ﾊ:..:..:.／:..:..:..:..:.| |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..｢´｀¨ ーー===＜一 ー'´￣ 厂｢:.|j |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..| ＿＿＿_____, ,ｨi衍^7:..:..|:..| |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..| 行示Ⅵ ^ 弋iｿ ' i:..:..l:..| （間に合った！） |..:..:..:..:Ｌ:.|:..:..:..:..:.. ⌒)ン ::::::::l:..:..l:..| |..:..:..:..{ ｢ヽ:..:..:.从::::::::: , ト､:.:..' |..:..:..:..:ヽ、 ( ￣｀ヾ u , ∨ |..:..:..:..:..:..:＞､｀ヽ . '..:..:..:..:..:..:j:..{ヽ⌒ヽ、 ⌒ ／ ,:..:..:..:..:..:...':..:.} ⌒ヽ､＞ . ＿＿ ｨ:ヽ:.｀ヽ ,:..:..:..:..:..:./..:.:∧ ＼ ＹⅥ ∧:..丶:..:.. . /..:..:..:..:..:/..:／ ＼ ｀ヽ_//ハ ':.i ):..:.i '..:..:..:..:..:.,／ ､＿＿＿＿,｣ノﾐﾐ} |:| ):..| {..:..:..:..:／ ＼/ // /八＼ |:| ):..| |..:..:／ ＼ ' ///{ ヽ ＼::| (:..ﾉ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ドア前に辿り着いた瑠璃は、ギリギリ鐘の音の余韻が残っている間に、ノックすることに成功した。 コンコン、という響きが、プツッと放送の切れる音に被さり、ほぼ同時に消える。 そのまま、数秒。 ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ まさか鐘の音でノックが聞こえなかった？ と瑠璃が考えた瞬間、 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ :::::::::::::::::::::::/ :::::::::| :::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::: / | :::::::::::::::::::::ｉﾊ:::::::::::::ヽ::::: :::::::::::: /::::/::::::::: /|::::＼::::::::::::::::::|::::::::::::::::::i:::: / | :::::::::::::::::::::ｉ:::| :::::::::: iﾊ:::: ::::::::: /::: /￣￣二ﾆ=‐-＼:::::::::/|::::::::::::::::::i::: | :|::::::::::::::::: ｉ:::| :::::::::: i :|:::: ::::::::::i::::::ｉ 7斤テ弌辷=ミ_ `ーﾉ| :::::::::::: /|/ | :|::::::::::::::::: ｉ:::| :::::::::: i :|:::: 「どうぞ」 ::::::::::i::::::| || ' }i ///ﾊ 气 ￣￣´ |/|:::::::::::_:::::八| :::::::::: i :|:::: ::::::::::i::::::| {ｉ {_ノ´{::::}ﾄ i| 斗七二´￣ |:::::::::::::j/|/ヽ ::::::::::i::::::| ､ V{...............ﾘ 斤弌辷≧=ｘｚ 厂::::::∨ノノ）） ！ ::::::::::i::::::| 乂⌒⌒ソ ' }//ﾊ || :::::::::::::|ﾝノノ´ ::::::::::i::::::| ¨¨¨¨ {_ノ{::}､ｉ| ﾘ i::::::::::::::|⌒´ し、失礼します。 ::::::::::i::::::| ＼＼＼＼ {ﾍ.........ﾘ / ,'::::::::::::: | ::::::::::i::::::| ′ 乂⌒ソ :::::::::::::::::| ー‐ヘ_八 ¨¨ ． {ヽ::::::::/::| 、 ＼＼＼ 八｝:: / ::｣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 瑠璃の耳が、春夏の声を捉えた。よかった。間に合った。 ドアを開け、瑠璃は中に入った。 ,ｨ ,.ｲ, イ . / { / /_,. イ/__,. - ﾌ . |! ,' '′ ∠..＿ . |∨ _ y===ミ ≦-z . {ヽ､| ／ /::::/, ':::::::＼ ＜_ ｀Y ./ 7:: //:::::::::／.:ﾍ ＞ｘ_ …… . / 7 i:::::i/::::::≠:::::::::∧ ＜_⌒ '´} i .i::::::::::::::::::::::::::＞'´i 弋_ | | |::::::::::::::::::::::::'´:_彡!r､ ﾍ⌒ヽ ﾉｲﾄ､ .i:::::::::::::::::::＞ '´,...::| ﾘY ﾍ . ハVﾄt; !:::r ﾆﾆtｯ:::ﾌ∠::=j ﾉ} jヾ', ﾍ ｀= !/ ゝ-ﾆ彡::::::zﾁ/ ／ { ',､ {i Y:::::::::::::＞i´,ｲ ,'....} ﾘ . { |V:､ﾊ,ﾊ ﾊﾊA{ } |::::'......Vﾘ｛ . 弋{_ | Y | j.ﾘ jW｛:ｲ..' j ﾙ' . 从ヾ从! ﾉﾚﾚ,. ＜....i.. i{ﾍ、_ . Vヽ__ ＜:::::.......,'.. V ヽヽ _,.V:::::::::........,'.. ﾉ /ニ＼ ｘKﾆ//',::::::.......,'... ....／ ／二二二:､ . xくニニ彳...}:::........,'.......／ ／二二二二二ﾄ､ . ｘ＜二二≠:::::::::.................／ ／二二二二二二二＼ . γ二二二r' |............ r===／ ／二二二二二二二二ニﾆ=- _ .. |二二ニﾆ| |..................／ ／二二二二二二二二二二二二二ｘ .. |二二ニﾆ| |............／ ／二二二二二二二二二二二二二二二＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ まっさきに出迎えたのは、ドア脇に控えたいつもの自動人形。 そして、 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ,斗=ミ八{ }:;斗ミlハ:::|:::::::::::::.、 }::{八八{::{〃iｒ'.::::{ ヽ ﾉ'iｒ'.:::ﾘ Y川ﾊﾊハ:ハ ﾉ人::::.ヽ 八 ゞ-┘ ゞ-ｼ /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} （ ）:::::::ｰﾍ ' ' ' ' ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ いらっしゃい黒猫ちゃん。 (（:::::(＼込、 ｰ .ｲ::::::::::( ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ 流石は官営武器店の娘さんね。時間ぴったりよ。 ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ／ _,::::::l＼=‐-z. ＿＿＿＿｣:::::::| ＼ ／ ,∠ ＼:| ＼: ヽ: :ヽ : : :.:／|:::::::| ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ いつもの微笑みを浮かべてソファーに座った、春夏である。 _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} こんばんは、オーナー。 ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| すみません、ギリギリになってしまって。 ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ _＿ ´ :::／:::::＞ ─ ┐ ∠ヌ´.::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::ト、 厂::／.::::::::::::::: __:::__:__::::::::::::::::::::::::::::::::::∨＼ ／::／.::::::::::／「.:::::::::::::::::::｀:: ﾄ、.::::::::::::::::::::::∨: i . ／:::::/.::::::::::／::::::| .::::::::::::::::::::::: |ハ::/ﾊ.::::::::::::::::Ⅵ| . / .::::::::i .:::::::: ｌ.::::::::::| .::::::::::::::::::::::: |}::ﾊ!::/l!::::::::::::::::::＼ ううん。謝ることなんかないわ。むしろ誉めてるの。 ｌ.::::::::::::|:!:::::::: |.::::::: ﾘ .::::::::::::::::::::::: |´~~¨｀l|::i::::::ヽ:::::::::::ヽ |::::::::::::从.::::::::|.::::::/.:::::::::/::/:::::/:::::| N:::::i::::i .:::::::::: . 時間に正確って言うのはとてもいいことよ？ |::::::::::::: ハ:::::ﾘ::::/.:::::::: /::/:::::/ __:::〉 Y´ﾊ: | :::::::::::::i . 从 .::::::::::::∧/:::/:::::::::::::l::/:／「 :::::/ ﾉ.ﾑﾊ !:::::::i!:::ﾘ 人 .::::::::':::/:::/::/:::::::::::l/!k.::::j/::八 v'⌒ |ﾉ::::::ﾙ' 「ですか」 ヽ.::::: /:::/::/:{ ::::::: 从. Nﾉ _こ "" !:::／〈 }::::/:::/::/::∧:::i::〈∨ヽx'´ ｀ i::{＼:∧ /::/:::〈: 〈:::入 ＼:::＼ "" ' /:ﾉ 〉:::〉 ええ。紅茶も冷めなくて済むし、ね。 . 〈::〈:: :: ﾊ::::ヽ.:::＼ ＼ _乂ト、 __ , . ｲハ 〈:::〈 ):::)/Y:::}::(:: |::i::::ハ´＼ ∧ﾊ ／: ﾘ{::::! }ノ はいどうぞ、ミルクはこっち。 (／ .jノ⌒)ﾉ:ﾘ:〈::ﾉ! ` i ∨ヽ、_ _(::::( ﾉ:::( ／´￣ ＼へ ﾉ .| / / / jｧ': ﾉ ⌒ ／ ＼＼ ー - ∨ ! i ∨ 「あ、ありがとうございます」 / ／´￣＼ ＼＼ ∧ ∨7「::::::「⌒ヽ /' ヽ }:::∧ / ∧ }//!::::: | ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 言いながら、ポットからコジーを外す春夏。そして香りともに差し出される、紅茶に満たされたカップ。 微妙に叱られたのかと思ったが、本当にそうではないらしい。 実際、誰かを訪問する際は、遅れるのも良くないが、早ければ良いと言うものでもないのである。 . ∠´ .::: ::: :: :￣: ｀ 、 ／.:::::::::/⌒＞ 、 .::::::: :: ´≦ ≠─┐ ／／⌒／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 r「 .::/.:::::::/ .::::: ::::::::::: ﾄ、.:::.ｨ! :::::::::::::::::::::: |::ﾄ、 i:| :: |.::::: / .:::::::::::::::::::: |ハ://}.::::::::::::::::::::::: |::|∧ ﾉ:ｌ :: |.::::/.::::::::::/ .::::::::: |´｀¨´ﾘ .::::::::::::::::::::: ｌ::|::::i /.:: |.:::ﾘ::/.::::::::: /:/::/ :::: l / ｌ::::::::::i :::::::::: ｌ::ｌ::::| つ {::::ｌ:|::/:/.: :::::::::/:/::/i__:::!:| |::::|::::::::::l :::::::::::从::::} 从lﾘ/:/:// !:::/7´/::ﾉ! ｀ｌﾉ ｌ:::「:::::｀ﾒ、:::::::(::ハハ つ 人::/:/!:!:::|/ .ｨ升芹ﾄ.: | l|::ﾑﾃKﾉハ.::::::}::::::i: ∧ っ ))::ｌ:i从:人 入 .__i::| 从 ﾉj|r'__i:j「 Yﾊ:::::|:::::j:/:∧ ／/::ハへ } ヽ `ー' ゞ--' /:!::l:::::l::::ﾘ:::/:::} って言っても、今日の私がそんなことを言うのも (:::/⌒}::i:＼从{ /j/j/j/ , /j/j/j/ｲﾉ!:ﾘ::::ﾘ:/ﾙ'}::ノ ちょっとおかしいんだけどね。 )' ノ:ﾉ::}::li:::::＼ /!:::ﾉ/:::/::( (:: ( ﾉ:ﾑ＼:::::＼ ( ﾌ . イ::::Y:〈:::〈::::::) 朝は本当にごめんなさい。 ヽ.:) ⌒}::ﾉ:):::::|._＞ ._ . ィ ::: 人:: | )::::)´ }ｲ彡':::| j⌒}ｊ )ﾉ (⌒´ どうしても外せない用事が降って湧いちゃって、 ,ｨ升レ' ´ ＼ _ 行かざるを得なかったの。 ／|:::::::| 「 ＼ ／ l|:::::::| ￣ ｀ ＼ .. - ─ |::::::::「＼ __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i いえそんな、気にしないで下さい。 |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l オーナーの方がずっとお忙しいんでしょうし……。 |::ヽ こ二つ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ （わたしもドタキャン直前でしたし） i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 実際、春夏はかなり忙しいに違いない。この店の経営もそうだが、組合長としての仕事もある。 それに彼女くらいの立場になると、顔を出さなければならないところも多いはずだ。 そんな立場の人間なのだから、急な所用もあって然るべきだ。謝られても心が痛い。特に今の瑠璃としては。 ／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿ ／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､ ／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', /:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::', /:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::| /:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l /::::::/::/:::_/,イ:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::| まぁ忙しいことは忙しいんだけど、 //::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::｀:ヽ､::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::| でもやっぱり、約束を破るのはいけないことだもの。 ..l::::/:::/:::::l::/!l:/--､|:!::|::|:! ,'::/::::/:｀l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l /:ｲl:::::l::::::l:/ｯ,ﾆﾆ=ミ.l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::| 本来なら降って湧いた方を後回しにすべきなんだけど、ね。 |:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ､/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::| /::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/｀ヾ;､,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::| /l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::| .ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l ',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::', /:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/ ／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/ ､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／ _｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ ´ {､￣´ } / ,.-'´| /| ! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / ! ヽ ｀ / / | _f:rｫ }ﾉｨ :.V::::::::::::ｧーチ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:乂:::＼:{ミx. 匕才'ノ:.}:....}:ｧ==''.:.／..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:...＼:}:.ヽ.} 込z≦彡ノ ..:.〃 .:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.. `く`’ / /.:.:::/ / :}:.i:.:.:i:.:}:.:... ヽ .∨ .i‘， .′i ::::/.: ..:.:.:.:/:.:.:.:.................... '..′..!..{. i.....:.:.:.:.:.i:∨ :.. i:..i i .:.{.:.::′.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:/:.:.:.:|:.:}:.ﾄ:.:.:.: } :.l!:.i :.:.. |:i:| | .:.:ア! .:.:.:.:.:.:}ﾊ--.――一/ァ:.:.:.:,'}:/|斗―十ﾉ}:.}:.:.:.:.},}: | .:/i´| .:′i:.:.{ー-＜:.＿:メイﾉ:.:.//' }ﾉL:.斗ヒ 丁: 爪ﾉ′ }八 ､|..:i.:. i!::.| 不¨テぅ::示ﾐ´￣´′ ァヂ丁孑ん:!:.| } ..:.ヽi :|:.: l!:..!八 ト.:;;:ｎ} iｨ:;;nﾘ ﾉ 小:}: | …… ﾄ..:.:小 :!:.:.:.:.:. 乂::ン 乂ン ． ′:ﾘ: i | ..:.|∧i!:.､:.､:∨ /:/:/ , /:/:/. ん:.//:′ | ..:.|:.:∧:.:ヽ:ﾄ:∨ 从:./}:/ } ..:.|:.:.:.:.:≧:z┬＼ .ｲ:iイ ﾉ′ .′..:.j:.:.:.:.:.:.i:..ト.}介x. ´ ` イ:.:.|:.l:.| ﾉ ..:.:i!:.:.:.:.:. }:.:} ⌒ｰx.≧ . _,≦:.}:.|:.:.:|:.|:.! .′ ..:. }:.:.:.:.:._:ノ ､ ‘ﾟ,ヽ. ｀爪,， {､:.:|:.:.:}/!:{ { ..:_:斗≦ ＼ ⌒i/´'’ ﾉ ≧ｰ廴ﾘ＿__ ,..-一＜ .{’， ＼ { / ，}:... .:.. ヽ /.....::::....V..::::乂_ 丶 _ァ≦ミﾏx ﾉ::....::::::::..ハ 〃....::::::::....V.::::::::入， 〈.:《:.i:ﾊト:{..} ,‘ﾉ:::::::}::::::::::.... } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏の口元には、自嘲の笑みが浮かんでいた。彼女としても、あまり歓迎出来る用事ではなかったのだろう。 瑠璃は沈黙。詳しく追求しないし、出来ない。おそらく、瑠璃に出来ることなど、まずないのであろうから。 会話の隙間を埋めるように、カップを傾けるだけだ。 , -.-.-.-.-.-.-.-.､_ , --'-'7^ヽ､-::::::::::::::::::へ=ｭ______ ／:::::::::::/::::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ __/:::_;.-‐'":::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::::::::::::::::::::i; ﾄ､ ,イ:::::Ｙ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､i::::; ｲ:::::::::::::::::::: : :.i;;i:::ヽ. /:::i: : :i : : / : : : : : : ::::::::|i;i;Ｖi:i:}:::::::::i: : : : : : i;;;i::::::| ﾉ:::::i:::/}::::/::: : : :i :i : : : ::i::l"""ｿ: : : :.i : : :::::::::i;;;i:::::| /::::::）ﾚ;/:::/:::::::::::/;ﾘ!:::::::i:::i::| i:::i:::::::;i:::::::::::::::::{;;;i::::| i::::::(（;;;;} :/:::::/::ﾉ:;;ﾊｉ_;_;,i_;;i:ﾉ {::l;_;_;_;i_::::::､:;;;ヽ:;;;V:! {::::::.!;;;/ //::/::/::ｧチ}:;ノ{:::7 !::ﾄ､::::;;!Ｔ:::ﾄ､;;;ヽ::;;;',! V:: Ｙ .:::/::;ｲi:ﾚ' 仁ムミl∧ },ｹｴ亡ﾄﾊ::i::i:;;;;i;ヽ;;;;＼ Ｖ i :;;;;ﾊ!:ﾊi { ｨ代;;;己 ヽヽ ﾉ行;兮ヾ! }::i::i::;;;ﾊ;ヽ;ﾄ;:ヽ _） ! ;;（;;;{ﾊヾ:､ ヾﾆ=┘ 迂ミ! " /::}::}::;;介､;} ﾊ::} { .::ﾍ ::ﾄ､;＼_ヾゝ i ､_,ｨ':/:Y:::ﾉ ﾉ }ﾉ リ Ｙ⌒) ::;;）;;h;;;ヽ ﾞ /:/:ノ:ｨ' ……ん、それじゃ、本題に入りましょうか。 (::::r'（;（_＼;;＼ ー - ／:::;ｲ :::h ヽゝ ｀ｰ;.}）;;;;;|＼ , イ）ﾊ ::） ＼::):） 時間はあるけれど、また横やりが入ってもいけないしね。 ｀ヽ ﾘ フｲ| ｀ ｰ-‐ ' |::::ノ)）ｰ' (r‐' ＜ﾉ ヽ（ ／了- '" ｀ ｰ-ﾍｰ ､ 「あ、は、はい」 _,. ｲ::::::| _ ､ _ |::::::::|ヽ､ , ' ⌒ヽ.|::::::| ￣｀ ヽ､ - .￣ |::::::::| ＼ ／ |::::::|＼＿＿＿＿＿＿＿＿, |::::::::| ＼ ／ ／^ヽ:::| ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..／|::::::::| ヽ / ∠∠^ゝ ＼ ｀ｰ ､:.:.:.:.:.:.:.:._／ 〉::::::〉i ヽ i___ /, --ｧ- l ￣oi￣ ﾉ:::::ﾉ .l ／｀} | ｀ヽ/ , --- |｀￣｀ー--､o_i_,ｨ '￣￣{::::::::|ﾕＶ ノ l | ﾚ' , -┐ | |::◎| | l--' { | レ' y | ! i / ￣ | ! i. | | i | .人 ヽ= = = = = = = = = = ii Ｖ i 〉 | ヽ V ＼ ＼ i ii } ﾉ ｲ ! ヽ i ＼ ＼ i ii / / _ { ./ ヽ i ＼ ＼ i ii/ / ノ ￣ 八 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏も自分のカップを傾け、小さく息を吐く。そして瑠璃に向き直った。 流石にそう横槍もないだろうが、早めに春夏と話す機会を持ちたかったのも事実である。 二つの事柄が、その理由。一つは、誘拐事件とスラムの依頼についての、調査結果。そしてもう一つは、 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |::::::::::::::: l::::,:::::::::::::,，´ r'´:::::,::::::::::::::::::::::::::.,:::, |::::::::::::::::: /／/／/ ,::/:::::::,，´ ./l:::!:::::::.,::::::::::::::::::::::::ヽ::, （……研修） l:::::::::::::::::::::.,! //:,，´ , ' l:::l::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::ヾ ;::::::::::::::::::: ' ´ , !::l::::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::::ヽ ;::::::::::::::::::ヽ ／ ,，' ;::::,＼::::::::..,:::::::::::,，,-'´' ￣ ;::::::::::::,，'´ ヽ ＿...．- ／ ／ ;::::, ,:'ヽ.､__,.．'´'´ ;:::::, '´ ＞.. ,イ､ ,，'´ ヽ::＼......'´::／ Ｖ l::::::＞ .＜:::' ー ' ｀ ー‐'´ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ソレは双方とも、瑠璃にとって――瑠璃の今後にとって、重要なことだ。 ＿＿_ /⌒´ー::::::::::／⌒ヽ-- ､ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::::::'.__､ ／:r-､/⌒:ヽ::::::/⌒ヽ´:::::::＼:::V::＼ ／:,:::,'::::/:::/:: ,::|､∧:::::::::V::::::::::::::: ∨::::＼ ,:'::::/::/:::/:::/::::ｲ::| V::::|:::V:::::::::::::::::∨::::::l /::::/::/::,/::,::|:::/ |::| }::::}:::::}:::: |:::::::V:::V:::::| |::::'::::':: |{::::|∧{ |::l |::∧:::∨::|:: |::::V::|::::/ |:::|::::|::::|:V:|ｨﾁ雫ﾐ{ }ｲﾃ雫ﾐV :: |:::::|:::|:〈 まず最初に、誘拐犯のことについてなんだけど、 |:∧::{::::|::|::| Vzﾘ ﾋzり }::::∧:::|:::|:::ヽ l' Ⅵ､:: 从 , /::ｲ| }Ⅵ:∧::|:::. ∨::/:. _ /:,:/イ,:::ﾘ:':::l:∧:| {::/ 个 . ｀ ｀ ,ィ/::|::∧::::::::/' ﾘ |/ ∨:｀:... __ ´ |::{::∧{ }ｲ:::{ {::∧::::| |::|/ }' ∨ ∨ / |/ , --＜ , ｀}＞ ､ イ//i:i:i:/ ｀ ´￣￣/i:i:i:/｀ ､ / ｀Vi:i:i:i/＿＿＿＿,.ｨ/i:i:i:i/＿＿｀ヽ、 , {i:i:i:i{............................{i:i:i:i:{ ∧ / /i:i:i:/｀ ｰr r ― ´|i:i:i:i:| / | , ∧i:i:i{＿＿Y＿,.---/i:i:i:i∧ ,: | | , ｀¨´_ |__｣＿_,.. -｀ー ' . ／ ｢ / /￣´ ｀ﾞ'| ｢ ヽ ∨ | |/ , V : . ∧ { { }! l } / } ,､,､,､､ ｡=ﾆ⌒^⌒^⌒ﾆ=､く{(芍}ﾘ ,イ≫''＾ﾟ^⌒＾ﾟ^⌒＾ﾟ^''く ヾ彡 x=ﾐ〃＾ﾟ´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`く＼ 弐Ⅳ :::::::::: :::::::::|::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::Vﾊ . ﾏ彡:::/:::::::| ::::::::|::::::::| :::::: |:::::::::::::::::Vﾊ |:::|i::::::::|_::::::::|::::::::|:／::｣L:::|:::::::::::|:::| |:::|i:::::::｣L::-┴─ イ):::::刀:::::::::i:|:::| は、はい。 |::::Ⅵ广i):::ﾄ ヒツ．|::|::::::i:|:::| （いけないいけない。集中しないと） l:八小 ﾋリ . ":::::.|ルイﾉ:::: |::::::（_', :::" u ,r:::':::::::| |::／|八 - ｲ:! ::::::::::| . ｀ |:::个 . イ|::::|::::::::::::| |:::::|:::::::|:::{＞‐ ´ノ⌒ﾞ八 :::::::::| |:::::|::::斗rj ∨⌒ ／⌒＼:::::| |::_／ ＼x土x.／ ｀¨ア＼ /下､ ｛{《莢》｝ ／::::::::: /:::::::::::＼__／≫=≪＼＿_.....イ::::::::::::::: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`::...... _ ...:.::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::７ .. :/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;′ .:/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::/.::::::::::::／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::;:::::::::::／.::::::::::::::::::::::／.::::::::::::/＼ .:::::::::::::::::::::::::::ﾉ.:::/.::::::::ｉ:::::／.:::::::::::::::::::::::／.:::::::::::::::;:::::::/ ::::::::::::::::::::::／.:::::;::::::::::::|::/.:::_:::/.:::::::::::／}::::::::::／.::::l::::::;ﾞ ::::::::::::::::／.:::::; -{::::::::::::|/.:/__/.:::＞､/ /.::::／/.:::::::ｌ::::::| :::::::::::イ/(:::::/ / }:::::::::::|::/｀Yﾃ芋ミ/ 厶イ:::/:::::::::::l::::::| 結論から言って、あれはこの北領で恒常的に行われている :::::::::::〃::::)::{ ｛ ｲ:::ｉ:::::::|' 込.ｒ'::/＾〃/.:::|:::::::::::::::::|::::::l 『連邦による誘拐』の末端だったらしいわ。 :::::::::::ｉ|::::::{::::ヽ }:::i::::::::| :::. ｀` /.::::::::::::::::::::::::|:::::::. ::::::::::八:::::}::::八_}:::i::::::::l {::i:::::i:::::::::::ﾉ::::|:::i:::|i :::::::/.::::::::ﾉイ 八::i::::::::l 乂::::i:::::／:|::::ﾉ:::i:::|i ::::厶斗'( }|::::::ﾉ c _,.:´:::ノノイ::::::ﾉ:::::::八八 ´ `丶､ /八く ／.::〃〃 厶イ／／ ﾉ ヽ /};::厶ィヽ､_／{/i::/ ノ′ ∨｀ヽ. ﾘ 八{ '. V ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 最初の話題は、誘拐犯の正体についてだった。例のPDAを精査し、軍による調査を行ったが、結論はすぐに出た。 手繰れた糸は予想以上、というか予想通り脆弱で、彼らのグループの少し上辺りまでで途切れてしまったらしい。 春夏が軍から得た回答は『連邦』の二文字とのこと。要は、皇国の北に存在する別の国家の〝外交〟ということだ。 __＿___ _／`:＜: : : : : : : :＞､ . :'７ : : : : : : : : : : ￣＼:｀ヽ ' : / : : : : : : /Ｖ'７ : : : : :＼: ヽ_ |: / : : : : :} : 仔‐i{ : : ! : : : : :Ｙ: :ﾄ､ |/:./ / : :_/:_;ノ｀´}} (､:|ｉ: : : : : |: ｲ: | ／／.:/ : ´//:i ﾉ 〃/i｀|ｉ､: : : :├ｲ:｜ 瑠璃ちゃんの件の犯人は、３年前に 〃〃 :/ : :,八{:(:( l }=ミ八}: :} : :|i/.:/ お姉さんを浚おうとして失敗した人物、よね？ ｛八{ : { : : {ゝ==' ヽ ﾉﾉ }ｒ心刈ﾊ : ﾘ / ヽ ＞): : : ゝ , `ﾞ' ,ノ丿:ｲ:｛ それを恨んでマリオさんを、というか、テンカワくんを、 〃:人∧ _ u.んく: (人{ ……彼を狙ったっていうのが、多分正解だわ。 Ｖ( ） 丶､ .イﾉ:ﾉ: :）:) ) ) ＿}≧ ´ 人(⌒ﾌ´ こういう依頼って失敗したら、情報漏洩防止のために __,.＜Y:´:::::／ ｊ i::＞- 、 掃除されるもの。 ／ i::::::::::i ､ i:::::∧ ＼ ／ i::::::::::i ゝ '´￣i::::::::::i ＼ 当時５級だって言う犯人が生き残ったってことは ／ i i i::::::::: i i::::::::: ! ! ヽ 相当運がよかったってことだけど、その分、 ／ :､ i:::::::::∧ ､ i,へ:::::!. ∧ かなり酷い目にも遭ってるはずだから。 ／ 二ニ＝=- . /ﾚ'´ ハ.＼ :. ／i＼ ヽi.､ / i . ／ ― - ― ' ´ / く i// ｀ー´//i 〉. ヽ ./| 恨みは相当に深いはずよ。 . ／ ..＿ ,′ ヽ i////ii////! / } /i ／ ゝ ! ￣ ＞'{ ､!// 7 ///.i/ i / . i i ヽ ／ V i|///////// / / . V' ＼＿＼/ .V i|//////// / { i ヽ i |/////// i ／ ∧ ..:|//／:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..｀:.Ⅶ ／..:.:|//:..:..:..:../:/:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...＼ /..:..:..:/./:..:..:..:..:Ⅳ:..:..:..:.:./:..:..:..:..:..:...!:..:..:..:..:..:..:..ヽ '..:..:..:..:i/:..:..:..:..:..:i/:..:..:..:...':..:..:..:..:..:..:..:|:..:..:..:..:..:..:..:..:... ...:..:..:..:..':..:..:..:..:..:..':..:..:..:..:..l:..:..:..:..:..:..:..:.|:..:..:..:..:..:..:..:..:...i i..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:..:..:.|:..:..:..:..:..:..:..:..:...| 「それに誘拐事件は『スラムの依頼』を |..:..:..:..:|:.:.i:..:..:..:..|:..:.._:.._:..｣:__:.._:..:..i:..:..ﾊ:..:..:.／:..:..:..:..:.| 妨害する形で行われてる。 |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..｢´｀¨ ーー===＜一 ー'´￣ 厂｢:.|j |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..| ＿＿＿_____, ,ｨi衍^7:..:..|:..| つまり、」 |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..| 行示Ⅵ ^ 弋iｿ ' i:..:..l:..| |..:..:..:..:Ｌ:.|:..:..:..:..:.. ⌒)ン ::::::::l:..:..l:..| |..:..:..:..{ ｢ヽ:..:..:.从::::::::: , ト､:.:..' ……犯人を追うならスラム、ってことですね？ |..:..:..:..:ヽ、 ( ￣｀ヾ , ∨ |..:..:..:..:..:..:＞､｀ヽ . '..:..:..:..:..:..:j:..{ヽ⌒ヽ、 ⌒ ／ 「そう。ヒナギクさんの誘拐未遂は、 ,:..:..:..:..:..:...':..:.} ⌒ヽ､＞ . ＿＿ ｨ:ヽ:.｀ヽ 瑠璃ちゃんの件とは ,:..:..:..:..:..:./..:.:∧ ＼ ＹⅥ ∧:..丶:..:.. 直接関係がない可能性が高いわね」 . /..:..:..:..:..:/..:／ ＼ ｀ヽ_//ハ ':.i ):..:.i '..:..:..:..:..:.,／ ､＿＿＿＿,｣ノﾐﾐ} |:| ):..| {..:..:..:..:／ ＼/ // /八＼ |:| ):..| |..:..:／ ＼ ' ///{ ヽ ＼::| (:..ﾉ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 『連邦』もそんなことを自国民を派遣してさせる必要はない。金を払えば従事する人間は、皇国に幾らでもいる。 その一端がヒナギクを浚おうとした彼らであり、三年前にあいを浚おうとした犯人なのだろう。 だがその手の仕事に付き物なのが、失敗時のしっぺ返しだ。おそらく犯人は当時、トイレの余裕もなかったに違いない。 . ∠´ .::: ::: :: :￣: ｀ 、 ／.:::::::::/⌒＞ 、 .::::::: :: ´≦ ≠─┐ ／／⌒／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 r「 .::/.:::::::/ .::::: ::::::::::: ﾄ、.:::.ｨ! :::::::::::::::::::::: |::ﾄ、 i:| :: |.::::: / .:::::::::::::::::::: |ハ://}.::::::::::::::::::::::: |::|∧ ﾉ:ｌ :: |.::::/.::::::::::/ .::::::::: |´｀¨´ﾘ .::::::::::::::::::::: ｌ::|::::i /.:: |.:::ﾘ::/.::::::::: /:/::/ :::: l / ｌ::::::::::i :::::::::: ｌ::ｌ::::| {::::ｌ:|::/:/.: :::::::::/:/::/i__:::!:| |::::|::::::::::l :::::::::::从::::} 从lﾘ/:/:// !:::/7´/::ﾉ! ｀ｌﾉ ｌ:::「:::::｀ﾒ、:::::::(::ハハ 人::/:/!:!:::|/ .ｨ升芹ﾄ.: | l|::ﾑﾃKﾉハ.::::::}::::::i: ∧ ))::ｌ:i从:人 入 .__i::| 从 ﾉj|r'__i:j「 Yﾊ:::::|:::::j:/:∧ ／/::ハへ } ヽ `ー' ゞ--' /:!::l:::::l::::ﾘ:::/:::} (:::/⌒}::i:＼从{ , ｲﾉ!:ﾘ::::ﾘ:/ﾙ'}::ノ )' ノ:ﾉ::}::li:::::＼ /!:::ﾉ/:::/::( それで、 (:: ( ﾉ:ﾑ＼:::::＼ ( ﾌ . イ::::Y:〈:::〈::::::) その『スラムの依頼』についてなんだけど……。 ヽ.:) ⌒}::ﾉ:):::::|._＞ ._ . ィ ::: 人:: | )::::)´ }ｲ彡':::| j⌒}ｊ )ﾉ (⌒´ ,ｨ升レ' ´ ＼ _ ／|:::::::| 「 ＼ ／ l|:::::::| ￣ ｀ ＼ .. - ─ |::::::::「＼ ＿,r,r ､__ ......::＜二圭lヾyﾐ.ﾝ｀:::..、 ／:::::::::::::::､:::::::｀ゝルﾍ:::::::::｀:..、 /::::::::::::::::::::::::|::::::::::ﾍ}}}}}l::::::::::::::::ヽ . /:::::::/:::::::::::::::::|::::::::::::ヽ}}}|:::::::::::::::::::丶 . /|:::::::!|:::::::::::|::::::!::::::::::::!::l}}}!::::::::::::::::::::: l |::!:::::_!,! -__‐'ｰ‐!::::::::::::l:::|}}|:::::::::::::::::::::::| !＜:::| 'ﾘ´i ,!::::::::::::::: !´ヽ::::::::::::::::::::| ,ﾉ ! ． ,':::::::::::::;:::;;ﾄﾐ i:::::::::::::::::::| はい。 r 〃 ,',ｲ::::::::/_/,!|!, .ﾉ:::::::::::::::::::! . l /ム‐'´ '.／ :::::::::::::::::::::! ヽ - /｀i::､:::::::::::::::::::::::::| 丶 . ,r.ヘ:::＼,...--..､:::::! ヽ ＿＿ ´ r.' //´:::::::::::::::::＼!, i＼ ,! ./.{::::::::::::::::::::::::::::ヾ |:::くl / {::|::::::::::::::::::::::::::::::l::.､ ,rr!Yﾄ, / .{::::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::..、 i::ト''ｰ,ﾄ､ {::::::!:::i:::::::::::::::::::::::;rﾍヽ:::..､ |::!]'T .l':::::: !:::|:::::::::::く⌒<)___!::::i::::::＼ |/ ,! !:::::､＼!::::::::::::::Y´l::＼〉:::!:::::::::::＼ /i l::::::::＼!:::::::::::::::ヽ'::::::::::､:|::､:::::::::::::＼ __,...::――::::::.......__ ／__:/⌒＼::::::::::,---┴ ､ r:T::::|:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::ヽ ':::|:::/::::/::::::::::::ﾊ::ﾊ:::::::::::::::::: ∨::} , |:::∨:::::':::::|::|::::| |::::|:::::::::::::{:::VI /::|:::/:::::/:: /__ノﾊ ｛､_|__|:::::::::∨::､ ｛::::|/::/:/:::/|´/:/|:| }:::|､:|｀V::::::V､:＼ ｝:/://:|:::::|ｨﾁ斧从 /ｲﾌ斧ﾐ|::|::::ﾊ ｝::::) /::{ｲ::{::八::{ Vzﾘ ﾋzり '}::|::ﾊ:|/／ {::::ハ:V:::､＼ , /:ｲ'::::ﾘ:｛ ごめんなさい。 ヽ ｛:｛ヽ::}込 __ 人::/｝::/}:/ ⌒} ｰ､｝::::::r ィ:::::::｛ /:ｲ｛' こっちもあんまり情報は得られなかったの。 / イ}| ｀´ |⌒)/ {' r＜ ´ ｀＜r-､ 誘拐事件を気にしたのか、 ＜|::::{ -､__ ､ ,. -- }::::|＞ それとも探ろうとしたのが気取られたのかわからないけど、 ／ |::::|、_＿＿＿＿_ |::::| ＼ 軍が調査を開始した直後に、取り下げられてしまったのよ。 ,: |::::| ＼: : : : : : : :／|::::| ヽ | 〈:::〈 ｀ -r ´ 〉:::〉 |⌒＼ r}O:}⌒＼＿｡{＿／｛O:{､ ／ ⌒} | ＼/ ￣ / ￣/- ´ ∧ | { r=====≠==＝=r / / } ／ | || l l ||{ / ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 破格の報酬でスカヴェンジャーを呼び込む餌にしている可能性がある。 そういう名目で、こちらにも軍を介入させたのだが、誘拐事件の方以上に結果は芳しくなかった。 調査に着手する直前、どういうわけか、その大本になる依頼自体が取り下げられてしまったとのことだ。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／:::::::::::;;;;;;;r--‐'´圭圭圭｀ー.､ヽ ヾ､,!il /:::::::::::_/圭圭圭圭r―‐'´::｀ー‐ヾ>､＿/,!' /ムミr <圭圭／￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /く,<iヾ/トヽ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､ |ヾ三彡/ノ:::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::i |:::::｀７''}/::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::| |::::::::!}}/::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !::::| !:::::::|}}|:::::::::::::/:::/::::::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::: !::::! 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';:::|l`.!::::::::::: !::::|::::::::::::::::|:::::::::!: !::::::::::!:::;ﾚ':| |::ヾ.|::::::::::: ﾄ､:|::::::::::::::::|:::::::::!: !!:::::::!ﾚ'::// ……、……。 |i:::::ヾ､:::::::::! ｀`ｰ ､＿;'|::::::/ﾚ'|レ,,,,!｀ｿ/ |l::::::;rヘ::::小 ,,,,, ￣ ' ノﾌ'/ ……そう、ですか。 |l:／ ヾ .|ヾ ､ っ , ' {:::l:::ヽ ＿_r'´ ＼ ､ ｀ ｰ- ,, イ }::!::::::i /::::::｀ヾi__ ＼丶、 ｀∨/_ }:::!::::::|, i:::::::::::::::＼ヽ ｀ ー=/',r_=!ヽ _ﾉ、l::::: ﾄ‐, |::::::::::::::::::::ヽ::ｰ､ ／!.ﾄlr彡ﾉ'､:::: il:::::::!::ヽ |:::::::::::::::::::::::::i::::::ー､_,r-‐./ ｀rt<｀ヽ ＼:!::::::|::::::l .r､!:::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::/ l | .ヽ ＼l:!::::::!::::ﾉ .! ｀r,､:::::::::::::::::::|:::::::;::::::::: / i .〉::::::／、 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ これには流石に、瑠璃も落胆を隠せなかった。何しろこっちは、まず間違いなく『犯人』に直結する糸だったのだ。 誘拐事件の方は彼らの免許を返納した時点である程度諦めていたが、その分、こっちの期待が大きかったのである。 依頼をしてくれた春夏にも、調査着手してくれた軍にも、感謝しかない。しかしやはり、口惜しさが湧き上がってしまう。 ／:::::,..-'"´:::::::::::::::::::::｀ヽ､ /::::::／:::::::::::::::::::::::::::::,..::::::::::::＼ /::::,ｲ:::::::::::::::::/￣￣´::::',:::::/ヽ::､::ヽ /:::/::::|::',::::::::／::::::::::::::::::::::∨:::::::｀::ヽ｀ /:::;::::::::::::｀／:::::::::::::::l:::::::::::::'::::::,::::::::',::＼ /:::::!:::::::::::/:::/:::::::::::::::|:::::::::/!'::::::|::::::::::':,:::::＼ l:::::::}::::::::/:::/:::::::::::::::::l:::::::::|''|::::::::',:::::::',::∨:::/ |:::::::l::,-､|::/::/::::::::::::l::|::::::l:| |::::::::::',:::::::':,::ヽ/ }:::/:｀!l /l::{:::l::::::/:::/:l:!::::::|:! |:!:::::::::',::::::::ヽ:::', /:/:::l::::l､ヽ!:l::l:::::/:::// l:::::/l:! l:l::|::::::::',!:::::::lヽ::! l:'|::::{',:::::ヽ'l:l,ｲ::/l::// /ｲ:// l:|',:!::::::l::|:::l::/ ',! あの依頼が出ていた酒場は、 l ヽ:ヽ:::',:::l/､!/ l/ / l::/ , l,' l/l:::/:ﾘ::l::{ スラム西側を支配してる人間が直営してるところなの。 ヽ::}):/l::::::::lヽ､ / _ ,..ｲ:/:/:/l::､l / {:(. |::l:::ﾉ ｀ ､ ´,..:＜´:/:/::l::j ヽ! 迂闊なことをすると西側全体を敵に回すことになっちゃうから、 ヾ! l,-' ｀´!::/l l/ l:{ / 軍もおいそれとねじ込めないみたいで。 , -― '"´ ｀ヽ､,-―"´ ヽ ／ ＼ ､_ ', / _,..-} l / ヽ ￣￣ ヽ "´ / l ', . l:::::::::::::::::::ーt ≧s｡从 .:.:.:. /::::::/ﾘ l:::::::::::::::::::::::::l∧ , .:.:.: ･:::::::/:/ ……でも、モグリ依頼は駄目なことなんですよね？ !:::::::::::::::::i:::::::l ヽ /:::／:/ . /::::::::::::::::::l:::::::!､ ih.、 , -､ ..:′ヽ:/ 協会とか、その辺りとかは…… /:::::::::::::::::::::!::::,: `¨ヽ_ 个o. ゝ ノ ｡o个 . /::::::::::::::::::::/i:::/ i__ 〕iト． _ .｡s≦i::::::::! /:::::::::::::::::／.:／ i_ .,r' / 〕iト．__!＞─ ､ . /:::::::::::::／ ,ｨf ＼ li / /.::.::.::.::.::ﾟv ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 未練がましいのはわかっているし、春夏ならば瑠璃が考えていること程度、容易に思い当たることだろう。 それでも、瑠璃は言わないでいられなかった。 しかし、春夏は首を振る。無理よ、と。 ,-‐.r‐､-――-- ､_＿,..､ |:::::{/::::::::::::::::::::::::::,‐---l /::/::l::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::l､ {::'::::l::::::;:::::::::::::::::/:::::::::::::l::|:l _ノ::ｲ:::|::::::ヽ::::::_::::{':l:::::::::::,:l::|:! (::< l::::l:::lヽ:::::::::::l,-､!::!l::::l::/l:l::|' ､:) l:l!:::|::jヽ:::::ﾘ､'. |:l.l::/!'/､ﾘ そう、本当はダメなこと。だから、強権を発動させる理由はある。 ﾘ /!:（:/l:/l'/ ´ ﾘ l/ ,.:' l ゝ}! l ﾄ､ |｀ｰ '" 元々スラムだから、治安維持って名目もあるしね。 l} /｀ヽ､＼k_-, ,' ＼_ ':, l ,...__ ｀ヽ'-､ 「……」 |/ ヽ l | ＼｀ヽ | ',.|/ ヽ､ヽ | !' l::l ﾉ だけど、それでも無理なの。 | l l'/ | ! /| あそこはあそこルールがあって、それを無視したら、 | .{ | | スラムなりの抗議を行うだろうから。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 瑠璃にはスラムのルールなど、よくわからない。 しかしもし自分の家に、突然警邏軍人が踏み込んできて、無理矢理家宅捜索を行えば、どういう感情を抱くだろう。 しかも、最終的には家を追い出される可能性すら孕んだ強権で、である。 ,.. -''"´￣｀ｰ――- ､＿＿ ／:／::::::::::::::::::::::::::／｀ヽ:::::::::::::} /:::/:/:::::::::::::::::／￣:::::::::::::l:,..-‐､:::ヽ､__ /:::l:,ｲ:::::::::::::,ｨ'´:::::::::::::::::::::l;l´!:::::::､｀ヽ､::l ,}::::/::::::::::::／::::::::/:::::::l::::l:::::l l::::::::',:::::::＼ {::::/:::::､:::､{::::::::::::/:::::::::|:::|:|::::l l::::::::::ヽ::::::::ヽ ',:l::::::ヽ､:::l:::::::::::l:::::::::::|:::|::|:::::l l::l:::::',:::',:::::::ヾ:､ }!::::::::::::::,'::::::::::|::::::::::l:/'|:::!:::::l .|:l::::::l:::::',::::::} ＼ ／/:::/::::/:l::::::::::::|:::::::::/ !l,ﾚl:/l l,l:､:/::::::l:::::/ /::::/::::l::::/::,':!:::::::::::l::::::/ﾘ-''ｨｫ!::/! l{::1'|'::::::/!::/ ｌ:::::::l::::::l:::l::l'l:|ヽ::::::::::l::::|,イ::::ﾉ l:/ / ｀´ !::l::{ l/ ヽ:＼ヽ::ヽ::ゝl､ ヽ:::l:::|:::{ ￣´ ヽ ' /::l:l:::ヽ､ もし仮に、激発したスラムの住人が暴動を起こせば、 ＼ }:>ヽ::）:::｀ヽl::/::|l:::l｀ゝ - /:/l::} ヽ:/ 軍は治安維持に出向かざる得ない。 ）' |::/l:::|ヽ::::| l/｀ﾘ＞ _ ,ｲ/l {､ ヽ l ヽヽ:', ヾ| l ￣_ でももしそれを、ショウワシンザンの侵攻期に合わせられたら？ ﾞ} .,/ |-ヽ､￣｀ヽ､ ／ ヽ l｀ ＼ ､ ＼ この都市のトップ周りが恐れてるのはそこなのよ。 ,､'´ ＼ ' ,／ l ヽ ', ／ ｀ヽ､ ｀ ー―― - ､ l ', l､ ／ ＼､ /､ ヽ. | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ トウヤコの南西に鎮座するショウワシンザンからは、定期的にミュータントが侵攻してきていた。 無論、軍はそれを押し返すだけの力を保持しているが、もしそれにあわせて、スラムが暴動を起こしたら。 当たり前であるが、防衛部隊は分散され、手薄になってしまう。最悪、挟撃を喰らう羽目になるだろう。 __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! まさか、そんなこと…… '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l |::ヽ r‐ ､ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ ｀ ´ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: __,.-r-- ､―-‐,.--､ ,..:-:｢／:,:/:::::::::::::::｀´::::::::￣|-､ /:::::／:／/:::::::::::::::r､:r::::::::::::::V:} .':::::::':::::::::/:::::::::::::: ,:|-' |:::|:|::::::::V |:::::::|::::／:::::/::/__/::} |:::|:|::::::::::＼ {:::;::::V:,:::::::/イ/}::{:/ }:T:lヽ::V:ヽ:l V:::/:/:{::: |ィﾁ斧ﾐ ｨ斧､}:::::}:::}ﾘ ／:/{:::{从:::{ Vzﾘ ﾋｿ /:::/:/ {:::::,:::乂::､_＼ u ' 彡ｲ:/ 乂:{:::::ﾉ:/:::VI ､ r::っ 人(:{ 残念ながら、過去にスラム浄化とか、そういう話もあった時に、 }ヽ:{∧:ｲ:::| ｀ . ィ ＼ そういう声明と示威行動があったのよ。 ｀ }'_ ノ ｀｢ }/ , - く/∧ ＿_....＼ 乂_ 当時は東西に分裂してなかったから、 / ∨∧＼----- ､´__＞ ､ それはもうすごい規模だったわ。 , ⌒＼ ∨∧ ｀ ー---,＿_|//|ヽ / 、 ＼/＼ ＼o}} }//} l 行政もそれ以来、浄化から放置って方向に転換したの。 , ヽ }//}＿＿__/' V∧ | 、 | ｢＼｣ ｀ ー}//} 、 | V | ＿＿__｀V ｰく ヽ ,: ,: | | ―- , ヽ | / ＼ / ,: | | } | , ＼ , ／ / / ,: 人{ | {' / / ／ / , ＼ ､ ヽ 〈 イ /イ } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 無論、そうであっても軍が負ける可能性は低い。むしろ、まず鎮圧出来るだろう。だが何かの間違い、ということもある。 都市が崩壊すればスラムの住人の命も危ういが、彼らは他に行き場がなく、都市外への移住は自殺とほぼ同義。 独立農家すら、都市圏外ではあっても、完全な外ではない。死なば諸共は、持てる側には極めて恐ろしい手法なのだ。 |..:..:..:..:Ｌ:.|:..:..:..:..:.. ::::::::l:..:..l:..| |..:..:..:..{ ｢ヽ:..:..:.从::::::::: , ト､:.:..' |..:..:..:..:ヽ、 ( ￣｀ヾ , ∨ |..:..:..:..:..:..:＞､｀ヽ u . ……分裂した今でも、そういうことを？ '..:..:..:..:..:..:j:..{ヽ⌒ヽ、 ⌒ ／ ,:..:..:..:..:..:...':..:.} ⌒ヽ､＞ . ＿＿ ｨ:ヽ:.｀ヽ ,:..:..:..:..:..:./..:.:∧ ＼ ＹⅥ ∧:..丶:..:.. . /..:..:..:..:..:/..:／ ＼ ｀ヽ_//ハ ':.i ):..:.i '..:..:..:..:..:.,／ ､＿＿＿＿,｣ノﾐﾐ} |:| ):..| {..:..:..:..:／ ＼/ // /八＼ |:| ):..| |..:..:／ ＼ ' ///{ ヽ ＼::| (:..ﾉ ＿＿_ /⌒´ー::::::::::／⌒ヽ-- ､ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::::::'.__､ ／:r-､/⌒:ヽ::::::/⌒ヽ´:::::::＼:::V::＼ ／:,:::,'::::/:::/:: ,::|､∧:::::::::V::::::::::::::: ∨::::＼ ,:'::::/::/:::/:::/::::ｲ::| V::::|:::V:::::::::::::::::∨::::::l /::::/::/::,/::,::|:::/ |::| }::::}:::::}:::: |:::::::V:::V:::::| いま現在でも多分変わらないわ。 |::::'::::':: |{::::|∧{ |::l |::∧:::∨::|:: |::::V::|::::/ |:::|::::|::::|:V:|ｨﾁ雫ﾐ{ }ｲﾃ雫ﾐV :: |:::::|:::|:〈 敵対関係になってる東側スラムが |:∧::{::::|::|::| Vzﾘ ﾋzり }::::∧:::|:::|:::ヽ 西側を押さえてくれたら別でしょうけど……無理でしょうね。 l' Ⅵ､:: 从 , /::ｲ| }Ⅵ:∧::|:::. ∨::/:. _ /:,:/イ,:::ﾘ:':::l:∧:| 西側に介入されたら、次は自分たちって考えるでしょうし。 {::/ 个 . ｀ ｀ ,ィ/::|::∧::::::::/' ﾘ |/ ∨:｀:... __ ´ |::{::∧{ }ｲ:::{ {::∧::::| |::|/ }' ∨ ∨ / |/ , --＜ , ｀}＞ ､ イ//i:i:i:/ ｀ ´￣￣/i:i:i:/｀ ､ / ｀Vi:i:i:i/＿＿＿＿,.ｨ/i:i:i:i/＿＿｀ヽ、 , {i:i:i:i{............................{i:i:i:i:{ ∧ / /i:i:i:/｀ ｰr r ― ´|i:i:i:i:| / | , ∧i:i:i{＿＿Y＿,.---/i:i:i:i∧ ,: | | , ｀¨´_ |__｣＿_,.. -｀ー ' . ／ ｢ / /￣´ ｀ﾞ'| ｢ ヽ ∨ | |/ , V : . ∧ { { }! l } / } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 結局、スラムを黙認している以上、トウヤコはその存在を無視することはできないのだ。 __＿___ _／`:＜: : : : : : : :＞､ . :'７ : : : : : : : : : : ￣＼:｀ヽ ' : / : : : : : : /Ｖ'７ : : : : :＼: ヽ_ |: / : : : : :} : 仔‐i{ : : ! : : : : :Ｙ: :ﾄ､ |/:./ / : :_/:_;ノ｀´}} (､:|ｉ: : : : : |: ｲ: | ／／.:/ : ´//:i ﾉ 〃/i｀|ｉ､: : : :├ｲ:｜ 〃〃 :/ : :,八{:(:( l }=ミ八}: :} : :|i/.:/ ｛八{ : { : : {ゝ==' ヽ ﾉﾉ }ｒ心刈ﾊ : ﾘ / 酒場に直接問うって手もあるけど、 ヽ ＞): : : ゝ , `ﾞ' ,ノ丿:ｲ:｛ メンツや信頼がある以上、まず漏らさないわ 〃:人∧ _ u.んく: (人{ Ｖ( ） 丶､ .イﾉ:ﾉ: :）:) ) 言ってしまえばお膝元だもの。 ) ＿}≧ ´ 人(⌒ﾌ´ __,.＜Y:´:::::／ ｊ i::＞- 、 幹部級にすごいコネとか、 ／ i::::::::::i ､ i:::::∧ ＼ 相当の恩があるのなら話は別だけど。 ／ i::::::::::i ゝ '´￣i::::::::::i ＼ ／ i i i::::::::: i i::::::::: ! ! ヽ ／ :､ i:::::::::∧ ､ i,へ:::::!. ∧ 「……ですか」 ／ 二ニ＝=- . /ﾚ'´ ハ.＼ :. ／i＼ ヽi.､ / i . ／ ― - ― ' ´ / く i// ｀ー´//i 〉. ヽ ./| . ／ ..＿ ,′ ヽ i////ii////! / } /i ／ ゝ ! ￣ ＞'{ ､!// 7 ///.i/ i / . i i ヽ ／ V i|///////// / / . V' ＼＿＼/ .V i|//////// / { i ヽ i |/////// i ／ ∧ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ つまり、春夏にもそんなツテはないということだ。だとすれば、『スラムの依頼』をこれ以上追うことは難しいだろう。 可能性があるとすればニャル子のような情報屋だが、そっちは軍とは逆に、暴力に対する手段に乏しい。 リスクを考えたら、相当な金額を掛けなければ引き受けてすらくれまい。 ／:::::::::::;;;;;;;r--‐'´圭圭圭｀ー.､ヽ ヾ､,!il /:::::::::::_/圭圭圭圭r―‐'´::｀ー‐ヾ>､＿/,!' /ムミr <圭圭／￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /く,<iヾ/トヽ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､ |ヾ三彡/ノ:::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::i |:::::｀７''}/::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::| |::::::::!}}/::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !::::| !:::::::|}}|:::::::::::::/:::/::::::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::: !::::! ';:::::;r''|:::::::::::::!::::|::::::::::::::::|::::::::::: |::::::::::l:::::! :;! ';:::|l`.!::::::::::: !::::|::::::::::::::::|:::::::::!: !::::::::::!:::;ﾚ':| |::ヾ.|::::::::::: ﾄ､:|::::::::::::::::|:::::::::!: !!:::::::!ﾚ'::// |i:::::ヾ､:::::::::! ｀`ｰ ､＿;'|::::::/ﾚ'|レ,,,,!｀ｿ/ |l::::::;rヘ::::小 ,,,,, ￣ ' ノﾌ'/ …… |l:／ ヾ .|ヾ ､ っ , ' {:::l:::ヽ ＿_r'´ ＼ ､ ｀ ｰ- ,, イ }::!::::::i /::::::｀ヾi__ ＼丶、 ｀∨/_ }:::!::::::|, i:::::::::::::::＼ヽ ｀ ー=/',r_=!ヽ _ﾉ、l::::: ﾄ‐, |::::::::::::::::::::ヽ::ｰ､ ／!.ﾄlr彡ﾉ'､:::: il:::::::!::ヽ |:::::::::::::::::::::::::i::::::ー､_,r-‐./ ｀rt<｀ヽ ＼:!::::::|::::::l .r､!:::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::/ l | .ヽ ＼l:!::::::!::::ﾉ .! ｀r,､:::::::::::::::::::|:::::::;::::::::: / i .〉::::::／、 / .:.: / .:.:.: . /`l / .:.:.:.: ,､. l |/ 〉 / .:.:.:.:.:.: . ,l | l |ﾚ' / .:.:.:.:.:.:.: ,! L.-ヾi=,' / .:.:.:.:.:.:.:.: _,.-'´ _, - '_´ / .:.:.:.:.:.:.:.:.: |_,.- '´| L-'´_| / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,.-'´ ,.-'" .7､ _ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |,.- '´| | ./ ｀''‐､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . |,i ./ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＿＿＿、 / .:.:.:.:.｀''‐､:.:.:.:.: '‐ｰ７ ﾉ゛ / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀''‐､ _＿/ l_=ｯ i .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. lﾆｰ'''''ﾞﾞ￣ `､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /＼ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. / ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ,..､._,Π 〈 , ｀''‐- ..,,＿＿＿／ !┌‐-ニ￢ ', 〈 / ゛´ / / ヽ、', ＿／i ／／ ヾﾍ、 `‐-､ ﾉ } ｀‐´ ヽ､.＿＞､＿／ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 拳を握りしめる瑠璃。悔しいが、諦めるしかない。やっと尻尾を掴めたと思ったら、スルリと逃げられてしまった。 この次ぎ、手がかりを得られるとしたら、いつになるだろうか。悔しい。残念だ。正直に言って諦めきれない。 だがそれでも、個人的な事情でこれ以上、春夏や軍に迷惑をかけるわけにもいかないかった。 . ∠´ .::: ::: :: :￣: ｀ 、 ／.:::::::::/⌒＞ 、 .::::::: :: ´≦ ≠─┐ ／／⌒／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 r「 .::/.:::::::/ .::::: ::::::::::: ﾄ、.:::.ｨ! :::::::::::::::::::::: |::ﾄ、 i:| :: |.::::: / .:::::::::::::::::::: |ハ://}.::::::::::::::::::::::: |::|∧ ﾉ:ｌ :: |.::::/.::::::::::/ .::::::::: |´｀¨´ﾘ .::::::::::::::::::::: ｌ::|::::i /.:: |.:::ﾘ::/.::::::::: /:/::/ :::: l / ｌ::::::::::i :::::::::: ｌ::ｌ::::| {::::ｌ:|::/:/.: :::::::::/:/::/i__:::!:| |::::|::::::::::l :::::::::::从::::} 从lﾘ/:/:// !:::/7´/::ﾉ! ｀ｌﾉ ｌ:::「:::::｀ﾒ、:::::::(::ハハ 人::/:/!:!:::|/ .ｨ升芹ﾄ.: | l|::ﾑﾃKﾉハ.::::::}::::::i: ∧ ))::ｌ:i从:人 入 .__i::| 从 ﾉj|r'__i:j「 Yﾊ:::::|:::::j:/:∧ ／/::ハへ } ヽ `ー' ゞ--' /:!::l:::::l::::ﾘ:::/:::} (:::/⌒}::i:＼从{ , ｲﾉ!:ﾘ::::ﾘ:/ﾙ'}::ノ )' ノ:ﾉ::}::li:::::＼ /!:::ﾉ/:::/::( だから、いま、別口から (:: ( ﾉ:ﾑ＼:::::＼ ( ﾌ . イ::::Y:〈:::〈::::::) 依頼人を追っているところよ。 ヽ.:) ⌒}::ﾉ:):::::|._＞ ._ . ィ ::: 人:: | )::::)´ }ｲ彡':::| j⌒}ｊ )ﾉ (⌒´ ちょっと時間がかかると思うけど、 ,ｨ升レ' ´ ＼ _ 追加の情報があれば連絡するわ。 ／|:::::::| 「 ＼ ／ l|:::::::| ￣ ｀ ＼ .. - ─ |::::::::「＼ }/ノ ._>''::::;::::::::::::::::::::::::::::::::､::::｀:ヾｰ.､ __ ｀´.>'//::::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::|i:::::::::::::＼!ミﾐ.､ ///:::::::/::::::/:::::::::::::i:::::::::::::::||!:::::＼:::::::＼!､} ./://::::::::|::::::ｲ:::::::::::::::|l::::::::::::/!|::::::::::|::::::､:::ヾ' ,':::{{::::::::::::!:::::||＿＿＿||＿__// |::::::::::|::::::::!::::::i i::::{l:::::::l::::l￣'i´ ､乃｀ヾ , ＞＜i:::::i::l:::::::l |:::::}:::l:::|::::l. ! 辷ﾉ ' テ､=､`i､ﾉ::::l:| |:::::|:::l:::|::小 ､､､､ l:'::! l l::::::ヽﾉ え…… |::::i|:::|:::!:::|::ヽ ' ﾞ´ '．::::i:::l |::::!｀ミ_ .小 ヾ､ ｀｀｀.l::::::!::| |:::|::｀ｰ｀_,､｀ u ,'::::/!:,! |:::|::::::::i::::|:ヽ ´ ｀ ／::|へ/ |:;':::::::::,!:::|:. 丶 ／::::::::| !'::::::::/:!:::ト､,r､,.､ 、 , ....::'i:::::::|::::::| /:::::::/::::!:;' ｀´ヽ_｀ ´_!;､::::|:::::::|::::::| ,...‐--､,､,':::::::/,又ﾉ- ､ ,}r',､_{:::/:::::: !::::::! ..'::::::::::::::::ヽ_｡￣￣ ｀ヽ、 ,.ﾄli<mヾ.':::::::::;'::::/ ::::::::::::::::::::::::::｀ヽ｡ >' !ヽニ＝'､:::::;':::/__ ::::::::::::::::::::::::::::::::｀'-､｡ / ＼-'､' ､ ｀ヽ<´:::::丶 ::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::｀´ｰ､｡ / ! ヽ i ＼. ヽ:::::::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::｀/ .ﾚ' ｀i ヽ:::::::::i ,....::‐:::::::￣:::::::....､ ,..:´::::::::::::::｀ヾ､＼::::::::::::.. ／::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::. /::::::::::::::::::::::＼::::::::､::::::＼:::::::::::::::. ,::::::::::::::::::::::::',::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::. ,::::::::::::::l::::::::::::i::::/:jﾘ' ,:::::::､::::::ト,:::::::::::::. ,:::::l::::::::::ﾄ,::::::::_!ノ´ ,.ィ! ,::::::l,:::/i }:::::::::::::::. |:::::{::::::,::::､＼／ ,ｨﾁ心 !::::::l´ｲ/:::::::::､::::::｀ヽ､ ど、どういうことですか！？ {:l:::::,::::::::::,> 弋_(ｿ・i:::::/ r´::::::::::::::::＿__::::::... ﾘ､:::::､:ｰ/ ｨ㍉ :.:.:.: j／ { ､ ::::::::://///｀ヽ､::::::... いま、わからなかったって…… ＼:7´ヽ弋ｿ, ,'_! ＼_:/ {///////∧:::::::... ｀´}:::::ヽ ｀ ,ｨ‐:.， / {o / 〈!/////// ∧::::::::＼ |:::::l::::>､ ＿｀_´__,..く {o ｲ! lⅥ////////｀ヽ､:::::＼ l／￣!::::::::::::::::::l:::／ヽ!_/==, }iⅥ//////////}::::::::::::.. |::::::::::::::::::l/_ /_人ヽ´ ∧ヽ/////////_∧:::::::::::::. |:::::::::::::::::{/∧_{rf,7}!ヽノ/∧､///////////｀ヽ:::::::::! |::::::i:::::::::::Ⅵ/人薔ｿ//////ﾊ-､＿/////////＼::ﾘ |::::::l::::::::::::Ⅳ/{:.:.{!////////i}////＼/////////ﾊ |::::::l:::::::::::::}///!人///////ﾉ//////､＼///￣//∧ |::::::l:::::::::::/{///!:.:.:.＞-- ＜///////／:.:>ヽ/////∧ |::::::::,:::::::::Ⅵ//{:.>ｰ ､:.:/､:.7-7:.ｰ:.:.＞:./´:/::}//////∧ ',::::::::､:::::::::::Ⅵ/:}l () l/ ｀ｰr'´｀ー' ヽ_:::l///////∧ ､::::::ﾄ､::::::::::Ⅵ ', ', / ／{,.rrr77777////＞- ､///∧ ヽ:::! ＼:::::/∧ ､r/.／／/////////////////＼｀丶'､_ __,.-r-- ､―-‐,.--､ ,..:-:｢／:,:/:::::::::::::::｀´::::::::￣|-､ /:::::／:／/:::::::::::::::r､:r::::::::::::::V:} .':::::::':::::::::/:::::::::::::: ,:|-' |:::|:|::::::::V |:::::::|::::／:::::/::/__/::} |:::|:|::::::::::＼ {:::;::::V:,:::::::/イ/}::{:/ }:T:lヽ::V:ヽ:l V:::/:/:{::: |ィﾁ斧ﾐ ｨ斧､}:::::}:::}ﾘ ／:/{:::{从:::{ Vzﾘ ﾋｿ /:::/:/ あ、ごめんなさい。言葉足らずだったみたいね。 {:::::,:::乂::､_＼ u ' 彡ｲ:/ 乂:{:::::ﾉ:/:::VI ､ r::っ 人(:{ 完全に見失ったわけじゃないのよ。 }ヽ:{∧:ｲ:::| ｀ . ィ ＼ ｀ }'_ ノ ｀｢ }/ あれだけの高額依頼だもの。酒場側もある程度、裏を取るわ。 , - く/∧ ＿_....＼ 乂_ / ∨∧＼----- ､´__＞ ､ スラムでも……ううん、スラムだからこそ、 , ⌒＼ ∨∧ ｀ ー---,＿_|//|ヽ そういう所の信用や仁義は大事だから。 / 、 ＼/＼ ＼o}} }//} l , ヽ }//}＿＿__/' V∧ その線から探ってるところなの。 | 、 | ｢＼｣ ｀ ー}//} 、 | V | ＿＿__｀V ｰく ヽ 『酒場の依頼』の調査は無理だけど ,: ,: | | ―- , ヽ | 『スラムの誰か』なら、まだ可能性はあるから。 / ＼ / ,: | | } | , ＼ , ／ / / ,: 人{ | {' / / ／ / , ＼ ､ ヽ 〈 イ /イ } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ その理屈であっても、酒場の経営者やその上は無理だろう。だが、末端や、酒場の客なら別だ。 酒場側も依頼人も気は配っているだろうが、調査も確認も、所詮は人の手によるものである。 そしてその手の仕事は、中核部分はともかく、細かい部分はやはり末端が動くことになる。 さらに酒場は壁に耳あり障子に目ありの典型のような場所で、飲みに来る人間のモラルはお察しである。 手繰れる可能性も残されているのだ。 （（爻ソい/////／￣´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶/∧}い 〔`ｰ=彡リ／⌒:::::／:::::::::::::::::::::::::丶:::::::::::＼:::::::＼}〕リ ｀7::ｧァ7´::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ ,::: |// :::::::::::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::!ﾊ:::::::::::: | :::|/| :::::::::::: i::::::::::::::::::::::::/ :::::::::/::|::| :::::::|::ｉ:::| :::::::ｉ:| |::: Ｖ|:::::::::i:::ｉ:|:::::: ─―-/ /:::::::::::/|:｣:: ___|::ｉ:::| :::::::ｉ:| |:::/^|:::::::::i:::|从::::::::::＿/|/|::::::/|/ :|八_::::｣八:|_::::从| |::{｛ |:::::::::i:::| ﾃｰ≠=≦ ￣ ｨ=ァ≦ﾃ :::ｉ:::| |:: ヽ|::i:::::::ｉ::| {{ ,_ノ/ﾘ ,_ﾉ/ﾘ / /:::ｉ:::| 特定、できそうなんですか？ |::::::::|::ｉ:::::::ｉ::| 弋:(ソ Vソ ．::::: ｉ:::| | ::::: i八 :::::ｉ:| ＼＼＼ , ＼＼'::::::j::::| | :::::::ｉ::::::＼从 八|/|:::' |:::::::::ｉ:::::::::::::r仆 _ ｲ:::::|: |/ |:::::::::ｉ::::::::::::::｝ﾟ＼ 丶､ ー’ イ::::i::::::| . |:::::::::i :::::::::::∧ ﾟ⌒ヽ｀ .__, ｘ＜}!:::ｉ:::::| ::::| |:::::::::i::_厶イ 〈 ﾟ＼ /ﾟ ﾟ人 ｉ:::::| ::::| ＿_|_r'⌒´ ＼ ﾟ∨ﾟ / ￣ ﾄ-┴‐- ､ ／⌒ヽ.::.:＼ﾟ｡ ＼ _ノ-､／ ｡ﾟ｝.::.::./::.::.::.:ヽ . /.::.::.::.::.::.::.::.::.:＼ﾟ｡ ｰ/YこYﾊ ｡ﾟ/.::.::.::.::.::.::.::.::.:. /.::.::.::.::.::.::{.::.::.::.::.::＼ﾟ｡ Ｖ込人ｿ ｡／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.｝ ／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿ ／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､ ／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', /:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::', /:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::| /:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l /::::::/::/:::_/,イ:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::| //::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::｀:ヽ､::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::| ..l::::/:::/:::::l::/!l:/--､|:!::|::|:! ,'::/::::/:｀l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l 流石に明言は出来ないわね。 /:ｲl:::::l::::::l:/ｯ,ﾆﾆ=ミ.l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::| |:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ､/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::| その辺りは蛇の道は蛇よ。 /::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/｀ヾ;､,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::| /l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::| 軍と、それ以外にそっち系の専門家にも頼んでるわ。 .ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l ',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ u ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::', ある程度、ぼんやりとした風貌程度は掴んだみたいだけど。 /:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/ ／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/ ､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／ _｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ ´ {､￣´ } / ,.-'´| /| ! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / ! ヽ ｀ / / | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 自信なさそうに返事をする春夏。細い細い糸をより合わせて引っ張っているようなものなのだろう。 しかし、万に一つ可能性があるというのは、ゼロとはまったく異なる。少しでも希望があるなら、それを信じたい。 父の救出、姉の治療。瑠璃こそ、その僅かな希望に縋っている身なのだ。 ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' もしよろしければどんな特徴かを…… :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' :,:::::､.. ! , ･ '::'i::::::::::::l::::' ∧:::::,ヽ. //,::::::::::,，:::! Vi::::::::､ u ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`::...... _ ...:.::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::７ .. :/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;′ .:/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::/.::::::::::::／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::;:::::::::::／.::::::::::::::::::::::／.::::::::::::/＼ .:::::::::::::::::::::::::::ﾉ.:::/.::::::::ｉ:::::／.:::::::::::::::::::::::／.:::::::::::::::;:::::::/ ::::::::::::::::::::::／.:::::;::::::::::::|::/.:::_:::/.:::::::::::／}::::::::::／.::::l::::::;ﾞ ::::::::::::::::／.:::::; -{::::::::::::|/.:/__/.:::＞､/ /.::::／/.:::::::ｌ::::::| だめ。調査しない約束でしょう？ :::::::::::イ/(:::::/ / }:::::::::::|::/｀Yﾃ芋ミ/ 厶イ:::/:::::::::::l::::::| :::::::::::〃::::)::{ ｛ ｲ:::ｉ:::::::|' 込.ｒ'::/＾〃/.:::|:::::::::::::::::|::::::l :::::::::::ｉ|::::::{::::ヽ }:::i::::::::| :::. ｀` /.::::::::::::::::::::::::|:::::::. 「う……」 ::::::::::八:::::}::::八_}:::i::::::::l {::i:::::i:::::::::::ﾉ::::|:::i:::|i :::::::/.::::::::ﾉイ 八::i::::::::l 乂::::i:::::／:|::::ﾉ:::i:::|i ::::厶斗'( }|::::::ﾉ c _,.:´:::ノノイ::::::ﾉ:::::::八八 ´ `丶､ /八く ／.::〃〃 厶イ／／ ﾉ ヽ /};::厶ィヽ､_／{/i::/ ノ′ ∨｀ヽ. ﾘ 八{ '. V __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! で、でもあの、最低限でも知っておかないと、 '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i 探索の時の仲間に潜り込んでいたりするかもしれませんので。 |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l その、桂さんのときみたいに。 |::ヽ こ二つ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: __＿___ _／`:＜: : : : : : : :＞､ . :'７ : : : : : : : : : : ￣＼:｀ヽ ' : / : : : : : : /Ｖ'７ : : : : :＼: ヽ_ |: / : : : : :} : 仔‐i{ : : ! : : : : :Ｙ: :ﾄ､ |/:./ / : :_/:_;ノ｀´}} (､:|ｉ: : : : : |: ｲ: | ／／.:/ : ´//:i ﾉ 〃/i｀|ｉ､: : : :├ｲ:｜ 〃〃 :/ : :,八{:(:( l }=ミ八}: :} : :|i/.:/ ｛八{ : { : : {ゝ==' ヽ ﾉﾉ }ｒ心刈ﾊ : ﾘ / ヽ ＞): : : ゝ , `ﾞ' ,ノ丿:ｲ:｛ 〃:人∧ _ u.んく: (人{ Ｖ( ） 丶､ .イﾉ:ﾉ: :）:) ) ……もし瑠璃ちゃんを害するつもりなら、 ) ＿}≧ ´ 人(⌒ﾌ´ とっくの昔にやってるはずよ __,.＜Y:´:::::／ ｊ i::＞- 、 ／ i::::::::::i ､ i:::::∧ ＼ 憶測だけど、犯人の目的に瑠璃ちゃんやお姉さんは ／ i::::::::::i ゝ '´￣i::::::::::i ＼ 入ってないんじゃないかしら？ ／ i i i::::::::: i i::::::::: ! ! ヽ ／ :､ i:::::::::∧ ､ i,へ:::::!. ∧ 目的はあくまで、テンカワくんへの復讐で、 ／ 二ニ＝=- . /ﾚ'´ ハ.＼ :. ／i＼ ヽi.､ / i マリオさんはその同行者で巻き込まれた、とかね。 . ／ ― - ― ' ´ / く i// ｀ー´//i 〉. ヽ ./| . ／ ..＿ ,′ ヽ i////ii////! / } /i でなければ、２週間近くも放っておかないと思う。 ／ ゝ ! ￣ ＞'{ ､!// 7 ///.i/ i / . i i ヽ ／ V i|///////// / / . V' ＼＿＼/ .V i|//////// / { i ヽ i |/////// i ／ ∧ ヽ ∠ ＿ | | |//////i i / } . | ＞､ /| |￣￣￣! | | . ヽi ￣ ﾊ _/ .i | ! { | ー､ ＞‐く .j | i | ∧ 〉 ー､ ／ ヽ |ー――| 〉 i ヽ-'＼ ヽ !./////.| i i. 〉 i ＿＿＿ |//////| ＿＿＿ / 〉 | i .|/////////////////////.V / ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 同様のことは志津香にも言われている。彼女の方は、瑠璃を襲わない事にも意味があるのだろう、という形でだが。 確かなのは、どちらの意見にも説得力がある、ということである。 さらに言えば、瑠璃にそれを覆すだけの意見がない、ということも、だ。 , -.-.-.-.-.-.-.-.､_ , --'-'7^ヽ､-::::::::::::::::::へ=ｭ______ ／:::::::::::/::::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ __/:::_;.-‐'":::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::::::::::::::::::::i; ﾄ､ ,イ:::::Ｙ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､i::::; ｲ:::::::::::::::::::: : :.i;;i:::ヽ. /:::i: : :i : : / : : : : : : ::::::::|i;i;Ｖi:i:}:::::::::i: : : : : : i;;;i::::::| ﾉ:::::i:::/}::::/::: : : :i :i : : : ::i::l"""ｿ: : : :.i : : :::::::::i;;;i:::::| /::::::）ﾚ;/:::/:::::::::::/;ﾘ!:::::::i:::i::| i:::i:::::::;i:::::::::::::::::{;;;i::::| i::::::(（;;;;} :/:::::/::ﾉ:;;ﾊｉ_;_;,i_;;i:ﾉ {::l;_;_;_;i_::::::､:;;;ヽ:;;;V:! {::::::.!;;;/ //::/::/::ｧチ}:;ノ{:::7 !::ﾄ､::::;;!Ｔ:::ﾄ､;;;ヽ::;;;',! V:: Ｙ .:::/::;ｲi:ﾚ' 仁ムミl∧ },ｹｴ亡ﾄﾊ::i::i:;;;;i;ヽ;;;;＼ Ｖ i :;;;;ﾊ!:ﾊi { ｨ代;;;己 ヽヽ ﾉ行;兮ヾ! }::i::i::;;;ﾊ;ヽ;ﾄ;:ヽ _） ! ;;（;;;{ﾊヾ:､ ヾﾆ=┘ 迂ミ! " /::}::}::;;介､;} ﾊ::} { .::ﾍ ::ﾄ､;＼_ヾゝ i ､_,ｨ':/:Y:::ﾉ ﾉ }ﾉ リ って言ってもまぁ、そう決めつけていい理由もないものね。 Ｙ⌒) ::;;）;;h;;;ヽ ﾞ /:/:ノ:ｨ' (::::r'（;（_＼;;＼ ー - ／:::;ｲ :::h 情報も渡せないわけだし、 ヽゝ ｀ｰ;.}）;;;;;|＼ , イ）ﾊ ::） ＼::):） だから一応、そっちの方も調べてみるわ。 ｀ヽ ﾘ フｲ| ｀ ｰ-‐ ' |::::ノ)）ｰ' (r‐' ＜ﾉ ヽ（ 進展があったら連絡するから。 ／了- '" ｀ ｰ-ﾍｰ ､ _,. ｲ::::::| _ ､ _ |::::::::|ヽ､ でも私は、そう心配することないと思うわよ？ , ' ⌒ヽ.|::::::| ￣｀ ヽ､ - .￣ |::::::::| ＼ ／ |::::::|＼＿＿＿＿＿＿＿＿, |::::::::| ＼ 何度も言うけど、瑠璃ちゃんを襲うつもりなら、 ／ ／^ヽ:::| ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..／|::::::::| ヽ チャンスはいくらでもあったわけだから。 / ∠∠^ゝ ＼ ｀ｰ ､:.:.:.:.:.:.:.:._／ 〉::::::〉i ヽ i___ /, --ｧ- l ￣oi￣ ﾉ:::::ﾉ .l ／｀} | ｀ヽ/ , --- |｀￣｀ー--､o_i_,ｨ '￣￣{::::::::|ﾕＶ ノ l | ﾚ' , -┐ | |::◎| | l--' { | レ' y | ! i / ￣ | ! i. | | i | .人 ヽ= = = = = = = = = = ii Ｖ i 〉 | ヽ V ＼ ＼ i ii } ﾉ ｲ ! ヽ i ＼ ＼ i ii / / _ { ./ ヽ i ＼ ＼ i ii/ / ノ ￣ 八 , ､_.., / {rf >fｿ､ } ヽ,-‐' .l.....;::::…_::........_ >､ _..ノ..':::::::::::::::::::｀:::...､｀_ ､ ,__ ..:´:／lll／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ..〉Y〉ヽ . /:::::/llll/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八 !ゞ《 /::::::/ll/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ _r' .':::::::/l/::::::::::::::/:::::::::::::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::. .:::::::::fll/::::::::::::::i!::::::::::::::::/!:::::::::::::::::l!:::::::::i::::::::::: .::::::::::ll/::::::::::::::::ｌ ::::::::::::::' i::::::::::::::::ｌl::::::::::l!:::::::::: l::::::::::l,':::::::::::::∧｢ヽ:::::::i!ﾄ､ i::::::::::/:/l::::::::::ｌl::::::i::::. |:::::::::l!::::::::::::::! ,rfﾃュ:_::l ゝ｀!:::::/l:/ ,::＿:/ !:::::!::::. |:::::::::|:::::::::::::::l 仡示(⌒ヾ .}／ / /:_:::/｀`i::::∧:::! |:::::::/!::::::::::::::l 杙::::::ｿ んr= ､/:/:::::V |:::::::､!_::::::::::::::. ..... fテｿ .il 7::::::! |::::::::ヽ｀ ､:::::::::: u ゞ ' /./::/:,' ……そう、ですね。 |:::::::::::::丶-.ヽlヽ} ' ..... ･.:::/:::! |:::::::::::::::::::::::ﾄ､ ,:::/::i:; i:::::::::::::::::::::｢.ヽ＼ ｰ-- .ｲ` ヽﾘ !:::::::::ｉ::::::::::| ´ ＞ ＜i:::| ,:::::::::::l::::, 'ヽ､ ヽ｀ i､:::´:::::::::::ｌ.l:::! . ;:::::::,. ' .三三 ` ､ Y fﾄ､:::::::::::::! l::! . , - ､´ゝ､.三三三三.｀ ､ / ヽ-_｀ ､i,ﾉ/ /三三ヽ≡.､三三三三三ヽ/´､ソ.ゝ三｀ゝ､_ . .:′=三三ヽ三｀ゝ-､三三三.〉､｀<´/､三=〈ﾆ. ヽ i 三三三三ﾊ三三三`ｰ､三.f i!`ｰ'ヽ ヽ､ﾆ{ﾆi三i . /!三三三三三i三三三三｀ 7! ! ヽ .＞ﾆ､ﾆi! ,:r' 三三三三三!三三三三=ﾑ _,.. -'´<／ヽ三ﾊ.ﾊ , l_三_三三三､ ﾉ三三三三三 7T´/ _..＝〉l_,. 〉ﾆ､三i! 〈 〉只〈三三ニ{ヽ三三三三三└-ゝ'´ !l ` ´三三.ﾊ三i! ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏の意見はもっともだと思う。復讐の範囲に瑠璃やあいが入っているならば、今まで無事でいられたはずはない。 とはいえ、春夏の考えも、志津香の考えも、いずれも憶測の域を出ない。瑠璃の胸に恐怖と不安は残る。 だが、 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 ,,.: :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.――:. :. :.` ／:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ＼:. :. :＼ - :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.=-―― ＼:. :. :. :.＼:. :. :`､ ／:. :. :. :. :. :. :. :. ,, '' ＿＼:. :. :. :.ヽ :. :. :. ／: ／:. :. :./:. :. :.／ -‐….: :. :. :. :. : ヽ :. :. :. :. :. :. i 瑠理さん。わたしが、ここにいますから。 . ／' ／:. :. :. :. ｉ:. :.ｉ/ ／:. :. :. :.:斗-―‐―― :. :. :. :. ｉ:. :. :| / ' :. :. :. :. :. |:. :.| ／:. :. :. :. :. : : ﾄ:. ＼:. ヽ:. :. ｉ:. :. :. :|:._:. :| ｉ:. :. :. :. :. :. |:. :.l／:. --:. :. :. :.:|: |:i ,ｨf芋示ミ､:.|:. :. :. :l⌒`i| |:. :. :./:. :. : |:. :.|:. /:. :. {:.从:. :.|: |:l〃Ｖ:::） ﾊ 狄:. :. :. :| ） 八 |:. : /{ :. :. : |:. :.|:八:. :.:.x=ミ＼{ 从 ぅし::ﾘ |:. :. :. :| /:. :. ､ l:. ,' | :. :. : |:. :.|＼:`:Yん心 ヽ ー'' |:. :. :. :| ':. :. :. : ＼ |:/ |:. :.|:. :|:. :.|:. :.`八 ぅ::ハ 〃〃 :. :. : : |:. :. :. :. :. :. ＼ { |:. :.|i: :|:. :.|:. :. :. ＞ 沙' ､ , ,: : :. :. |:. :. :. :. :. :. :. :.＼ . 从 八:ﾊ : | : : 八＼〃〃 - ｲ:. :. :. :.|ヽ:. :. :. :. :. :. :. :. ＼ ' ヽ:从:. : : : : 个 ,, ／ i|:. :. :. : |V ＼:. :. :. :. :. :. :. :.:＼ ヽ:. :. :. :l／ ≧＝― ＜__／|:. :. :. : |,' ＼:. :. :. :. :. :. :. : ＼ ＼:. 人 〉ニ==|:. :. :. : | ` :. :. :. :. :. :. :. :. /＼:. ＼ ｉニニ=|:. :. :. : | -― ＼:. :. :. :. :. :. :. ,' ＼:. ＼ |ニニ=|:. :. :. : | ,／／￣￣￣＼:. :. :. :. :. 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 . !::l::::::::’, .:.:. .: .:.:. ･′::::::/::::l ヽヽ:::::::::h、 丶 ／/::::/ﾘ:::::::! }:::::￣∧ ー,rf'-イ:/::::::::::. j!:::::l::::::个o｡. ｰ . イ::::::::l::::::::::::::::::::, /:::::::l:::::::::::i::::r}_≧s｡. .｡s≦n.i/ !:::::::,:::::::::::::::::::::, …… /::::::::::!:::::::::/::::i! ヽn､ /ｰn' l_::::::∨::::::::::::::::::. .:::::::::::/＿.｡+･'‘ヽ _.∨._ ／ノ〕iト．:::::::::::::::::∨ /::::::::::/＞‐ｧ.::.::.:｀>／ゝ薔>.〉､｡s≦.::.::.::.::.::〕iト．::::::::::. ,..:::::::,r:'´.::.::.::.`ー.､.::.:》､.r'Yﾟiソ /.::.::.::＿＿ｿ´￣´ト．::::::ﾟ｡ . ,.::::::::::/.ヽ.::.::.::.::.::.::.::.ゝ-r─＝‐ ､ｲs､__).::.::.::.::.::.::.::.::.::.::..〕iト,:＼ ,..:::::::::,./..::.::l.::.::.::.::.::.::.::.;:'v'ﾟ三三ミヽ∨.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:／.::.::....Y:::ヽ ／::::::／∥.::.::.!.::.::.::.::.::.／/´ 二ﾆ=‐ミ Y＼.::.::.::.::.::.::.::.:/.::.::.::.::.::..:,::::::’, . ,.::::::::／::::::j!.::.::.::.’,.::.::.::./ ′ / r'´ V ヽ.::.::.::.::.::./ .::.::.::.::.::.::..l::::::::‘, /:::::,.:::::::::::::ﾉ.::.::.::.::.::i.::／ i }i :, ’,.::.::.:/ ..::.::.::.::.::.::.::..i::::::::::: :::::/:::::::::／..::.::.::.::.::.::（_.｡s≦j ∧ ‘,-､ ).::./ .::.::.::.::.::.::.::.::...!::::::::::i ::::′::::/..::.::.::.::.::.::.::.∧l/:/({/ /__‘, ﾟ｡ ヽ'.::./ .::.::.::.::.::.::.::.::.::...’,:::::::: :::{::::::∧.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/{/ ヽ ﾉ } ｉ.::)､ ｀!Y.::.:′.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.Y::::: :::∨f¨ヽｱ´.:7__.::.::.:/(/ ) } / {∧:{∧ ﾉ j＼{_.::.::.::.::.::.::.::.:r ､.::.::./::::::: ＼Vl.::.:〉､.::.:l--､`/.::i! /′/. / ヽ.!‘,.∧ Y ノ. i.::ヽ｡+･'¨¨¨`v.::ヽ-t'ﾟY:: /:｀´!.::.ゝ'.::.::.:/.::.::l!./ { / ゝ/ }! .} ∧ﾄ.人 l.::.::.:’,･'¨¨¨ﾟ∧.::ﾉ-'.::.{:,: :::::::ﾉ.::.::.::.::／.::.::.::l! `ｰ､ Y / l / ’,}ヽ}-､.!.::.::.::.:’,.::.::.::.::.:ゞ.:}:ゝ'/_ 从::::::}.::.r‐‐.':.::.::.::.::.∧ ／ i! l { .!{ ノ ノ i.::.::.::.::.::.h、.::.::.::.::ヽ:/´ 人::i.::.:i.:'.::.::.::.::.::.::.::.::ヽ l! ヽ ヽl ヽ. ( i l.::.::.::.::.::.::..∨.::.::.::.ﾘ′ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 初めて人を殺した夜――殺すことや殺されることに怯えた夜に、すずかから受け取った言葉。その温もり。 それは今も瑠璃の中にある。 怖い――怖いが、それでも、耐えることが出来る。出来ると、思えている。耐えられている。耐えてきていた。今まで。 __,.-r-- ､―-‐,.--､ ,..:-:｢／:,:/:::::::::::::::｀´::::::::￣|-､ /:::::／:／/:::::::::::::::r､:r::::::::::::::V:} .':::::::':::::::::/:::::::::::::: ,:|-' |:::|:|::::::::V |:::::::|::::／:::::/::/__/::} |:::|:|::::::::::＼ {:::;::::V:,:::::::/イ/}::{:/ }:T:lヽ::V:ヽ:l V:::/:/:{::: |ィﾁ斧ﾐ ｨ斧､}:::::}:::}ﾘ ……瑠璃ちゃん？ ／:/{:::{从:::{ Vzﾘ ﾋｿ /:::/:/ {:::::,:::乂::､_＼ u ' 彡ｲ:/ 乂:{:::::ﾉ:/:::VI ､ r::っ 人(:{ }ヽ:{∧:ｲ:::| ｀ . ィ ＼ ｀ }'_ ノ ｀｢ }/ , - く/∧ ＿_....＼ 乂_ / ∨∧＼----- ､´__＞ ､ , ⌒＼ ∨∧ ｀ ー---,＿_|//|ヽ / 、 ＼/＼ ＼o}} }//} l , ヽ }//}＿＿__/' V∧ | 、 | ｢＼｣ ｀ ー}//} 、 | V | ＿＿__｀V ｰく ヽ ,: ,: | | ―- , ヽ | / ＼ / ,: | | } | , ＼ , ／ / / ,: 人{ | {' / / ／ / , ＼ ､ ヽ 〈 イ /イ } _,rn豸> _ .................... _ <_彡く⌒｝ -=ﾆ二二ﾆ=-::::::::::｀:..､ 'ｰ=ア´ ...::::::::::::::::::::::￢-=ﾆ=- :::::ヽ,_ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=ﾆﾏ⌒苡ﾍ ( ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｛ ヘ￢'’ 丶 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノﾍr┬'＾ '⌒ ､_＿__ / _＿__ ￣￣￣ ノﾏﾆ7⌒ ｉ :::::::::i:::::::::Λ :::::::::::::::iｉ::::::::::::::i::::::::::::::::Ｖ:::::::: . j.::::::::::ｌ::::::::「＾| ｉ:::::::::::::iｌ :::::::::::::ｌ;:::::::::::::: ｌ::::::::: : ⌒Ｔ:::::|:::::::ｉト | ｉ:::::::::::::i| ｉ::::::::::::|i:::::::::::::: ｌ::::::::: i ｉ ::::「「｀汎 Lｉ:::::::::::::iLｉ:::::::::::」i:::::::::::::: l::::::::: l ∧::::} り ￣ ¨^汀Ｊ了 i:::::::::::::: l:::::::::￤ '⌒Ｗ／/ 乂,_ソ i:::::::::::::: ｌ::::::::: ; あ、いえ、なんでもありません。 从 ' ／/／・ .'::::ぅヘＶ::::::: / ＾⌒ 厶イ_ ィ:::::::::: ′ 大丈夫です。 、 ､ ／ 「:::::ｉ:::::::::::i ｢心. r ´￢〔:::::::ｌ:::::::::::l ﾉヘ::::〕Tﾏ 瓜<⌒'ｰ＜ __::厶:::::::::ｌ 「そう。 , <⌒ⅵ 」｢∵_, ∴ﾝ'⌒ ＜ ∠｛f芒,ﾉ厂「 ﾌ⌒ ：,ｼﾞ~ . なら、いいけど」 ｰ￡=辷彡ﾍ〈ｱ^ ∴ｼﾞ _, i ／-‐冖勹￢'~ __ ∵ジ~ ／~ .....:::::::.. ￤ , '＾ｱ⌒7⌒7い⌒' 7＞ '⌒ ...::::::::::::::::::: ￤ <⌒ √ / ′ ｀V::::〃 .......::::::::::::::::::::::::::: Λ 〈 ⌒'ｰ〈 j' 小/´ .::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::: . /´::>､_／｀ｰｧ'^ｰｧ'⌒7 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈:::::::: : Ｘ´:::::⌒>､_∧__,/ _,.ゝ､, xヘ、 _::::::::==-ｧ仁 }ｉ::::: ; / :::::＞:::⌒7¨⌒~て >'⌒ <⌒ <>､ __彡'⌒:: /:ｌ::::: i , ⌒¨´ ,...::::::/´__,√／ .::::::::::::｀¨¨｢＼_>::::::::::::::: ｨﾞ::::|::::: l / ::::::::／:::::::::::〉'⌒>'⌒...:::::::::::::-=ﾆＬ 小::::::::::ｱ〔:::l::::::|::::: | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 若干、伺うような春夏の言葉と眼差し。そういえば、あの夜にすずかを瑠璃の元に寄越してくれたのは、彼女だ。 もしかしたら今の遣り取りは、瑠璃の不安を少しでも減らそうとしてくれたものなのかもしれない。 瑠璃が狙われる可能性は低い。本当に心配がない。そんな風を装うことで。 . ∠´ .::: ::: :: :￣: ｀ 、 ／.:::::::::/⌒＞ 、 .::::::: :: ´≦ ≠─┐ ／／⌒／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 r「 .::/.:::::::/ .::::: ::::::::::: ﾄ、.:::.ｨ! :::::::::::::::::::::: |::ﾄ、 i:| :: |.::::: / .:::::::::::::::::::: |ハ://}.::::::::::::::::::::::: |::|∧ ﾉ:ｌ :: |.::::/.::::::::::/ .::::::::: |´｀¨´ﾘ .::::::::::::::::::::: ｌ::|::::i /.:: |.:::ﾘ::/.::::::::: /:/::/ :::: l / ｌ::::::::::i :::::::::: ｌ::ｌ::::| {::::ｌ:|::/:/.: :::::::::/:/::/i__:::!:| |::::|::::::::::l :::::::::::从::::} 从lﾘ/:/:// !:::/7´/::ﾉ! ｀ｌﾉ ｌ:::「:::::｀ﾒ、:::::::(::ハハ 人::/:/!:!:::|/ .ｨ升芹ﾄ.: | l|::ﾑﾃKﾉハ.::::::}::::::i: ∧ そういえば、この誘拐事件のことって、 ))::ｌ:i从:人 入 .__i::| 从 ﾉj|r'__i:j「 Yﾊ:::::|:::::j:/:∧ 志津香さんにはもう？ ／/::ハへ } ヽ `ー' ゞ--' /:!::l:::::l::::ﾘ:::/:::} (:::/⌒}::i:＼从{ """ , """イノ!:ﾘ::::ﾘ:/ﾙ'}::ノ )' ノ:ﾉ::}::li:::::＼ /!:::ﾉ/:::/::( (:: ( ﾉ:ﾑ＼:::::＼ 「 ﾉ . イ::::Y:〈:::〈::::::) ヽ.:) ⌒}::ﾉ:):::::|._＞ ._ . ィ ::: 人:: | )::::)´ }ｲ彡':::| j⌒}ｊ )ﾉ (⌒´ ,ｨ升レ' ´ ＼ _ ／|:::::::| 「 ＼ ／ l|:::::::| ￣ ｀ ＼ .. - ─ |::::::::「＼ __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i それが実はまだなんです。 l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i なかなか会う機会がとれなくて……。 |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l |::ヽ こ二つ _/l:::::::::::＿_l 「そうなの。 ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ まぁ彼女も忙しいから」 ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ というかまだ、日付指定のメールも送信していない。忘れた宿題の出来を問われる気分である。 空気を変えようというのか、春夏がに口にした志津香の名前は、その意図通り、瑠璃の内心を変化させた。 主に、気まずさの種類を変えると言う方向であったが。 ＿＿ , ‐::',-:､:.:.:.:.:.￣￣:.:.ヽ.._ _ ／:.:.:.:/:.:.:.:.｀ヽ:.:.:.:´:.:.￣:.:.i:ヽ l/:.:./:. /:.:.:.:.:.:.,､:.:.:;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.ヽ /:.:./: :/:.:.:.:.:.:.:.i:ﾊ/:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.i /:.:./: :/i:.:.:.i:.:i:.i.i j:.:.:i:.:.i:.:.:.:.:.ヽ:.:| /:.:i/: :/:.:!:.:.:i:.:i:.:ﾘ 弋:.i:.: !:.:.:.:.:.:､:＼ ヽ.:/:.:.:.:.:.:.: ,.ｨ≦了 了≧ﾄ､:.:.:.:.:ﾊ:.:.ヽ j/:.:.:.i:.:i:.:i. ,ｨf示ﾐ f示ミx :.:.:.:.Y 〉:.:.〉 イ:.: ､:.i:.:.i:.:i 弋:ツ 弋:ツ .j:.:./:.:i/:／ 乂ﾙ〉i.:､:.:､:､ , /i.:/:.i.:i/ 彼女にも、いわゆる恒常的な誘拐だから、 乂く:.:.:.:.ヽ. , - , .ｲ:.:ｿj:.乂 その線は安心するように伝えておいてね。 ノゝヽ:.:.: >. ｀‐´ ィ:.:.i／ リ ｀ル|. ｀ ´ |.!:乂 彼女、互助会をとても大事にしてるから。 __,.＜Y:.´:::/ ヽ::＞-､_ ／ i::::::::::i ､ i:::::∧ ＼ もし私が会えたら、私から伝えておいてもいい？ ／ i::::::::::i ゝ '´￣i::::::::::i ＼ ／ i i i::::::::: i i::::::::: ! ! ヽ もちろん、貴女からだ、とも伝えるわ。 ／ :､ i:::::::::∧ ､ i,へ:::::!. ∧ ／ 二ニ＝=- . /ﾚ'´ ハ.＼ :. ／i＼ ヽi.､ / i . ／ ― - ― ' ´ / く i// ｀ー´//i 〉. ヽ ./| . ／ ..＿ ,′ ヽ i////ii////! / } /i ／ ゝ ! ￣ ＞'{ ､!// 7 ///.i/ i / . i i ヽ ／ V i|///////// / / . V' ＼＿＼/ .V i|//////// / { i ヽ i |/////// i ／ ∧ /:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::!i::::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::ヽ ./:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::!i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::.. .:::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::i !::::::::::::::::l::::::::::::!::::::::::::::::::. .!::::::::::::l:::::::::::::::!:::::::::::::::::::| |::::::::::::::::l::::l:::::::i::::::::::::::::::::! i:::::::::::::l:::::::::::::::i:::::::::::::::::::| :|:::::::::::::::l:::l.l:::::::!:::::::::::::::::::i l:::::::::::::|::::::__,,.. ．-‐ '''" ~""''' ‐- ．..,,|:::::::::::::::::::! l:::::::::::::l"~ ,=＝＝=ﾐ ィ=＝=-、:::::::::::::l::::i l::::::::::::::l l′ん::::::l ん::::::l } l:::::::::::l:::::! は、はい、お願いします。 ゝ::::::::::::l. ∨:::ﾉ ∨::::ﾉ /::::::::::l:::::i l::::＼::::ヽ ~¨ , ¨~ ・/:::::::::/::::::! l:::::::( :::::::＼ /// /// .´/:／^l::::::i /:::::::::::::人 /~::::::::::::::::! /:::::::::::::::::::::> _ _ _ <::::::::::::::::::::::i ./::::::::::::: - ´＞ ＜ ヽ _ ::::::::::::! :::::::::::::'´ l _＞ _ ＜l >:::ヽ::::i :::::::::/:::> l ^ -、 ,-^゛ .l }:::::ヽ:::! :::::::{:::::::::(_ l ／ `只' ＼. l /:::::::..}::::i :::::::l:::::::::::::＼ l/ .／人＼ .ヽl _):::::::::::l::::::! ::::::::>::::::::::::::::ヾ ＼(／l l＼)／ /::::::::::::::<::::::i ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ そうだった。志津香が瑠璃に協力的な理由のひとつがそれだったのだった。 __ ,ィ⌒:i:i:i:i:i:i:i:iz‐､:i:i:irx:i:i:i{｀`ｰ‐'ｰ'r‐' r{__ ゝ r‐':iz-‐'⌒¨¨¨´::::::｀￣::::::｀ｰ｀ｰ-ィ:く ノr'} ﾘﾉヽ/x-'′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::ﾏﾊ::'， 〈 込ツ´ / .:::::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::∨::::'， }≦==ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::!i:::::::::::i:::::::::::::::i!:::::Ｖ:::::::∨::::', ,′:i:::::::::::::!:::::::::::::!i::::::::::::!::::::::::::::ﾄ､:::∨:::::::∨::} ,′:::!::::::::::::|:::::::::::::| i::::::::::::!:::_;斗'千}二}:::::::::::}:::! {::::::::|::::::＿｣＿_:::::｣ !_;z=‐'´-‐'´,_,_,_,_,_!::::::::::!:::! （でも、そうね。 {:::{::::!::_´-‐' ¨´￣｀ ,ｨ"”艾芋¨}}|:::::::::::!::| !:::ﾍ::ﾊ ｨ歹芋芹ト {.:.{}.:.} }}|::i::::::::}::! 魔想さんも情報を集めてくれるって話だし、 |:::::ﾍ:!:i! {{ r'.{}.:} 辷タ ･/ｲ::::;_r}:| 情報交換とか、そういうのも含めて、会っておきたいわ。 |:::::::::Ｎヽヾ 辷ﾀ 〃千ﾉ/:::: Lz≠Tヽ.} ’ __／::::::i なるべく早いほうがいいよね） . |:::八 x‐- ､_ u ﾉ::::::::::::::::! . |::::::::ヽ、 ／ ,､__ ＼ ／::::::!:::::::::::| . |:::::::::::i!:｀ヽ∠ -≦‐'^ヾ ｰ'／_ﾚi:::::::!:::::::::::! . j::_:_:::::i!:::::{´ ー--= __ 弋__/｡. {:::::::i::::::::::::, /-〉 ￣¨¨¨} `ｰ- ､ }.}｡ {::::::::!::::::::::::! . /i:i:i:ﾑ '， ､＿_｀ﾉ.{ ／ ｀＜、::::::, /:i:i:i:i:i:ﾑ } イ､"ﾉ!｀¨ . イ ｀＜:, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 実際問題、この件の連絡が遅れるのは、あまり宜しくないだろう。志津香もまた、犯人捜しに協力してくれているのだ。 それに春夏や志津香の口ぶりから察するに、瑠璃にとっての家族が、志津香にとっての互助会なのだろう。 その危険に対する情報を知りながら放置するのは、不義理以上である。せめて日時指定のメールくらいは送るべきだ。 . l:::::::::::::::::::ーt ≧s｡从 .:.:.:. /::::::/ﾘ l:::::::::::::::::::::::::l∧ , .:.:.: ･:::::::/:/ !:::::::::::::::::i:::::::l ヽ /:::／:/ …… . /::::::::::::::::::l:::::::!､ ih.、 ＿ ..:′ヽ:/ /:::::::::::::::::::::!::::,: `¨ヽ_ 个o. ｡o个 . /::::::::::::::::::::/i:::/ i__ 〕iト． _ .｡s≦i::::::::! /:::::::::::::::::／.:／ i_ .,r' / 〕iト．__!＞─ ､ . /:::::::::::::／ ,ｨf ＼ li / /.::.::.::.::.::ﾟv }:::ｿ ． ﾘ::::!::iﾉ:::ﾘ ﾙ::::::::::::::::! i∧ .:.:. ﾙ‐-' ,^~ｲ::::::::::::::::::::i l{_ﾊ､ __ /ﾟ{::::l:::::::::::::::::::::! ih､ ィ |_,:::!:::::::::::::::::::i 个o｡.｡s≦ , -､,ソ:::i:::::::::::::::::ﾘ （……でも、ここまでしてもらって、 _{::i_f{_/ｰ'¨ _,ノ∨:::::::::::::::ﾊ いいのかな、わたし。 ,ィソ,ｭ_{/_.｡s≦¨_, ／ 〕iト．:::::::::::, /.:{ _{YN}Y ﾄ,-‐ ´ __ノ¨´ヽ:::::::::‘, いくら誘拐事件が大きなことだからって、 ,:'.::/ ヽ_{薔}r'¨ ﾉ¨/.::.::.::.::.i::::::::::::::, わたしの個人的な厄介事なのに） ,.:'..:i＞'´/ `ﾟi¨! ,r-.:'.:r':.::.::.::.::.::ﾊ::::::::::::‘, ノ.:r' / ／ ﾄ-:'.::.::.／.::.::.::.::.::.::.::.}:::::::::::::::, {.::〈ﾄi <-､＿ iﾊ.::.::.:/.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾘ:::::::::::::::‘, }.::.:〕iト,`' ﾉ-､¨ｯ__.〉r:'イ.::.::.::.::.::.::.::.:i′:::::::::::::::::; f:ｿ¨`.:/.::〕iｰ'i:{.`ｰ'.::∧.::.::.::.:_.::.::,::.::.::.}::::::::::::::::::::::i __'t′.::ﾉ-<},-〈__ヽ,.::.::./.`:ー.:{.:ﾟv'7__／::::::::::::::::::::::::! ___,,.．fｿ ,>'¨iト． }io iKゝ､｀>′.::.::.::.Kﾊﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::i ゝｧi'ﾟ´ f.::.::.::.::.::.`::ー─‐'/.::.::.::.::,､.::.:/_:{::::::::::::::::::::::::::::::::::::! < ! ''' _ﾞ＞.::.::.::.::.::.::.:ヽ.::.::.::.::.::.::{.::〉rｧ__:〉:::::::::::::::::::::::::::::::::i ﾄ､,ー-{.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:K!_{_`ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::! 人 ∧.::.::.::.::_..斗､──ｧ､─ｧ_' ミ､ } /:::::::::::::::::::::::::::::::::::i ヽv_〉ァ'ﾟ´-.::-.::.〕iト｡{ ヾ〉_ >/-'乂::::::::::::::::::::::::::::::::::::! /.::∨.::.::.::.::.::.:＞ヽr_'_ノー'.::.:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::,::ﾘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ そこまで考えた瑠璃の胸に、そんな思いが去来した。『誘拐』は国の懸念だが、この件の元は瑠璃の私事に過ぎない。 そんなものに、トウヤコの有力者である春夏や志津香。そして一部とは言え軍を使ってもいいものなのだろうか、と。 特に春夏は、軍を動かすためにどれくらいの手間をかけてくれたのだろう。費用だってロハということはないはずだ。 ／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿ ／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､ ／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', /:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::', /:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::| /:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l /::::::/::/:::_/,イ:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::| //::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::｀:ヽ､::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::| ..l::::/:::/:::::l::/!l:/--､|:!::|::|:! ,'::/::::/:｀l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l /:ｲl:::::l::::::l:/ｯ,ﾆﾆ=ミ.l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::| ……こんな迷惑をかけてもいいのかなって、 |:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ､/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::| 考えてるわね？ /::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/｀ヾ;､,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::| /l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::| .ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l 「！？」 ',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::', /:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/ ／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/ ､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／ _｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ ´ {､￣´ } / ,.-'´| /| ! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / ! ヽ ｀ / / | __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i な、なんで、わかったんですか？ l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i |l , ' ´ _.'_／::::::::l 「わかるわよ。 |:l´´ ＿_ u. /i::::::::::::::::::l |::ヽ ヽ _/l:::::::::::＿_l 顔に書いてあるもの」 ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: ＿,. - ､--- 、 ＿＿＿,.-‐:::／:::::::::::ヽ:::::::::::＼ . /´.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::丶::::::::::::＼ . !:::::::::::::::i´::::::: ﾄ:ﾄ､:::::::::',:::::::::::＼::::::::::::ヽ i::::::::::::::::i:::::::::::ｆ`"ﾍ:::::::::i::::::､ ::::::＼::::::::::::.. j.:.:i.:.:.:.i.:.i.:.i.:.:.:.i }.:.:.:.:}:.:.:.:.ヽ.:.::::::＼::::::::::. . /,::::!:::::::i:::i:::i:::::::i !::::‐ハ､--::',:::i::、:::、::::::} //.:::i!:::::::ｉ ;i斗‐‐{ ､:::/ ,⊥＼:::i:::rｧヽ:::ヽ:/ .:::i::::::il:::::::〈:::八;ｘ=ミ、 }ﾉ〃于ミxヽ:ﾊﾍ｜:::｛ 迷惑だなんて思う必要はないの。 !::ﾊ::::{ヽ::ヽ:::iY´〕 ::ﾊ ′ 廴::_ﾉУ/ノ人:::::＼ ヽ、ゝＶ:ヽ:::ｰﾐ ゞ-‐′ , , 厶ｨﾞ:::::|ヽ:::::｝ 前にも言ったわよね？ こういうことは、国の施策だもの。 /.:::/.::{::::｀:一 ´´ ′, /.::::ﾘ :::::!ヽУ !::::ﾊ::::ﾄ､ヽ::込. ｀ ｨﾞ/.::/}::::::ﾉ ﾉ 軍はむしろ嬉々として動いてるわよ。 i:::{ ヽ! ヽ｀ト､:＞- 、 __ . ´ !ﾊ:/.ﾉ／ ヽ′ ｀ヽ ヾ ヽへ;ﾊ | ′´ 『連邦』の〝外交〟を防ぐって相当な手柄になるし、 ＿_,.. 斗 ト､r-- ､ スラムに介入する隙を探すのは、彼ら自身の安全に繋がるから。 _,. r‐j´::::::| ､__,.-､ _〕:::::::ト､ / ｀ i :::::::|ｧﾝ′ ｰ-､ニ´-i::::::::!´ ヽ、 . / ! :::::// i__,,..イ:::::::! ヽ、 iヘ. ｉ :::〈 ′ } | ::::::| 〉 } ＼ ,!'⌒｝ ノ---| ::::::| ｉ ／ | .′ У込.ﾝ ／ ｛{こ}｝ :| ／ | i |/ rｧ′ ,:´--―--､ ｰ‐ﾍ. /′ .′ ! ⊥ﾝ′ / i ｀i | | .′ ノ く ′:! ″ ﾊ | ,′_,ｨﾞ ヽ、 ,.ｲ ｉ! ,″ /} } 丨 . 〃i 、 ｀ / i; ,″ / i | ,′| ヽ .::/ !:; ,″.:′i | ! ' ｀ ー 辷＝＝キ＝＝='' | ／ | :. ィﾞ: ::. !:::. ::. | ／ ヽ ,....::‐:::::::￣:::::::....､ ,..:´::::::::::::::｀ヾ､＼::::::::::::.. ／::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::. それは……でも……軍の方はそれでも、オーナーが……。 /::::::::::::::::::::::＼::::::::､::::::＼:::::::::::::::. ,::::::::::::::::::::::::',::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::. 調査には費用だって、人員だってかかるはずです。 ,::::::::::::::l::::::::::::i::::/:jﾘ' ,:::::::､::::::ト,:::::::::::::. ,:::::l::::::::::ﾄ,::::::::_!ノ´ ,.ィ! ,::::::l,:::/i }:::::::::::::::. なのに、オーナーばかりに負担がかかるのは……。 |:::::{::::::,::::､＼／ ,ｨﾁ心 !::::::l´ｲ/:::::::::､::::::｀ヽ､ {:l:::::,::::::::::,> 弋_(ｿ・i:::::/ r´::::::::::::::::＿__::::::... ﾘ､:::::､:ｰ/ ｨ㍉ :.:.:.: j／ { ､ ::::::::://///｀ヽ､::::::... ＼:7´ヽ弋ｿ, ,'_! ＼_:/ {///////∧:::::::... ｀´}:::::ヽ ｀ ,ｨ‐:.， / {o / 〈!/////// ∧::::::::＼ |:::::l::::>､ ＿｀_´__,..く {o ｲ! lⅥ////////｀ヽ､:::::＼ l／￣!::::::::::::::::::l:::／ヽ!_/==, }iⅥ//////////}::::::::::::.. |::::::::::::::::::l/_ /_人ヽ´ ∧ヽ/////////_∧:::::::::::::. |:::::::::::::::::{/∧_{rf,7}!ヽノ/∧､///////////｀ヽ:::::::::! |::::::i:::::::::::Ⅵ/人薔ｿ//////ﾊ-､＿/////////＼::ﾘ |::::::l::::::::::::Ⅳ/{:.:.{!////////i}////＼/////////ﾊ |::::::l:::::::::::::}///!人///////ﾉ//////､＼///￣//∧ |::::::l:::::::::::/{///!:.:.:.＞-- ＜///////／:.:>ヽ/////∧ |::::::::,:::::::::Ⅵ//{:.>ｰ ､:.:/､:.7-7:.ｰ:.:.＞:./´:/::}//////∧ _.......:::::::´￣￣≧=-､ _,.＿:´_:::::::::::::::::,..---､:::::::::::｀:::.､＿ ,./::::::::::::::::｀::::::::::´::::::::::::::＼:::--::､:::＼::..､ /::|::::::::::::::::::::::,:::::,ｨ::::::::::::::::::::::＼:::::::'.:::::ﾊ:::l .'::::|:::::::::::::::::::::{ﾐY∧:::::::|::|:|:::::l::::::＼:::{::::;::|::| }:::::}::,:::::::::::::}:::∨´ {::|:::|::|:|:::::{:::::::::::::::∨::}::{ /::,:'::/::::::,::::/::::!ﾑ ∨＿}:|__::∨::::､:::､::Ⅵ::::::､ /::/:::::::::::::|:_,l-:::|:|:| ﾏ､::从}＼}::､:::'.:::}:::∨::::::} .:'::/'::::'::::::::ｲ:::{从{_ﾄ{ } },ィ斧(_;ヽ|:::l|::;:､:::∨:/ |:ｲ {::::ﾄ､::::::|:ｲ｢笊_;ヽ Vｰ'り' }:/}/∧::::}::{ 大丈夫。 { { ､::|∧::::{:ﾄ、 Vzｿ ｀¨¨ /' ｲ/::|:}:/::::. | ｀ Ⅵﾘ ､:从ﾑ :.:.: :.:.:.: ﾑイ:::://'＼::{ その辺りは全部、軍にねじ込んだから。 { }' ﾉ:∧ ｀＿ ｲ/:::{::｛ ＼､｀ヽ /::ｲ::个::... ｀こ´ ..:: |{::从｀ ＼ ﾉ {/ {∧{ヽ} }＞ _...イ !乂 } 乂 ) / /} 乂__ ,.ィ＞ ´ }/＼ ,.. --rr‐ ／/／ |///|｀¨＞- ､ ／ 乂////- ､ ＿_＿.....::j///j／ ｀:. / | //// ｀ ´¨¨ /// / ／⌒ヽ { ､ | //// ＼::::::.......＿＿＿_,ィ/// / ／ { | Ⅵ ,ｲ/// ､:::::::::＿...イ {// / / / : / } {///{ oT //// / / | } , ／ j/(_)/!----､＿_o_|＿＿＿{//ｲ {,/ : / / { / ｀￣ ´ 〃 |(_)/〉 | |/ , / ' ｢￣￣￣｀～'～―＝＝=､￣ ＼}l / { ! { {{ l }} } ,: ; / 八 ﾏ、 | || | / / _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ え？ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ 「むしろ情報料と ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| 口止め料まで出させたもの。 ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| その分は依頼者を追っかける人を '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| 雇ったのに使ってるけど」 /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' えっとじゃあ、春夏さんに負担は…… :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' :,:::::､.. ! , ･ '::'i::::::::::::l::::' ∧:::::,ヽ. u //,::::::::::,，:::! Vi::::::::､ ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, ＿__ _/￣￣｀::＜__:::::::::::＞::´￣:ヽ r::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}-､ _}:::/:::::::::::::::,::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::V:l ／/:/::::::::::::／::::::::::::: |::V:|:::::::::::::ヽ:::::::::､ }::::|/:::,::::::::/::/::::/:::/:::} -}:::::|:::､:::::V:::::::::､ /:::/:::/:::::::/::/:: /:::ｲ:::/ V:::|::::|:::|:::V::､::::::. .'::::.':::/::::::: |:/{-∧-!|-| |::∧::|:::|::::|:::::V::::::. /::::: |:::|:::|::::::|:| |::|_ 从{::{ }/ _}∧:|::::|::::: | :::: | |::::|:::|:::|:::|::::::|:| ｨ_)雫ﾐ从 イ_)雫}:::ﾊ:::: |V::::| 交渉事とか、そういうのはあったけど、 |::::|::::Ⅵ::{V::从 Vzり Vzり/:/ }::::| |:::, 実質はゼロ。 |::∧:::::＼ｰ､:::: ＼ :, /:ｲ_ﾉ |:::/ |/ |:从､:::::l:::::::/::从 八 /:ｲ / 私も商売してるもの。 }' ＼|::::ｲ::{:::込、 ｀ ´ ｲ:::::} /イ:从|＼:::l｀ . ィ:::|::::/ 一方的に損するのは、矜持に反するから。 _,.__,ノ ｀¨ ｢__ /イ}:/ _, -r ｢i:i:∧ : V:i＞- ､_ ／´ l､ }i:i:i:i:i} { }i:i:i| / ヽ 「……」 , ＼|i:i:i:i:i| _li:i:i| , :. /_ |i:i:i:i:i|￣ ｀ヽ / }i:ｉ:| / ∧ ／ ＼ |i:i:i:i:i|＼＿＿＿＿_,.|i:i:i}' / . _／＿＿ ∨ /: |i:i:i:i:i|＼........................,|i:i:i| l , ､ ｢ ＿＿ ￣ ∨ / }i:i:i:i:| ｀ -- r ´|i:i〈 , / ､_ ／ ∨ ∧i:i:i:｝､＿＿__o_}＿_｝i:i:}- 、 , ｀ ー ' | , ＼ / }i:i:i| ､ , |i:i:i:| V ＼ / ＿,. --く ￣/ ｰ' V ー' ヽ . , ／ | / r=======ﾐ{,. =====ﾐ V、 { , ´ l／ || .: }} } _、 } 人 ,: ∧ ｢ 〃 , 〃 / ｢∧ / V ' ／ ∧ ｝ {{ / / ｲrく ＼ , ∨ ／ ､ 〈_ / ／{L_ ,.. / ／, ＼ / ､ イ ＼ / ＼,: ' ￣＼／==== ´ イ／ ＼ ／ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 軽く言う春夏だが、軍相手にそんな交渉が出来る、というだけでもとんでもないことである。 立場や話術もだが、度胸が、だ。忘れてはいけない。皇国は、軍事国家。軍の権力は計り知れない。 そんなことをしても大丈夫なのか、と思うが、 _＿ ´ :::／:::::＞ ─ ┐ ∠ヌ´.::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::ト、 厂::／.::::::::::::::: __:::__:__::::::::::::::::::::::::::::::::::∨＼ ／::／.::::::::::／「.:::::::::::::::::::｀:: ﾄ、.::::::::::::::::::::::∨: i . ／:::::/.::::::::::／::::::| .::::::::::::::::::::::: |ハ::/ﾊ.::::::::::::::::Ⅵ| . / .::::::::i .:::::::: ｌ.::::::::::| .::::::::::::::::::::::: |}::ﾊ!::/l!::::::::::::::::::＼ ｌ.::::::::::::|:!:::::::: |.::::::: ﾘ .::::::::::::::::::::::: |´~~¨｀l|::i::::::ヽ:::::::::::ヽ |::::::::::::从.::::::::|.::::::/.:::::::::/::/:::::/:::::| N:::::i::::i .:::::::::: . |::::::::::::: ハ:::::ﾘ::::/.:::::::: /::/:::::/ __:::〉 Y´ﾊ: | :::::::::::::i . 从 .::::::::::::∧/:::/:::::::::::::l::/:／「 :::::/ ﾉ.ﾑﾊ !:::::::i!:::ﾘ 人 .::::::::':::/:::/::/:::::::::::l/!k.::::j/::八 v'⌒ |ﾉ::::::ﾙ' ふふっ、瑠璃ちゃん。ひとつ教えてあげる。 ヽ.::::: /:::/::/:{ ::::::: 从. Nﾉ _こ "" !:::／〈 }::::/:::/::/::∧:::i::〈∨ヽx'´ ｀ i::{＼:∧ /::/:::〈: 〈:::入 ＼:::＼ "" ' /:ﾉ 〉:::〉 . 〈::〈:: :: ﾊ::::ヽ.:::＼ ＼ _乂ト、 __ , . ｲハ 〈:::〈 ):::)/Y:::}::(:: |::i::::ハ´＼ ∧ﾊ ／: ﾘ{::::! }ノ (／ .jノ⌒)ﾉ:ﾘ:〈::ﾉ! ` i ∨ヽ、_ _(::::( ﾉ:::( ／´￣ ＼へ ﾉ .| / / / jｧ': ﾉ ⌒ ／ ＼＼ ー - ∨ ! i ∨ / ／´￣＼ ＼＼ ∧ ∨7「::::::「⌒ヽ /' ヽ }:::∧ / ∧ }//!::::: | ＼ _..........._...........__ ,＿::´:::::::::::::':::::::::::::::::｀:::..､__ _..:::/::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::￣｀:､::＼::..､ /.:':::|:::::::::::::::::::::M/M:::::::::::::::::::ヽ::::;:､::l .:'::}::::;:::::::::l|::::::::}::{ '::: |:::::|::::{:::::∨::}::| |:::':::/:::::: /|l:::::::;:∧ {::{::|:::::|::: ∨:::∨:}:. }/::/::::;::::'_,|}-:/},ｲ:| ｨ-{--!､::::∨::,:Ⅵ:::.､ /:::/:::;::|:::|::::// / {::{ }' ＼}::{::::::ﾄ,::|､:,:::::::} ..:':::/:{:::|::|:::|:/ｲ＿ 从 ＿从:::::}l|:}､::∨,' {::::/{:∧::::{::从 ´￣｀ ´￣｀ }:://}':::}::|/ 乂{ |{ }､:|＼::} , ﾑｲ:/ ィ|∧ むかーしから、軍隊と娼婦って切り離せない関係なのよ。 } ﾘ /' ＼:::}ﾑ _＿ .'::(::{ /j{ } / }:ﾉ:个::... ｀こ´ ..ｲ::/ ＼ / 切っても切っても、絶対に離せないくらいに。 ／ 从::}::＞ _ ＜|::从 ( /ｲ,ﾉ 乂 } ,ィ7r ´ ｀ ､- ､ , ´/// ｀¨¨ -､ ,..--― ' }//|｀ ､ /´ {//!､ ,.|//| ｀ 、 /⌒ 、 |//} ＼＿＿＿＿＿__,／ {//{ ∧ , ::. |//| ｀ ､:::::::::::::::／ |//| / ／ } { Ⅵ//j＿＿ ｀o｢￣ |//Ⅵ,: | | ｢|(_)/| ｀ ―┴― ´ ￣}/(_)|/ :. | / ￣´ ￣´ ヽ } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ トウヤコの赤線は幾つかあるが、大きなものはここ西方街区赤線と、東方街区赤線だ。 そしてニコニコと笑うこの女性は、西方街区の赤線の組合長である。つまり春夏は、赤線の顔役と言ってよかった。 そして軍人の多くは、女のいない後方を、後方とは言わない。つまり、 }/ノ ._>''::::;::::::::::::::::::::::::::::::::､::::｀:ヾｰ.､ __ ｀´.>'//::::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::|i:::::::::::::＼!ミﾐ.､ ///:::::::/::::::/:::::::::::::i:::::::::::::::||!:::::＼:::::::＼!､} ./://::::::::|::::::ｲ:::::::::::::::|l::::::::::::/!|::::::::::|::::::､:::ヾ' ,':::{{::::::::::::!:::::||＿＿＿||＿__// |::::::::::|::::::::!::::::i i::::{l:::::::l::::l￣'i´ ､乃｀ヾ , ＞＜i:::::i::l:::::::l |:::::}:::l:::|::::l. ! 辷ﾉ ' テ､=､`i､ﾉ::::l:| ﾕ ｽ |:::::|:::l:::|::小 ､､､､ l:'::! l l::::::ヽﾉ もしかして強請…… |::::i|:::|:::!:::|::ヽ ' ﾞ´ '．::::i:::l |::::!｀ミ_ .小 ヾ､ ｀｀｀.l::::::!::| |:::|::｀ｰ｀_,､｀ u ,'::::/!:,! |:::|::::::::i::::|:ヽ ´ ｀ ／::|へ/ |:;':::::::::,!:::|:. 丶 ／::::::::| !'::::::::/:!:::ト､,r､,.､ 、 , ....::'i:::::::|::::::| /:::::::/::::!:;' ｀´ヽ_｀ ´_!;､::::|:::::::|::::::| ,...‐--､,､,':::::::/,又ﾉ- ､ ,}r',､_{:::/:::::: !::::::! ..'::::::::::::::::ヽ_｡￣￣ ｀ヽ、 ,.ﾄli<mヾ.':::::::::;'::::/ ::::::::::::::::::::::::::｀ヽ｡ >' !ヽニ＝'､:::::;':::/__ ::::::::::::::::::::::::::::::::｀'-､｡ / ＼-'､' ､ ｀ヽ<´:::::丶 ::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::｀´ｰ､｡ / ! ヽ i ＼. ヽ:::::::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::｀/ .ﾚ' ｀i ヽ:::::::::i __＿___ _／`:＜: : : : : : : :＞､ . :'７ : : : : : : : : : : ￣＼:｀ヽ ' : / : : : : : : /Ｖ'７ : : : : :＼: ヽ_ |: / : : : : :} : 仔‐i{ : : ! : : : : :Ｙ: :ﾄ､ |/:./ / : :_/:_: ｢｀´}}:_: :|ｉ: : : : : |: ｲ: | ／／.:/ : ´/〃:ﾉ 〃/i｀|ｉ､: : : :├ｲ:｜ 〃〃 :/ : :,八{:(:( l }'‐-八}: :} : :|i/.:/ 交渉。 ｛八{ : { : : {ゝ==' ヽ ﾉﾉ､_/_,,刈ﾊ : ﾘ / ヽ ＞) : : ゝ .::: , ￣,ノ 丿:ｲ:｛ 〃:人∧ ､ _ .:::. んく: (人{ 「あっ、はい」 V( ） 丶､ .イﾉ:ﾉ: :）:) ) ) ＿}≧ ´ 人(⌒ﾌ´ __,.＜Y:´:::::／ ｊ i::＞- 、 ／ i::::::::::i ､ i:::::∧ ＼ ／ i::::::::::i ゝ '´￣i::::::::::i ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ アッ、ハイ。 . ∠´ .::: ::: :: :￣: ｀ 、 ／.:::::::::/⌒＞ 、 .::::::: :: ´≦ ≠─┐ ／／⌒／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 r「 .::/.:::::::/ .::::: ::::::::::: ﾄ、.:::.ｨ! :::::::::::::::::::::: |::ﾄ、 i:| :: |.::::: / .:::::::::::::::::::: |ハ://}.::::::::::::::::::::::: |::|∧ ﾉ:ｌ :: |.::::/.::::::::::/ .::::::::: |´｀¨´ﾘ .::::::::::::::::::::: ｌ::|::::i /.:: |.:::ﾘ::/.::::::::: /:/::/ :::: l / ｌ::::::::::i :::::::::: ｌ::ｌ::::| {::::ｌ:|::/:/.: :::::::::/:/::/i__:::!:| |::::|::::::::::l :::::::::::从::::} 从lﾘ/:/:// !:::/7´/::ﾉ! ｀ｌﾉ ｌ:::「:::::｀ﾒ、:::::::(::ハハ 人::/:/!:!:::|/ .ｨ升芹ﾄ.: | l|::ﾑﾃKﾉハ.::::::}::::::i: ∧ ))::ｌ:i从:人 入 .__i::| 从 ﾉj|r'__i:j「 Yﾊ:::::|:::::j:/:∧ ／/::ハへ } ヽ `ー' ゞ--' /:!::l:::::l::::ﾘ:::/:::} (:::/⌒}::i:＼从{ /j/j/j/ , /j/j/j/ｲﾉ!:ﾘ::::ﾘ:/ﾙ'}::ノ )' ノ:ﾉ::}::li:::::＼ /!:::ﾉ/:::/::( とまぁ、そんな感じだから本当に気にしないで。 (:: ( ﾉ:ﾑ＼:::::＼ ( ﾌ . イ::::Y:〈:::〈::::::) ヽ.:) ⌒}::ﾉ:):::::|._＞ ._ . ィ ::: 人:: | )::::)´ それより、あんまり成果がなくてごめんなさいね。 }ｲ彡':::| j⌒}ｊ )ﾉ (⌒´ ,ｨ升レ' ´ ＼ _ もう少しよい情報を提供したかったんだけど……。 ／|:::::::| 「 ＼ ／ l|:::::::| ￣ ｀ ＼ .. - ─ |::::::::「＼ ／/／::::::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::::,/::::::::::;::::::::i:::::::::::::::ヽ _,､ /::::/::::/:::::::::/::::::::/::::::::::::::::::::::::::://:::::::::/!:::::::l::::::::::::::::::::Y´/rゞ､ /:::/::::/:::::::::/＿ニ＝- ､＿＿＿//:::::::::/ l::::::::l:::::::::::i::::::::ﾊ l ﾄ{ ,::::/:::::/::::::::::ｌ-‐‐ .二＿_＼ ｀`ヽ/ l_:::::::ｌ:::::::::::|::::::::l:::i !/ 〉 i::/::::::/:::::::::::ｌ rf´ ,ノ心ヽ｀ーゝ ＼::::::::::::l!:::::::!:::ｌi l'Y/ !/:::::::i::::::::::::::| l! {弌ri刈 ＞､::/!:::::::!::::!j! / l!:::::::::l::::::::::::::! 乂....::ﾂ `ｰﾆ_ ヽ:::::::!::::|`´ .:!:::::::::::::::::::ﾄ､! ,_ノﾊヽ ∨!:::::! i::`ｰ-､_::::::::l ヽ ／／／ {-､:ﾘ 〉 /!ﾉ::i:l ,::::::::::. ￣ヽ ヽ , 弋ソ ,/ /:::ヽ/ﾘ いえ、そんな！ /:::::::::::｀:.._ ．/:::::::::i /:::::::::::::::::::::ヽ_.... ／／／ /:::ｲ:::::! 調べてもらえるだけでもありがたいのに _r‐､.'::::::::::::::::::::::/::::::_:ﾍ ,．-‐.､ ／,.':::|:::::l 謝ったりなんかしないでください！ , ´/ 〉 ｀ｰ ､:::::::／:::::::l. Y ＼ ヽ ` ､ ／イヽ::::!::/ . ／////{ ｀ヽ_,．､j ´ ヽ.＼ ｰ-' ／:| ヽl/ わたしの方こそ…… , ' //////! f. ´ヽ_ﾄ .イ:::::::! / //////////ゝ ﾍ ヽ｀ ､ ＿ ......:≦::::::::::::/ '´///////////} ﾍ ‐､ /r'/::::::::::::/:::::::::::/ .///////////∧ ﾍ v'´ ./‐ ､:::／::::::::／ /////////////ゝ ﾍ ﾉ ' 〉 ー──-- __ //////////////! ＼,r--‐…ｰ-､ ノ ノ､ /////////////∧ ,r‐yr‐'¨r¨:､ ) ﾉ//i 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 ,...::::::::::￣:::::::::....､ ,..:´::::,..:--::::::::::::::::::::::::ヽ／ /:::::::::/:::::::::／----- ､:::::--､::::＜⌒＼ /:::::::::/::::::::/＿＿＿_ ｀ヽ:: |:::､::::＼ .':::::::::/::::::::/_/_//::/:::::l::l::..､ {:::|::､:ヾ:::::::. |::::::::.':::::::7:::/_/ }:/|::::/}/-､:::Ⅵ:::',::::.∨::} |::::::::|::::::::|ｨ笊_; }:/,./_Ⅵ:::}:::|:::::|::::| ﾏ; それと、今夜はお店に来られるんですよね？ |::::::::|::::::::{弋)ｿ /' 笊;} j/|/}:::::|l:::| } |::::::::::,::::::::, , ゞ' ,':/:/｀ヽ' ::/ もし春夏様に会うことがありましたら、 |:::::::八:::::::::､ ｰ .ｲ::::::{ l ∨ 謝るよりも、お礼を言う方が喜ばれると思います。 ,::::::/= ﾑ:::::::､≧r -=≦::||:::::人 :. ヽ /::::/⌒＼ﾑ::::::ヽ/ヽ￣ ﾄ八::::::Ⅵ、 }-､ そういう方ですから。 /::::/⌒＼ Ⅵ:::::::::}＼^} |!ヽ}:::::::}: :＼__|＿〉 /::::/ ､ ､:::::::､==ヽ=_〉{:::::::ﾉ_: : : : : :/ /::::ｲ 〉-}':::::::} イ介}､从::{ ＼_:_:/ {::::::/- ´ / /::::ｲ 〈/|:| ﾏﾑ }' , |::::, / ´￣ |: :| }: | ヽ / ∨ / }＿ ,|: :| ﾏﾑ } / 〈 ⌒ヽ |: : : .､＿_,ノ : | ﾏ∨-- ' ､ ＼r､＿＿: : : 」 T ＼ ,.-＼￣＼￣ { ､ /: : : : ＼＼＼ ＼/: : : : :／´￣｀ヽ､ | ∧: : : :/ ＼〉} ∧ 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 _f:rｫ }ﾉｨ :.V::::::::::::ｧーチ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:乂:::＼:{ミx. 匕才'ノ:.}:....}:ｧ==''.:.／..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:...＼:}:.ヽ.} 込z≦彡ノ ..:.〃 .:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.. `く`’ / /.:.:::/ / :}:.i:.:.:i:.:}:.:... ヽ .∨ .i‘， .′i ::::/.: ..:.:.:.:/:.:.:.:.................... '..′..!..{. i.....:.:.:.:.:.i:∨ :.. i:..i i .:.{.:.::′.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:/:.:.:.:|:.:}:.ﾄ:.:.:.: } :.l!:.i :.:.. |:i:| | .:.:ア! .:.:.:.:.:.:}ﾊ--.――一/ァ:.:.:.:,'}:/|斗―十ﾉ}:.}:.:.:.:.},}: | .:/i´| .:′i:.:.{ー-＜:.＿:メイﾉ:.:.//' }ﾉL:.斗ヒ 丁: 爪ﾉ′ }八 ､|..:i.:. i!::.| 不¨テぅ::示ﾐ´￣´′ ァヂ丁孑ん:!:.| っ、そ、その、わたしのために、 } ..:.ヽi :|:.: l!:..!八 ト.:;;:ｎ} iｨ:;;nﾘ ﾉ 小:}: | ありがとうございます。 ﾄ..:.:小 :!:.:.:.:.:. 乂::ン 乂ン ． ′:ﾘ: i | ..:.|∧i!:.､:.､:∨ /:/:/ , /:/:/. ん:.//:′ 厚かましいお願いですけど、 | ..:.|:.:∧:.:ヽ:ﾄ:∨ 从:./}:/ 今後も調査を、お願いします。 } ..:.|:.:.:.:.:≧:z┬＼ .ｲ:iイ ﾉ′ .′..:.j:.:.:.:.:.:.i:..ト.}介x. ´ ` イ:.:.|:.l:.| ﾉ ..:.:i!:.:.:.:.:. }:.:} ⌒ｰx.≧ . _,≦:.}:.|:.:.:|:.|:.! .′ ..:. }:.:.:.:.:._:ノ ､ ‘ﾟ,ヽ. ｀爪,， {､:.:|:.:.:}/!:{ { ..:_:斗≦ ＼ ⌒i/´'’ ﾉ ≧ｰ廴ﾘ＿__ ,..-一＜ .{’， ＼ { / ，}:... .:.. ヽ /.....::::....V..::::乂_ 丶 _ァ≦ミﾏx ﾉ::....::::::::..ハ 〃....::::::::....V.::::::::入， 〈.:《:.i:ﾊト:{..} ,‘ﾉ:::::::}::::::::::.... } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 一礼。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ,斗=ミ八{ }:;斗ミlハ:::|:::::::::::::.、 }::{八八{::{〃iｒ'.::::{ ヽ ﾉ'iｒ'.:::ﾘ Y川ﾊﾊハ:ハ …… ﾉ人::::.ヽ 八 ゞ-┘ ゞ-ｼ /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} （ ）:::::::ｰﾍ ' ' ' ' ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ (（:::::(＼込、 ｰ .ｲ::::::::::( ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ／ _,::::::l＼=‐-z. ＿＿＿＿｣:::::::| ＼ ／ ,∠ ＼:| ＼: ヽ: :ヽ : : :.:／|:::::::| ヽ { /, -‐ｧ Y ｀=‐-=-‐=" 〉::::::〉ｌ } j´ 〈/ 'ニ |￣｀丶、_：|_＿＿__{:::::::{ ｊ/ ｊ { /ノﾆY | / {:::::::{ { イ { | 八 、 ＿__ ＿＿＿__￣/∨ | 〉 | / ∧ 丶 Y´ i | } ﾉ } ; { 丶 ＼ ｊ } | }/∠ } / ヽ{ :.＼ ＼ | 厂￣ 八 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏は一瞬だけ沈黙し、 ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ;ｲ|::/_,八{ }:;斗ミlハ:::|:::::::::::::.、 }::{八八{::{ ,斗＝ミ ヽ ﾉ'ｉｒ'.:::ﾘ Y川ﾊﾊハ:ハ どうしたしまして。 ﾉ人::::.ヽ 八 ゞ-ｼ /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} （ ）:::::::ｰﾍ ' ' ' ' ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ それと、任せておいて。 (（:::::(＼込、 ｰ ‐ .ｲ::::::::::( ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ 私の管理する赤線で拐かしなんか、 ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' 起こさせたりしないから。 _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ くすり、と悪戯っぽく笑い春夏。 その言葉は、瑠璃と初めてあった時と、同じ台詞だった。 私の赤線、というが、それが諧謔であることは、彼女の性格上、間違いないだろう。 __＿___ _／`:＜: : : : : : : :＞､ . :'７ : : : : : : : : : : ￣＼:｀ヽ ' : / : : : : : : /Ｖ'７ : : : : :＼: ヽ_ |: / : : : : :} : 仔‐i{ : : ! : : : : :Ｙ: :ﾄ､ |/:./ / : :_/: : ｢｀´}}: : :|ｉ: : : : : |: ｲ: | ／／ / : ´/⌒:ﾉ 〃⌒:|ｉ､: : : :├ｲ:｜ 〃〃 :/ : :,斗=ﾐ( l }=ミ八}: :} : :|i/.:/ ｛八{ : { : : ｛ ﾋツ ヽ ﾉﾉ }ｒ心刈ﾊ : ﾘ / ヽ ＞) : : ゝ, , , `ﾞ' ノ 丿:ｲ:｛ ん、私の方はそれくらいかな。 〃:人∧ ､ _ ' ' んく: (人{ V( ） 丶､ .イﾉ:ﾉ: :）:) ) 瑠璃ちゃんからは何かある？ ) ＿}≧ ´ 人(⌒ﾌ´ __,.＜Y:´:::::／ ｊ i::＞- 、 調査の件は応えられないけど。 ／ i::::::::::i ､ i:::::∧ ＼ ／ i::::::::::i ゝ '´￣i::::::::::i ＼ ／ i i i::::::::: i i::::::::: ! ! ヽ ／ :､ i:::::::::∧ ､ i,へ:::::!. ∧ ／ 二ニ＝=- . /ﾚ'´ ハ.＼ :. ／i＼ ヽi.､ / i . ／ ― - ― ' ´ / く i// ｀ー´//i 〉. ヽ ./| . ／ ..＿ ,′ ヽ i////ii////! / } /i ／ ゝ ! ￣ ＞'{ ､!// 7 ///.i/ i / . i i ヽ ／ V i|///////// / / . V' ＼＿＼/ .V i|//////// / { i ヽ i |/////// i ／ ∧ ヽ ∠ ＿ | | |//////i i / } . | ＞､ /| |￣￣￣! | | . ヽi ￣ ﾊ _/ .i | ! { | ー､ ＞‐く .j | i | ∧ 〉 ー､ ／ ヽ |ー――| 〉 i ヽ-'＼ ヽ !./////.| i i. 〉 i ＿＿＿ |//////| ＿＿＿ / 〉 | i .|/////////////////////.V / _f:rｫ }ﾉｨ :.V::::::::::::ｧーチ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:乂:::＼:{ミx. 匕才'ノ:.}:....}:ｧ==''.:.／..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:...＼:}:.ヽ.} 込z≦彡ノ ..:.〃 .:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.. `く`’ / /.:.:::/ / :}:.i:.:.:i:.:}:.:... ヽ .∨ .i‘， .′i ::::/.: ..:.:.:.:/:.:.:.:.................... '..′..!..{. i.....:.:.:.:.:.i:∨ :.. i:..i i .:.{.:.::′.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:/:.:.:.:|:.:}:.ﾄ:.:.:.: } :.l!:.i :.:.. |:i:| | .:.:ア! .:.:.:.:.:.:}ﾊ--.――一/ァ:.:.:.:,'}:/|斗―十ﾉ}:.}:.:.:.:.},}: | .:/i´| .:′i:.:.{ー-＜:.＿:メイﾉ:.:.//' }ﾉL:.斗ヒ 丁: 爪ﾉ′ }八 ､|..:i.:. i!::.| 不¨テぅ::示ﾐ´￣´′ ァヂ丁孑ん:!:.| } ..:.ヽi :|:.: l!:..!八 ト.:;;:ｎ} iｨ:;;nﾘ ﾉ 小:}: | あ…… ﾄ..:.:小 :!:.:.:.:.:. 乂::ン 乂ン ． ′:ﾘ: i | ..:.|∧i!:.､:.､:∨ /:/:/ , /:/:/. ん:.//:′ | ..:.|:.:∧:.:ヽ:ﾄ:∨ 从:./}:/ } ..:.|:.:.:.:.:≧:z┬＼ .ｲ:iイ ﾉ′ .′..:.j:.:.:.:.:.:.i:..ト.}介x. ´ ` イ:.:.|:.l:.| ﾉ ..:.:i!:.:.:.:.:. }:.:} ⌒ｰx.≧ . _,≦:.}:.|:.:.:|:.|:.! .′ ..:. }:.:.:.:.:._:ノ ､ ‘ﾟ,ヽ. ｀爪,， {､:.:|:.:.:}/!:{ { ..:_:斗≦ ＼ ⌒i/´'’ ﾉ ≧ｰ廴ﾘ＿__ ,..-一＜ .{’， ＼ { / ，}:... .:.. ヽ /.....::::....V..::::乂_ 丶 _ァ≦ミﾏx ﾉ::....::::::::..ハ 〃....::::::::....V.::::::::入， 〈.:《:.i:ﾊト:{..} ,‘ﾉ:::::::}::::::::::.... } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 言われて時計を見ると、その長針はまだ、一回りの三分の一も進んでいない。 まだ話をする時間は十分にある。 つまり―― |::::::::::::::: l::::,:::::::::::::,，´ r'´:::::,::::::::::::::::::::::::::.,:::, |::::::::::::::::: /／/／/ ,::/:::::::,，´ ./l:::!:::::::.,::::::::::::::::::::::::ヽ::, …… l:::::::::::::::::::::.,! //:,，´ , ' l:::l::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::ヾ ;::::::::::::::::::: ' ´ , !::l::::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::::ヽ ;::::::::::::::::::ヽ ／ ,，' ;::::,＼::::::::..,:::::::::::,，,-'´' ￣ ;::::::::::::,，'´ ヽ ＿...．- ／ ／ ;::::, ,:'ヽ.､__,.．'´'´ ;:::::, '´ ＞.. ,イ､ ,，'´ ヽ::＼......'´::／ Ｖ l::::::＞ .＜:::' ー ' ｀ ー‐'´ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 本当にいいのか？ 本当に、この質問を――研修についての質問をするのか？ ここに及んでまで、瑠璃の中からはそんな声が聞こえてくる。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 人/_:i∧ .:.: j:::::/ｲ ..:':::::::::::::::::::::: l:::∧ イ r-'::::::::::::::::::::::::::: ｌ:::::∧ u / ∨::::::::i:::::::::::::::: l::::::::::i .:` ∨:::::::::::::::::::::: l::::::::::: r─ ､ / r-r-V::::i::::::::::::::: l:::i::::从 丶 ) .｡･'¨¨ヽ:.‐=､/¨´＿＿∨:l:::::::::::::: l从／个o｡. ／::::::::::::::::’::::`ｰ､s｡. ∨::::::::::::: ∧::.s｡/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::¨ヽ_。 :::::::::::::::: ｽｳ… ヽ:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-､_!:::::::::::::: r/:::/::::::::::::::::::::::::::::::i}::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ だが瑠璃は、その声から無理やり耳を背け、息を大きく吸い込んだ。これは必要なことだ。 2階での危機。4階の時の危険。今後潜る下の階層にはおそらく、アレンジミュータントがいる。 絶対に、必要な、ことなのである。 ,....::‐:::::::￣:::::::....､ ,..:´::::::::::::::｀ヾ､＼::::::::::::.. ／::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::. /::::::::::::::::::::::＼::::::::､::::::＼:::::::::::::::. ,::::::::::::::::::::::::',::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::. ,::::::::::::::l::::::::::::i::::/:jﾘ' ,:::::::､::::::ト,:::::::::::::. ,:::::l::::::::::ﾄ,::::::::_!ノ´ ,.ィ! ,::::::l,:::/i }:::::::::::::::. |:::::{::::::,::::､＼／ ,ｨﾁ心 !::::::l´ｲ/:::::::::､::::::｀ヽ､ あ、あの、じゃあ、ひとつ、お聞きしたいことがあるんです。 {:l:::::,::::::::::,> 弋_(ｿ・i:::::/ r´::::::::::::::::＿__::::::... ﾘ､:::::､:ｰ/ ｨ㍉ :.:.:.: j／ { ､ ::::::::://///｀ヽ､::::::... ＼:7´ヽ弋ｿ, ,'_! ＼_:/ {///////∧:::::::... ｀´}:::::ヽ ｀ ,ｨ‐:.， / {o / 〈!/////// ∧::::::::＼ |:::::l::::>､ ＿｀_´__,..く {o ｲ! lⅥ////////｀ヽ､:::::＼ l／￣!::::::::::::::::::l:::／ヽ!_/==, }iⅥ//////////}::::::::::::.. |::::::::::::::::::l/_ /_人ヽ´ ∧ヽ/////////_∧:::::::::::::. |:::::::::::::::::{/∧_{rf,7}!ヽノ/∧､///////////｀ヽ:::::::::! |::::::i:::::::::::Ⅵ/人薔ｿ//////ﾊ-､＿/////////＼::ﾘ |::::::l::::::::::::Ⅳ/{:.:.{!////////i}////＼/////////ﾊ |::::::l:::::::::::::}///!人///////ﾉ//////､＼///￣//∧ |::::::l:::::::::::/{///!:.:.:.＞-- ＜///////／:.:>ヽ/////∧ |::::::::,:::::::::Ⅵ//{:.>ｰ ､:.:/､:.7-7:.ｰ:.:.＞:./´:/::}//////∧ ',::::::::､:::::::::::Ⅵ/:}l () l/ ｀ｰr'´｀ー' ヽ_:::l///////∧ ､::::::ﾄ､::::::::::Ⅵ ', ', / ／{,.rrr77777////＞- ､///∧ ＿,. - ､--- 、 ＿＿＿,.-‐:::／:::::::::::ヽ:::::::::::＼ . /´.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::丶::::::::::::＼ . !:::::::::::::::i´::::::: ﾄ:ﾄ､:::::::::',:::::::::::＼::::::::::::ヽ i::::::::::::::::i:::::::::::ｆ`"ﾍ:::::::::i::::::､ ::::::＼::::::::::::.. j.:.:i.:.:.:.i.:.i.:.i.:.:.:.i }.:.:.:.:}:.:.:.:.ヽ.:.::::::＼::::::::::. . /,::::!:::::::i:::i:::i:::::::i !::::‐ハ､--::',:::i::、:::、::::::} //.:::i!:::::::ｉ ;i斗‐‐{ ､:::/ ,⊥＼:::i:::rｧヽ:::ヽ:/ .:::i::::::il:::::::〈:::八;ｘ=ミ、 }ﾉ〃于ミxヽ:ﾊﾍ｜:::｛ !::ﾊ::::{ヽ::ヽ:::iY´〕 ::ﾊ ′ 廴::_ﾉУ/ノ人:::::＼ うん？ ヽ、ゝＶ:ヽ:::ｰﾐ ゞ-‐′ , , 厶ｨﾞ:::::|ヽ:::::｝ /.:::/.::{::::｀:一 ´´ ′, /.::::ﾘ :::::!ヽУ !::::ﾊ::::ﾄ､ヽ::込. ｀ ｨﾞ/.::/}::::::ﾉ ﾉ i:::{ ヽ! ヽ｀ト､:＞- 、 __ . ´ !ﾊ:/.ﾉ／ ヽ′ ｀ヽ ヾ ヽへ;ﾊ | ′´ ＿_,.. 斗 ト､r-- ､ _,. r‐j´::::::| ､__,.-､ _〕:::::::ト､ / ｀ i :::::::|ｧﾝ′ ｰ-､ニ´-i::::::::!´ ヽ、 . / ! :::::// i__,,..イ:::::::! ヽ、 iヘ. ｉ :::〈 ′ } | ::::::| 〉 } ＼ ,!'⌒｝ ノ---| ::::::| ｉ ／ | .′ У込.ﾝ ／ ｛{こ}｝ :| ／ | i |/ rｧ′ ,:´--―--､ ｰ‐ﾍ. /′ .′ ! ⊥ﾝ′ / i ｀i | | .′ ノ く ′:! ″ ﾊ | ,′_,ｨﾞ ヽ、 ,.ｲ ｉ! ,″ /} } 丨 . 〃i 、 ｀ / i; ,″ / i | ,′| ヽ .::/ !:; ,″.:′i | ! ' ｀ ー 辷＝＝キ＝＝='' | ／ | :. ィﾞ: ::. !:::. ::. | ／ ヽ ､＿__／ ヽr―一=ｧ=r￢ト===ー i〔＜ / |:::::::::::::::::::::/::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::l:!:::::::::::::::!:::::’. |:::::::::::::::::::':::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::l::!::::::::::::::::::::::::i |:::::::::::｡+･:::::::::':::::::::::├‐=ﾆ=s｡:iVi::::::::::::::::::::::::/}:i:::::::::::::::i:::::::::l |::::::::/ !:::::::i::::::::::::::ｌ .ュ．_ ¨`' ゝ､::::::::::::::::/ 从::::::::::::::!:::::i:::! l::::::::{ ::::::::l:::::::::::ｉ::! 了示(¨ﾟヾ ＞- '.-/￣`::::::::/::::,'リ !::::::::h. l::::::::l:::::::::::l::ｌ .乂_少 ｭ．＿¨7─'ヽ/ . i::::::::::::ヽ ー ､:::::::::::l::! 了示' //::::::::i´ . l:::::::::::::::::::ーt ≧s｡从 .:.:.:. 弋ソ /::::::/ﾘ そ、その……わたし、その…… l:::::::::::::::::::::::::l∧ , .:.:.: ･:::::::/:/ !:::::::::::::::::i:::::::l ヽ u /:::／:/ . /::::::::::::::::::l:::::::!､ ih.、 , -､ ..:′ヽ:/ /:::::::::::::::::::::!::::,: `¨ヽ_ 个o. ゝ ノ ｡o个 . /::::::::::::::::::::/i:::/ i__ 〕iト． _ .｡s≦i::::::::! /:::::::::::::::::／.:／ i_ .,r' / 〕iト．__!＞─ ､ . /:::::::::::::／ ,ｨf ＼ li / /.::.::.::.::.::ﾟv ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 言葉が喉で止まろうとする。口腔に張り付いたように、声が出てこない。 だが瑠璃は、そのつっかえを突破するように、んくっ、と唾液を呑み込み、 「け、け、研修を！」 ′′:::::::::::′:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::| |::::|::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::l::::::::::::::::::::::::::| |::::|::::::::::::: |:::::::::::::::::::: / |::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::|::::::::ｉ:::::::|::::::::| |::::|::::::::::::: |:l:::::::::::::::::::| |::l:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::|::::::::|:::::::|::::::::| |::::||::|::::::l::｣:L＿＿＿｣ |::|::::::::ｰ――‐l--:::::::::::|::|::::::::|:::::::|::::::::| その、この店の研修……を、 从儿川八从:::::::::::::::::｣ 八{::::::::::::::::::::_从:::::::::::::::|::|::::::::|:::::::ト､:: | |:::l::::::. ァ竓苧芹ミ ￣￣ x竓苧 芹ミ￣ |::::::::|:::::::l i::| 受けさせてもらっても、いいですか？ |:::|:::::∧ 人乂::ソ 乂:::ソ ﾉ |::l:::::|::::::｣〉/: | |:::l:::/::∧ ///// /////｀｀ ･ﾘ:ﾘ::: |／) /:::::| ｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|厶ィ^~／::::::::| | |イ｀¨¨|:::::::::::::| | |∧:::::::|:::::::::::::| | l/∧::: |:::::::::::::| | l }::::|:::::::::::::| . ＿＿＿|＿___ ___＿＿＿＿_| /￣￣￣￣￣ ／ --ｸ (ｰ‐ ｀ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ と、言った。 __,.-r-- ､―-‐,.--､ ,..:-:｢／:,:/:::::::::::::::｀´::::::::￣|-､ /:::::／:／/:::::::::::::::r､:r::::::::::::::V:} .':::::::':::::::::/:::::::::::::: ,:|-' |:::|:|::::::::V |:::::::|::::／:::::/::/__/::} |:::|:|::::::::::＼ えっと、瑠璃ちゃん？ {:::;::::V:,:::::::/イ/}::{:/ }:T:lヽ::V:ヽ:l V:::/:/:{::: |ィﾁ斧ﾐ ｨ斧､}:::::}:::}ﾘ ／:/{:::{从:::{ Vzﾘ ﾋｿ /:::/:/ 「は、はい」 {:::::,:::乂::､_＼ u ' 彡ｲ:/ 乂:{:::::ﾉ:/:::VI ､ r::っ 人(:{ }ヽ:{∧:ｲ:::| ｀ . ィ ＼ 研修って……それってやっぱり、 ｀ }'_ ノ ｀｢ }/ この店のって意味よね？ , - く/∧ ＿_....＼ 乂_ / ∨∧＼----- ､´__＞ ､ , ⌒＼ ∨∧ ｀ ー---,＿_|//|ヽ / 、 ＼/＼ ＼o}} }//} l , ヽ }//}＿＿__/' V∧ | 、 | ｢＼｣ ｀ ー}//} 、 | V | ＿＿__｀V ｰく ヽ ,: ,: | | ―- , ヽ | / ＼ / ,: | | } | , ＼ , ／ / / ,: 人{ | {' / / ／ / , ＼ ､ ヽ 〈 イ /イ } ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ,.:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..,:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,.:::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::, /::::::::::,:::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::i::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::::::::::::, ,'::::::::::::,.::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::!::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::! . ,'::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::l::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,::::::::::::::::::::::::::::::::| ,:::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::!::::::l::::::::::::::::::::::::::i::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::| .::::::::::::::::::l!::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::!::::::!::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::| '::::::::::::::::::!l:::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::!::::::l:::::::::::::::::::::::::::l:::::::::l::::::::::::::::::::i::::::::::l ……はい . ｉ::::::::::::::::::l ;:::::::::::::::::::::::::::l!:::::::::::::::::::::::l:::::::l:::::::::::::::::::::::::::!:::::::::! ヽ::::::::::::::ｌ:::::::::l . l:::::::::::::::::::! ;:::::::::::::::::::::::::!l:::::::::_..． -┘'´.!::::::::::::::::::::::::::l:::::::::l ヽ:::::::::::,::::::::l . l:::::::::::::::::::! ;::::::::::::_.．-┘'´´ _.． .l:::::::::::::::::::::::::::!::::::::! .::::::::::::.,:::::::l V::::::::::::::::,､ ｀ー'´ `ｰ'´ _ｨﾁ=､ ヽ !:::::::::::::::::::::,::::l::::::::l ..::::::::::::::::.,::::::! V::::_,，'´::::￣ヽ ｲﾁ;;｀::::ﾊ ﾉ.l::::i::::::::::::::::'::├ '´ .／:::::::::::::::::::::,:::::! ∨＿_!::::::::::.､__ V:::::ン ．l::::l::::::::::::::::l:::,' ':::::::::::::::::::::::::::::,::::, |:::::::::::::::V,､ ｀ l::::,:::::::::::::,，´ r'´:::::,::::::::::::::::::::::::::.,:::, |:::::::::::::::::｀ｿ /／/／/ ,::/:::::::,，´ ./l:::!:::::::.,::::::::::::::::::::::::ヽ::, l:::::::::::::::::::::.,! //:,，´ , ' l:::l::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::ヾ ;::::::::::::::::::: ' ´ , !::l::::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::::ヽ ;::::::::::::::::::ヽ ／ ,，' ;::::,＼::::::::..,:::::::::::,，,-'´' ￣ ;::::::::::::,，'´ ヽ ＿...．- ／ ／ ;::::, ,:'ヽ.､__,.．'´'´ ;:::::, '´ ＞.. ,イ､ ,，'´ ヽ::＼......'´::／ Ｖ l::::::＞ .＜:::' ー ' ｀ ー‐'´ __＿___ _／`:＜: : : : : : : :＞､ . :'７ : : : : : : : : : : ￣＼:｀ヽ ' : / : : : : : : /Ｖ'７ : : : : :＼: ヽ_ |: / : : : : :} : 仔‐i{ : : ! : : : : :Ｙ: :ﾄ､ |/:./ / : :_/:_;ノ｀´}} (､:|ｉ: : : : : |: ｲ: | ／／.:/ : ´//:i ﾉ 〃/i｀|ｉ､: : : :├ｲ:｜ 〃〃 :/ : :,八{:(:( l }=ミ八}: :} : :|i/.:/ ｛八{ : { : : {ゝ==' ヽ ﾉﾉ }ｒ心刈ﾊ : ﾘ / そりゃ出来るか出来ないかで言えば ヽ ＞): : : ゝ , `ﾞ' ,ノ丿:ｲ:｛ もちろんいいけれど。 〃:人∧ _ u.んく: (人{ Ｖ( ） 丶､ .イﾉ:ﾉ: :）:) ) ……瑠璃ちゃんは、それでもいいの？ ) ＿}≧ ´ 人(⌒ﾌ´ __,.＜Y:´:::::／ ｊ i::＞- 、 ／ i::::::::::i ､ i:::::∧ ＼ ／ i::::::::::i ゝ '´￣i::::::::::i ＼ ／ i i i::::::::: i i::::::::: ! ! ヽ ／ :､ i:::::::::∧ ､ i,へ:::::!. ∧ ／ 二ニ＝=- . /ﾚ'´ ハ.＼ :. ／i＼ ヽi.､ / i . ／ ― - ― ' ´ / く i// ｀ー´//i 〉. ヽ ./| . ／ ..＿ ,′ ヽ i////ii////! / } /i ／ ゝ ! ￣ ＞'{ ､!// 7 ///.i/ i / . i i ヽ ／ V i|///////// / / . V' ＼＿＼/ .V i|//////// / { i ヽ i |/////// i ／ ∧ ヽ ∠ ＿ | | |//////i i / } . | ＞､ /| |￣￣￣! | | . ヽi ￣ ﾊ _/ .i | ! { | ー､ ＞‐く .j | i | ∧ 〉 ー､ ／ ヽ |ー――| 〉 i ヽ-'＼ ヽ !./////.| i i. 〉 i ＿＿＿ |//////| ＿＿＿ / 〉 | i .|/////////////////////.V / ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏がそう問うてくるのは――瑠璃への呼称でわかるように――彼女の気遣いだろう。 春夏は、瑠璃に想い人がいることを知っている。彼女の覚悟も知っている。店に勧誘したのも彼女だ。 それでも、否、だからこそ、瑠璃に問うているのだ。これ以上、ここに染まるようなことをしても、いいのか、と。 | ..:.|∧i!:.､:.､:∨ /:/:/ , /:/:/. ん:.//:′ | ..:.|:.:∧:.:ヽ:ﾄ:∨ 从:./}:/ } ..:.|:.:.:.:.:≧:z┬＼ .ｲ:iイ ﾉ′ …… .′..:.j:.:.:.:.:.:.i:..ト.}介x. ´ ` イ:.:.|:.l:.| ﾉ ..:.:i!:.:.:.:.:. }:.:} ⌒ｰx.≧ . _,≦:.}:.|:.:.:|:.|:.! .′ ..:. }:.:.:.:.:._:ノ ､ ‘ﾟ,ヽ. ｀爪,， {､:.:|:.:.:}/!:{ { ..:_:斗≦ ＼ ⌒i/´'’ ﾉ ≧ｰ廴ﾘ＿__ ,..-一＜ .{’， ＼ { / ，}:... .:.. ヽ /.....::::....V..::::乂_ 丶 _ァ≦ミﾏx ﾉ::....::::::::..ハ 〃....::::::::....V.::::::::入， 〈.:《:.i:ﾊト:{..} ,‘ﾉ:::::::}::::::::::.... } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ その質問の答えだけど言えば、もちろん、答えは「NO」だろう。 染まっていいはずがない。リンクを裏切りたいはずがない。 しかし、 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 ヽ { / ／ ） ヽ: 二 r- ≧=-≧=-ｲ { 「示ﾕ { !爻爻｝ ! ' ,}ハ>l 丁￣´ T }/＼| ｒ-､ ｒ- ー､ |>＜| ヽ ｀ヽ-.､ ヽ _ |>／| | ヽ ヽヽ ヽ｀ヽ､ ｶﾞｼｯ！ ﾘ´＼} | ', `'' ｀ﾞ ｀ ー､ ／⌒＜' ﾘ } ', . ／-⌒＜ ,- 、 ｜ ', . 〃‐'｀＜ ', ',_ ｌ ', , -≦ ニ寸 /´. { ` -' ,.-‐――┴- ､ { Y ｀ヽ. ／ ＼ !-------- !--‐ '´, ヽ ／ ヽ '-冖-冖-冖-冖-'´ ＼ / ＼ ｀ヽ､/ ＼ / _,.-‐ '''''''ヽ ＼ { , ' ＼ ＼ ヽ / ＼ ＼. / ﾞー―- _,,､／ .,､＜::∠＿ ＿.､＜´:::::::::::＜､､,,,,,_ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ヽ、 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ,.;::::::::::::::::::::::::::::／!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ,'::::::::::::::;'::::::::/:/ |;::::::::::i::::::l::::::;::::::::::::::::::::::::＼_ ,'::::::::i:::::::i:::::::::ﾚ′ |∨::::::l::::::l∨:ﾄ､:::::::::::::::::iベ￣ うわっ！？ ;::::::::::!:::::::i:::::::::iー--t､∨::::l::::::l ∨＼::::::::::::::::l l::::::::::|:::::::|:::::::::|r==:.､| ∨::l::::::i_＿__ ヽ:::::::::::::! !:::::::::|:::::::|:::::::::|辻:｡j｀ V:!ﾍ:ﾘr==、｀/:::::::::!ﾘ ';:::γﾍ:::::|;::::::::|｀ｰ''′ ｿ ￤{:::o:}｀ハ::::::::l ∨⌒ﾍ:::ﾍ;:::::ﾍ ､ ゞ-'′:::::::::::ﾘ ヽい｝ﾍ:::ﾍ;:::::ﾍ ′ u !::::::::::∧ |ヽこ;ﾍ:::ﾍ|＼! __ 八ﾄ :::| ＼ |／∨:∧:::＼ イ::|!ｌﾍ;:::! ヽ ∨ﾙ＼!ヽ _,. イ |:::|ﾘ ヾ! ﾚ＼! ｀二ニL／￣ヽ!/ ／:ﾉj /ヽ ／;;;;;;／´￣｀ヽ、 ,／;;;;;;ルﾍノ ／;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;｀ヽ;;;＼_ __..,,､r‐イ´￣;;／!ワ／＼;￣￣ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞Kヽ、 _..,,,､rｰ;;";;;;;;;;;;i!;;;;;|;/;／;;;;;;!／;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;／;;;;;;;;ﾍ _..,,,､rｰ;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!;;;;／;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;/;;／;;;／;;;;;;;;;', _.,､イ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!/＼;;;／;;;;;;;;;;;;;＿＿_＿__ヽ;;;;;;;;/夂;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;, r イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i|;;;／／´￣￣;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｛{IiⅣ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｛;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{!I Ⅳ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;K;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; {Ⅳ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;＞=＝￢!;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Ⅵ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ｀ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨-ｰ'''" |;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｝;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; Ⅶ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ｀ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾍ ｝;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ｨﾁ圷｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i l::l::,ﾚ'ｉ´テｔｫ､ ´ ' とｿっ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! ┌r- ､ '｀ｰ:i.｡と｡ｿ ﾟ }{ ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i ／ ￣＼二＞￢ヾ .|l δ , j ´ _.'_／::::::::l i r'⌒ヽ ├- ､厂〉 |:l´´ .u /i::::::::::::::::::ll | 入 _ ﾉ ! | ｢]|j. |::ヽ r‐ ､? ./ヘゝ─-､::::::::::::l はーっ！ はーっ！ はーっ！ ⊥ ⊥ ┴rく＞ ､''´ ＼ ｀ ´ ,ｲ:::::::::::::::::::::::＼:::::::! |::└ 〇‐┘:|fj:::::::Y <ヽ ト i::..､ _ ,/ 厶イ二ニヽ:::::::::ヽ |::::〃⌒ヾ:::::!::::Yニヽ Ｖ ﾉ ヽ::::::/了:::::::::::::::::::::::::＼:::::ﾄ |:::{ 〇 }:::|::::::| _jﾄイ ./´!rノ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::＼ ヽ:ヾ＿ ノ:::/::::::厂 | jノ￣ ヽ_／レ'￣￣二::＿::::::::::::::>ﾍl::::::::::ヽ ト----- ':::::,ｲ ,r<{ ＼ヽ 〉∠:::::::::::::::::::::::::::::r―rイ __,〉:::::::::::. 〉:::, -- ､イ::::f ￣ ,ハ、＿ノ:｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､>:::::::::::: v‐{ /＾ヽ ￣￣￣￣ ヽ:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::<_!,ｲ::::::::::::::::::::: {`く _)`＜＿＿＿＿_ ﾉ::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::: ＼＼ ｀ 〉::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::/::::::|::::::::::::::::::::::: ::::::: ＿_ _,. -‐' ¨´ ::::::::::: て＿,＿｀ `ーく^ヽ :::::::::::::::ｲ⌒ー::" ,．( :::::::::ヽ ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽｲ⌒r-ー ｿ ::::::::::: _Lj :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｲ⌒r--,, ::::::::::: ／ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ⌒＿-ー´" :::::::::::｀¨´ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::: 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 } j / ／| 「来るな！ ,' ,' ､ ／ |＿_ / ハ ⌒ ヽ ＼ ／ 逃げて！」 / / ヽ. ハ | ＼ ,':.ヽ ＿,/ ヽｰ'::::::ヽ ￣ ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人 . i:.:.:.:.:.:.:/ ヽ::::::::::＼ ） （ , :.:.:.:.:./ ヽ::::::::::ﾊ ） _,n＿00 ｎ 00 ∩ （ ,':.:.:.:.:./ l､___;/ |! ） └l ｎ | ,⊆ ⊇､ [][]「l ∪ （ /:.:.::.:./ l ｒ―; ,!l ） U Ｕ ￣U￣ くノ ○ （ /:.:.:.:.:/ {ヽ二.ノﾉ ） （ . /:.:.:.:.:.:{ ヽ--‐''′ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ ,l:.:.:.:.:.:.:ﾄ、 ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人 l l:.:.:.:.:__l { ！？ ） _,n＿00 ｎ __ ∩ （ ! ｀二 -, l ） └l ｎ | ,⊆ ⊇､└┘/7 ∪ （ l:､_ー‐'_ﾉ! ） U Ｕ ￣U￣ ＜ノ ○ （ ヽ､:￣:::ノ ） （ ｀￣ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Ｙ 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i アーチャーさん！ 外で待ってます！ .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i 必ず帰ってきてください！ l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i 約束ですよ！？ |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ ＿_ u. /i::::::::::::::::::l |::ヽ ヽ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 2階。 4階。 全ては、人が足りない――金銭が足りないがゆえの、苦境だった。危険だった。決断だった。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ l:八小 . ":::::.|ルイﾉ:::: |::::::（_', :::" ,r:::':::::::| |::／|八 - ｲ:! ::::::::::| . ｀ |:::个 . イ|::::|::::::::::::| …… |:::::|:::::::|:::{＞‐ ´ノ⌒ﾞ八 :::::::::| |:::::|::::斗rj ∨⌒ ／⌒＼:::::| |::_／ ＼x土x.／ ｀¨ア＼ /下､ ｛{《莢》｝ ／::::::::: /:::::::::::＼__／≫=≪＼＿_.....イ::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ だから、 ,, -‐=─=─=─=-=- ､ rツ父ツ ,, -=≫'"´ ￣￣￣￣￣ `'≪ミ{⌒Y7 ｀) _ノ父ツ:´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀弋__しノ {じ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: : : : : : ＼ｉｉ＼ ﾏ : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : :Ⅵﾊ＼ . / : : : : : : : : | : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ : : : : : : Ⅶﾊ: ヽ / : : : : : : : : : |: : : : : :|: : : : : : :| : : : : : : : : : : : :Ⅶ{: : ', ,′ : :/: : : : :/│ : : : : |: : : : : : ｉ| : : : :| : : : : : : : :|iii|: : :i . i : : : :|: : : : : | | i: : : :/|: : : : : : ｉ| : : : :|: ! : : :ｉ: : : |iii| : : | | :i : : | :| : :ｉ: | | i : : :i八_ ∠: :_j｣ー‐-| :!: : : ｉ: : : |＼: : :| | :i : : | :| : :|八 ￣￣,_／_,斗ぅF戎¨}i | :!: : : ｉ: : : ｢ い.: :| ・ ・ ・ ・ | :i : : | ｣ー'ｰ-､ 〃 弋..:(ソ ． | :!: : : ｉ: : : | } ｝: :| はい、お願いします、オーナー VＬ∠ハ斗ぅ戍 | :!: : : i: : :∧ ﾉ: : | ,': : 'i{弋(ソ //// ﾉ厶斗七´ ／ : : : | | ｉ: :} , ､__,ノ: : : : : i│ | i: :ｉｉ/// /{ i : : : : : : : :i | | i: :i : u /八:i : : : : : : : :i | | i: :i人 f ⌒ヽ ／r'⌒ﾍ＼ : _＿_:_i_| ＮL:广ﾞ＼ ー ' r'⌒ﾟ ／7'´:::::::::::::::::｀丶 丶、 ´ r'ﾟ / ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::', |:i＞: :-‐＜ r'ﾟ / ｡ﾟﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::｛ |:i: i: : : : : ∧ r' / ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝ V八: : : : : >∨ﾟ / ｡ﾟﾉ:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ＼_＞匕ﾉ⌒ﾊ ／ ）::|::::::::::::::::::::::::::::::::: /:::::＼ ／{ﾟ｡ （ (爻ﾉ ∨ ｡ﾟノ:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ﾍ /:::::::} ゝしこ)∧ ﾉ::::::::i:::::::ｉ::::::::::::::::::::::r─-r‐く. ｝ ｛:::::::::ﾊ｡ / / ハ｡ﾟﾉ:::::::::::､:::::{:::::::::::::::::::::｛ ＼厶＜＼ ∨::::{ ∨ Ji ∨:::::::::::::::＼} ::::::::::::::::::::::＼_／/:::::＼_>｝ ∨:|／ ﾊ::::::::::::::::丶{::::::::::::::::::::::::::::く_/:::::::::::::::/| ∨/ / }::::::::::::::::::::∨::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::〈: | 〈ん んﾍ厶く:::::::::::::::::::::::::＼:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::ﾍ| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 「……」 「……」 :::::::::::ｉ|::::::{::::ヽ }:::i::::::::| :::. /.::::::::::::::::::::::::|:::::::. ::::::::::八:::::}::::八_}:::i::::::::l {::i:::::i:::::::::::ﾉ::::|:::i:::|i :::::::/.::::::::ﾉイ 八::i::::::::l 乂::::i:::::／:|::::ﾉ:::i:::|i ::::厶斗'( }|::::::ﾉ c _,.:´:::ノノイ::::::ﾉ:::::::八八 ´ `丶､ /八く ／.::〃〃 厶イ／／ ﾉ ヽ /};::厶ィヽ､_／{/i::/ γＹ⌒ヽ ∨｀ヽ. ﾘ 八{ 乂 ） '. V ゝ、＿ノ ／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿ ／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､ ／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', /:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::', /:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::| /:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l /::::::/::/:::_/,イ:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::| //::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::｀:ヽ､::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::| ・ ・ ・ ・ ・ ..l::::/:::/:::::l::/!l:/--､|:!::|::|:! ,'::/::::/:｀l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l ……そう、分かったわ、黒猫ちゃん /:ｲl:::::l::::::l:/ｯ,ﾆﾆ=ミ.l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::| |:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ､/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::| /::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/｀ヾ;､,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::| /l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::| .ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l ',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::', /:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/ ／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/ ､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／ _｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ ´ {､￣´ } / ,.-'´| /| ! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / ! ヽ ｀ / / | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 応えて、春夏は、微笑みを浮かべた。 ＿,r,r ､__ ......::＜二圭lヾyﾐ.ﾝ｀:::..、 ／:::::::::::::::､:::::::｀ゝルﾍ:::::::::｀:..、 /::::::::::::::::::::::::|::::::::::ﾍ}}}}}l::::::::::::::::ヽ . /:::::::/:::::::::::::::::|::::::::::::ヽ}}}|:::::::::::::::::::丶 . /|:::::::!|:::::::::::|::::::!::::::::::::!::l}}}!::::::::::::::::::::: l |::!:::::_!,! -__‐'ｰ‐!::::::::::::l:::|}}|:::::::::::::::::::::::| !＜:::| 'ﾘ´i ,!::::::::::::::: !´ヽ::::::::::::::::::::| ……ありがとうございます ,ﾉ ! ． ,':::::::::::::;:::;;ﾄﾐ i:::::::::::::::::::| r 〃 ,',ｲ::::::::/_/,!|!, .ﾉ:::::::::::::::::::! . l /ム‐'´ '.／ :::::::::::::::::::::! ヽ - /｀i::､:::::::::::::::::::::::::| 丶 . ,r.ヘ:::＼,...--..､:::::! ヽ ＿＿ ´ r.' //´:::::::::::::::::＼!, i＼ ,! ./.{::::::::::::::::::::::::::::ヾ |:::くl / {::|::::::::::::::::::::::::::::::l::.､ ,rr!Yﾄ, / .{::::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::..、 i::ト''ｰ,ﾄ､ {::::::!:::i:::::::::::::::::::::::;rﾍヽ:::..､ |::!]'T .l':::::: !:::|:::::::::::く⌒<)___!::::i::::::＼ |/ ,! !:::::､＼!::::::::::::::Y´l::＼〉:::!:::::::::::＼ /i l::::::::＼!:::::::::::::::ヽ'::::::::::､:|::､:::::::::::::＼ , -.-.-.-.-.-.-.-.､_ , --'-'7^ヽ､-::::::::::::::::::へ=ｭ______ ／:::::::::::/::::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ __/:::_;.-‐'":::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::::::::::::::::::::i; ﾄ､ ,イ:::::Ｙ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､i::::; ｲ:::::::::::::::::::: : :.i;;i:::ヽ. /:::i: : :i : : / : : : : : : ::::::::|i;i;Ｖi:i:}:::::::::i: : : : : : i;;;i::::::| ﾉ:::::i:::/}::::/::: : : :i :i : : : ::i::l"""ｿ: : : :.i : : :::::::::i;;;i:::::| /::::::）ﾚ;/:::/:::::::::::/;ﾘ!:::::::i:::i::| i:::i:::::::;i:::::::::::::::::{;;;i::::| i::::::(（;;;;} :/:::::/::ﾉ:;;ﾊｉ_;_;,i_;;i:ﾉ {::l;_;_;_;i_::::::､:;;;ヽ:;;;V:! {::::::.!;;;/ //::/::/::ｧチ}:;ノ{:::7 !::ﾄ､::::;;!Ｔ:::ﾄ､;;;ヽ::;;;',! V:: Ｙ .:::/::;ｲi:ﾚ' 仁ムミl∧ },ｹｴ亡ﾄﾊ::i::i:;;;;i;ヽ;;;;＼ Ｖ i :;;;;ﾊ!:ﾊi { ｨ代;;;己 ヽヽ ﾉ行;兮ヾ! }::i::i::;;;ﾊ;ヽ;ﾄ;:ヽ _） ! ;;（;;;{ﾊヾ:､ ヾﾆ=┘ 迂ミ! " /::}::}::;;介､;} ﾊ::} { .::ﾍ ::ﾄ､;＼_ヾゝ i ､_,ｨ':/:Y:::ﾉ ﾉ }ﾉ リ Ｙ⌒) ::;;）;;h;;;ヽ ﾞ /:/:ノ:ｨ' (::::r'（;（_＼;;＼ ー - ／:::;ｲ :::h ううん。じゃあ、少しだけ待ってて。 ヽゝ ｀ｰ;.}）;;;;;|＼ , イ）ﾊ ::） ＼::):） ｀ヽ ﾘ フｲ| ｀ ｰ-‐ ' |::::ノ)）ｰ' (r‐' その話をする前に、お茶を入れ直すわ。 ＜ﾉ ヽ（ ／了- '" ｀ ｰ-ﾍｰ ､ _,. ｲ::::::| _ ､ _ |::::::::|ヽ､ , ' ⌒ヽ.|::::::| ￣｀ ヽ､ - .￣ |::::::::| ＼ ／ |::::::|＼＿＿＿＿＿＿＿＿, |::::::::| ＼ ／ ／^ヽ:::| ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..／|::::::::| ヽ / ∠∠^ゝ ＼ ｀ｰ ､:.:.:.:.:.:.:.:._／ 〉::::::〉i ヽ i___ /, --ｧ- l ￣oi￣ ﾉ:::::ﾉ .l ／｀} | ｀ヽ/ , --- |｀￣｀ー--､o_i_,ｨ '￣￣{::::::::|ﾕＶ ノ l | ﾚ' , -┐ | |::◎| | l--' { | レ' y | ! i / ￣ | ! i. | | i | .人 ヽ= = = = = = = = = = ii Ｖ i 〉 | ヽ V ＼ ＼ i ii } ﾉ ｲ ! ヽ i ＼ ＼ i ii / / _ { ./ ヽ i ＼ ＼ i ii/ / ノ ￣ 八 _ ,. -―――/ ﾍ―――- .,,_ ,. - .l｀ ー-------------一 ´l ＿_ ゝ ､ ｀ヽ ! i／´ -- ､＼ ヽ ｀ '! ／ .i ', i ∨ ./ / i : ハ .／ / i .／ ハ_ ／ .／ i ／ ﾍ ／ -------- / ∨ ..: ´ ｀ :.. i 〃 ................................. ﾍ i ::. .....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... ノｲ i ∨≧ ., ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,. ≦.／: / ＿ : ｀ ー- 二ニニニニニ二 -一 ´. . / ／ / r---､｀ヽ ￣￣￣￣￣ / ｀ヽ .,_ _,. ＜ i i' ´ ヽ ) / ＼ ー---一 入 :. ｀. / ﾍ i. ＼ ｀ ー---､ , ' : ハ ｀ ー---､ヽ , ' / 「もう、これ、冷めちゃってるからね」 ＼ ﾊ ｀ﾍ.,_ _,.／ / .／ . . ＼ ＼ ￣￣￣ ／ ／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: （ `. ､ ｀ヽ. ｀ヽ ﾉ ,! ﾉ ,r '´ _ ' _, ! r'´ r‐' -------- ..: ´ ｀ :.. 〃 ................................. ﾍ ::. .....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... ノｲ ∨≧ ., ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,. ≦.／: ＿ : ｀ ー- 二ニニニニニ二 -一 ´. . / / r---､｀ヽ ￣￣￣￣￣ / ｀ヽ _ i i' ´ ヽ ) / ＼ 入 :. ｀. / ﾍ i. ＼ ｀ ー---､ , ' : ハ ｀ ー---､ヽ , ' / ＼ ﾊ ｀ﾍ.,_ _,.／ / .／ . . ＼ ＼ ￣￣￣ ／ ／ . ∠´ .::: ::: :: :￣: ｀ 、 ／.:::::::::/⌒＞ 、 .::::::: :: ´≦ ≠─┐ ／／⌒／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 r「 .::/.:::::::/ .::::: ::::::::::: ﾄ、.:::.ｨ! :::::::::::::::::::::: |::ﾄ、 i:| :: |.::::: / .:::::::::::::::::::: |ハ://}.::::::::::::::::::::::: |::|∧ ﾉ:ｌ :: |.::::/.::::::::::/ .::::::::: |´｀¨´ﾘ .::::::::::::::::::::: ｌ::|::::i /.:: |.:::ﾘ::/.::::::::: /:/::/ :::: l / ｌ::::::::::i :::::::::: ｌ::ｌ::::| {::::ｌ:|::/:/.: :::::::::/:/::/i__:::!:| |::::|::::::::::l :::::::::::从::::} 从lﾘ/:/:// !:::/7´/::ﾉ! ｀ｌﾉ ｌ:::「:::::｀ﾒ、:::::::(::ハハ 研修は、最初の時みたいに仕事中に行う場合と、 人::/:/!:!:::|/ .ｨ升芹ﾄ.: | l|::ﾑﾃKﾉハ.::::::}::::::i: ∧ 仕事外で行う場合があるの。 ))::ｌ:i从:人 入 .__i::| 从 ﾉj|r'__i:j「 Yﾊ:::::|:::::j:/:∧ ／/::ハへ } ヽ `ー' ゞ--' /:!::l:::::l::::ﾘ:::/:::} 仕事中の場合は、受講料が高くて、 (:::/⌒}::i:＼从{ """ , """イノ!:ﾘ::::ﾘ:/ﾙ'}::ノ 仕事外は安いわ。 )' ノ:ﾉ::}::li:::::＼ /!:::ﾉ/:::/::( (:: ( ﾉ:ﾑ＼:::::＼ 「 ﾉ . イ::::Y:〈:::〈::::::) まぁ仕事外の時は、研修と言うか、 ヽ.:) ⌒}::ﾉ:):::::|._＞ ._ . ィ ::: 人:: | )::::)´ 自主練だからだけどね。 }ｲ彡':::| j⌒}ｊ )ﾉ (⌒´ ,ｨ升レ' ´ ＼ _ ／|:::::::| 「 ＼ ／ l|:::::::| ￣ ｀ ＼ .. - ─ |::::::::「＼ }/ノ ._>''::::;::::::::::::::::::::::::::::::::､::::｀:ヾｰ.､ __ ｀´.>'//::::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::|i:::::::::::::＼!ミﾐ.､ ///:::::::/::::::/:::::::::::::i:::::::::::::::||!:::::＼:::::::＼!､} ./://::::::::|::::::ｲ:::::::::::::::|l::::::::::::/!|::::::::::|::::::､:::ヾ' ,':::{{::::::::::::!:::::||＿＿＿||＿__// |::::::::::|::::::::!::::::i i::::{l:::::::l::::l￣'i´ ､乃｀ヾ , ＞＜i:::::i::l:::::::l |:::::}:::l:::|::::l. ! 辷ﾉ ' テ､=､`i､ﾉ::::l:| いくらくらいなんですか？ |:::::|:::l:::|::小 ､､､､ l:'::! l l::::::ヽﾉ |::::i|:::|:::!:::|::ヽ ' ﾞ´ '．::::i:::l |::::!｀ミ_ .小 ヾ､ ｀｀｀.l::::::!::| 「仕事中だったら１回３０円。 |:::|::｀ｰ｀_,､｀ u ,'::::/!:,! |:::|::::::::i::::|:ヽ ´ ｀ ／::|へ/ 仕事外なら１０円よ」 |:;':::::::::,!:::|:. 丶 ／::::::::| !'::::::::/:!:::ト､,r､,.､ 、 , ....::'i:::::::|::::::| /:::::::/::::!:;' ｀´ヽ_｀ ´_!;､::::|:::::::|::::::| ……ですか。 ,...‐--､,､,':::::::/,又ﾉ- ､ ,}r',､_{:::/:::::: !::::::! ..'::::::::::::::::ヽ_｡￣￣ ｀ヽ、 ,.ﾄli<mヾ.':::::::::;'::::/ ::::::::::::::::::::::::::｀ヽ｡ >' !ヽニ＝'､:::::;':::/__ ::::::::::::::::::::::::::::::::｀'-､｡ / ＼-'､' ､ ｀ヽ<´:::::丶 ::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::｀´ｰ､｡ / ! ヽ i ＼. ヽ:::::::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::｀/ .ﾚ' ｀i ヽ:::::::::i ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 結構な値段だ。 ／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿ ／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､ ／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', /:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::', /:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::| /:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l /::::::/::/:::_/,イ:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::| //::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::｀:ヽ､::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::| 少し高いけど、仕事内はやっぱり、部屋を使ったり、 ..l::::/:::/:::::l::/!l:/--､|:!::|::|:! ,'::/::::/:｀l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l 講師役の娼婦の給金が発生するから。 /:ｲl:::::l::::::l:/ｯ,ﾆﾆ=ミ.l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::| |:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ､/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::| その分はどうしても、ね。 /::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/｀ヾ;､,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::| /l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::| 仕事外は部屋や教材、機材の使用料くらいだけど。 .ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l ',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::', それと、当たり前だけど、 /:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/ 仕事内の場合はその時間の報酬はないわ。 ／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/ ､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／ _｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ ´ {､￣´ } / ,.-'´| /| ! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / ! ヽ ｀ / / | __ ,ィ⌒:i:i:i:i:i:i:i:iz‐､:i:i:irx:i:i:i{｀`ｰ‐'ｰ'r‐' r{__ ゝ r‐':iz-‐'⌒¨¨¨´::::::｀￣::::::｀ｰ｀ｰ-ィ:く ノr'} ﾘﾉヽ/x-'′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::ﾏﾊ::'， 〈 込ツ´ / .:::::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::∨::::'， }≦==ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::!i:::::::::::i:::::::::::::::i!:::::Ｖ:::::::∨::::', ,′:i:::::::::::::!:::::::::::::!i::::::::::::!::::::::::::::ﾄ､:::∨:::::::∨::} ,′:::!::::::::::::|:::::::::::::| i::::::::::::!:::_;斗'千}二}:::::::::::}:::! あの……時間内の研修って、やっぱり…… {::::::::|::::::＿｣＿_:::::｣ !_;z=‐'´-‐'´,_,_,_,_,_!::::::::::!:::! {:::{::::!::_´-‐' ¨´￣｀ ,ｨ"”艾芋¨}}|:::::::::::!::| !:::ﾍ::ﾊ ｨ歹芋芹ト {.:.{}.:.} }}|::i::::::::}::! 「黒猫ちゃんの想像どおりよ。 |:::::ﾍ:!:i! {{ r'.{}.:} 辷タ ･/ｲ::::;_r}:| |:::::::::Ｎヽヾ 辷ﾀ :/:/:/〃千ﾉ/:::: すずか以外の時もあるけど」 Lz≠Tヽ.} :/:/:/ ’ __／::::::i . |:::八 x‐- ､_ ﾉ::::::::::::::::! . |::::::::ヽ、 ／ ,､__ ＼ ／::::::!:::::::::::| で、ですか。 . |:::::::::::i!:｀ヽ∠ -≦‐'^ヾ ｰ'／_ﾚi:::::::!:::::::::::! . j::_:_:::::i!:::::{´ ー--= __ 弋__/｡. {:::::::i::::::::::::, /-〉 ￣¨¨¨} `ｰ- ､ }.}｡ {::::::::!::::::::::::! . /i:i:i:ﾑ '， ､＿_｀ﾉ.{ ／ ｀＜、::::::, /:i:i:i:i:i:ﾑ } イ､"ﾉ!｀¨ . イ ｀＜:, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ やはり、そういうこと、らしい。 時間内の研修は、新人研修の時のように先輩娼婦から直接学ぶ形式。 時間外は、教材等で一人で勉強する形であるようだ。 ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ,斗=ミ八{ }:;斗ミlハ:::|:::::::::::::.、 もし仕事内の研修を望むなら、事前に連絡して。 }::{八八{::{〃iｒ'.::::{ ヽ ﾉ'iｒ'.:::ﾘ Y川ﾊﾊハ:ハ ﾉ人::::.ヽ 八 ゞ-┘ ゞ-ｼ /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} 一応、準備とかをしないとダメだから。 （ ）:::::::ｰﾍ ' ' ' ' ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ (（:::::(＼込、 ｰ .ｲ::::::::::( 時間外なら、店に来て、黒服に言うだけでいいわ。 ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' 練習用の部屋に案内してもらえるわ。 _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ／ _,::::::l＼=‐-z. ＿＿＿＿｣:::::::| ＼ ／ ,∠ ＼:| ＼: ヽ: :ヽ : : :.:／|:::::::| ヽ { /, -‐ｧ Y ｀=‐-=-‐=" 〉::::::〉ｌ } j´ 〈/ 'ニ |￣｀丶、_：|_＿＿__{:::::::{ ｊ/ ｊ { /ノﾆY | / {:::::::{ { イ { | 八 、 ＿__ ＿＿＿__￣/∨ | 〉 | / ∧ 丶 Y´ i | } ﾉ } ; { 丶 ＼ ｊ } | }/∠ } / ヽ{ :.＼ ＼ | 厂￣ 八 _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| ……わかりました。 ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 黒服に言うのか。これから、そういうことの、自主練をする、と。 ……避妊薬を買うときにも思ったことだが、こういうのが娼館では普通なのだろうか。 とはいえ、春夏は普通の声と表情だ。瑠璃もつっかえつつ、頷いて返すしかなかった。 ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' ところで、仕事外の方は、どんなことを？ :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' :,:::::､.. ! /// , ･ '::'i::::::::::::l::::' ∧:::::,ヽ. /// //,::::::::::,，:::! Vi::::::::､ ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 新人研修の時は、講師役がいるので、教えてもらえる。しかし時間外のは自主練形式だという。 どういうことなのだろう。 と言うか、こういうことの自主練と言って思いつくのは、 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 r=ぅ､.,＿ :::l //ij// ＿ ij /ﾟ /:::::::ﾝ ｀` '' ‐- 、 .人:u /´/ .ヽ u / ´￣￣｀`ヾ‐- ､../||｀ ´ /ヽ ,．ミ＜:::::::＼ ヾ＿_,.ｲ , ｲ ,.．-―‐- ､..-r=ｭ |ト ､ { ヾ/ ヽ-‐ミ"´≧‐}{--i!イ::::::;＞''" ヽ;:::::::＼ ι || ｀ヽ､. | | ,,, |. ∨ ＼ /::／ // ｀ ´ ヽ ⊂つ ｌ l ,} | }ヽ、 Y ／ﾟ _,.．--―――///―--=ﾆ..,,__', || ＿ ヽ,ﾉ´ l | o /⌒ヾ Y＞''"´ /// ￣｀` |l (_,.．-ミ‐--､_/ .l | / _∧ ∨.＿＿ // / || o ＿｀`ヽ{ヽ. 人 .} ./ ／,ｨ'´}ヽ､〉 ￣ ヾ） / .// . o | ヽ-―'ﾄ､ Y::ｲ:ヽｲ´／／ ./ ﾟ // {とヽ;;ﾂ::ﾘ／ノ´ヾ／ o / ⊂ニ＝‐{ ﾉﾉζソ '",.．イ（ (ﾉィ"（ ／ヽ（ ヽ{ ι ､i/ っ イ ヽ) ）! o }´!`.ノ ij }| U l.／ |! / u ij 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 ＿ ,.;-.、,.: ´ ` 、 ￣¨ ー- 〉: ::'.:.::.: ヽ ￣ ,:.:.:.:.:.:::.:ノ ',` ´￣ ¨` 、 ` － ＿ ／ -‐ ´ } u 丶 ￣ ／ ヽ / ＼ u ー- ..＿ / u / .:.:.:ヽ ￣,' ,: c ' .:.:.:.:.:.:`::┐ー － ＼ i U ／ :.、 ι :.:.:.:.:.:゛:Y´ ヽ 八 _,.: ´ ヽ、 ゝ:.:.:.:.:.l ＼ ゝ、 . ´ (_ ` 、 ｀ ー i ` 、 T '´ u 、 ヽ ,' ` 、 }′ 丶 ﾞ:. u / ／ ＼ __L -‐ 、 ヽ、__ _, ’´ ヽ ー ´￣ :.、 / , ´ :. l／ ‘, ., -‐‥‐- 、 ／ ‘,￣ ¨ 7 ,ｧ'⌒ﾊゝ。 ヽ __ .／ / ヽ (。 l∩//l て ` .: U / o ` ノ l/,!/l//! ( っ ´ ゜ u / ⊂ ic.{,ゞ!/!《ﾊ J l .: ! ヽ v/〃八/Λ、! ,' ⌒し ( ノ ゛ ://l///}//V/,' / U ,: (⌒ ー ´ ( ノ.i//ﾊUノ///l: ／ / ／ ﾚ彡≠=-ミxl´ ノ し / 、 , ' / .l::i:::::::i!::::::i:::::l ⌒ u { 。 ,: ' . ＼ / {::l::::::!l:::::::l:::::l J u ／ ` 、 (. ノ 》 l::l::::::l:!:::::::!::::l }} , ´ ` 、 )) l彡-┴=-ミ:::l } l ` 、 {{ l `l 、 (( J ` ‐- ＝ ≪´.l＜¨￣ ` ｱ `X、 ＿ ゝゝ ` 、二_ 彡 // ￣ 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 丶:::／::::::::::::::::::::`ｰ―丶===` 、 . ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰー==` . /..:::::/::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ== /:::::::/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ . /:::::::/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . /::::::/::::::::::::/::::::::::/l::::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: ' ､::/＿_:::::/::::::::::/ :l::::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: |::::::::| "'''- ．/ i::::::::::::::::::l::::::::::::::i:::l::::::::::: l:::::/.|..{价kﾐ_. !::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: i::::{ { ﾋｚﾉ ヾ ~""''' ‐- ．..,,_|:::!:::::::::: （そんなこと、ない……と思うけど……） i::::ヽ. 价ミk_ /:::::::::::: |:::::::!.//// ﾄｲﾍi ヾ /:::::::::::::: ｀ 'ハ 、 `一' ノ /::::::::::::::::: ﾊ u ////・ /__,,.. ．-‐ |:::＼ _. ,.-‐''"￣ |:::::::::＼ ｀ .／ ﾉ .／,～:::::::::::::: |:::::::::::::::`_-_―. / / ,～^ /^＼-― |:::::::::::と＿__ ＼/ /~^ / }::::::::: /￣::::こ_. へ ＼ ./ / /^::::::::: ./:::::/ {_,ヘ ＼ 〉} ／ )::::::::::: .|:::::( / /_〉／ /^::::::::::::: .|:::::＾＼ / / ／ )::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ だが、それ以外、思いつかないのも事実だった。 ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ;ｲ|::/_,八{ }::八 ﾊハ:::|:::::::::::::.、 }::{八八{::{ ,斗＝ミ ヽ ﾉ'ﾞ＝ミ、 川ﾊﾊハ:ハ あー……そっちも、 ﾉ人::::.ヽ 八 /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} 黒猫ちゃんがいま考えてる通りかな、ほぼ。 （ ）:::::::ｰﾍ.u ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ (（:::::(＼込、 ｰ ‐ .ｲ::::::::::( ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ∧ /＼ //∧ |///＼ ////∧ |/////＞=ﾆﾆﾆ=＜/////∧ レ''"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶///| ／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＼｝＼ .::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::. ヽ /::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::|ハ::::::. :::ｉ:::::::|:::: |:::::::::∧:: :::::::| ::::: |::::::::|::::::|::::ｉ::::::| |: |:::::::|:::: |:::::::::| |:::::::: | ::::: |::::::::|::::::|::::|::::::| |八_::::|::::_ト:::_｣| |:::ｰ::七:::_｣─‐|::::::|::::|::::::| ええっ！？ |: ﾊf￢テ汀 ￣ ￢fテ汀 |::::::|::::|::::::| |:::::ﾊ. Vソ Vソ．:::::::::: |::::::| |::::::::ｉ/// . ////:::::/::::/:::::::| | ::::八 u 厶∠::イ ::::::::| |／ イ :::::::i:::::::::::| |＞ ⌒ ´ | ::::::::i:::::::::::| { :::::::::｀::T´ r'⌒ﾟ入 ::::::i:::::::::::| ヽ:::::::::::/|r'ﾟ⌒ x≪ >､::i:::::::::::| ＼::r'r'ﾟ x≪し'⌒ ⌒＼ ::::::| r'川／し'⌒,イし'⌒しリ ::: | ///ん'ﾟ／／} Ⅳi :::::::| xく/|｣ﾉ／,イし'ﾟ | ::ｉ :::::::| ﾚ'/_｣｢/ /´}} | ::ｉ:::::::::| //´ / / 《 | | ::i ::::::::| // i/ / ＼| |::::i::::::::::| // ,/ / ､│ :| :::! ::::::::| {│ / / ﾍ| :|:::::!::::::::::| |│,/ /| :| l::::::!::::::::::| _.......:::::::´￣￣≧=-､ _,.＿:´_:::::::::::::::::,..---､:::::::::::｀:::.､＿ ,./::::::::::::::::｀::::::::::´::::::::::::::＼:::--::､:::＼::..､ /::|::::::::::::::::::::::,:::::,ｨ::::::::::::::::::::::＼:::::::'.:::::ﾊ:::l .'::::|:::::::::::::::::::::{ﾐY∧:::::::|::|:|:::::l::::::＼:::{::::;::|::| }:::::}::,:::::::::::::}:::∨´ {::|:::|::|:|:::::{:::::::::::::::∨::}::{ /::,:'::/::::::,::::/::::!ﾑ ∨＿}:|__::∨::::､:::､::Ⅵ::::::､ /::/:::::::::::::|:_,l-:::|:|:| ﾏ､::从}＼}::､:::'.:::}:::∨::::::} まぁそうは言っても、 .:'::/'::::'::::::::ｲ:::{从{_ﾄ{ } },ィ斧(_;ヽ|:::l|::;:､:::∨:/ 映像データとか練習用マリオネットとか、 |:ｲ {::::ﾄ､::::::|:ｲ｢笊_;ヽ Vｰ'り' }:/}/∧::::}::{ そういうのを使うことが出来るって感じだから。 { { ､::|∧::::{:ﾄ、 Vzｿ ｀¨¨ /' ｲ/::|:}:/::::. | ｀ Ⅵﾘ ､:从ﾑ :.:.: :.:.:.: ﾑイ:::://'＼::{ 目的に応じた教養映像で座学として勉強するでもいいし、 { }' ﾉ:∧ ｀＿ ｲ/:::{::｛ ＼､｀ヽ マリオネットも動くやつなんかはそういうデータを入れてるから、 /::ｲ::个::... ｀こ´ ..:: |{::从｀ ＼ ﾉ かなりバリエーションは豊富よ。 {/ {∧{ヽ} }＞ _...イ !乂 } 乂 ) / /} 乂__ って言っても、半ミュータントとか非人間型義体の人は ,.ィ＞ ´ }/＼ この店じゃなくて系列店に行ってもらうから、 ,.. --rr‐ ／/／ |///|｀¨＞- ､ 難しい動きとかもないわ。 ／ 乂////- ､ ＿_＿.....::j///j／ ｀:. / | //// ｀ ´¨¨ /// / ／⌒ヽ { ､ | //// ＼::::::.......＿＿＿_,ィ/// / ／ { | Ⅵ ,ｲ/// ､:::::::::＿...イ {// / / / : / } {///{ oT //// / / | } , ／ j/(_)/!----､＿_o_|＿＿＿{//ｲ {,/ : / / { / ｀￣ ´ 〃 |(_)/〉 | |/ , / ' ｢￣￣￣｀～'～―＝＝=､￣ ＼}l / { ! { {{ l }} } ,: ; / 八 ﾏ、 | || | / / ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ マリオネットとは、遠隔操作可能なＡＩなし自動人形という感じだが、それに性行為データを入れて運用しているらしい。 またかなり贅沢な金の使い方だ。しかしなんというか、イメージが異なるというか、訓練の仕方が原始的というか。 そこまでするのであれば、VR訓練等もあってもいいようなものだが。 ＿,. - ､--- 、 ＿＿＿,.-‐:::／:::::::::::ヽ:::::::::::＼ . /´.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::丶::::::::::::＼ . !:::::::::::::::i´::::::: ﾄ:ﾄ､:::::::::',:::::::::::＼::::::::::::ヽ i::::::::::::::::i:::::::::::ｆ`"ﾍ:::::::::i::::::､ ::::::＼::::::::::::.. j.:.:i.:.:.:.i.:.i.:.i.:.:.:.i }.:.:.:.:}:.:.:.:.ヽ.:.::::::＼::::::::::. . /,::::!:::::::i:::i:::i:::::::i !::::‐ハ､--::',:::i::、:::、::::::} //.:::i!:::::::ｉ ;i斗‐‐{ ､:::/ ,⊥＼:::i:::rｧヽ:::ヽ:/ .:::i::::::il:::::::〈:::八;ｘ=ミ、 }ﾉ〃于ミxヽ:ﾊﾍ｜:::｛ なんていうか、その試行錯誤をするってところが、ウケルのよ。 !::ﾊ::::{ヽ::ヽ:::iY´〕 ::ﾊ ′ 廴::_ﾉУ/ノ人:::::＼ ヽ、ゝＶ:ヽ:::ｰﾐ ゞ-‐′ , , 厶ｨﾞ:::::|ヽ:::::｝ 人間の、その不慣れなのとか、だんだん上手になっていくのが、ね。 /.:::/.::{::::｀:一 ´´ ′, /.::::ﾘ :::::!ヽУ !::::ﾊ::::ﾄ､ヽ::込. ｀ ｨﾞ/.::/}::::::ﾉ ﾉ i:::{ ヽ! ヽ｀ト､:＞- 、 __ . ´ !ﾊ:/.ﾉ／ ヽ′ ｀ヽ ヾ ヽへ;ﾊ | ′´ ＿_,.. 斗 ト､r-- ､ _,. r‐j´::::::| ､__,.-､ _〕:::::::ト､ / ｀ i :::::::|ｧﾝ′ ｰ-､ニ´-i::::::::!´ ヽ、 . / ! :::::// i__,,..イ:::::::! ヽ、 iヘ. ｉ :::〈 ′ } | ::::::| 〉 } ＼ ,!'⌒｝ ノ---| ::::::| ｉ ／ | .′ У込.ﾝ ／ ｛{こ}｝ :| ／ | i |/ rｧ′ ,:´--―--､ ｰ‐ﾍ. /′ .′ ! ⊥ﾝ′ / i ｀i | | .′ ノ く ′:! ″ ﾊ | ,′_,ｨﾞ ヽ、 ,.ｲ ｉ! ,″ /} } 丨 . 〃i 、 ｀ / i; ,″ / i | ,′| ヽ .::/ !:; ,″.:′i | ! ' ｀ ー 辷＝＝キ＝＝='' | ／ | :. ィﾞ: ::. !:::. ::. | ／ ヽ ､＿__／ ヽr―一=ｧ=r￢ト===ー i〔＜ / ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ それならＶＲとか、電脳化してルーチンを入れるとか、自動人形を使うとかの方が早い気がする。 そういうニュアンスのことを春夏に言うと、手間をかけるのがいいのだ、と返ってきた。 人間が実地で身体を動かして、身体の反応を自分で知って、それを客に供する。そういうのがウケるのだ、と。 ／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿ ／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､ ／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', /:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::', /:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::| /:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l /::::::/::/:::_/,イ:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::| ……まぁ、この他の店とかには、 //::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::｀:ヽ､::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::| そういうVRとか、電脳化でルーチンを導入した娼婦とか、 ..l::::/:::/:::::l::/!l:/--､|:!::|::|:! ,'::/::::/:｀l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l 性奉仕の自動人形を使ってるところもあるけどね。 /:ｲl:::::l::::::l:/ｯ,ﾆﾆ=ミ.l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::| |:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ､/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::| でもやっぱり天然の方がいいって意見も多くて。 /::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/｀ヾ;､,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::| /l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::| .ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l ',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::', /:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/ ／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/ ､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／ _｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ ´ {､￣´ } / ,.-'´| /| ! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / ! ヽ ｀ / / | ,､,､,､､ ｡=ﾆ⌒^⌒^⌒ﾆ=､く{(芍}ﾘ ,イ≫''＾ﾟ^⌒＾ﾟ^⌒＾ﾟ^''く ヾ彡 x=ﾐ〃＾ﾟ´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`く＼ 弐Ⅳ :::::::::: :::::::::|::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::Vﾊ . ﾏ彡:::/:::::::| ::::::::|::::::::| :::::: |:::::::::::::::::Vﾊ |:::|i::::::::|_::::::::|::::::::|:／::｣L:::|:::::::::::|:::| |:::|i:::::::｣L::-┴─ イ):::::刀:::::::::i:|:::| |::::Ⅵ广i):::ﾄ ヒツ．|::|::::::i:|:::| そういうものなんですか？ l:八小 ﾋリ . ":::::.|ルイﾉ:::: |::::::（_', :::" ,r:::':::::::| |::／|八 - ｲ:! ::::::::::| 「そうよ？ ルーチンとかだと、 . ｀ |:::个 . イ|::::|::::::::::::| 反応もそれに基づいたものだって |:::::|:::::::|:::{＞‐ ´ノ⌒ﾞ八 :::::::::| 思えちゃうみたい。 |:::::|::::斗rj ∨⌒ ／⌒＼:::::| ・ ・ |::_／ ＼x土x.／ ｀¨ア＼ やっぱり自分の手でそうしてる、って /下､ ｛{《莢》｝ ／::::::::: 感覚が欲しいし、楽しいのよ」 /:::::::::::＼__／≫=≪＼＿_.....イ::::::::::::::: ,.. -''"´￣｀ｰ――- ､＿＿ ／:／::::::::::::::::::::::::::／｀ヽ:::::::::::::} /:::/:/:::::::::::::::::／￣:::::::::::::l:,..-‐､:::ヽ､__ /:::l:,ｲ:::::::::::::,ｨ'´:::::::::::::::::::::l;l´!:::::::､｀ヽ､::l ,}::::/::::::::::::／::::::::/:::::::l::::l:::::l l::::::::',:::::::＼ {::::/:::::､:::､{::::::::::::/:::::::::|:::|:|::::l l::::::::::ヽ::::::::ヽ ',:l::::::ヽ､:::l:::::::::::l:::::::::::|:::|::|:::::l l::l:::::',:::',:::::::ヾ:､ }!::::::::::::::,'::::::::::|::::::::::l:/'|:::!:::::l .|:l::::::l:::::',::::::} ＼ ／/:::/::::/:l::::::::::::|:::::::::/ !l,ﾚl:/l l,l:､:/::::::l:::::/ /::::/::::l::::/::,':!:::::::::::l::::::/ﾘ-''ｨｫ!::/! l{::1'|'::::::/!::/ ……それにそうじゃないと、 ｌ:::::::l::::::l:::l::l'l:|ヽ::::::::::l::::|,イ::::ﾉ l:/ / ｀´ !::l::{ l/ あんまりにも機械然としてるじゃない。 ヽ:＼ヽ::ヽ::ゝl､ ヽ:::l:::|:::{ ￣´ ヽ ' /::l:l:::ヽ､ ＼ }:>ヽ::）:::｀ヽl::/::|l:::l｀ゝ - /:/l::} ヽ:/ ダメよ、そんなの。 ）' |::/l:::|ヽ::::| l/｀ﾘ＞ _ ,ｲ/l {､ ヽ l ヽヽ:', ヾ| l ￣_ ﾞ} .,/ |-ヽ､￣｀ヽ､ ／ ヽ l｀ ＼ ､ ＼ ,､'´ ＼ ' ,／ l ヽ ', ／ ｀ヽ､ ｀ ー―― - ､ l ', l､ ／ ＼､ /､ ヽ. | -─……─‐- .......::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ .:::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶 .// :::::::/ ::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. // :::::::/:::::::::: /::::/| :::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::. ７￢iト|Ｌ::::::メ{:::/ :|::::::::::::::|::::::::::::::::::: |::| ::::::::::::: ::::::::| /::::::│ ﾃ=ミ |/ |::::::::::::::|::::::::::::::::::: |::|:::::::::::::: |::::|::| ,::::::/:::|:|ｌ r::ﾉ| ヾ |/|::::::: ﾒ::::::: / :::::: |:::::::::::::::::::|::::|::| . ::::::::::::ﾘ Ｌソ ￣二＼_/:::::::::://:::::::::::::::/ ::::::; |:::::ﾚ'7 ￢テミ ＼:::://:::::::::::::::/:::::// え……？ | :/ ; , r:::::ﾉ刈 >:::::::::::::::::/:::::// |/ i{ Ｌ.ン／／::::::／::::::::::::::// ．／::::::／:::::::／:::::// ヽ u ∠二∠::::__／｝:::::// ＼ ー _／:::::// _≧=┬…… ⌒iT¨´::::: /:::::;′ 〃/ ／| __,,. -‐‐||:::::/:::/::::::: / / 厶ﾋ|≦ | ::/:::/::::::::; /_,／>ｲ| ／∨::::::::::::|::i ﾉ´／／人____,,.. ´ V:::::::::::|::| 〈／／, ´ / | ::::::::::|::| 人/| / / | ::::::::::|::| ///人__/ ＿ | ::::::::::|::| ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ;ｲ|::/_,八{ }::八 ﾊハ:::|:::::::::::::.、 }::{八八{::{ ,斗＝ミ ヽ ﾉ'ﾞ＝ミ、 川ﾊﾊハ:ハ ﾉ人::::.ヽ 八 /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} あ、ううん、なんでもないの。 （ ）:::::::ｰﾍ.u ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ (（:::::(＼込、 ｰ ‐ .ｲ::::::::::( 気にしないで。 ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ／ _,::::::l＼=‐-z. ＿＿＿＿｣:::::::| ＼ ／ ,∠ ＼:| ＼: ヽ: :ヽ : : :.:／|:::::::| ヽ { /, -‐ｧ Y ｀=‐-=-‐=" 〉::::::〉ｌ } j´ 〈/ 'ニ |￣｀丶、_：|_＿＿__{:::::::{ ｊ/ ｊ { /ノﾆY | / {:::::::{ { イ { | 八 、 ＿__ ＿＿＿__￣/∨ | 〉 | / ∧ 丶 Y´ i | } ﾉ } ; { 丶 ＼ ｊ } | }/∠ } / ヽ{ :.＼ ＼ | 厂￣ 八 }/ノ ._>''::::;::::::::::::::::::::::::::::::::､::::｀:ヾｰ.､ __ ｀´.>'//::::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::|i:::::::::::::＼!ミﾐ.､ ///:::::::/::::::/:::::::::::::i:::::::::::::::||!:::::＼:::::::＼!､} ./://::::::::|::::::ｲ:::::::::::::::|l::::::::::::/!|::::::::::|::::::､:::ヾ' ,':::{{::::::::::::!:::::||＿＿＿||＿__// |::::::::::|::::::::!::::::i i::::{l:::::::l::::l￣'i´ ､乃｀ヾ , ＞＜i:::::i::l:::::::l |:::::}:::l:::|::::l. ! 辷ﾉ ' テ､=､`i､ﾉ::::l:| |:::::|:::l:::|::小 ､､､､ l:'::! l l::::::ヽﾉ ……はい |::::i|:::|:::!:::|::ヽ ' ﾞ´ '．::::i:::l |::::!｀ミ_ .小 ヾ､ ｀｀｀.l::::::!::| |:::|::｀ｰ｀_,､｀ u ,'::::/!:,! |:::|::::::::i::::|:ヽ ´ ｀ ／::|へ/ |:;':::::::::,!:::|:. 丶 ／::::::::| !'::::::::/:!:::ト､,r､,.､ 、 , ....::'i:::::::|::::::| /:::::::/::::!:;' ｀´ヽ_｀ ´_!;､::::|:::::::|::::::| ,...‐--､,､,':::::::/,又ﾉ- ､ ,}r',､_{:::/:::::: !::::::! ..'::::::::::::::::ヽ_｡￣￣ ｀ヽ、 ,.ﾄli<mヾ.':::::::::;'::::/ ::::::::::::::::::::::::::｀ヽ｡ >' !ヽニ＝'､:::::;':::/__ ::::::::::::::::::::::::::::::::｀'-､｡ / ＼-'､' ､ ｀ヽ<´:::::丶 ::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::｀´ｰ､｡ / ! ヽ i ＼. ヽ:::::::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::｀/ .ﾚ' ｀i ヽ:::::::::i ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ なんだろう。その一瞬の春夏の言葉と眼差しは、永久凍土のように硬く、冷たいものだった。 だがその雰囲気は、ほんの一瞬で霧散した。知覚したはずの瑠璃さえ、幻想だったかと思うほどに。 後に残るのは、問うことを躊躇わせる自嘲の苦笑だ。瑠璃も頷くだけ。触っていいモノである表情では、なかった。 _＿ ´ :::／:::::＞ ─ ┐ ∠ヌ´.::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::ト、 厂::／.::::::::::::::: __:::__:__::::::::::::::::::::::::::::::::::∨＼ ／::／.::::::::::／「.:::::::::::::::::::｀:: ﾄ、.::::::::::::::::::::::∨: i . ／:::::/.::::::::::／::::::| .::::::::::::::::::::::: |ハ::/ﾊ.::::::::::::::::Ⅵ| . / .::::::::i .:::::::: ｌ.::::::::::| .::::::::::::::::::::::: |}::ﾊ!::/l!::::::::::::::::::＼ ｌ.::::::::::::|:!:::::::: |.::::::: ﾘ .::::::::::::::::::::::: |´~~¨｀l|::i::::::ヽ:::::::::::ヽ |::::::::::::从.::::::::|.::::::/.:::::::::/::/:::::/:::::| N:::::i::::i .:::::::::: . |::::::::::::: ハ:::::ﾘ::::/.:::::::: /::/:::::/ __:::〉 Y´ﾊ: | :::::::::::::i まぁ、あれよ。 . 从 .::::::::::::∧/:::/:::::::::::::l::/:／「 :::::/ ﾉ.ﾑﾊ !:::::::i!:::ﾘ 人 .::::::::':::/:::/::/:::::::::::l/!k.::::j/::八 v'⌒ |ﾉ::::::ﾙ' 黒猫ちゃんも今までの接客で、 ヽ.::::: /:::/::/:{ ::::::: 从. Nﾉ _こ "" !:::／〈 そんな風に感じたことはない？ }::::/:::/::/::∧:::i::〈∨ヽx'´ ｀ i::{＼:∧ /::/:::〈: 〈:::入 ＼:::＼ "" ' /:ﾉ 〉:::〉 相手の反応が嬉しかったり、とか。 . 〈::〈:: :: ﾊ::::ヽ.:::＼ ＼ _乂ト、 __ , . ｲハ 〈:::〈 ):::)/Y:::}::(:: |::i::::ハ´＼ ∧ﾊ ／: ﾘ{::::! }ノ (／ .jノ⌒)ﾉ:ﾘ:〈::ﾉ! ` i ∨ヽ、_ _(::::( ﾉ:::( ／´￣ ＼へ ﾉ .| / / / jｧ': ﾉ ⌒ ／ ＼＼ ー - ∨ ! i ∨ / ／´￣＼ ＼＼ ∧ ∨7「::::::「⌒ヽ /' ヽ }:::∧ / ∧ }//!::::: | ＼ __ ,ィ⌒:i:i:i:i:i:i:i:iz‐､:i:i:irx:i:i:i{｀`ｰ‐'ｰ'r‐' r{__ ゝ r‐':iz-‐'⌒¨¨¨´::::::｀￣::::::｀ｰ｀ｰ-ィ:く ノr'} ﾘﾉヽ/x-'′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::ﾏﾊ::'， 〈 込ツ´ / .:::::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::∨::::'， }≦==ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::!i:::::::::::i:::::::::::::::i!:::::Ｖ:::::::∨::::', ,′:i:::::::::::::!:::::::::::::!i::::::::::::!::::::::::::::ﾄ､:::∨:::::::∨::} ,′:::!::::::::::::|:::::::::::::| i::::::::::::!:::_;斗'千}二}:::::::::::}:::! {::::::::|::::::＿｣＿_:::::｣ !_;z=‐'´-‐'´,_,_,_,_,_!::::::::::!:::! {:::{::::!::_´-‐' ¨´￣｀ ,ｨ"”艾芋¨}}|:::::::::::!::| !:::ﾍ::ﾊ ｨ歹芋芹ト {.:.{}.:.} }}|::i::::::::}::! い、いえ、それは…… |:::::ﾍ:!:i! {{ r'.{}.:} 辷タ ･/ｲ::::;_r}:| |:::::::::Ｎヽヾ 辷ﾀ :/:/:/〃千ﾉ/:::: Lz≠Tヽ.} :/:/:/ ’ __／::::::i . |:::八 x‐- ､_ u ﾉ::::::::::::::::! . |::::::::ヽ、 ／ ,､__ ＼ ／::::::!:::::::::::| . |:::::::::::i!:｀ヽ∠ -≦‐'^ヾ ｰ'／_ﾚi:::::::!:::::::::::! . j::_:_:::::i!:::::{´ ー--= __ 弋__/｡. {:::::::i::::::::::::, /-〉 ￣¨¨¨} `ｰ- ､ }.}｡ {::::::::!::::::::::::! . /i:i:i:ﾑ '， ､＿_｀ﾉ.{ ／ ｀＜、::::::, /:i:i:i:i:i:ﾑ } イ､"ﾉ!｀¨ . イ ｀＜:, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あからさまな話の変え方だったが、その内心を考慮して、流れに乗る。 しかし乗った流れがまた悪い流れだった。否定しかけた言葉が尻すぼみに消える。 恥じらうがゆえに、言いよどんだ。そう聞こえる声の調子だったが、 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 : :.:.{/∠-=彡／/ ／ ./ /// ＼ : ｰ=ァ ｰ=彡 厶イ | ,イ っ！ る、瑠璃姉！ もう、出るっ！ ｰ=彡 / ./､ _,,..-ｧ / / / ./ ＼. （＿_ﾉ/ / ／. ＼ ＿＿__ 厶-=彡 -‐――┐＞ ‐＜__ ／: : : : : :＼ z≦三≧x・ ´ |/ ＿__}:_〉――ﾍ＿_ノヽ : :z≦天三三三㍉ ＼行三三三ﾆ㍉ ー-‐7 /: : : |´ : : : : : : ,ｨ: : : : : x彡三キ'´::::::::::::::｀ヽﾐ､ : : :守三三三三心＿＿＿厶ｧ__〈: : : : | : : : : : ／/: : : : : {三三爪:::::::::::::::::::::::::}ﾆ} : : : : 寸三三三三ｷ: : : : : : :厶イ: : : : :|: : :.:.／:.:/: : : : : : :迂匕ミミ､::::::::::::::::::/／ : : : : : : 寸_三三三} : : : : : : : : : : : : : : !: :／: :.:/: : ＿＿／::::::::::::}三}:::::::::::: ／ : : : : : : : : }三三三i: : : : : __z≦三三≧x=v‐-..,,__/〉‐-ミミ､:::::::::::|三|:::::: ／ : : : : : : : : i三三ﾆｲ: : : と＿彡´ : : 〉イ三 !三.!圦::::::::::::::}三}:::::::: |三|::／ : : : : : : : : 迂三三|: : : : : : : :.:_,,..彡ﾆ彡:.:/三/三}:::::::::::: |三|::::::::/ﾆ／ : : : : : : : : : : :.:.|三|:.: : : : :.:と´r匕,／ : : {三/三/::::::::::: /ニ/／ ￣ :.:. : : : : : : : : : :|三| : : : : : : と__／ : : : : ヽ_{ し'_,,..-‐'´￣￣ 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 ,',': : : : : : : ,': :,ｲ: : : ,: : : : : : : : ',: : :ヽ、:',: : : : : : :',: ', ,',': : : : : : : ,':,ｲ : : : /: : : : : : : : :,:',: : : : ヽﾞ',: : : : : : ',: ', ,',': : : : : : : :i,.､: : : ,ｲ: ,':,: : : : : : ,: !:',ヽ､,イイ!: : : : : : :',:.', ,',': : : : : : : : !ヽヽ,ｲ ,': !: !: : : : : :i: :!: i ヾ､: : ',: : : : : : :',: i i:!: : : : : : : : i: :,ｲ !:.i!: !: : : : : :i: :i',:i ヽ; :!: : : : : : :i: :i 早ぅ楽にしてくれ！ !:!: : : : : : , -!/.￣￣', !',ﾞ:!,: : : : : !: !',:i-----ヽ : : : : : : i: :', ! !: : : : : : : : ! -:! ',:!', : : : ,'!:,' .ﾘ イ､、!: :i: : : : : i: : ', わしはもう……おねがいじゃ！ ! !: : : : : :',: : !,,,ニニ､ ﾘ .ﾘ '､: : ;' ﾘ,,,-示;;;;;;i iﾞ: ,': : : : : i: : :i ,' !: : !: : : : ', く".!-､;;;;;示 ヽ/ ',っ;;;;;;;;につ: : : : : !: : : お願いします、のじゃぁ……！ : :',: :i: : : と二弋;;;;;;;;;;! ￣￣ ,':.,': : : : : : :i: : : : : ',: !: : : : : : '､:',////// ヽ ///////ｲ: : : : : i: :,' : ',: : : :', !', : : : : : ',ヽヽ __ ,ｲ//:/: : : :!: ,' : : '､ ｲ: ',:i ',: : : : :', ',ヽヾ､ 「v´ヽ ,.ｲ/:/: : : : i:.,': : : : : ｲｲ: ',:', ', : : : : ',:', ﾞ ､ ヽ´_ ） ,イ ,':/,: : : :,ｲ.,': : ',､: : /: : ,',:',/',: : : : :','､ ＞ , イl ///: : : : :/: : :iヾ､ イｲ"ヾ､ﾞヽ: : : : ',.ヽ !/i | " !、!/!/: : :/i:./iヽ; :.! / ヾ ヽ: : : :'､''t―'" ヽ/ : ,ｲ: :!ヽ;! ヽ! ヽ,､ : ヽ、 /: ;ｲﾞヽヾ!＿ , //:.:.:iヽ､ヽ-.､ /イ!.!:.:.:.:.ii ￣ ﾞ ''' 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 |::::::::::::::: l::::,:::::::::::::,，´ r'´:::::,::::::::::::::::::::::::::.,:::, |::::::::::::::::: /／/／/ ,::/:::::::,，´ ./l:::!:::::::.,::::::::::::::::::::::::ヽ::, っ…… l:::::::::::::::::::::.,! //:,，´ , ' l:::l::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::ヾ ;::::::::::::::::::: ' ´ , !::l::::::::::::.,:::::::::::::::::::::::::::ヽ ;::::::::::::::::::ヽ ／ ,，' ;::::,＼::::::::..,:::::::::::,，,-'´' ￣ ;::::::::::::,，'´ ヽ ＿...．- ／ ／ ;::::, ,:'ヽ.､__,.．'´'´ ;:::::, '´ ＞.. ,イ､ ,，'´ ヽ::＼......'´::／ Ｖ l::::::＞ .＜:::' ー ' ｀ ー‐'´ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 脳裏に、リンクと、そして木下との情事が浮かび上がり、息を呑み込む音に変わった。 そう。 たしかに、あの時はたしか、そういう感覚があったような―― 【選択肢】その記憶に対しての反応 １：振り払う 結果①：理性+1d5 結果②：性的欲求-1d3 ２：唾を飲み込む 結果①：理性-1d3 結果②：性的欲求+1d5 下3の間 1d100を添えて選択。1d100が選択判定値『1d100』に近い選択を採用（雑談除く） 選択判定値については時間経過または選択レスが出そろった後に決定する。 なお、この選択肢はこの次の選択肢における判定と結果に『選択した方向』に影響を及ぼす。 【1D100:33】 【1D100:59】 【1D100:55】 ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 【システムメッセージ】全ての選択が２であるため、自動的に２が選択されました。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::i::::. i/i/i ､ /i/i/i/ﾟﾉ'r一 ' :::::|::| 八ﾊ从＿＿＿＿＿＿＿＿ ,ｲ_::::::::::::::|::| （……） . ｢i｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣||／人＼:::::::::|::| . |ii| _ ||／ ＼:: |::| ｺﾞｸｯ… . |ii| ,/ ) || /￣￣￣＞､ . |ii| / / || / ／ . l／_/_ || ／ / ', . / ―‐ﾍ || ／ / | / ―‐〉 ／￣￣＼ ｉ | /_ﾉ (／￣ ｀ | | / (／￣ ｀ | l | / { _..イ Υ￣ -､ | l | l/ ∧ . | || ￣｢| | l |/ ∧ ＿,...--....._ _＿ ,.ィ::::⌒ヽ::::/ヽ:::::::｀ヽ､-ﾐ､_ ,...:,'::::::::::::::::::∨:::::::＼:::::::::::＼}:｀ヽ ／／:::::,::::::::::::ﾊ/i}::::::::::::＼::::::::::ヽ:::::. {/:::: /:/::}:::::::/Yi{/:::::::::::i::::::ヽ::::,::::ﾑ:::::. /:::／:/::/::|Ⅳ /:::,::|::::::|:::::::::∨:::::::ﾊ:::::.. ,.:'／:／-/-､!::| /:'::::|::|::::::|:::::::::: ∨::/:::!::::::i /:/::::/::::::/:::/:i:::| }':::__|::{::::::|::::::::::::::∨::/}:::::::} どうかしら？ {/I::::{::::/仆芹､:/ |ﾊ::/!::|｀ヽ､::::::::::::}:∨/::::::/ )' {:::ﾄ::{从弋(ﾘ' !/'ィ斥ミ､ﾊ::::::::::/}::}:'::::::, ヽゝ//{ :.:. / 込zｿﾉﾑ::::://:::|:::|:::{ 「は、はいそれは…… ／ｲ:人 ｀ :.:.:.:. /' /イノ:::/::::|:::| って、違っ！ 違うんです！」 /' ）::}:＼ ﾏ::ｧ ィ /7´:／:::::人::. /'__|从{ヽ ＿.... ´ /::{::::::::::／ ）:} _／´/i:i:/￣´ } {:::ﾊ::::::/ /ｲ 別に隠さなくてもいいのよ？ ハ /i:i:/ ､ .ノ / ヾ }:从 当たり前の感覚だから。 ' ∨i:i:/ ヽ ／ ＿_ /≧､_ | ./i:i:/､ ´￣ /i:i:i/ ∧ | ,.:i:i:i/ ＼ ＿＿ /i:i:i/ ,.:' . 「違いますっっ！」 ／i:i:i/ /o ￣¨/i:i:i/¨´ } r‐'¨{ioi/ ￣￣￣｀ヽ /i:i:i/ , ; / __¨＿＿＿＿ ￣￣￣/i:i:i/ Y i あらあら。 { / ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨￣￣ ｀ヽ､ {i:o:{ .{! : ′′:::::::::::′:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::| |::::|::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::l::::::::::::::::::::::::::| |::::|::::::::::::: |:::::::::::::::::::: / |::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::|::::::::ｉ:::::::|::::::::| |::::|::::::::::::: |:l:::::::::::::::::::| |::l:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::|::::::::|:::::::|::::::::| |::::||::|::::::l::｣:L＿＿＿｣ |::|::::::::ｰ――‐l--:::::::::::|::|::::::::|:::::::|::::::::| 从儿川八从:::::::::::::::::｣ 八{::::::::::::::::::::_从:::::::::::::::|::|::::::::|:::::::ト､:: | （恥ずかしい……！） |:::l::::::. ァ竓苧芹ミ ￣￣ x竓苧 芹ミ￣ |::::::::|:::::::l i::| |:::|:::::∧ 人乂::ソ 乂:::ソ ﾉ |::l:::::|::::::｣〉/: | わたしったら……！） |:::l:::/::∧ ///// /////｀｀ ･ﾘ:ﾘ::: |／) /:::::| ｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|厶ィ^~／::::::::| | |イ｀¨¨|:::::::::::::| | |∧:::::::|:::::::::::::| | l/∧::: |:::::::::::::| | l }::::|:::::::::::::| . ＿＿＿|＿___ ___＿＿＿＿_| /￣￣￣￣￣ ／ --ｸ (ｰ‐ ｀ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ しまった。うっかりポロっと零れてしまった。 春夏も春夏で、ニヤニヤとでもしてくれたらまだいいのに、普通に肯定してくるので性質が悪い。 唯一の救いは、春夏にとっていわゆる普通の感覚なせいか、それ以上意地悪な追求をしてこないところか。 ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ,斗=ミ八{ }:;斗ミlハ:::|:::::::::::::.、 }::{八八{::{〃iｒ'.::::{ ヽ ﾉ'iｒ'.:::ﾘ Y川ﾊﾊハ:ハ とまぁ、ちょっと脱線しちゃったけど、 ﾉ人::::.ヽ 八 ゞ-┘ ゞ-ｼ /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} 研修はそんな感じよ。 （ ）:::::::ｰﾍ ' ' ' ' ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ (（:::::(＼込、 ｰ .ｲ::::::::::( 質問、あるかしら？ ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ 「だ、大丈夫です」 ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ／ _,::::::l＼=‐-z. ＿＿＿＿｣:::::::| ＼ そう。一応捕捉すると、 ／ ,∠ ＼:| ＼: ヽ: :ヽ : : :.:／|:::::::| ヽ 研修を受けると、基本料金の査定にも { /, -‐ｧ Y ｀=‐-=-‐=" 〉::::::〉ｌ } 影響するわ。最も、結果次第になるけど。 j´ 〈/ 'ニ |￣｀丶、_：|_＿＿__{:::::::{ ｊ/ ｊ { /ノﾆY | / {:::::::{ { イ { それも知っておいてね。 | 八 、 ＿__ ＿＿＿__￣/∨ | 〉 | / ∧ 丶 Y´ i | } ﾉ } ; { 丶 ＼ ｊ } | }/∠ } / ヽ{ :.＼ ＼ | 厂￣ 八 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 研修は基本料金の上昇にも影響があるらしい。基礎となる収入が増えるのはありがたい。 無論、研修を受けるだけではなく、受けただけの結果等が必要になるようだが。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' （でもよく考えないと。 :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' 仕事内だと、お手当が減る上に料金が必要だし。 :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' :,:::::､.. ! /// , ･ '::'i::::::::::::l::::' 仕事外だったらお金面はいいけど、 ∧:::::,ヽ. /// //,::::::::::,，:::! 準備時間が減っちゃう。 Vi::::::::､ ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l バランスが大事ね） |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 準備に使える金銭や、準備時間を考えたら、おいそれと研修ばかりというわけにはいかない。 よく考える必要がありそうだ。 【システムメッセージ】娼婦の研修が可能になりました。今後、娼婦パート開始前に選択可能です。 【時間内の研修】：『報酬判定ダイスの最上数値のダイスを振ることができない』 『30円必要』 『成否判定に成功した場合、娼婦の手管カウンター+1、失敗でも+0.5』 『娼婦パートにおいて、売春シーンが研修相手との性行為になる』 【時間外の研修】：『フリーパートの一枠を使う』 『10円必要】 『成否判定に成功した場合のみ、娼婦の手管カウンター+0.5』 『一部例外を除き、練習シーンの描写は行われない』 ,. -=ニ､ﾆ=-.、 ...-‐…＝≠＝=-ミ:::＼:::::.＼ -‐':┌‐‐-::::::::::::::::::::::::::::::::`'く::::::::::::::.、 _ ∠ﾆ=‐::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::.＼:::::::::::';::::::::::::::::. ,|:::::::::::::ｉ「`Ｖ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::}::::::::::::::::::. ……あ、そうだ。 「::|:::::::::::::ｌトミﾐ|::::::::::::|:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::;:::::::::::::::::::. |:::l:::':::{::::八 |::::::::::::|:::::i::::::::::::::八::::::::::ハ:::::::::::::::::| |::::::{::八:::-‐＼ ､::::::-‐‐-ミ:::::::::::::::.∨::/::::::'::::::::::::::::| 「？」 . |::::::{::::::!iヽハ:::} ヽﾄ､:トヽ:::､｀:::ｉ::::::::.∨.:::::::::}:::::::::::::;ﾞ ﾉ::::::{:::::八ｊｘ=ﾐﾉ 八斗＝ミ ＼|::::ハハ::::::::':}::::;:::::/ . 〃!::::::{::::::::::《 Ｖ::} ﾚ'.::ﾊ 》 }:/´ 「う::::/::ﾉ::/:::/ せっかくそういう話が出たんだし、そうね。 {八:::::{:::{::::::ゝ..ツ ､::ツ / 〉 ﾉ, ﾉ:::イ::/{::::{ { (ヽﾊハ::::∧ ' ,, ／ ｨ:Ｔ:爪::( 人{ ):ﾉ ヽ＼ '::i ｛ヽ. __ 、 `Ｖ::}::ヽヽ )(´ ヽ／ ,ｨ_) .イ Ｖ⌒)八 { -‐ヽ=≦:::::ﾉ ＼ ) -‐ｖﾍハ ` ≠…==‐- ∧ ｒく } ､ｊ ／ ／ ﾉ ｀ヽ _{ } `Kﾞ ‐‐- ／ ／ ／ / i / ﾉ::.＼ / / ／ . { / ∧:::::::::`::ｰ----/ /'" ＿,. - ､--- 、 ＿＿＿,.-‐:::／:::::::::::ヽ:::::::::::＼ . /´.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::丶::::::::::::＼ . !:::::::::::::::i´::::::: ﾄ:ﾄ､:::::::::',:::::::::::＼::::::::::::ヽ i::::::::::::::::i:::::::::::ｆ`"ﾍ:::::::::i::::::､ ::::::＼::::::::::::.. j.:.:i.:.:.:.i.:.i.:.i.:.:.:.i }.:.:.:.:}:.:.:.:.ヽ.:.::::::＼::::::::::. . /,::::!:::::::i:::i:::i:::::::i !::::‐ハ､--::',:::i::、:::、::::::} //.:::i!:::::::ｉ ;i斗‐‐{ ､:::/ ,⊥＼:::i:::rｧヽ:::ヽ:/ .:::i::::::il:::::::〈:::八;ｘ=ミ、 }ﾉ〃于ミxヽ:ﾊﾍ｜:::｛ 黒猫ちゃん。 !::ﾊ::::{ヽ::ヽ:::iY´〕 ::ﾊ ′ 廴::_ﾉУ/ノ人:::::＼ ヽ、ゝＶ:ヽ:::ｰﾐ ゞ-‐′ , , 厶ｨﾞ:::::|ヽ:::::｝ ちょっとお願いというか提案というかがあるんだけど、 /.:::/.::{::::｀:一 ´´ ′, /.::::ﾘ :::::!ヽУ いいかしら？ !::::ﾊ::::ﾄ､ヽ::込. ｀ ｨﾞ/.::/}::::::ﾉ ﾉ i:::{ ヽ! ヽ｀ト､:＞- 、 __ . ´ !ﾊ:/.ﾉ／ ヽ′ ｀ヽ ヾ ヽへ;ﾊ | ′´ 「な、なんでしょう」 ＿_,.. 斗 ト､r-- ､ _,. r‐j´::::::| ､__,.-､ _〕:::::::ト､ / ｀ i :::::::|ｧﾝ′ ｰ-､ニ´-i::::::::!´ ヽ、 あ、ううん。難しいことじゃないの。 . / ! :::::// i__,,..イ:::::::! ヽ、 iヘ. ｉ :::〈 ′ } | ::::::| 〉 } ＼ ,!'⌒｝ ノ---| ::::::| ｉ ／ | .′ У込.ﾝ ／ ｛{こ}｝ :| ／ | i |/ rｧ′ ,:´--―--､ ｰ‐ﾍ. /′ .′ ! ⊥ﾝ′ / i ｀i | | .′ ノ く ′:! ″ ﾊ | ,′_,ｨﾞ ヽ、 ,.ｲ ｉ! ,″ /} } 丨 . 〃i 、 ｀ / i; ,″ / i | ,′| ヽ .::/ !:; ,″.:′i | ! ' ｀ ー 辷＝＝キ＝＝='' | ／ | :. ィﾞ: ::. !:::. ::. | ／ ヽ ､＿__／ ヽr―一=ｧ=r￢ト===ー i〔＜ / じ=､＿ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、 ｒ-､ . /IⅣ::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::X ヽ}}、 /IⅣ::::::::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::::::::..,ﾉヾ /::Ⅳ :::: :::: i:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::,＾′ . ,′|i|::::::::::::: |::::::::ｉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::::::::i::::::::i ,::::: |i| ::::::::::: |::::::::|:::::::::::::::::i!::::::::::::::i!::/!:::::::::::::::::::: |::::::::| .::::::::|i|::::::::::::::|__,,,..!＿＿＿jｉ＿＿__ｊｉ/ | ::!:::::i!::::::::::| ::::: | 「今日、研修、やってみないかなって」 i::::::: |i|::::::::::::::ｉ {{ んr'うト ＼_,, ､ｊ__ｊ＿ｊi＿ｊ__ｊ__｣V | :: /＾|::::::::::::::| 弋::::ソ ,ｲr'うト,,. /::::: i |::::{ | ::::::::::: | ﾋ::ソ }} .::::::::| え？ |:::::ゝ._＼:::::::: | ///// , ．.:i::::::::| | :::::::: ｀ｰ＼::八 ///.::::|::::::::| | :::::::::::: ｉ:::下、 u {.:i::::| :::::::| | :::::::::::: |:::::| ::... ､--‐ _, 人|:: |^)八| | :::::::::::: |:::::|__ ＼ ￣ ／:::::::::::| |/::::::::::: |:::::|。｀ヽ__ 丶､ ,..イ::::::::ｉ::::::::| / ::::::::::::_|:::::| 。｀ヽ__＞ _,...:＜}::::: |:::::::::|::::::::| 〃⌒ー､-.'＿::::::／/::::/＼ 。｀ヽ ,r'＾}:::::::::::|:::::::::|:::::: | :::::::::::::::::::ｰ､ ＼:∨:::/ ＼ ノソｰくi:::::::::: |::::: /!:::::::| ::::::::::::::::::::::::乂 。ー ' ＼ ／｝（｛ 仄_}｝:::::: |:::://::::: ﾉ ::::::::::::::::::::::::::::乂゜。 X 人弋辷ソｊヽ_::|:/厶'⌒ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::: 乂゜。 ./ ヽー‐'＾､ ＼｢:::::::::::::::::＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂゜。 / ｉ ＼ } ヽ ＼::::/::::::::::: ＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 乂゜。 / V ∨ ∨::::::::::::::::::: , -rヘ、 ...-‐……‐- .... くヽ_ゞﾍ ゝ、 ,..:."´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀{ λノｰr' . ,rヘ、 ／::::::::::::/:::::::::::::::::::::::l::::ヽ::::::`マ弖ゞ' r〈∨〉У::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::: l:::::::‘::::::::::::V》:::.. {K/r'/:::::::/:::::::/::::::::::::::::::::::::::: ﾄ､::::::‘ ::::::::::V》:::::. . Ｖ_,/:::::::/::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::| l_:::::_|:::::::::::: V》:::::. ,′:::: !:::::::::| l:::::::::::::::::::::: ,斗=ミ |:::::::::::::: V》::::: ,':::/::::::|!::::::::l ｰ''"´￣ｨ´トrj } i｝ |:::::::::::::::::l::::::::: . i::/:::::: 」ー,斗=ﾐ 乂ソ ' ・|:::::::::::::::::|::::::::: い、いえあの、今からというのはちょっとその、 . l:レ'"ﾊ 〃ﾄrj } ^¨´ |:!:::::::::::: ﾊ :::: ｉ 持ち合わせというか、手持ちが厳しいというか…… 从::::::::::. {{ V_ｿ ''' 从::::::::::/ﾉ}:::::::| . ｀7::::::.｀ ＾¨´ ヽ ｀￣ ノ::::::::| . /:::::::::} '''' u rー:'´:::::::::::::| . 从::::爪 u _ -‐ 厶ィ::::::::::::::::: | ｀ヽｌ::::... ´ ／ l:::::l::::::::::::::::::::| ｀ |:个:...... イ⌒⌒Y:!:::::::::::::::::: | ＿ |:::l::::::::::l｀::::ー:.:.: ´ ,ノ∴∴人:ノ⌒ｰｧ_／:.:.:.:.'., |:::l::::::::::l::::::rﾍ} ノ∴ ／i:i:i:i:i:ｉ:・ノ /:.:.:.:.:.:.:.:.:', |:::l::::::::::l:／ヽ：Ｖ=== ／i:i:i:i:i:i:i:・ノ:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', ／｀ヽ了ー―/⌒YY⌒Y ／i:i:i:i:i:i:i:i:・ノ:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.} . /:.:.:.:.:.:.｛・i:i:i:i:i:{ゝζψζ〉i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:・ノ:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| /:.:.:.:.:.:.:.:｛・i:i:i:ｉ:i:ゞ=≦≧ソヽ:i:i:i:ｉ:ｉ:・ノ:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. | ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:｝i:ｉ／ // ﾉ ヽ ＼:iノ:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ... {:. :.:.:.:.:.:.:. |:У ﾉﾉ＿ノ⌒) ゝ ノ:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.ﾊ:l . ___l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:ヽ）ｰ'ｰ'ヾ ヽ ー' ヽ:.:.:.:. {ー=彡:..:.:.:. （・ω・） 》:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:У ﾉﾉ ヽ 〉:.:.:.:У:.:.:.:.:.｀ヽ:.:.:.:.:.:.:/::ﾟ， 《/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:く（｀ヽ // ＿ _}_,ノ´:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:/:::::::ﾟ， {:.:.:.:./｀ヽ:.:.:.:.}:.｀´:ー‐'/ｰヽー':.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ー‐'::::::::::::ﾟ， . ヽ:.〈:.:.:.:.:.:､:.:{:.:.:.:.:.:..:.:ﾉー―＼ :.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::::ハ:::::::::::::::ﾟ， ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ なぜ春夏がそんなことを言い出したのかわからない。事前連絡が必要なはずなのに、可能なのか、という疑問もある。 だがそれ以上の懸念は、今は本来、仕事中ということだ。つまり研修はお高い方になる。 30円がないわけではないが、これは明日の探索用でもあるのだ。考えなしに消費できるものでもなく、 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 丶:::／::::::::::::::::::::`ｰ―丶===` 、 . ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰー==` . /..:::::/::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ== /:::::::/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ . /:::::::/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . /::::::/::::::::::::/::::::::::/l::::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: ' ､::/＿_:::::/::::::::::/ :l::::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: |::::::::| "'''- ．/ i::::::::::::::::::l::::::::::::::i:::l::::::::::: （それに、心の準備もアレだし……） l:::::/.|..{价kﾐ_. !::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: i::::{ { ﾋｚﾉ ヾ ~""''' ‐- ．..,,_|:::!:::::::::: i::::ヽ. 价ミk_ /:::::::::::: |:::::::!.//// ﾄｲﾍi ヾ /:::::::::::::: ｀ 'ハ 、 `一' ノ /::::::::::::::::: ﾊ u ////・ /__,,.. ．-‐ |:::＼ _. ,.-‐''"￣ |:::::::::＼ ｀ .／ ﾉ .／,～:::::::::::::: |:::::::::::::::`_-_―. / / ,～^ /^＼-― |:::::::::::と＿__ ＼/ /~^ / }::::::::: /￣::::こ_. へ ＼ ./ / /^::::::::: ./:::::/ {_,ヘ ＼ 〉} ／ )::::::::::: .|:::::( / /_〉／ /^::::::::::::: .|:::::＾＼ / / ／ )::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ それに何より、心の準備が出来ていない。仕事中の、と言うことは、講師のいる研修だ。 新人研修の、あの目も眩むような快楽――あんな内容なのかどうかはわからないが――あれを耐えようと思ったら、 それなりに覚悟を決めなくてはならない。 _..........._...........__ ,＿::´:::::::::::::':::::::::::::::::｀:::..､__ _..:::/::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::￣｀:､::＼::..､ /.:':::|:::::::::::::::::::::M/M:::::::::::::::::::ヽ::::;:､::l .:'::}::::;:::::::::l|::::::::}::{ '::: |:::::|::::{:::::∨::}::| |:::':::/:::::: /|l:::::::;:∧ {::{::|:::::|::: ∨:::∨:}:. }/::/::::;::::'_,|}-:/},ｲ:| ｨ-{--!､::::∨::,:Ⅵ:::.､ /:::/:::;::|:::|::::// / {::{ }' ＼}::{::::::ﾄ,::|､:,:::::::} ..:':::/:{:::|::|:::|:/ｲ＿ 从 ＿从:::::}l|:}､::∨,' {::::/{:∧::::{::从 ´￣｀ ´￣｀ }:://}':::}::|/ あ、ううん違うの。そういう意味じゃなくて。 乂{ |{ }､:|＼::} , ﾑｲ:/ ィ|∧ } ﾘ /' ＼:::}ﾑ _＿ .'::(::{ /j{ } / }:ﾉ:个::... ｀こ´ ..ｲ::/ ＼ / ／ 从::}::＞ _ ＜|::从 ( /ｲ,ﾉ 乂 } ,ィ7r ´ ｀ ､- ､ , ´/// ｀¨¨ -､ ,..--― ' }//|｀ ､ /´ {//!､ ,.|//| ｀ 、 /⌒ 、 |//} ＼＿＿＿＿＿__,／ {//{ ∧ , ::. |//| ｀ ､:::::::::::::::／ |//| / ／ } { Ⅵ//j＿＿ ｀o｢￣ |//Ⅵ,: | | ｢|(_)/| ｀ ―┴― ´ ￣}/(_)|/ :. | / ￣´ ￣´ ヽ } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏は、パタパタと右手を上下に振った。微妙におばさんくさい仕草。もちろん口には出さないが。 ＿,...--....._ _＿ ,.ィ::::⌒ヽ::::/ヽ:::::::｀ヽ､-ﾐ､_ ,...:,'::::::::::::::::::∨:::::::＼:::::::::::＼}:｀ヽ ／／:::::,::::::::::::ﾊ/i}::::::::::::＼::::::::::ヽ:::::. {/:::: /:/::}:::::::/Yi{/:::::::::::i::::::ヽ::::,::::ﾑ:::::. /:::／:/::/::|Ⅳ /:::,::|::::::|:::::::::∨:::::::ﾊ:::::.. ,.:'／:／-/-､!::| /:'::::|::|::::::|:::::::::: ∨::/:::!::::::i /:/::::/::::::/:::/:i:::| }':::__|::{::::::|::::::::::::::∨::/}:::::::} {/I::::{::::/仆芹､:/ |ﾊ::/!::|｀ヽ､::::::::::::}:∨/::::::/ )' {:::ﾄ::{从弋(ﾘ' !/'ィ斥ミ､ﾊ::::::::::/}::}:'::::::, ヽゝ//{ :.:. / 込zｿﾉﾑ::::://:::|:::|:::{ これから、教える側をしてみないかってこと ／ｲ:人 ｀ :.:.:.:. /' /イノ:::/::::|:::| /' ）::}:＼ ﾏ::ｧ ィ /7´:／:::::人::. /'__|从{ヽ ＿.... ´ /::{::::::::::／ ）:} _／´/i:i:/￣´ } {:::ﾊ::::::/ /ｲ ハ /i:i:/ ､ .ノ / ヾ }:从 ' ∨i:i:/ ヽ ／ ＿_ /≧､_ | ./i:i:/､ ´￣ /i:i:i/ ∧ | ,.:i:i:i/ ＼ ＿＿ /i:i:i/ ,.:' . ／i:i:i/ /o ￣¨/i:i:i/¨´ } r‐'¨{ioi/ ￣￣￣｀ヽ /i:i:i/ , ; / __¨＿＿＿＿ ￣￣￣/i:i:i/ Y i { / ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨￣￣ ｀ヽ､ {i:o:{ .{! : _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| え、ど、どういうことですか？ {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ __,.-r-- ､―-‐,.--､ ,..:-:｢／:,:/:::::::::::::::｀´::::::::￣|-､ /:::::／:／/:::::::::::::::r､:r::::::::::::::V:} .':::::::':::::::::/:::::::::::::: ,:|-' |:::|:|::::::::V |:::::::|::::／:::::/::/__/::} |:::|:|::::::::::＼ {:::;::::V:,:::::::/イ/}::{:/ }:T:lヽ::V:ヽ:l V:::/:/:{::: |ィﾁ斧ﾐ ｨ斧､}:::::}:::}ﾘ ／:/{:::{从:::{ Vzﾘ ﾋｿ /:::/:/ 実はね、今日急遽、新人さんが入ったのよ。 {:::::,:::乂::､_＼ u ' 彡ｲ:/ 乂:{:::::ﾉ:/:::VI ､ r::っ 人(:{ ちょっと断りにくいところからの要請で、 }ヽ:{∧:ｲ:::| ｀ . ィ ＼ 朝のドタキャンもそれが原因。 ｀ }'_ ノ ｀｢ }/ , - く/∧ ＿_....＼ 乂_ で、その娘の研修を今夜中にするんだけど…… / ∨∧＼----- ､´__＞ ､ , ⌒＼ ∨∧ ｀ ー---,＿_|//|ヽ / 、 ＼/＼ ＼o}} }//} l , ヽ }//}＿＿__/' V∧ | 、 | ｢＼｣ ｀ ー}//} 、 | V | ＿＿__｀V ｰく ヽ ,: ,: | | ―- , ヽ | / ＼ / ,: | | } | , ＼ , ／ / / ,: 人{ | {' / / ／ / , ＼ ､ ヽ 〈 イ /イ } __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i もしかして、その娘に……？ l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i |l , ' ´ _.'_／::::::::l 「そう」 |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l |::ヽ こ二つ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: . ∠´ .::: ::: :: :￣: ｀ 、 ／.:::::::::/⌒＞ 、 .::::::: :: ´≦ ≠─┐ ／／⌒／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 r「 .::/.:::::::/ .::::: ::::::::::: ﾄ、.:::.ｨ! :::::::::::::::::::::: |::ﾄ、 i:| :: |.::::: / .:::::::::::::::::::: |ハ://}.::::::::::::::::::::::: |::|∧ ﾉ:ｌ :: |.::::/.::::::::::/ .::::::::: |´｀¨´ﾘ .::::::::::::::::::::: ｌ::|::::i /.:: |.:::ﾘ::/.::::::::: /:/::/ :::: l / ｌ::::::::::i :::::::::: ｌ::ｌ::::| {::::ｌ:|::/:/.: :::::::::/:/::/i__:::!:| |::::|::::::::::l :::::::::::从::::} 从lﾘ/:/:// !:::/7´/::ﾉ! ｀ｌﾉ ｌ:::「:::::｀ﾒ、:::::::(::ハハ 人::/:/!:!:::|/ .ｨ升芹ﾄ.: | l|::ﾑﾃKﾉハ.::::::}::::::i: ∧ 本当はすずかにお願いするつもりだったんだけど、 ))::ｌ:i从:人 入 .__i::| 从 ﾉj|r'__i:j「 Yﾊ:::::|:::::j:/:∧ せっかく黒猫ちゃんが研修の話をしてくれたから、 ／/::ハへ } ヽ `ー' ゞ--' /:!::l:::::l::::ﾘ:::/:::} どうかなって。 (:::/⌒}::i:＼从{ /j/j/j/ , /j/j/j/ｲﾉ!:ﾘ::::ﾘ:/ﾙ'}::ノ )' ノ:ﾉ::}::li:::::＼ /!:::ﾉ/:::/::( (:: ( ﾉ:ﾑ＼:::::＼ ( ﾌ . イ::::Y:〈:::〈::::::) ヽ.:) ⌒}::ﾉ:):::::|._＞ ._ . ィ ::: 人:: | )::::)´ }ｲ彡':::| j⌒}ｊ )ﾉ (⌒´ ,ｨ升レ' ´ ＼ _ ／|:::::::| 「 ＼ ／ l|:::::::| ￣ ｀ ＼ .. - ─ |::::::::「＼ じ=､＿ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、 ｒ-､ . /IⅣ::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::X ヽ}}、 /IⅣ::::::::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::::::::..,ﾉヾ /::Ⅳ :::: :::: i:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::,＾′ . ,′|i|::::::::::::: |::::::::ｉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::::::::i::::::::i ,::::: |i| ::::::::::: |::::::::|:::::::::::::::::i!::::::::::::::i!::/!:::::::::::::::::::: |::::::::| .::::::::|i|::::::::::::::|__,,,..!＿＿＿jｉ＿＿__ｊｉ/ | ::!:::::i!::::::::::| ::::: | i::::::: |i|::::::::::::::ｉ {{ んr'うト ＼_,, ､ｊ__ｊ＿ｊi＿ｊ__ｊ__｣V い、いえ、無理ですよ！ | :: /＾|::::::::::::::| 弋::::ソ ,ｲr'うト,,. /::::: i |::::{ | ::::::::::: | ﾋ::ソ }} .::::::::| そんなわたし、 |:::::ゝ._＼:::::::: | ///// , ．.:i::::::::| まだ入って１０日も経ってないんですから！ | :::::::: ｀ｰ＼::八 ///.::::|::::::::| | :::::::::::: ｉ:::下、 u {.:i::::| :::::::| それにわたしの話しって、 | :::::::::::: |:::::| ::... ､--‐ _, 人|:: |^)八| 受ける側の話だったじゃないですか。 | :::::::::::: |:::::|__ ＼ ￣ ／:::::::::::| |/::::::::::: |:::::|。｀ヽ__ 丶､ ,..イ::::::::ｉ::::::::| / ::::::::::::_|:::::| 。｀ヽ__＞ _,...:＜}::::: |:::::::::|::::::::| 〃⌒ー､-.'＿::::::／/::::/＼ 。｀ヽ ,r'＾}:::::::::::|:::::::::|:::::: | :::::::::::::::::::ｰ､ ＼:∨:::/ ＼ ノソｰくi:::::::::: |::::: /!:::::::| ::::::::::::::::::::::::乂 。ー ' ＼ ／｝（｛ 仄_}｝:::::: |:::://::::: ﾉ ::::::::::::::::::::::::::::乂゜。 X 人弋辷ソｊヽ_::|:/厶'⌒ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::: 乂゜。 ./ ヽー‐'＾､ ＼｢:::::::::::::::::＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂゜。 / ｉ ＼ } ヽ ＼::::/::::::::::: ＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 乂゜。 / V ∨ ∨::::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 多少慣れたとは言え、まだ新人同然の自分に、誰かを教えることなんか出来るわけがない。 それに、新人研修と言うことは、確実に先ほど自分で考えていた『あの快楽』を自分が与えなければならないのだ。 あの時のすずかを思い出せば、自分では代役にもならないことは明白である _.......:::::::´￣￣≧=-､ _,.＿:´_:::::::::::::::::,..---､:::::::::::｀:::.､＿ ,./::::::::::::::::｀::::::::::´::::::::::::::＼:::--::､:::＼::..､ /::|::::::::::::::::::::::,:::::,ｨ::::::::::::::::::::::＼:::::::'.:::::ﾊ:::l .'::::|:::::::::::::::::::::{ﾐY∧:::::::|::|:|:::::l::::::＼:::{::::;::|::| }:::::}::,:::::::::::::}:::∨´ {::|:::|::|:|:::::{:::::::::::::::∨::}::{ /::,:'::/::::::,::::/::::!ﾑ ∨＿}:|__::∨::::､:::､::Ⅵ::::::､ /::/:::::::::::::|:_,l-:::|:|:| ﾏ､::从}＼}::､:::'.:::}:::∨::::::} だからこそよ。 .:'::/'::::'::::::::ｲ:::{从{_ﾄ{ } },ィ斧(_;ヽ|:::l|::;:､:::∨:/ |:ｲ {::::ﾄ､::::::|:ｲ｢笊_;ヽ Vｰ'り' }:/}/∧::::}::{ １０日くらいだったら、新人さんへの注意事項も { { ､::|∧::::{:ﾄ、 Vzｿ ｀¨¨ /' ｲ/::|:}:/::::. よく覚えてるでしょう？ | ｀ Ⅵﾘ ､:从ﾑ :.:.: :.:.:.: ﾑイ:::://'＼::{ { }' ﾉ:∧ ｀＿ ｲ/:::{::｛ ＼､｀ヽ それに、最初はどうすればいいか、っていうのを、 /::ｲ::个::... ｀こ´ ..:: |{::从｀ ＼ ﾉ 本当にリアルに伝えることも出来るわ。 {/ {∧{ヽ} }＞ _...イ !乂 } 乂 ) / /} 乂__ 実技については確かにすずかの方が上手だけど ,.ィ＞ ´ }/＼ 『基本的なこと』さえ教えてくれたら、それでいいから。 ,.. --rr‐ ／/／ |///|｀¨＞- ､ ／ 乂////- ､ ＿_＿.....::j///j／ ｀:. / | //// ｀ ´¨¨ /// / ／⌒ヽ { ､ | //// ＼::::::.......＿＿＿_,ィ/// / ／ { | Ⅵ ,ｲ/// ､:::::::::＿...イ {// / / / : / } {///{ oT //// / / | } , ／ j/(_)/!----､＿_o_|＿＿＿{//ｲ {,/ : / / { / ｀￣ ´ 〃 |(_)/〉 | |/ , / ' ｢￣￣￣｀～'～―＝＝=､￣ ＼}l / { ! { {{ l }} } ,: ; / 八 ﾏ、 | || | / / _＿ ´ :::／:::::＞ ─ ┐ ∠ヌ´.::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::ト、 厂::／.::::::::::::::: __:::__:__::::::::::::::::::::::::::::::::::∨＼ ／::／.::::::::::／「.:::::::::::::::::::｀:: ﾄ、.::::::::::::::::::::::∨: i . ／:::::/.::::::::::／::::::| .::::::::::::::::::::::: |ハ::/ﾊ.::::::::::::::::Ⅵ| . / .::::::::i .:::::::: ｌ.::::::::::| .::::::::::::::::::::::: |}::ﾊ!::/l!::::::::::::::::::＼ 「で、でも」 ｌ.::::::::::::|:!:::::::: |.::::::: ﾘ .::::::::::::::::::::::: |´~~¨｀l|::i::::::ヽ:::::::::::ヽ |::::::::::::从.::::::::|.::::::/.:::::::::/::/:::::/:::::| N:::::i::::i .:::::::::: . |::::::::::::: ハ:::::ﾘ::::/.:::::::: /::/:::::/ __:::〉 Y´ﾊ: | :::::::::::::i 引き受けてくれたら、そうね。 . 从 .::::::::::::∧/:::/:::::::::::::l::/:／「 :::::/ ﾉ.ﾑﾊ !:::::::i!:::ﾘ 人 .::::::::':::/:::/::/:::::::::::l/!k.::::j/::八 v'⌒ |ﾉ::::::ﾙ' 【今夜の４コマは全部私が買うわ】。 ヽ.::::: /:::/::/:{ ::::::: 从. Nﾉ _こ "" !:::／〈 }::::/:::/::/::∧:::i::〈∨ヽx'´ ｀ i::{＼:∧ チップはつけられないけど。どう？ /::/:::〈: 〈:::入 ＼:::＼ "" ' /:ﾉ 〉:::〉 . 〈::〈:: :: ﾊ::::ヽ.:::＼ ＼ _乂ト、 __ , . ｲハ 〈:::〈 ):::)/Y:::}::(:: |::i::::ハ´＼ ∧ﾊ ／: ﾘ{::::! }ノ 「！？」 (／ .jノ⌒)ﾉ:ﾘ:〈::ﾉ! ` i ∨ヽ、_ _(::::( ﾉ:::( ／´￣ ＼へ ﾉ .| / / / jｧ': ﾉ ⌒ ／ ＼＼ ー - ∨ ! i ∨ / ／´￣＼ ＼＼ ∧ ∨7「::::::「⌒ヽ /' ヽ }:::∧ / ∧ }//!::::: | ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 悪魔のように優しい笑顔で、春夏が言った。金で心揺れるのもどうかと思うが、魅力的な提案である。 言ってしまえば今夜はチップを除いた部分の【最高報酬が約束される】ことなのだから。 対価としては破格と言って良い。 |:::::::::::::::::::::/::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::l:!:::::::::::::::!:::::’. |:::::::::::::::::::':::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::l::!::::::::::::::::::::::::i |:::::::::::｡+･:::::::::':::::::::::├‐=ﾆ=s｡:iVi::::::::::::::::::::::::/}:i:::::::::::::::i:::::::::l |::::::::/ !:::::::i::::::::::::::ｌ .ュ．_ ¨`' ゝ､::::::::::::::::/ 从::::::::::::::!:::::i:::! l::::::::{ ::::::::l:::::::::::ｉ::! 了示(¨ﾟヾ ＞- '.-/￣`::::::::/::::,'リ !::::::::h. l::::::::l:::::::::::l::ｌ .乂_少 ｭ．＿¨7─'ヽ/ . i::::::::::::ヽ ー ､:::::::::::l::! 了示' //::::::::i´ で、でも、なんでそこまでして、わたしに？ . l:::::::::::::::::::ーt ≧s｡从 .:.:.:. 弋ソ /::::::/ﾘ l:::::::::::::::::::::::::l∧ , .:.:.: ･:::::::/:/ すずかさんの方が、 !:::::::::::::::::i:::::::l ヽ u /:::／:/ 絶対に間違いないと思うんですけど。 . /::::::::::::::::::l:::::::!､ ih.、 , -､ ..:′ヽ:/ /:::::::::::::::::::::!::::,: `¨ヽ_ 个o. ゝ ノ ｡o个 . /::::::::::::::::::::/i:::/ i__ 〕iト． _ .｡s≦i::::::::! /:::::::::::::::::／.:／ i_ .,r' / 〕iト．__!＞─ ､ . /:::::::::::::／ ,ｨf ＼ li / /.::.::.::.::.::ﾟv __,.-r-- ､―-‐,.--､ ,..:-:｢／:,:/:::::::::::::::｀´::::::::￣|-､ /:::::／:／/:::::::::::::::r､:r::::::::::::::V:} .':::::::':::::::::/:::::::::::::: ,:|-' |:::|:|::::::::V |:::::::|::::／:::::/::/__/::} |:::|:|::::::::::＼ {:::;::::V:,:::::::/イ/}::{:/ }:T:lヽ::V:ヽ:l V:::/:/:{::: |ィﾁ斧ﾐ ｨ斧､}:::::}:::}ﾘ ／:/{:::{从:::{ Vzﾘ ﾋｿ /:::/:/ {:::::,:::乂::､_＼ u ' 彡ｲ:/ 乂:{:::::ﾉ:/:::VI ､ r::っ 人(:{ ……その新人の娘さんだけどね。ちょっと事情があって、 }ヽ:{∧:ｲ:::| ｀ . ィ ＼ 最初にあんまり開発されても困るのよ。 ｀ }'_ ノ ｀｢ }/ , - く/∧ ＿_....＼ 乂_ / ∨∧＼----- ､´__＞ ､ 「はぁ……」 , ⌒＼ ∨∧ ｀ ー---,＿_|//|ヽ / 、 ＼/＼ ＼o}} }//} l , ヽ }//}＿＿__/' V∧ だけど、その、 | 、 | ｢＼｣ ｀ ー}//} 、 | V | ＿＿__｀V ｰく ヽ ,: ,: | | ―- , ヽ | / ＼ / ,: | | } | , ＼ , ／ / / ,: 人{ | {' / / ／ / , ＼ ､ ヽ 〈 イ /イ } __,...::――::::::.......__ ／__:/⌒＼::::::::::,---┴ ､ r:T::::|:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::ヽ ':::|:::/::::/::::::::::::ﾊ::ﾊ:::::::::::::::::: ∨::} , |:::∨:::::':::::|::|::::| |::::|:::::::::::::{:::VI /::|:::/:::::/:: /__ノﾊ ｛､_|__|:::::::::∨::､ ｛::::|/::/:/:::/|´/:/|:| }:::|､:|｀V::::::V､:＼ ｝:/://:|:::::|ｨﾁ斧从 /ｲﾌ斧ﾐ|::|::::ﾊ ｝::::) /::{ｲ::{::八::{ Vzﾘ ﾋzり '}::|::ﾊ:|/／ {::::ハ:V:::､＼ , /:ｲ'::::ﾘ:｛ すずかの好みなのよね、明らかに。 ヽ ｛:｛ヽ::}込 __ 人::/｝::/}:/ ⌒} ｰ､｝::::::r ィ:::::::｛ /:ｲ｛' 一応、手加減するようには言ってるんだけど……。 / イ}| ｀´ |⌒)/ {' r＜ ´ ｀＜r-､ ＜|::::{ -､__ ､ ,. -- }::::|＞ ／ |::::|、_＿＿＿＿_ |::::| ＼ ,: |::::| ＼: : : : : : : :／|::::| ヽ | 〈:::〈 ｀ -r ´ 〉:::〉 |⌒＼ r}O:}⌒＼＿｡{＿／｛O:{､ ／ ⌒} | ＼/ ￣ / ￣/- ´ ∧ | { r=====≠==＝=r / / } ／ | || l l ||{ / { ＼ 人 || ::. | ||V ｲ ｝ ＼＿ ＼l }} V {{/ / ／ / / -==￣＼ ｝ ､､＿_}＿＿＿{{| ／ｲ / /| ｝ ￣￣｀¨¨ヽー-､_＼ ／ ／⌒つ､ ､ /´ } ＼ ｛ / ｀¨￣｝ ＼ { / }¨¨ -' イ ｀ _／⌒/ / ノ ー'/＼_イ＿＿__／--r---r---=≦ 〉 , / /:::/ |::::| r_´ ( / ∧ / | |::::| |::::| 〈､＿ ｰ'＿／ / ,: |::::| |::::| 〉 ｛ / T´ ￣ ｛ / | | ｀ T - T｢ | | | { | | | | l | | | |＿＿＿ | l / V |::::|:::::::::::::------r---:::::::{ '. __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i あー…… |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l |::ヽ こ二つ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ それは、アレだ。志津香も冗談めかしつつも、恐ろしげに言っていた。体力のあるヒナギクも、ふらふらになっていた。 瑠璃自身も――すずかの好みだったのかどうかは知らないが――アレだけの快楽に晒されている。 そしてすずかは割と直情気質である。春夏にして「すずかの好み」と言われる娘を前に、どこまで自制が効くだろうか。 ,. -‐=::::::::::::::‐-ミ ／＞.:::::｀`丶､::::::::::::＞-‐=ミ ,∠／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ,..イ::::/.:::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ﾄ､ {::::{:::/./,::::::::::::::::::::::::::|∨/}::::::::::::::::::::::::::ｌ::| ∧::∨//.:::::::::;::::::::::::::::｢｀ﾞ７.::::::::|:::::::|::::::::|::| . ;::::∨//.:::::::::/.:}:::::::::}:::ｊ ':::::i:::: |:::::::|::::::::|::| {:::::::/.'::/.:::::/7ﾌ.::厂{:::' {:::T|￢ﾄ､::::l::::::人| い::i:{:::{::::::/ ;ｲ|::/_,八{ }::八 ﾊハ:::|:::::::::::::.、 だから黒猫ちゃんさえよければ、お願いできない？ }::{八八{::{ ,斗＝ミ ヽ ﾉ'ﾞ＝ミ、 川ﾊﾊハ:ハ ﾉ人::::.ヽ 八 /.::ﾘ::::ﾉ:}::}ヽ:} 私もすずかのことを信用してないわけじゃないけど、 （ ）:::::::ｰﾍ.u ' ｰ=彡イﾉ ﾉﾉ ﾉ どうも不安で…… (（:::::(＼込、 ｰ ‐ .ｲ::::::::::( ） ヽ:;ゝ):::::| .イ::::ﾉ八::::::.ヽ ( （人:ｊ ｀ ≦|:人( ｒ‐=彡' _ﾞ斗 '′ ､ _)__ ヽ ,ｒ‐=7.:::/ `￢:::.ヽ､ ／ .::::/ ‐- 、_ ﾉ -‐ |:::::::| ｀丶､ ／ _,::::::l＼=‐-z. ＿＿＿＿｣:::::::| ＼ ／ ,∠ ＼:| ＼: ヽ: :ヽ : : :.:／|:::::::| ヽ { /, -‐ｧ Y ｀=‐-=-‐=" 〉::::::〉ｌ } j´ 〈/ 'ニ |￣｀丶、_：|_＿＿__{:::::::{ ｊ/ ｊ { /ノﾆY | / {:::::::{ { イ { | 八 、 ＿__ ＿＿＿__￣/∨ | 〉 | / ∧ 丶 Y´ i | } ﾉ } ; { 丶 ＼ ｊ } | }/∠ } / ヽ{ :.＼ ＼ | 厂￣ 八 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏も、最初にあんまり開発されても困る、という制限さえなければこんなことを頼んでこなかっただろう。 そして今日、瑠璃が研修の話をしなければ、思いつかなかっただろう。色々な意味で、偶然が重なってのことである。 報酬も申し分なく、座学はなんとかなる。ただひとつ、問題があるとすれば、 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ′′:::::::::::′:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::| |::::|::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::l::::::::::::::::::::::::::| |::::|::::::::::::: |:::::::::::::::::::: / |::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::|::::::::ｉ:::::::|::::::::| |::::|::::::::::::: |:l:::::::::::::::::::| |::l:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|::|::::::::|:::::::|::::::::| |::::||::|::::::l::｣:L＿＿＿｣ |::|::::::::ｰ――‐l--:::::::::::|::|::::::::|:::::::|::::::::| 从儿川八从:::::::::::::::::｣ 八{::::::::::::::::::::_从:::::::::::::::|::|::::::::|:::::::ト､:: | |:::l::::::. ァ竓苧芹ミ ￣￣ x竓苧 芹ミ￣ |::::::::|:::::::l i::| |:::|:::::∧ 人乂::ソ 乂:::ソ ﾉ |::l:::::|::::::｣〉/: | （わ、わたしが、あの、実技を……） |:::l:::/::∧ ///// /////｀｀ ･ﾘ:ﾘ::: |／) /:::::| ｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|厶ィ^~／::::::::| | |イ｀¨¨|:::::::::::::| | |∧:::::::|:::::::::::::| | l/∧::: |:::::::::::::| | l }::::|:::::::::::::| . ＿＿＿|＿___ ___＿＿＿＿_| /￣￣￣￣￣ ／ --ｸ (ｰ‐ ｀ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 脳裏に、今度はすずかとの情事が浮かび上がる。この話はスル方の話だ。 つまり、あそこまでの快楽を与える必要はないが、あれを、自分が、誰かにする、というのは間違いない。 瑠璃の手で、誰かに、手ほどきをするのだ。 【選択肢】新人研修を行うか否か。 １：受ける 結果①：この後、新人相手に研修を行うこととなる。ゆえに、常連カウンターは上昇しない。 結果②：チップはないが、報酬決定ダイス目が判定に依らず、最大値になる。 結果③：百合カウンター+1 娼婦の手管カウンター+1 結果④：【ペナルティ：疲労：行動力最大値-1：休憩時の判定成功（難度：中）で回復】を得る。 結果⑤：溺れた微笑カウンター +1 ２：受けない 結果①：この後、通常の接客を行う。 結果②：理性+1d7 結果③：溺れた微笑カウンター -1 下5の間 1d100を添えて選択。1d100が選択判定値『1d100』に近い選択を採用（雑談除く） 選択判定値については時間経過または選択レスが出そろった後に決定する。 なお、前選択における結果により、１を選択したレスについては、選択判定に【1D10:7】近い値として判定する。 , - ､ /ﾉ_＾'^_)ヽ ｒl( )'Y ヽ｣ Y､└ ｀ '/) 今回の投下は以上となります。お疲れ様でした。 ヽ｀ ￣´ィ rイ: T｀ｒ´‐'l 12日目は、全体を通して、ちょっと会話が重すぎたかなぁ、と感じます。 /:::ﾚ/ノl, -べヽ､ r/:::/;;ｿ::::::::::/::::::| 朝のヒナギクから始まって、キノ、誠、木下、春夏……ぱ、パート以上に人、多い気が。 /:::::/;;/:､:::::|':::;:::::::) ,-､__ィ/:::::/;;;l:::::｀ヽ)'::/--ゝ´ ついでに言えば、レス数が肥大化傾向ですね。もう少し説明をぱぱっとするのも ｒノ , /::::/;;;/::::::::::::Y:::ｒ‐‐､! 考えたのですが、その『省略』に頭を捻り、結局まともに描写した方が (/ｸ, ／/:::::l;;;;;;|::::::::::::::rﾍ ヽ 早く作れることが判明しました。 l:::::::|;;;;;|:::::::::::::::::l::::ﾄ､ ＼rへ_ . l:::::::ﾄ､;;|:::::::::::::::::::l:::| ヽ _ ヽ_ まぁ、この辺りはもう、描いていって早さと内容を両立させられる拍子を へ、|ヽ｢::::::::::::::::::::l:::l ヽﾉﾌｒ'´ 探すのが最上かなぁ、と感じています。 .. T ヽト-､＿＿-､_」 説明分なしで『読ませる』人はホントに凄い……。 | ', | '. 'l ! ともあれ。 ヽ､ l | ヽ:: l | 次回はようやく、エロスシーンになります。 {:::::::::', } さて、どっちのシーンを描くことになるのか……その辺りは選択にかかっています。 /:::::::::ヽ l ぜひ、選択に参加して頂ければ、と。 , - へ、＿_」 } （＿＿_...､）ｺ ハ 今回も読んで下さり、選択して下さり、ありがとうございました。 ）-'´ ィ ,r--' ´/ 次回もまた、よろしくお願い致します。 | ￣｀ﾉ ヽ '´ 【1D100:33】 男に溺れさせたいが男相手の2だと溺れられないようなので１ 【1D100:72】 1【1D100:61】 1D100 【1D100:10】 おつー 【1D100:9】 アップお疲れ様でした。 1 でお願いします ｒ'￣i , - ､ ﾞ‐- ' 一日経過しました。多くの乙と選択への参加、ありがとうございます。 { } r'⌒', `‐-‐' r'⌒', !、_丿 選択については、ID等から判断して、 ◯ ヽ-‐' ＿＿＿ >>2482さん、>>2483さん、>>2484さん、>>2485さん、>>2486さん ｒ ⌒', ,r-‐' ､ ,-､__i'''ヽ､ が範囲となります。>>2485さんは同一IDでダイスを振っているので、 ‐-' ／ -:､. , -､ ＼ 有効と判断しました。 , ､ ,,／ '（ ）=（ ） '─--､,, というわけで、5名の方がすべて選択肢１を選択しましたので、 ,,r-─（＿） ﾞｰ≠ ヾ:ｰ'" ノ i⌒) `, 『研修を行う』 （ i " | ´ ￣ ,r‐ として進めていきます。 ￣つ ､__`＿´__, .､ ,r─‐‐'' 選択に参加して下さり、ありがとうございました。 (´ ¨¨¨¨¨,r──' 範囲外の方にあっては申し訳ありません。 ￣￣ﾞ'───--------‐' とはいえ、また参加して頂ければ、喜びます。当方が。 , - ､ /ﾉ_＾'^_)ヽ ｒl( )'Y ヽ｣ なお、>>2493さんのような場合、範囲内であってもIDが変わってしまえば Y､└ ｀ '/) 有効に出来ませんので、その場合は選択とダイスをまた振り直して頂ければ、と思います。 ヽ｀ ￣´ィ 文体や状況で同一だよなぁ、とかは思うのですが、何処かでキリを付けなければなりません rイ: T｀ｒ´‐'l ゆえに、ご容赦下さい。 /:::ﾚ/ノl, -べヽ､ r/:::/;;ｿ::::::::::/::::::| /:::::/;;/:､:::::|':::;:::::::) >>2483さん ,-､__ィ/:::::/;;;l:::::｀ヽ)'::/--ゝ´ 百合カウンターについては、上昇させすぎない限りは、男性にもきちんと興味が ｒノ , /::::/;;;/::::::::::::Y:::ｒ‐‐､! ある状態を維持しますので……。上昇させすぎたら、別ですが。 (/ｸ, ／/:::::l;;;;;;|::::::::::::::rﾍ ヽ 今回断ると溺れた微笑カウンターが減少する、という辺りを、 l:::::::|;;;;;|:::::::::::::::::l::::ﾄ､ ＼rへ_ もう少し描写すべきでした。 . l:::::::ﾄ､;;|:::::::::::::::::::l:::| ヽ _ ヽ_ ううむ……精進が足りない……クンフーが足りない……。 へ、|ヽ｢::::::::::::::::::::l:::l ヽﾉﾌｒ'´ .. T ヽト-､＿＿-､_」 | ', | さて、今回は投下が遅れたので、少しねじを回さなくてはなー、と。 '. 'l ! ヽ､ l | 次回にも、よろしければお付き合いください。 ヽ:: l | {:::::::::', } /:::::::::ヽ l , - へ、＿_」 } （＿＿_...､）ｺ ハ ）-'´ ィ ,r--' ´/ | ￣｀ﾉ ヽ '´ なぜ何度も私の夜勤と>>1の投下の日が被るのだ（血涙 せっかく変態紳士装備をエアコン込みで用意してたというのに しかし次の娘はどんな厄ネタ持ちなのか今からたのしみですなぁ（ゲス顔 事情を知らずに結果的にその道への橋渡をしてしまうという… _,.-―‐―-､_ ,ｨ',.'¨i/i,ｨ,i!､!ﾘヽﾞヽ ,'::i.､ '´′" ｀｀ .ゞ.i >>2498さん |::ゝi,.-､ ,-､__i'､.i 乙ありがとうございます。 _|/:::;::-:､. , -､ ﾞ､|.､ 当方の投下がやや不規則なので、その点、申し訳ありません。 （＾,iﾞ'（ ）=（ ）'´ｉ^） 安定させることが出来ればいいのですが、なかなかどうして……。 ヾ,|:::::ﾞｰ≠ ヾ:ｰ'" ,. i'ﾉ 投下後に見て頂けても嬉しいものですが、時間があえば、 i:`::::...::i " | ´ ,ｉ 是非リアルタイムで見てやって下さい。 ﾍ;::::;:;:.`¨¨´.. ､､ ﾒ そして変態紳士装備は季節との戦いです。つまりおしゃれ……！ i!il､:::.￣￣ .､/| |i!ili!i､.＿_._.メ"| >>2499さん ノi!ili!ili!ili!':::::::,' 'ﾍ､ 娘って言ってるじゃないですかヤダー。 _,.'ﾍ'､´::::::::ﾞヽ::::::::: / ｀ﾒﾍ あ、でも、秀吉は「男の娘」ですから範疇内……いえ、外……？ .;'´三三三≡＝========≠三三三ヽ. と、ともあれ、申し訳ありませんが秀吉くんではありません。 _,ｨ'"三三三三三三三三三三三三三三三三ヽ､ ﾉ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾍ _ -―― 、 ／ ／ﾚVヽﾄ､ﾄミ / / ｌ ヽ ヽ ｌ 冫 }_ ‐ニ、 /ﾐ . ￤ l＿rイo 冫ＦE)｝ >>2500さん ! /⌒f￣ヽご_"ノ ヽ} ……、……、…… ヽ ヽ ヽ _ } ｴ､ｴﾍﾍ……。 Y￣{; u ., ,.,丁 . ￤ ｌ;. ., ／￣ｌ √ ‐- _'‐- ._;.;.;. ;,./ ／ ｀ ‐ｧく￣77 黒猫は氷の微笑を浮かべるようです １２日目 フリーパート その８_,;;:一´￣￣￣￣｀ー:;;､_ /;;;;;'￣ﾉ!/|::/ヽ:::|､ヾ｀＼:::::ヽ ,i;;;;/::::::::::::::l':::::::::''::::::::::::::::ヾ;;:! ,!;;〔:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃 ! !;;;;;〕、:::::＿:::::::::::::::::;＿_:::::::::L ! 告知が遅くなりましたが、本日の22時より12日目フリーパート：夕を投下致します。 !:;':::::::￣::::::ヽ::::::::::/:::::::::｀::;;::''; ! !l::::::::, ' ⌒丶:::::::::':, ' ⌒丶 l! 今回は途中、選択肢がひとつ存在します。宜しければご参加下さい。 ,!=!ﾆ（ ）:⌒:（ ）ﾆ!=! ,ｒｲ:::::::丶＿,ノ/|:::;::' 丶＿,ノ ﾄ-､ 投下感覚は10秒～1分程度を予定しています。 ! ﾃ!:::;::::::::::::::::'::;|:'' !ｆ ,! ヽ､|:::ヽ::::::::::::::::| ,〃 !ノ よろしくお願いします。 !:::::::::::;;::;:, ,,` ′､､ ､ , ! ';::::::｀=ﾆニ二二ニニﾆ='′ ,ｲ ヾ , ,, ､､/,| `､,, " , ､゛､,ｒ'′ | _ ＼",;, ' ;; ､､ ゛／ ﾉ _ｙ':::::｀、 ｀ｰ┬--一'′/ ,ｒ'´::::::::::::::i、 ,ｒ'´〉 ,ｒ'´:::::::::::::::::::::::i、 ｡ ::::: * * ::::;;:::: ｡ o ｡ o ﾟ ﾟ ::::: ｡ ｡ ｡ ﾟ . ﾟ :: . ﾟ :: + * * ::;;:: ﾟ * ::;;:: ﾟ ; ; ::: ｡ ﾟ ::;;;:: ﾟ ::;;;:: ` : ` :: :::; * ::;;;: o + :: ::::: :: , ; ; ::::; ::::: ｡ . ﾟ :: . ｡ o ﾟ . ﾟ :: * ::;;:: ﾟ ｡ . * ::;;:: ﾟ ｡ ﾟ ::;;;:: . ﾟ :: . ｡ ﾟ ::;;;:: * ::;;;: * ::;;:: ﾟ ; * ::;;;: ; ; ::::; ﾟ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ﾟ o + :: , ; o ﾟ . ｡ , _,.,､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::o::::::::: :::::::::: ::::::::::::::::::::::::: ::|::::::::::::::::::::::::: ::::::｀,;:::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::|:::::::::::::::|:::::::::: ::::::::::::::_ﾞ l,,.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::|:::::::::::::::|::::::: .‐.~:::::::::::...｀'::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ::::::: ::::::::::::::::: :::::|:::::::::::::::|:::::::::: ,':.. :::::::::::: ､::::::`'‐､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::|:::::::::::::::|::::::::: :::::::... ......:::: ::::::::: .:::i._::::::::::::::::::::::::::: :::::::|:::::::::::::::|::::::::: : ::::─::::::::┬:::::─‐‐:::::: :::::::::::::::───――――─────────:::::::::|`ｰ┐::::|── ::::::::┴::::::::: ::─┬:::::::::::::::::: :::::::::|:: │::::|::::::::: ::─:::::: :┬::::::::::┴::::::::: ::::::::::|:: │::::|:::::::::: : : ┴┬::::: ::::: ::::::::┤ :::::::::::|`ｰ┘::::|::::::: ::┬:::::─::::::::: ┴┤ ::::::::::::|:::::::::::::::|::::::: ::::─: ::::: . ┬┴┬┤ :::::::::::::|:::::::::::::::|:::::::: :::: :::::┴┬┴┬┴┤ ::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::: ::_ ┴┬┴┬┴┬┤ :::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::: ┴┬┴┬┴┬┴┤ ::::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::: ┬┴┬┴┬┴┬┤ :::::::::::::::::|:::::::::::::::|:::::::::: ┴┬┴┬┴┬┴┤＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__＿＿_::::::::::::::::::::|:::::::::::::::|＿::::: ─┴─┴─┴─┘ :::::::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::: :::::::::::::::::::::''""ー''^::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _,. 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'"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} （少し遅くなっちゃった） ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 西の空に、輝きを失った太陽が落ちた。せっかちな星が、まだ微かに朱の残る藍の中で自己主張している。 時刻は午後5時を半ば過ぎたところだが、時間帯としてはすでに夜と言えるだろう。 大きな温源を失い、急速に気温が下がっている。瑠璃は街灯の並ぶ住宅街を歩きながら、小さく身震いした。 _,rn豸> _ .................... _ <_彡く⌒｝ -=ﾆ二二ﾆ=-::::::::::｀:..､ 'ｰ=ア´ ...::::::::::::::::::::::￢-=ﾆ=- :::::ヽ,_ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=ﾆﾏ⌒苡ﾍ ( ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｛ ヘ￢'’ 丶 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノﾍr┬'＾ '⌒ ､_＿__ / _＿__ ￣￣￣ ノﾏﾆ7⌒ ｉ :::::::::i:::::::::Λ :::::::::::::::iｉ::::::::::::::i::::::::::::::::Ｖ:::::::: . j.::::::::::ｌ::::::::「＾| ｉ:::::::::::::iｌ :::::::::::::ｌ;:::::::::::::: ｌ::::::::: : ⌒Ｔ:::::|:::::::ｉト | ｉ:::::::::::::i| ｉ::::::::::::|i:::::::::::::: ｌ::::::::: i （露店通りに長居しすぎたわね。 ｉ ::::「「｀汎 Lｉ:::::::::::::iLｉ:::::::::::」i:::::::::::::: l::::::::: l ∧::::} り ￣ ¨^汀Ｊ了 i:::::::::::::: l:::::::::￤ '⌒Ｗ 乂,_ソ i:::::::::::::: ｌ::::::::: ; 陽が落ちる前に切り上げるつもりだったんだけど、 从 ' ・ .'::::ぅヘＶ::::::: / つい……） ＾⌒ u 厶イ_ ィ:::::::::: ′ 、 ､ ／ 「:::::ｉ:::::::::::i ｢心. r ´￢〔:::::::ｌ:::::::::::l ﾉヘ::::〕Tﾏ 瓜<⌒'ｰ＜ __::厶:::::::::ｌ , <⌒ⅵ 」｢∵_, ∴ﾝ'⌒ ＜ ∠｛f芒,ﾉ厂「 ﾌ⌒ ：,ｼﾞ~ . ｰ￡=辷彡ﾍ〈ｱ^ ∴ｼﾞ _, i ／-‐冖勹￢'~ __ ∵ジ~ ／~ .....:::::::.. ￤ , '＾ｱ⌒7⌒7い⌒' 7＞ '⌒ ...::::::::::::::::::: ￤ <⌒ √ / ′ ｀V::::〃 .......::::::::::::::::::::::::::: Λ 〈 ⌒'ｰ〈 j' 小/´ .::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::: . /´::>､_／｀ｰｧ'^ｰｧ'⌒7 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈:::::::: : Ｘ´:::::⌒>､_∧__,/ _,.ゝ､, xヘ、 _::::::::==-ｧ仁 }ｉ::::: ; ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 春夏秋波の出勤時間まで、あと一時間ほど。そんなギリギリの時間まで、瑠璃は露店を巡っていたせいである。 探していたのは言わずもがな、担保になりそうな掘り出し物であるが、結果もまた言わずもがなだった。 遺跡不足のトウヤコで、価値ある遺物が露店に並ぶことは少ない。大抵の場合、官営武器店に持ち込まれるのだ。 ,､__ ＞.K´rッﾙ}二≧s｡._ ／:::::::::ｽ_y'´人//////ih、 ,.:':::::::::／/,ｨ'`s｡_.｡s‐'ih、/ 沁, __ /::::::::::/¨¨´::::::/::::::/::::i:::::::￣ヽ_r件ﾊ /::::::::::/::::::::::::::::′:/:::::::}:!::::::::::::::::ヽ ﾟv′ .′::::::/::::::::::::::::i::::::′:::::从:::::::::}!::::i:ﾊ¨` .′:::::/'Y::::;::::::i:::ト｡::::::::/:::::::::::::/:!::::!::::i i::::::::::{ !::::i:::::::l:芹≧sヽ,_＜::_/从:/:::ﾘ l::::::::∧ ih、::::::::乂少 ヾ _ー‐ヽ':::/! j::::::::i:::::Y､ ih、ﾘ :.:.. 夂ﾘﾌ/lr'､:i （それにしても、やっぱり重いわ、これ。 j:::::::::!:::::| ih、 u ' .:.:･'ヽj ﾘ!､ j:::::::::i::rｰ.､_ 丶 _ /ヽ/ ヽ ギリギリまで上条さんに預かってもらえば i::::::::::l_l__ `ｰ.､iト． ´_ ｡o个ｰ ‐ ､ } よかったかも） j!:::::::::{, 〕iト． ﾟヽ! 乂{ヾ iト．＿ , ' {､ .′_／イ¨¨¨ヽ 〕iト．{'´人}} fﾍ ∨y ;:::/.:ノ.::.::.::.::.::.::.:ヽ ､ i'ヽｰ=ｨ─ ､ 人_ﾍ f∨ ﾉ/.::.::＿＿.::.::.::.::.::.ih、j! ‘, _`ih,.ﾏ i.(∧ {∧ r'ﾟｿイ.::.::.::.::.::.::.::,::.-.::.::.::沁,_ /ヽィ>.::ｰ､}.::ヽ＼}i/:i r‐'トｲ:､¨¨.::.::.:／.::.::.::.::.::.::.::.} ｀'Yh、 ヾﾄ､.::.lﾊ.::.}_ ){.::! /iイ.::.:¨´:.::.::.::.::.:/￣￣`.::.::.::.::.ﾑ r' ヽ ﾑ∨l.::l.::.::.{ _〉‘, rﾚi_ｿ､.::.::.::.::.::.__ノ.∧.::.::.::.::.::.::.::.::.::ゝ｡.｡+･ｼイン.ﾊ.::.::.::i/.::.::.} ／.::＿∧V.:_ﾉ¨::::::i.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＞ ´_/¨} i!0爿ih、.::.::.::.::.::.ﾘ′ i.::.::.::.:､.::ヽiｲ:::i:::::::::j.::.::.::.::.::.::.:＞ ´_/¨¨ } l! i}.::! 〕iト．.::.:./ l.::.::.::.::.::`.::∨:l!:::::::i.::.::_,＞ ''´_／ l! } l! l∨! ｀¨′ ∧.::.::.::.::.::.::.::ヽi::::::::l¨,ィs｡/¨´ j! { {! 0 ! { ∧.::.::.::.::.::.::.::.::ヽ::::´ｰ{ j {{ 《ﾊ 从 ’.::.::.::.::.::.::.::.::.:ヽー 〉ー'ー──‐ー─-='ノ＿_ } } ‘,.::.:､.::.::.::.::.::.::.::〉､_i.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:〉イ´ ‘,.:.i∨ .::.::.::.::./ ﾉ＼.::＿＿＿＿＿__.::.::.::.{ ∧ﾍ∨.::.::.／ヽr' 〕ｉ'¨`rr'¨'Y.::.::.::./〕i≧'ヽ ヽi ゝ-i _/ {／!K:_/.::.::.::.::.::.::.::.::.::} 人__.ﾉy'´.::ih、 〈､/i !ﾑ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾊ /.::.::.::.::.::マ_ン´.::.:ヽ, ∨.::.::.::.::.::.::.::.::.:‘, /.::.::.::.::.::.::.::/:/.::.::.::.:人 ‘，.::.::.::.::.::.::.::.::.::, /.::.::.::.::.::.::／:/.::.::.::.::.::.::.::), ﾟv.::.::.::.::.::.::.::.::‘, /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＞''´∧ ih、.::.::.::.::.::.::.::., .′.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＞''´_ノ¨´.::.｀ih, ＼.::.::.::.::.::.::., ′.::＿＿.::.:＞_''´_／¨.::.::.::.::.::.::.::.::fs｡｀''＜.::.::.::′ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 落胆と、疲労の混じった嘆息を漏らす瑠璃。 それから、身震いした遠因である両手で提げた大きな鞄に、視線を落とした。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,. / | l ﾏ ___f | | | |- j}___ . ／ L廴! ! ﾑ-1 ＼ . │ .／￣.「 し1ﾉ￣.＼ | ┌────────┴┴──────┴┴────────┐ | ／ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :: :＼ ＼. | |. ／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＼. | |／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ ＼| | ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :: ＼ | | ／:::::::::::::::::::::::: |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::::::::::::::::::::: ＼ | |::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::: | | ＼:::::::::::::::::::::::: |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|:::::::::::::::::::::::: ／ | | ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :: ／ | |＼ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／ ／| | ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ／. | | ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :: : ／ ／. | └──────────────────────────┘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 革製の鞄。重さは５～６キロ程度だろうか。中身は無論、上条に点検してもらったライフルと、その予備部品だ。 協会から上条に渡すまでもだったが、受け取った後、露店巡りで数時間持ち歩くのは、流石にきつかった。 これを持ち運んでいたせいで、冬だというのに汗を掻いてしまい、余計に冷えているのである。 ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' （でもこれ、木下さんがいなかったら、 :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' お店に持って行かないとダメなのよね。 :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' 木下さんの連絡先、 :,:::::､.. ! , ･ '::'i::::::::::::l::::' 聞けてれば良かったんだけど……） ∧:::::,ヽ. //,::::::::::,，:::! Vi::::::::､ u ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, , ､_.., ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ いま瑠璃が歩いているのは、赤線から僅かに外れ、そして花道にほど近い住宅街――木下のアパート近くだ。 用件はひとつ。木下にライフルを渡すこと。そして問題点もひとつ。木下の在不在がわからないことである。 アポイントが取れたらいいのだが、瑠璃は木下の連絡先を知らなかった。いや昨日、聞こうとは思っていたのだが、 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 |:::{＼::::::| , ・/:ｲ::::／T´:} ,::::::＼＼:! ／／／／ ／／／／ /' /イﾉ ｲ:::: ! /::::::::::::;ー: ／／／／ ／／／／ . /-::'´::|::::::| ,:::/::::::::/:::::込、 . ｲ::: !::::: |::::::| . γ'¨Y¨'Yﾞ:::/::::::::/::::::::＿,＞ ､ , イ::､__:::::|:::::::|::::::lγ'¨Y¨ヽ . ,{ | } :/::::::::,＞ ´ ヽ..＿ __,..イ.. ~"''＜::::::',{ | | . ニニニ≧z ..,, }:::::::::｀ー:::´::::::::| ,,.. z≦ニニ . ニニニニニニ≧:..,,. ＼ノ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ／ ,.:≦ニニニニニ . ニニニニニニニニ≧===≦ ニニニニニニニニ ≧===≦ニニニニニニニ . ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ //:.|:.:.:.:.:..:ﾄ､／／／ ／／／/イ:.:.:.:/:./:.:.:.:|:.:.＼ //:.∧:.:.:|:.:.:Vヽ.u _',. - ､ / ／:.:.:/:./:.Nヽﾄ､「｀ /ｲ:./-‐V:.|:.:.:.〈￣＞ ._{ ﾘ_,.イ/:.:.／:.:/-┴┴､ ／ j/⌒ヽヽﾄ､:.:.|＼―-､ ￣ ／__/:／/／／／ ∧ | ＞,＼!: : ヽ: : :＞-＜: / : : {´_,. イ / / ∧ ∧ / ＞: : : :<: {___}: : >: : : 〉 ＼|／ | | ヽ._j ／ {＿_／:| 「ヽー┬' ＼＿ | / ハ 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l '!:::::::::!::::::::::::::::::! ! |::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼!:::::::::!::::::::::::::ﾄ ! '''''' ｰ |::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾｰ-';::::::::::::::| ヽ / |:::::;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::| ｀ｰ､｀ｰ- ::_l 丶 / …… |:::;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::;':::::| ヽ '｀/ |:;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::;':::::::| ､ / ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::;':::::::: !^へ､ ｀_ｰ＿ / ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::;':::::::::: ! ｀ヽ/ ￣ ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::;'::::::::::/＼ ♭ ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::;':::::::::/ .、＼ / ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::;':::::／. ＼ ｀〈 iヾミｰ､ ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::;':／ ．｀,ﾆ＼ ｀ヾi〉 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 『その後のこと』のせいで忘れていたのだ。 |:::::::::::::::::::::/::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::l:!:::::::::::::::!:::::’. |:::::::::::::::::::':::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::l::!::::::::::::::::::::::::i |:::::::::::｡+･:::::::::':::::::::::├‐=ﾆ=s｡:iVi::::::::::::::::::::::::/}:i:::::::::::::::i:::::::::l |::::::::/ !:::::::i::::::::::::::ｌ .ュ．_ ¨`' ゝ､::::::::::::::::/ 从::::::::::::::!:::::i:::! l::::::::{ ::::::::l:::::::::::ｉ::! 了示(¨ﾟヾ ＞- '.-/￣`::::::::/::::,'リ !::::::::h. l::::::::l:::::::::::l::ｌ .乂_少 ｭ．＿¨7─'ヽ/ . i::::::::::::ヽ ー ､:::::::::::l::! 了示' //::::::::i´ . l:::::::::::::::::::ーt ≧s｡从 .:.:.:. 弋ソ /::::::/ﾘ l:::::::::::::::::::::::::l∧ , .:.:.: ･:::::::/:/ ……まぁ、いなかったらその時に考えよう。 !:::::::::::::::::i:::::::l ヽ /:::／:/ . /::::::::::::::::::l:::::::!､ ih.、 , -､ ..:′ヽ:/ /:::::::::::::::::::::!::::,: `¨ヽ_ 个o. ゝ ノ ｡o个 . /::::::::::::::::::::/i:::/ i__ 〕iト． _ .｡s≦i::::::::! /:::::::::::::::::／.:／ i_ .,r' / 〕iト．__!＞─ ､ . /:::::::::::::／ ,ｨf ＼ li / /.::.::.::.::.::ﾟv ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ とはいえ、今更そんなことを言っても仕方がない。 会えればそれでよし。会えなければまたの機会にするしかあるまい。 / 〈::::::::::／ |:::::::::::::::::: ;' 人: :. ｀¨´ } |:::::::::::::::: ;' ﾊ ‘t_: : : : :ノ |,,_)ヽ:::::::' 〈__> |::｀⌒i´ | ,､r }::::;' :::..... l| l::::::::::{ _｣':::::::::::;' ::::::l| ヽ-―',::.. 〃 ､!:::::::::::;^ヽ ::ヾ、 ﾉ::::::::::.. { ｀ ｰ-‐' } :::::｀￣´:::::::::::::::::::...... 〈: : . . . : :ﾉ : : :::::::::::::::::::::::::::::::..... `ｧｰ､_､＿,ノ : :::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::{ :::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ::::::::::::', : :::::::::::::::::::::::::ト､ ヽ:::::::::ヽ :::::::::::::::::::ヽ｣>､ ＼, -‐＼ ::::::::::::::::li ',:.. :::::::ゞ. ﾉ:::::.. ｀ ￣´ | | ;：、;:;"ﾞ| .;.:;| | |i| // | | ,.;；:｡;:；;:：､;| .;.:;|┛,.;；:｡| ;:；;:：､;. / ,; | ,. |,.;：、;:;":ｉ";,.`| ," .;.:;| .;：、;:;":;" ;`;i;" .;：、;:;"i;`;:;" |;" ;",. ,.;；:｡;:：､ｉ | .;.:;|：、;,.;i；';.,, ;",.;；:｡;:；;: ：､; ；;:： ﾞ;. | ,.;i；';.,, ,.;；:｡;:； | .:.:;|;"” :､：、;:;": ;";`;:;",.; i；';.,,;`;:; | |￣￣￣￣￣|￣￣ﾞ| .:.:;|￣￣￣￣｀|￣￣￣￣￣|´￣￣ .;, ｜ . |.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,.,.;:.;;| ,: .:.:;|;:._;;_:,_.;_;_.;_,;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|_.;:,_.;:._ | |￣￣ﾞ|￣￣￣￣￣|` ﾞ .:.:;|￣￣|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣ | |_,;:_;;_;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;| .:.:;|,.;;_;;:,.|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;; ､, ｜.;ﾞ ／|￣￣￣￣￣|￣￣ﾞ| .:.:;|￣￣￣￣｀|￣￣￣￣￣|´￣￣ ,.:';| ／ |.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,.,.;:.;;| , " .:.:;|;:._;;_:,_.;_;_.;_,;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|_.;:,_.;:._ | ／ ／|￣￣ﾞ|￣￣￣￣￣| .:.:;|￣￣|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣ ＿＿＿|／ ／ |_,;:_;;_;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;| .:.:;|,.;;_;;:,.|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;; | ／ |￣￣￣￣￣|￣￣ﾞ| 、 .;':;|￣￣￣￣｀|￣￣￣￣￣|´￣￣ ＿＿＿|／ |.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,.,.;:.;;| .:.:;|;:._;;_:,_.;_;_.;_,;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|_.;:,_.;:._ ､,. | .:.:;| ^' ,;::' ｀''‐--‐''´ ^" ,､, |:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:| !:ｉ:ｉ:i:i:| |:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:! ∥:i:i:i:ｉ:', ﾔ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:l !1ニニ!! . ﾔ:ｉ:ｉ:i:i:i:i:i:l ｌ:|:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｌ:! ﾔ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:ｌ 圦:i:i:i:ﾘ:! ﾔ:i:i:i:i:i:i:l !::::￣::::| ﾔ:ｉ:i:ｉ:ｉ:i:ｌ ! :::::::::: | . ﾔ:i:i:ｉ:ｉ:iｌ ', :::::::: ﾘ ﾔ:i:ｉ:i:i:l ﾞ＝ " }:ｉ:i:i:i:i{ . i!:ｉ:ｉ:ｉ:i:ii! !Iﾆニﾆil . !',:i:i:i:i:i:!! . 圦ｉ:i:i:iﾘ:! i!::::￣::: ', ',::::::::::::: } ﾔ､＿_.ｲ . `ー ''′ ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;| :::|i::, ,| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|::;;;;;;;;;;;;;;;;|, :::||￣||￣|||￣||￣|| ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|::;;:::::;;;;;;;;;| :::||＿||＿|||＿||＿|| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;| :::||￣||￣|||￣||￣|| ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|;;::;::;:;;;;;;;;;| .' :::||＿||＿|||＿||＿|| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|:::;;;;;;;;;;;;;;;| :::||￣||￣|||￣||￣|| ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|::::;;:;;;;;;;;;;;| :::||＿||＿|||＿||＿|| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|;;::::::;;;;;;;;;;| |i＿＿＿＿＿＿_| ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|::;;;;;:::;;;;;;;;| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|.:::::::::;;;:::;;| ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|::;;;;;:::;;;;;;;;| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|.:::::::::;;;:::;;| ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|::;;;;;:::;;;;;;;;| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|.:::::::::;;;:::;;|: ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|＼ :::;;;;;;;;| ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;| ,＼ : ;;|:::. ;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;| ＼|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ￣￣￣￣￣ ' , ' ; .. 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ヽi!_:〉ヽｲ.::ｉ Y.::.::.::.::.::.::.::.::.::.Y¨ヽ/.::.:｡･'‘￣〕iト．.::.::∧.::i＿<.::.::ﾘ ∨::::::::::::::::::::ヽ::::::::::}′ l.::.::.:i.::.ヽ! / >,.::.::.::.::.::.::.::.`ｰ!.'ﾟ´￣.＞┐.::.::.:／＿__／ニ=─- ' ≧s｡._::::::::::::从::::/ 从.::.:lヽ.::.‘,／.::.::>､.::.::.::.::.::.:/´.::.::／.:＞､i.｡sf´.::.::.::.::＿]ﾆ=-s｡．._ 〕iト､ﾘ∨ ∧.::.:! ∨.:Y.／i.::.:＞s｡sf´!.::.::.::.＼.::.::.::.:＞‐_,=､.ィヽイﾟヽイﾟヽsfヽ〕iト．_ ,:.::.:.::.:i >-ﾑ＿!'¨i.::.::.::.::.::.ﾘ＞s一'-彡‐'¨ﾟ´.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`¨〕iト． ′.::.::.::! ヽ_/ヽ＞､_!.::.::.::.::.::.:＞＜ｨ¨.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:〕iト． i.::.::.:｡sf ＿i.i.::.::.〉.::.::.::.::.::.:ア,ィ¨ﾟ´.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＿_.::.＿＿＿＿＿＿.::.::.::.::.::.::.::.::.≧s｡ l_／ ﾟ＜ｌ∨.ゝイ.::.::.::＞_｡イ.::.::.::.::.::.::.::.::.:＿.＞<／ ヽ＞｡+･'¨¨ﾟヽ＿__＼￣ ､≧s｡.._.::.::.＼ i／ヽ_／ j､ｧ-､ノ¨`ﾟ´.::.::.::.::.::.::.::.::._.｡･'´｡＜¨ヽ_〉s｡.. _ / ヽ_ / __ヽ___ヽ_ ＼〕iト． ー─ｧ＿/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::_＞‐< 〈 i¨´ `ｰi´ ＞‐<＿__/､ ） r‐＼'´ ヽ'-､＿ ／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:/ ｡＜_i_ノ ! i ! ＼＞'─┘ / r─＼ ＞､ ／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＞‐ミ { i ,: i ＼ ヽ｡＜ / ／ ／ ﾘ ,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＞-／ i¨ / ﾘ ＼ ≧s｡＼ ￣￣ ヽ＞{__/ ／ /.::.::.::.::.::.::.::.__／ ＞‐〉 ／ , / ／ / ,: ＼ ｀:...､ X ＼／､ /.::.＿_＞‐<_./ ／ ゝ｡sf´ /／ / ./ / ､ ＼ ＞ ＼_／ヽ' ヽ ／ ＞'¨¨ヽ／ i＿＿!＿ ／ .／ --､_r─‐ ､/ / __＼ ヽ ＼´ _ ヽ _.＞, ／ ／ ./.｡+･'¨ヽ ／ ヽ´─:､ ／ ／ ､ , ¨ヽ r'´ ヽ ＿_ ノ＼ ／＼¨i ｰ､`ｰ' <──┐ K / /__`ﾆ ､──‐ ､ Y¨`〈 ヽ Y ＿__ ∨ ＞─ｧ_y´ ＿_＼ ¨ヽ ヽ-＜ ＞-'¨ゝ‐=ﾆヽ ヽ_ . ゝ'::::::::::::::::/ ＿.! .}‐i─ｧ Ki::::::::∨‐‐y (ヽ＼/ ＞ ヽ!_.｡sf´ ¨´ゝ.′::::::::::::::::::::＞':::::/ー／-':::::ゝ─‐<:::::::::::l_〆＿.｡sf ￣￣ .′:::::::::::::::::::::::::::::::/--’ i:::::::::::::::::::::::::::::::::i . l:::::::::::::::::::ーt ≧s｡从 .:.:.:. /::::::/ﾘ l:::::::::::::::::::::::::l∧ , .:.:.: ･:::::::/:/ !:::::::::::::::::i:::::::l ヽ /:::／:/ . /::::::::::::::::::l:::::::!､ ih.、 , -､ ..:′ヽ:/ /:::::::::::::::::::::!::::,: `¨ヽ_ 个o. ゝ ノ ｡o个 . /::::::::::::::::::::/i:::/ i__ 〕iト． _ .｡s≦i::::::::! ｽｩ… /:::::::::::::::::／.:／ i_ .,r' / 〕iト．__!＞─ ､ . /:::::::::::::／ ,ｨf ＼ li / /.::.::.::.::.::ﾟv _r┘ ｀ヽ、 r'‐、'ヽ `、{ { ､ ｀ | ヽ,」 |、 | |､{ ゝ＿,.／ ノ:Y 〈── ´: : | l : : : : : : : | | : : : : : : : | | : : : : : : : | | : : : : : : : | | : : : : : : : | .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 、i , .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:. - - .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿ ,-― 、 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノヾ `‐y ｌ ガンガン .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉヽ | .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l , :l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:( ヽノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､ ＼.:.:.:.:.:.:.|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､i ＼.:.:.:.:|| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＼:.:|| ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 金属製のドアを、瑠璃の繊手がノックする。 昨夜に見た間取りの記憶では奥まった位置にあったはずのリビングに届くよう、やや強く。 それに応じて、古く錆の浮いたドアは、叩いた回数だけ、重く濁ったような音を夜闇に沈んだ外廊下に響かせた。 ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ そのまま、数秒。 瑠璃がほんの微か、ドアの向こうに気配を感じた――ドアスコープから覗いたのだろう――瞬間、 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ 「なっ！？ くろね」ｶﾞﾝｯ！「あいたぁ！」 ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| え？ ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 驚きの声と、何かをぶつけたような音が、瑠璃の戸惑いの声を掻き消した。 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||￣|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| r√入.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |｛ （５）.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||└ヽУ.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||＿|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ｶﾞﾁｬ！ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ./: : : : : : : : :,: : : : : : : : :,: : : : : : : : : : : : : :'､ /: : : : : : : : : i: : : : : : : : : :',: : : : : ', : : : : : : : :', /: : : : : : :/: : : !:i: : : : : : : : : !: : : : : :i: : : : : : : : :', /: /: : : : /: : ,.イii: : : : : : : : : :!ヽ、: : : !: : : : : : : : :', /:/ : : : : ,'ヾ'/ !!i: : : : : : : : i:.! ヽ／,ｲ: : : : : : : : :i /:/!: : : : :,': / , イ!!.',: : : : :!:!:.,' iiヽ､＿',: :i: : :,': :,: : : : :! ,':,': !: : : : :!:/ .,, ､ﾘ ',: : : ,',':,' ﾘ ＿,,,､','i : /: : !: : : ',:i !,'i: :!: : : : !/,,イ＞,,､ '､: ,'ﾚ' ,イ千不'､ヾ､,': : :.!: : : : !:! !'.!: :i: : : : ! ヽ 性別 ヾ !秀吉/ ./:/: : : i',: :!: : i:i っつぅ……く、黒猫殿？！ i i: : i: : : : !:',. 弋;汐.////////.弋Z汐 ./:/: : : :i i: :!: : :!i i ',: : ',: :i: :i: :i ////// ! //////// /:/: : : :.,'ﾉ:.',',: : : ! お待たせしたのじゃ！ i .',:i: : : i'､:.i: :! ＿_ /:,ｲ: : : :/: : : ﾘ',: : :' ',:',: : : !､'､ヽ、 !/ ヽ ,ｲイ: : : : /: : : : : : ',: : ',',、: : :!ヾ､: : ヽ、 i ﾉ／,.ｲ:,.ｲ ￣ﾞヽ,: : : : !: :'､: ∠.',: : :',/!:.!: :!:i: :ヽ､ゝ-イ.イ"イ; ; ; ; ; ; ; ; ﾞ',: : :!ヽ、 ,ｲヽ: :',リ!: i',:!:.i",ｲ!ﾞ"イ, イ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;!:!,: ﾞ, イイ,-､ヽヽi:.ﾉ ,!ｲi,ｲﾆi"ﾞi !; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; !:!ヾ'､ , イ; ; ,rﾞ-ー''"イ/:.:.:.:.i:::::! ,/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ',ヾ､ ,ｲ ; ; ; / ; ,イイ ; ; ',:.:.:.:.:ｲ!:::!,' ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; i i; ; ; ; ;/; ; ; '､'､; ; ;!/ヽイ! ヾ,::!; ; ; ; ; ; ; ヽ; ; ; ; ; / ! ; ; ; i; ; ; ; ; ;'､'､;./:.:.:.:.:.! ／,.ｲ!; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ; ; ;/! !; ; ; ; !; ; ; ; ; ; '､/:.:.:.:.:.:.i"／,'; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ'; ; ! ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 続いて、如何にも慌てていると言う風情でガチャガチャとドアノブが動き、乱暴にドアが開いた。 出てきたのは、当然であるが木下だ。 彼は前屈みになり、脛に手を当てている。どうやらさっきの妙な音は、脛を何処かにぶつけた音らしい。 __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! こ、こんばんは、木下さん。 '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i |l , ' ´ _.'_／::::::::l その……脚、大丈夫ですか？ |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l |::ヽ こ二つ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 挨拶をしつつ、木下の脚に眼を向ける瑠璃。かなりイイ勢いでぶつけたのは、音でわかった。 昨日の事があったところに、アポなしでの訪問。しかも夕方、というか、夜だ。相当慌てさせたに違いない。 瑠璃である今――『隙間風』は押さえ込んだものの――自分自身でも、気まずさを覚えているのだから。 ,': : : : : ,'/ : !: : : : : : : : ',;;: : : : : :ヽ、',: : : : : : ',: : : : : ', ,': : : : : :i: : : :! : : : : : : : : ', ﾞ '' ､: : , ｲｲ!: : : : : : ',: : : : : :', ,': : : : : : !: : :/! : : : : : : : ,: ! ヾ,ｲ: :!: : : : : : :',: : :', : : ', ,' : : : : : : !: :/ i:!,:,: : : : : :i!:!, -ー――ヽ!: : : : : : : !: : : ',: : :', !.: : : : : : :iミ,',.-‐ii',',,: : : :,ｲ:! '" ,, -､‐i: : : : : : : :i､: :i、'､: :.', !:i: : : : : : i:.,' ﾘ.ﾘ'､: :/i ﾘ ,,イ秀z吉!i!: : : : : : : :!,',､ ',ヾ､: :', む…… !: !: : : : :,:!:,'、 ,,ニニ､ヾ !っＺ汐 i: : : : : : : : ! !､ヾ､: : : :'、 !: !: : : : :!:.!: ',く 性別'。 /////!: !: : : : : : !ｲ: : : : ;,、: :ヽ、 !:i:i: : : : :.',:',: :', 弋＞" .!:.!: : : : : !: !: : : : : !,:', ﾞヽ,:ヽ ,、:!: : : : :.',',: : ',///// ､ !:,': : : : :.,':,': : : : : :.',ヾ,､ ﾞ , .イ .ヽ､: : : : :',',: : :i ,- ､ ,':,': : : : :/:/: : ,: : : : :', ヽ ,ｲ ､,.イ ﾞ_ー',: : : : :i',',: : :ﾞヽ、 , ､ ￣ ,':,'i: : : : /:/:､: :','､: : : :', ／ ," ''' -,',:!',: :,: : ', ヾ､: : ,イ:.:.:.'､, , イ,':,' .!: : :.//:ﾞー-,:', ヽ、: :', ／ ﾞ''ー〈 .!:!i:',:ヽ: :ヽ!: : :,'i!ヽ: : : :.'､ﾞ 'i" // ,': : ://:.:.:.:.:.,ｲ､:', ヽ,:', ,.イ ﾞ'' .､/ ﾘ!: :〉;',ヽ: :'､ﾞ＞...'､ﾞ,:.:.:.:.:.'､ ! ｲ /: :,ｲ/:.:.:.:,ｲ: ! ヾ ヾ ,.' ,ｲﾞゝ / .ﾚ'./.',i ヽ,:.ヽ:.:.:.:.:.:＞､.:.:.:'､ /イ !､:.:.:/､_ヾ!＿＿__ ! , ｲ .i,.ｲ / ﾘ ',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',ー-､ ,-',/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! ﾞヽ、 ! !" / ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,〉 ` ´ ',､:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.,' ヽ . i .l ,,,/, -ー !:.:.:.:.:.:.:.:.:., イ ﾞ', ',＼:.:.:.:.,:.:.!,' ヽ、 ,、 . ! .! ,,i" !:.:.:.:.:, イ iー―──‐', ヽ､:',ﾉ' , -ー'" !,__ .! .! i" i:.:, ｲ, i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;', ﾞ'', ﾞ! i l /,,,￣￣ﾞヾ'''ー ,i"イ !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;', ', , ｲ .ﾞｿ、 l ', .,イ ﾞヽ、 '､ / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i ', , イ ,.ｲ .,ｲ ﾞヽ、 l ',,ｲ ヽ '､ / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:! ', ,イ ,ｲ ,ｲ , ﾞ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ しかし木下は、瑠璃の予想とは違う反応を示した。 彼は脛を擦る手を止め、僅かに眉をひそめて、少女を見上げる。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' ？ :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' :,:::::､.. ! , ･ '::'i::::::::::::l::::' ∧:::::,ヽ. //,::::::::::,，:::! Vi::::::::､ u ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 「……」 「……」 ドアの軋みの余韻が消え、お互いの呼吸音だけ、数回。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ..:|//／:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..｀:.Ⅶ ／..:.:|//:..:..:..:../:/:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...＼ /..:..:..:/./:..:..:..:..:Ⅳ:..:..:..:.:./:..:..:..:..:..:...!:..:..:..:..:..:..:..ヽ '..:..:..:..:i/:..:..:..:..:..:i/:..:..:..:...':..:..:..:..:..:..:..:|:..:..:..:..:..:..:..:..:... ...:..:..:..:..':..:..:..:..:..:..':..:..:..:..:..l:..:..:..:..:..:..:..:.|:..:..:..:..:..:..:..:..:...i i..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:..:..:.|:..:..:..:..:..:..:..:..:...| |..:..:..:..:|:.:.i:..:..:..:..|:..:.._:.._:..｣:__:.._:..:..i:..:..ﾊ:..:..:.／:..:..:..:..:.| |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..｢´｀¨ ーー===＜一 ー'´￣ 厂｢:.|j |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..| ＿＿＿_____, ,ｨi衍^7:..:..|:..| |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..| 行示Ⅵ ^ 弋iｿ ' i:..:..l:..| あの……？ |..:..:..:..:Ｌ:.|:..:..:..:..:.. ⌒)ン ::::::::l:..:..l:..| |..:..:..:..{ ｢ヽ:..:..:.从::::::::: , ト､:.:..' |..:..:..:..:ヽ、 ( ￣｀ヾ , ∨ |..:..:..:..:..:..:＞､｀ヽ u . '..:..:..:..:..:..:j:..{ヽ⌒ヽ、 ⌒ ／ ,:..:..:..:..:..:...':..:.} ⌒ヽ､＞ . ＿＿ ｨ:ヽ:.｀ヽ ,:..:..:..:..:..:./..:.:∧ ＼ ＹⅥ ∧:..丶:..:.. . /..:..:..:..:..:/..:／ ＼ ｀ヽ_//ハ ':.i ):..:.i '..:..:..:..:..:.,／ ､＿＿＿＿,｣ノﾐﾐ} |:| ):..| {..:..:..:..:／ ＼/ // /八＼ |:| ):..| |..:..:／ ＼ ' ///{ ヽ ＼::| (:..ﾉ : : : : : :/: ::::/ |: :|::i: : : : : : :,'::::::|:: ｉ:| ＼::::::.: :|: : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : :l:.:.::/ |: :!::|:.: : : : : :i:::::::i:::ﾊ| ヾ::: :|: : : : : : : : : : :.:.|: : : : : : : : :|:.:/ ＿＿__」:.:|ムｨ: : : : ;': :ｰz/」'＿_＿ ',:.:|: : : : : : : : : :.:.:.:|: : : : : :|: :.:.ﾚ'￣￣￣￣￣ ｰｷ::|:::::',::::i: :/::::::/};' |=‐- ￣￣￣￣｀ヽ!: : : : : : : : : :.:.:.:|: : : : : :i: : :.|＿＿＿＿＿＿ ',ﾄ､:::ﾄ:::V:::::::// / ＿＿＿＿＿ |: : : : : : : : : : : :.|: : : : :.:.|: ::,ィfア¨示ニ,ﾆ､ﾆ､ニ≦ ヽヽ:::::::/ ′ ィfニ,ﾆ,ﾆ､ニニ!¨ﾞﾐ≧､: : : : : : : : :.:.:.:|: : : : : :.', ´ﾍ《 |{ニﾉ:.:.:.:.:.:勹:}| ｀'´ |L,r':.:.:.:.:.:勹:.}| 》ｲ: : : : : : : : : : :.:.|: : : ……ああ、いや、すまぬ。 : : : :ヾ : :ヽ r彳}:.:.:.:.:.:.:.ィ:i| ｡ r彳､:.:.:.:.:.:.ィ:ｉ| ｲ: :/: : : : : : : : : :.:.:|: : : : ::::i: :..',: :.', ゞ========く ゞ========く /:./: : : : : : : : : : : : |: : : 脚は、少しぶつけただけで、 : ::::|: : : ﾄ: :i: ／i／i／i／i／i: . . : :／i／i／i／i／/:./: : : :|: : : : : : : : :.:|: : : 怪我もしておらぬ。 : :::::',: : :| ヽ:',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/:/|: : : .::|: : : : : : : : : |: : : : :::::::V: :'.ｰ＼:､ u .:i| u /;ｲ_i: :.:..::::|: : : : : : : :.:.:|: : : 問題ないのじゃ。 : :::::::::',: : ',∧ ヾ o ／´//i: : .::::::|: : : : : : : : :.|: : : : : ::::::::V: :Vム ｀ r ＝ ､ ´ ///: .::/.::::!: : : : : : : :.:.|: : : ::. : ::::::::',: :.:V/ﾝ､ ￣￣´ ｨ//': .:::/.::::::!: : : : : : : : :|: : : 「で、ですか」 :::::. ::::::::::ヽ: :V//へ ,∠///: ::::/.::::::::|: : : : : : : :.:′: : : :::: ヽ::::::::::',: :V////＞ ＜/////. .:::/.::::::::::|: : : : : : : : : : : : .......-─‐-.... ,..::.´::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.::.:ヽ. . /::.::.⌒´::.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ::ヽ /::./::.::.::.::.::.::.:＼::.::.::.::.:i::.::.':,::. . ,'::.,'::.::.::/ {!::.::.::.::.::＼::.::.:|::.::.::.',::. . ｌ::.ｉ::.:_ｉ7_ ヽ::.::.::.::.}__斗七::.::.::.}::. . |::.|::.::.| ￣`＼::.::ﾉ ｀|::.::.::.:!::.ヽ ノ:|::.|八ｲ不心 `´ ｲ不利::.::.::.ト､{´ ところで、本当にどうしたのじゃ。 ￣!::.::.ハ ﾋZ:ﾘ ﾋZ:ﾘ |::.::.::}::.| ｌ::.::.:|∧xx , ｘｘ/::.::.,'::. l 何か用事があるのなら、 ﾄ､::.:l::.::ゝ r_､ ..ｲ::.:: /::.::i:l PDAに連絡をくれてもよかったのじゃぞ？ ﾘ|ヽ::!::.::.::.:＞ _ イ::. !::.:/:∧:|:| . |ハ:lヽ::.ﾑｲ >‐<´ /ヽl::/::/ r‐f￢'7/ ﾄｲ:::::::ﾊ/ ﾚ￣孑￣ヽ / .| // |/:⌒:|/ || / / . { | 〉〉 /:::::::::::l ＼// / ﾉ / {{／:::::::::::::::| ／＾ヽ / }ヽ / ﾍ:::::::::::::::::::} / 二＾ヽ / / ／7/￣`＞＜:::／/ , ニﾆフ ./ . / {__{ || ＞‐へヽ / / 〃 ＬL｡ ｡ ヽ / _f:rｫ }ﾉｨ :.V::::::::::::ｧーチ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:乂:::＼:{ミx. 匕才'ノ:.}:....}:ｧ==''.:.／..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:...＼:}:.ヽ.} 込z≦彡ノ ..:.〃 .:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.. `く`’ / /.:.:::/ / :}:.i:.:.:i:.:}:.:... ヽ .∨ .i‘， .′i ::::/.: ..:.:.:.:/:.:.:.:.................... '..′..!..{. i.....:.:.:.:.:.i:∨ :.. i:..i i .:.{.:.::′.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:/:.:.:.:|:.:}:.ﾄ:.:.:.: } :.l!:.i :.:.. |:i:| 実はわたし、木下さんの連絡先、 | .:.:ア! .:.:.:.:.:.:}ﾊ--.――一/ァ:.:.:.:,'}:/|斗―十ﾉ}:.}:.:.:.:.},}: 知らなかったんです。それで……。 | .:/i´| .:′i:.:.{ー-＜:.＿:メイﾉ:.:.//' }ﾉL:.斗ヒ 丁: 爪ﾉ′ }八 ､|..:i.:. i!::.| 不¨テぅ::示ﾐ´￣´′ ァヂ丁孑ん:!:.| } ..:.ヽi :|:.: l!:..!八 ト.:;;:ｎ} iｨ:;;nﾘ ﾉ 小:}: | 「ぬ、ぬ？ 渡して…… ﾄ..:.:小 :!:.:.:.:.:. 乂::ン 乂ン ． ′:ﾘ: i おらんかったのぅ、そういえば。 | ..:.|∧i!:.､:.､:∨ /:/:/ , /:/:/. ん:.//:′ | ..:.|:.:∧:.:ヽ:ﾄ:∨ 从:./}:/ 探索にそこそこ行っておるのに、 } ..:.|:.:.:.:.:≧:z┬＼ .ｲ:iイ ﾉ′ 忘れ取ったようじゃ。相すまぬ」 .′..:.j:.:.:.:.:.:.i:..ト.}介x. ´ ` イ:.:.|:.l:.| ﾉ ..:.:i!:.:.:.:.:. }:.:} ⌒ｰx.≧ . _,≦:.}:.|:.:.:|:.|:.! .′ ..:. }:.:.:.:.:._:ノ ､ ‘ﾟ,ヽ. ｀爪,， {､:.:|:.:.:}/!:{ い、いえ、わたしも聞き忘れてたので。 { ..:_:斗≦ ＼ ⌒i/´'’ ﾉ ≧ｰ廴ﾘ＿__（あ、あれ？ 木下さん、結構普通……？） ,..-一＜ .{’， ＼ { / ，}:... .:.. ヽ /.....::::....V..::::乂_ 丶 _ァ≦ミﾏx ﾉ::....::::::::..ハ 〃....::::::::....V.::::::::入， 〈.:《:.i:ﾊト:{..} ,‘ﾉ:::::::}::::::::::.... } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ そう言ってくる木下の態度は、まるで普通のものだ。まるで昨夜のことがなかったかのように。 その『普通さ』に、逆に瑠璃の方が戸惑ってしまう。 だが、 ＿__ _ .. -‐ ￣ ￣ ‐- .. _ ..::´ ｀丶 ／ ,':: ､:. ＼ ::.. , ' / ./:: ..:.::i :. ﾊ::.. :ヽ ::.、 / ,' .,'.＼.:.:.:／´| ｉ::. : ｉ:|ヽ:::／,l ::. / l |:::＼>′ | |i::.. ::..l:| <／::| l .′ | |: ::/ｰ─‐-| l|::::. ::..:l:l,-─ヽ:|: | . l .:| .: |::/＿＿.､｀|ハ::::::::,'/,.＿__ l:. | | ::| :: lイ´ん:::::d` ヽ:/ ｲん::d｀〉:. | | .;ｨ| .:.ｉ |｀ い:::ｨ:l l:::ｨ;ﾘ 'l:: |. : | l .::{｀| :.:| | ..... -‐ ‐- ...|:: l: :: | . | .:.:.ゝl .:.:|:人 /// , ///.|:: .,':. .:: | しかしその……わしが言うのも本当にナンじゃが、 . | .:.:.:.:.:.| .::.::|::ｉ､＼ _ ,.:::|::/,'::. .::: | おと、いや、誰ぞの家を訪問するには . ﾉ,/ . :.:.:.:.:| :.:.::|::|::＞｀:... ´ ...:::::::ｊ//:.:.. .;ｲ:.| 宜しくない時間帯じゃぞ？ . '´/ .:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:|人'::::::::::l｀ ::.... __ ..ィ´:::::::::::::/:.:.:.:./ |:.| /:／ｊ;∧:.:.:ヽ:.:.:.:､:.＼:::<| |ｭ::l::::/＼:/:.:.:,.:':::| |:.l 明日の探索の時ではダメじゃったのか？ . '" |:／ヽ:＼:.:ヽ:.丶:｀ ｰ-.､_ｒ'´ ∧.､__/::／＼::| ｊﾉ '＿ ...-‐'＼:|｀ヽ::＞ //'´＼// l:/..ｲ |￣::::‐- .._ ｒ＜::￣:::::::::::::::://::::::::::::::∨/ヽ. ..:ﾉ｀ |:::::::| |:::::::::::,'::::::::l |:::::::::￣｀ヽ:::::://:::::::::::::／∧ /~｀ヽ. /:::::::| |::::::::/::::::::::| ∨:::::::::::::::::l:::〈〈:::::::::／／:::::∨ ＼:::://::::::::l::::::::::::| __ ,ィ⌒:i:i:i:i:i:i:i:iz‐､:i:i:irx:i:i:i{｀`ｰ‐'ｰ'r‐' r{__ ゝ r‐':iz-‐'⌒¨¨¨´::::::｀￣::::::｀ｰ｀ｰ-ィ:く ノr'} ﾘﾉヽ/x-'′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::ﾏﾊ::'， 〈 込ツ´ / .:::::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::∨::::'， }≦==ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::!i:::::::::::i:::::::::::::::i!:::::Ｖ:::::::∨::::', す、すみません、こんな時間に突然。 ,′:i:::::::::::::!:::::::::::::!i::::::::::::!::::::::::::::ﾄ､:::∨:::::::∨::} ,′:::!::::::::::::|:::::::::::::| i::::::::::::!:::_;斗'千}二}:::::::::::}:::! 木下さんの都合も考えず。 {::::::::|::::::＿｣＿_:::::｣ !_;z=‐'´-‐'´,_,_,_,_,_!::::::::::!:::! {:::{::::!::_´-‐' ¨´￣｀ ,ｨ"”艾芋¨}}|:::::::::::!::| !:::ﾍ::ﾊ ｨ歹芋芹ト {.:.{}.:.} }}|::i::::::::}::! 「いや、わしの方は構わぬし、 |:::::ﾍ:!:i! {{ r'.{}.:} 辷タ ･/ｲ::::;_r}:| むしろ歓迎する。 |:::::::::Ｎヽヾ 辷ﾀ 〃千ﾉ/:::: Lz≠Tヽ.} ’ __／::::::i 流石に室内に招くのは控えるが」 . |:::八 u x‐- ､_ ﾉ::::::::::::::::! . |::::::::ヽ、 ／ ,､__ ＼ ／::::::!:::::::::::| . |:::::::::::i!:｀ヽ∠ -≦‐'^ヾ ｰ'／_ﾚi:::::::!:::::::::::! その、いえ、はい……。 . j::_:_:::::i!:::::{´ ー--= __ 弋__/｡. {:::::::i::::::::::::, /-〉 ￣¨¨¨} `ｰ- ､ }.}｡ {::::::::!::::::::::::! （あ、やっぱり木下さんも . /i:i:i:ﾑ '， ､＿_｀ﾉ.{ ／ ｀＜、::::::, 気にはしてるのね） /:i:i:i:i:i:ﾑ } イ､"ﾉ!｀¨ . イ ｀＜:, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 瑠璃が戸惑いを覚えると同時に投げかけられた彼の言葉で、瑠璃の疑問は霧散していった。 一応、木下もそれなりに思うところはあるらしい。 だとすれば、今の彼の態度は、瑠璃と同じように、努めて『普通』であろうとしている、ということになる。 丶:::／::::::::::::::::::::`ｰ―丶===` 、 . ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰー==` . /..:::::/::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ== /:::::::/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ . /:::::::/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . /::::::/::::::::::::/::::::::::/l::::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: ' ､::/＿_:::::/::::::::::/ :l::::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: |::::::::| "'''- ．/ i::::::::::::::::::l::::::::::::::i:::l::::::::::: l:::::/.|..{价kﾐ_. !::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l::::::::::: i::::{ { ﾋｚﾉ ヾ ~""''' ‐- ．..,,_|:::!:::::::::: i::::ヽ. 价ミk_ /:::::::::::: （でもよかった。 |:::::::!.//// ﾄｲﾍi ヾ /:::::::::::::: ｀ 'ハ 、 `一' ノ /::::::::::::::::: 木下さんも、それなりに気まずそうだけど、 ﾊ ////・ /__,,.. ．-‐ 一応は普通どおりだし……。呼び方は変わっちゃったけど） |:::＼ _. ,.-‐''"￣ |:::::::::＼ ｀ .／ ﾉ .／,～:::::::::::::: |:::::::::::::::`_-_―. / / ,～^ /^＼-― |:::::::::::と＿__ ＼/ /~^ / }::::::::: /￣::::こ_. へ ＼ ./ / /^::::::::: ./:::::/ {_,ヘ ＼ 〉} ／ )::::::::::: .|:::::( / /_〉／ /^::::::::::::: .|:::::＾＼ / / ／ )::::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 内心で安堵の息をつく瑠璃。もう少し、こう、前よりも変化があると思っていたが、大丈夫そうだ。 そういえば昨夜の帰り際も、彼は割と普通だった気がする。 自分自身の『寂しさ』に引きずられて、少し気にしすぎていたのかもしれない。あまりにも変えてしまったのかも、と。 呼び方については協会でも同じだったら注意した方がいいだろうが、こういうことなら『普通』にしていても良さそうだ。 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､|:.:.:.:.:.:.:.ﾍ:.:.:.:.:.:.:.ヽ . /:.:.:./:/:.:.:.:.:.:.:.｀丶､:＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:', /:.:.:./:.:|ｌ:.:.:.::::|:.:ﾄ､:.:.:.:＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.', . /:.:.:.:.ｌ/z|ｌ:.:.:.::::|i:.l ＼／|:.:.l:.:.:.:.:.:.|:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:', ' :.:.:.:.:トハl:{:.:.:::|i:.l,. -‐ ＼|:.:.l:.:.:.:.:.:.|:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.', l:.:.:.:.:ｌ:.|/-.从:.::/jﾉ!,. - |_:.ｌ:.:.:.:.:.:.|､:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.', 黒猫殿？ l:.:.:.:.i|:.| ヽYi/ ﾘ ,.ｨﾃ乏|:.:i〉`:.:.:.:.|^ヽ :.:.ヽ:.:.:.:.:', l:.:.:.:.i|:.|ヽｫ〒t tｚｸl:.:.l:.:.:.:.:.:.:.!ﾝi } ＼:.＼:.:.:', l:.:.:.:.i|:.! ﾊ ﾋﾘ ´ '''ｌ:.:ｌ:.:.:.:.:.:./)' ｿ.:.:.:.:.￣:.:.l:.:', l:.:.:.:.i|:.l::::::', ''' ､ l:./:.:.:.:.:.:/- ' ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:l＼! l:.:.:.:.i|:.:l::::::ヽ t.､ 〃:.:.:.:.:.:/l::::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.l ヽ:.:.:.:ヽl::::::::::＞ ､ ＿＿/:.:.:.:.:.:./-|::l:|:::::::::l､:.:.:|｀丶 ヽl:.:.:.:ｌﾊ::::/!::|:/三三三≧z､i:i:ｉ:|:ハ|＼:ｌ ＼l jﾊ:.:.l V ﾙ'/.三三三三三|≧z､ﾕ 、 ＼ :::::::::::::::::::::::::: |i:i:i/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::,ｨ:::::::::::::: |:::::::::::::::::::l:::::::::::::. :::::::::::::::::::::::::: |i:/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::: / !:::::::::::::: |:::::::::::::::::::l:::::::::::!:l :::::::::::::::::::::::::/|:i::::::::::::ｉ:::::::::::::::::::::::::::::' |::::::::::::::::|:::::::::::::::::::l::::::::: |ﾘ ::::::::::::::::::::::/:::|il::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::l 从::::::::::::从::::::::::::::::l::::::::: | あ、すみません :::::::::::::::::::/::::::|:l::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::| ｀￣´_,,,,_ｰ‐ｧ―'|:::::::::ﾉ （さっきと立場が逆ね、これじゃ） ::::::::::::::::/:::::::::|:l::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::| ァ≠=ﾐ ' ￣´ :::::::::::::/ :::::::: ハ::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::| }! {ﾉ! ｀ 明日の朝じゃ、 ::::::::::/:::::::::::/ /＼:::::|:!:::::::::::::::::::::::: | { l::| ちょっとまずかったんです。 :::::::/:::::::::::::::､ ヽ ヽ从:::::::::::::::::::::::::| り { ::::/:::::::::::::::::::::＼＼ Y＼ :::::::::::::: !| """ :/:::::::::::::::::::::::::/::＼ ｰﾍ ＼::::::::::八 冫 「どういうことじゃ？」 :::::::::::::::::::::::: /::::::::::ゝ- ､ ｀￣´ ヽ / :::::::::::::::::::::::/::::::::::/ ､ u ::::::::::::::::::::/::::::::::/ ＼ r‐ ｧ ﾉ はい、実は、 :::::::::::::::::/::::::::／ヽノ＼ ｀ ´ ::::::::::::::/:::::／ o} ′ :::::::::::/::／ ヽﾍ、 , / :::::::: ／'"´￣ ｀ ､ Ｖヽ / ｀ ‐-' :: ／ ＼ o∨ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ と、瑠璃は外開きのドアがゆえに、影に隠れて木下から見えない位置にあった鞄を、んしょ、と己が足下に置き直し、 ..:::´::イﾆ三三三三≧ミ{彧ﾙ' イ=ミ^三≫:'^⌒＾⌒＾⌒＾⌒＾＼ /{｛{麥}ル'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ::::::云彳:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::' |::::::::{i:i:| ::::: / ::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::: |::| |:::::::::{i:i|::::::::|:::::::|:::::::::::::::::::::| ::::::|::::::::j|::| ！::::: {i:i|:::::::i|:::::::|::::::::::::::| ::::| |::::厂::イ:::| . l::::::: {/|:::::::i|::::::i|:::￣ ::::|::::ﾘ└ｲ圷} |::::| これなんですけど、 . l::::::（^|:::::::i|─ 斤J圷￣ ﾋｿ． ::: | 木下さん、扱えますか？ ｌ:::::::八 :::小. V:ソ . :::::{ヽ| l::::::::::::＼:::∧ ::::::: ﾉ |::::::::::::::|:丶:::＞ - ／| |::::::| :::::| :_{^⌒≧=- __,,∠Ｌ:⊥..、 |::::::|::::::／ ＼ ﾟ^'～､{乃 ｝:::ヽ | ::::j／ ≫=- ._V厶. }}::::::::. . 厶≪ ｛{｛麥}》 /{:::::::::｝ . /:::::::::::＼ 人赱人／´::::::::::::::＼ /:::::::::::丶:::丶、＿＿__,/ / ∧ ＼:::::::∨:::::::::〉 ｛:::::::::::::＼}:::::::::⌒^⌒::｛ / 丶 〉::::::::::::::::/ __ ＿＿＿＿＿＿┌─┬-── ､ ＿＿＿ |・| . ┏――――‐､ ＿／.＝＝＝＝＝＝┴┬┘－－－||－──､ |ﾛ|＿＿ . ┃ ,───、 ￣ﾟ |_ ゜・ ・_ ｡__ ｡ ｡_.━＿| ⊆⊇＿||]ﾆﾆﾆ匚ﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆ{ニ||| ﾛ|] . ┃ ￣￣´_-─‐￣￣〉￣_|､（ Уﾟ|.￣| | ‘－' ￣￣￣￣￣ﾟ￣￣￣ﾟ￣￣￣ . ┗──￣￣ ／ ／ ￣" V ∧ﾍ (＿／ V ∧ﾍ V. ﾍ＼ ＼. ＼> ＼／ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ そして鞄を開けて、中に入れていたライフルを取り出した。 ＿＿＿＿ . : : :´: : : : : : : : : : : : . ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :.、: : : ヽ . /: : : : : : : : :/／: : ／7:/: : : : : ::l: : :i : : . /. ./: : ; : : : /､_: :／ //|: : : : : : :|: : :}: : : :. . /: :/. : .:| : : :.:ヘ.>'￣ `ﾄ{.:|: : : : /:/|ヽ 」: : : :. アサルトライフル？ /: :/: : : .:|: : : :|／ ﾐ|:ﾊﾄ: : ;/}/斗く.ｲ:: : :|:: ./: :/. : : ::/|: : : :|茫ミx、 | ∨l/ /-/ |:|: : : | l どうしたんじゃこんなもの。 : .:/ : : : /{ |: : : :ｌ'///cjヽ _‐＿__ }:|:: : :. :| イ.: : : :/八j : : : |「¨¨¨’ ｲ//c「ﾉ/: : : :l | /: : : :/: : : |:ｉ: : ::|:l ``` ¨¨´/〃: :/: : | ７: //: : : : |:|: : ::|八 ， ``八:/ /: :/ | ': /7: : /: : |:l:i: :.:l:i:､＼ ⊿ . ｲ: :/: : : .: :.:| |/厶イ/:/|:|:l:|: : ::|i:|:.＞r -‐=ﾆ7:／/:/ : /: :八 . |/ .|:|:l:|: : ::||:| ｛=ﾆﾐ/_/|:／:.:/:/ : /}: / ＼ ／￣¨ 川 |: ::l从 ヽヽ ￣¨/:/ : / j:/ . / :|从.:ﾄ＼ー -‐} } ／: ::/ 〃 {: 八 }八ヽ＼＿_.ﾉﾉ /:／∨′ ＿＿＿__ ,....-≦´￣￣￣｀＜＞､:.､ ___, ,ィr=／::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::＼＼::r〈:.イ7 {(ｿ, '::::::::::::::::::,ｲ ::::::::::: |::::::::::::::｀ヽ乂〉:r;ﾌ ∨::::::::,::::::::::/ |:::::::::::::::|::::::::::',:::!:::::::ヽ r' ′':::: |:::::::: ' {:､::::::::::::| :::::::: |::|::::::|:::::ﾊ ':::: |::::_|＿::::| Ⅵ:::ム斗-二-L!::::::|:::::: | {::::::|:::::｣--__｀ ￣ ´ん:::ﾊ } |::::/:::::::_| ＜/::{ ｲ んﾊ 込zｿ' /イ⌒- ､＼ ちょっとしたツテで手に入ったんです。 {:::ﾑ{ 弋zｿ :.:.:r-・〈 ／ , ⌒ヽ､ |:::::::} :.:.:. ' ＞-/⌒ヽ／//////＼ それで、どうですか？ |::::叭 ｀{ {､ ////////// ∧ ´￣ ゝ ^ ,..Y 7////|/////// ∧ |::＞ __ .. ＜r-{,イ/////|///／/// ∧ r┴―-'｢|} ／ ,イ ＼///{/／///////∧ ＿__,..イ{｡ ､ |!_／ ／ _,..イ/｀ヽ､'////////// ﾊ ＿////Y//ム__ rｲ=ミイ_,..イ/// {///∧///////////} ｢:.:.:,'//// }//／///乂Y_ﾝ//＼////∨//{:.:∨///////_,..ﾉ ,イ:.:.://////／////／ / ∨///｀ヽ､/ ∨/＼:.:＼/＞´:.､ ＜彡77{:.{///////r {⌒ヽ ' ∨//////＼＼/イ}:.:/:.}::::::::::::＼ {//{//､::ヽ///イ ＞'イ ＼＿,.- ＼/////////}::/:.:.{乂:::::::::::::::::ヽ |///＼//7{/// ＼_｢＿,.-r ､＿} ｀丶､////〈:::｀::¨:::} ヽ::::::::::::::::::. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 逆手に持ち、銃把を木下に差し出す。無論、セフティはかかっているし、マガジンも装着されているが、中身は空だ。 !: :!: : : : : : :,'ヽ,ゝ' !:!: :!: : : : : : !:.i!:!i ヾ,'､: i: : : : : : : :!: ! . i: :i: : : : : : : !: ,ｲ !:!: :!: : : : : : !:.!!i:i ,>,:i: : : : : : : :i: i . !: i: : : : : :!: !,ｲ ｀ヽ､ ＿!i!!:i',: : : : : ,i:,'i,'ﾘ. -ー '" '!: : : : : : : :!:i ..!: :!: : : : : i: !' ﾘ ﾘ ', : : : ,'i:i/ i : : : : : : : !:.! ,': : !: : : : : ',:.! ,,,,＿- ､ ﾞ ヽ: : ,' ﾘ , -_‐_ﾆﾆ､,': ,: : : : : : !: :! ': : :!: : : : : :',:彳 i心示气ヾ ',;/ イ示心刈 ゞ,' : : : : : :,' : ', : : : !: : : : : : ',', !つ性別 !ﾌ秀吉i. //: : : : : : :,': ,: :.'､ ｲｲ: ',: : : : : : i,:',. 弋zZ,汐 弋ZZ汐 /ｲ: :/: : : /,': : ',ヽ､'、 ふむ、銃自体は新しくないが、綺麗な状態じゃな。 ,ｲ: : :',: : : : :',:',:'､'､ ,ｲ/,':./ : : ://: : : :.'､ : :., イ,',:,: : : :!,:',-'､ヽ ' ,ｲ/:〃: : /,''',ヽ、: : :'､ どれ、内部は……。 ,ｲ:,,',',､: : ',ヾ､;;;ヽ､ ( ) ,.ｲ,.'///: : :/ヽ､:'､ ﾞヽ : '､ ￣"ﾆイ;ヽヽ: :',;;;//;;;;;;ﾞ;;,.､ , .イi;;;;;;;;ｲ',/: :,.ｲ;;;;;;;;;;ﾞ;;i ､ ヾ､'、 ;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;ﾞヽヽ,:ヽ';;;;;;;;;;;;! ﾞ＞_.-_＜, i;;;;;;;;;;;;/: ,ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;ヽ, ;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヾ､;;;;;;;;;;;i //,:.:.:.:.:.:.〉,', ,';;;;;;;;,ｲ,ｲ,',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;ﾞ, ;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈〈;;;;;;;;;;;;;;;;;i,''./ .i＿＿i ',.',';;;;;;;イ;;;;;;;〉〉;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;', ;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽヽ,;; イイi /:.:.:.:.:.', ./ヽヽ,;;;, イｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;', ;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イイ;;;;;;;;;',/:.:.:.:.:.:.:.:',/;;;;;;;;;ヽヾイ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ,､,､,､､ ｡=ﾆ⌒^⌒^⌒ﾆ=､く{(芍}ﾘ ,イ≫''＾ﾟ^⌒＾ﾟ^⌒＾ﾟ^''く ヾ彡 x=ﾐ〃＾ﾟ´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`く＼ 弐Ⅳ :::::::::: :::::::::|::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::Vﾊ . ﾏ彡:::/:::::::| ::::::::|::::::::| :::::: |:::::::::::::::::Vﾊ |:::|i::::::::|_::::::::|::::::::|:／::｣L:::|:::::::::::|:::| |:::|i:::::::｣L::-┴─ イ):::::刀:::::::::i:|:::| |::::Ⅵ广i):::ﾄ ヒツ．|::|::::::i:|:::| …… l:八小 ﾋリ . ":::::.|ルイﾉ:::: |::::::（_', :::" ,r:::':::::::| |::／|八 - ｲ:! ::::::::::| . ｀ |:::个 . イ|::::|::::::::::::| |:::::|:::::::|:::{＞‐ ´ノ⌒ﾞ八 :::::::::| |:::::|::::斗rj ∨⌒ ／⌒＼:::::| |::_／ ＼x土x.／ ｀¨ア＼ /下､ ｛{《莢》｝ ／::::::::: /:::::::::::＼__／≫=≪＼＿_.....イ::::::::::::::: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 銃を手にした木下の表情が引き締まった。 それは遺跡の中で瑠璃が見てきた、屍肉喰らいとしての顔。 _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ - ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ_ - _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ_ -=ﾆ ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ | _ -=ﾆ_ -=ﾆ ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ ＿＿＿_ -=ﾆ l -=ﾆ -=ﾆ |＼= ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ_..．‐-､、 └=ﾆ ｜ ＼ _ -=ﾆ _ -=ﾆ _ -=＞ ´￣ { _ノﾉ _| ＼= _ -= _ -=ﾆ _ - 7ヽ_ - _..．-=７´ . ´| _ -= ´ ＼. |ﾆ _ -=ﾆ _ -=ﾆ -/ / ／:::::::::::::::{ ,. -‐ ´ | _ -= ´ ＼ ｜ ﾆ _ -=ﾆ _ -=ｧ / / , ′::::::::::::::::::ヽ ＿／｜ | _ -= ´ ＼| ﾆ _ -=ﾆ _ -=7 -/ /, ′::::::::::::::::::::::::::::／ | _ ┴= ´ _ -= ´ ﾆ _ -=ﾆ /_ 〈 //::::::::::::::::::::::::::::::::/:{_ -=ﾆ ￣ _ -= ´ ﾆ¨ / ヽ_ -／::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::＼ ＿＿ ....．-―- ..._ _ -= ´ / _ -‐ ´ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::::｀::ｰ＜´:::::::::::::::::::::::::ヽ｀ ｰ-＜ j -‐ ´￣ ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ∨ / |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ } { |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::-－-:::::::::-┬ ´―ｧ― ´ ｶﾞﾁｬ } ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} / ＼ ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠ -‐ ' _{{ }} ｀＼ 〈/|///〔{）'/:::// .' .'/｜ └ﾑ 〃 У/| |// /- ､'/ .' , | | ＼_ ＿_ ／/ /｀|/|_|/ / , .' .' | ｜ z/_/z≦- 、 ,/ |/|/ / ＼/ .' .' .' ′ / [〕=〔]／ ヽ /＿ ｣,/〔{）／⌒丶、 ' .' ′ / ,．´￣￣＼. ∨ﾆﾆﾆZ/／ /::丶、 ′ / / ⊂〃 : : : : : : : : ヽ /ﾆﾆﾆZ/∧ Y´ ＞‐- ､:::＼ / / / {{ ヽ: : : : : : : : :}} /ﾆﾆﾆZ/〈 ヽ V/////∧:::::‘， // |ﾑ ｀ ｰ- -‐〃 ニ ﾆZ// r一 ´ ￣＼'////}::::::‘， // └‐＼_ ＿_ ／ }≧=≦/ 〉 ｀ ┬ ヽ ﾉ￣::｀ヽ::::::‘， / ｀￣ ´,. / ｀〈 ＼ヽ }-.::´:::::::::::::::::::::::::‘， / / / ＼ ヽ_ｰ':::::}:::::::::::::::::::::::::::::::l / ∨-― - ､ ／／ ヽ_ﾉ::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::|/ / -―- ､ く／ ／{:::::::::::::::､:::::::::::::::::::::::::: ' / ＼＼／ﾆﾆ∨::::::::::::::::::／￣｀ヽ::/ / ∨ ./ ＼::::::::／ ｀丶、 / / / | }／ ｀ヽ / / / ／ } / / / / | ｶｼﾝ / / / / | ＿＿＿＿ . : : :´: : : : : : : : : : : : . ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :.、: : : ヽ . /: : : : : : : : :/／: : ／7:/: : : : : ::l: : :i : : . /. ./: : ; : : : /､_: :／ //|: : : : : : :|: : :}: : : :. . /: :/. : .:| : : :.:ヘ.>'￣ `ﾄ{.:|: : : : /:/|ヽ 」: : : :. /: :/: : : .:|: : : :|／ ﾐ|:ﾊﾄ: : ;/}/斗く.ｲ:: : :|:: ./: :/. : : ::/|: : : :|茫ミx、 | ∨l/ /-/ |:|: : : | l : .:/ : : : /{ |: : : :ｌ'///cjヽ _‐＿__ }:|:: : :. :| うむ、内部機構にもがたつきや引っかかりがない。 イ.: : : :/八j : : : |「¨¨¨’ ｲ//c「ﾉ/: : : :l | /: : : :/: : : |:ｉ: : ::|:l ``` ¨¨´/〃: :/: : | 手入れが行き届いておる。 ７: //: : : : |:|: : ::|八 ， ``八:/ /: :/ | ': /7: : /: : |:l:i: :.:l:i:､＼ ⊿ . ｲ: :/: : : .: :.:| よい銃じゃな。 |/厶イ/:/|:|:l:|: : ::|i:|:.＞r -‐=ﾆ7:／/:/ : /: :八 . |/ .|:|:l:|: : ::||:| ｛=ﾆﾐ/_/|:／:.:/:/ : /}: / ＼ ／￣¨ 川 |: ::l从 ヽヽ ￣¨/:/ : / j:/ . / :|从.:ﾄ＼ー -‐} } ／: ::/ 〃 ｶﾁｬｶﾁｬ {: 八 }八ヽ＼＿_.ﾉﾉ /:／∨′ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 木下はマガジンを外し、弾がないことを確かめ、続いてハンドルを引いてチャンパーにも弾がないことを確認。 それからマガジンを戻して、射撃姿勢を取った。銃口の向く先は、瑠璃のいなくなった中空である。 サイトを覗き込んで、しばらく。トリガーが引かれ、銃がカシン、と音をたてた。一連の動作は、慣れた者の手付きだ。 _,rn豸> _ .................... _ <_彡く⌒｝ -=ﾆ二二ﾆ=-::::::::::｀:..､ 'ｰ=ア´ ...::::::::::::::::::::::￢-=ﾆ=- :::::ヽ,_ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=ﾆﾏ⌒苡ﾍ ( ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｛ ヘ￢'’ 丶 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノﾍr┬'＾ '⌒ ､_＿__ / _＿__ ￣￣￣ ノﾏﾆ7⌒ ｉ :::::::::i:::::::::Λ :::::::::::::::iｉ::::::::::::::i::::::::::::::::Ｖ:::::::: . j.::::::::::ｌ::::::::「＾| ｉ:::::::::::::iｌ :::::::::::::ｌ;:::::::::::::: ｌ::::::::: : ⌒Ｔ:::::|:::::::ｉト | ｉ:::::::::::::i| ｉ::::::::::::|i:::::::::::::: ｌ::::::::: i ｉ ::::「「｀汎 Lｉ:::::::::::::iLｉ:::::::::::」i:::::::::::::: l::::::::: l ∧::::} り ￣ ¨^汀Ｊ了 i:::::::::::::: l:::::::::￤ その銃、扱ったこと、あるんですか？ '⌒Ｗ／/ 乂,_ソ i:::::::::::::: ｌ::::::::: ; 从 ' ／/／・ .'::::ぅヘＶ::::::: / ＾⌒ 厶イ_ ィ:::::::::: ′ 、 ､ ／ 「:::::ｉ:::::::::::i ｢心. r ´￢〔:::::::ｌ:::::::::::l ﾉヘ::::〕Tﾏ 瓜<⌒'ｰ＜ __::厶:::::::::ｌ , <⌒ⅵ 」｢∵_, ∴ﾝ'⌒ ＜ ∠｛f芒,ﾉ厂「 ﾌ⌒ ：,ｼﾞ~ . ｰ￡=辷彡ﾍ〈ｱ^ ∴ｼﾞ _, i ／-‐冖勹￢'~ __ ∵ジ~ ／~ .....:::::::.. ￤ , '＾ｱ⌒7⌒7い⌒' 7＞ '⌒ ...::::::::::::::::::: ￤ <⌒ √ / ′ ｀V::::〃 .......::::::::::::::::::::::::::: Λ 〈 ⌒'ｰ〈 j' 小/´ .::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::: . /´::>､_／｀ｰｧ'^ｰｧ'⌒7 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈:::::::: : Ｘ´:::::⌒>､_∧__,/ _,.ゝ､, xヘ、 _::::::::==-ｧ仁 }ｉ::::: ; / :::::＞:::⌒7¨⌒~て >'⌒ <⌒ <>､ __彡'⌒:: /:ｌ::::: i , ⌒¨´ ,...::::::/´__,√／ .::::::::::::｀¨¨｢＼_>::::::::::::::: ｨﾞ::::|::::: l / ::::::::／:::::::::::〉'⌒>'⌒...:::::::::::::-=ﾆＬ 小::::::::::ｱ〔:::l::::::|::::: | / / : : : : : : / : : /: : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｜ : : : : : : : :. ': /: : : : : : : :' : : / :/: : :.:｜: : : : : : : : : ! : : : : : i: : : : ｉ:|: : : : : : : : : :. . l: l: : : : : : : : |: : /: /: : : : i:| : : : : : : : : : |: :i: : : : |:: : :.::|: : : : : : : : : : l::. l :l: : : : : : : : |: :/ :/: : : : :从i: : : : : : : : ::ﾊ:从::. :.:|: :ｉ : :|: : : : : : : : : : :l:| む？ ああ、うむ。 . l: l: : : : : : : : |∨|:/| : : : /:ﾊﾊ: i : : : : : : | ||ハ : : |: :|: : |ｌ: : : :〈 ＼: : :l:| . l: ｌ: : : : : : ＿|: /| ┼ : :/}/: l :|:|､ : : : : : | || . | _斗小ｰ:|-: : :_: ＼ ｀ ＜ 以前武器屋で何度か、の。 l :l : : : : : : i: :|: 「|:小: :/:ﾌ ｰﾄ !:!:|:|､: : : : l才ﾆ「 Ⅵ ||∨|:∨: :__: : ＞――`- ､ |: !: : : : : : :|: :∨:|__|:∨‐- |`| |:|:∨: : /./ .l-‐ |.:ﾘハ|.｜/－'´ ＿＿ | まぁこの銃とは種類は違ったが。 !: !: : : : : : :∨:{.才Ｔ:.:.:￣¨:.:ト:j ./ Ｖ.:/./ィ:.:¨￣:.:.下＼ j |`ー:r＜ : : | l | |: | : : i: : : : :Ｖ:ヾ {っ:.:0.:.:.:.| ｀ j/ {っ:.:0:.:.:.:| //: | :j: : :＞ ' ⌒ヽ.| じゃが当時はまともに制御できず、 |: |: : : l : : : : Vﾊヽ∨:ー‐'.丿 ∨`ー '丿//: :.j {: / ／￣¨` ＼ 諦めたのじゃ。 |: |: : : :l: : : : i Vﾊ ￣￣ ￣￣ ./:/:/ / / ,.へ、 :〉 . j: :ｌ : : : l ､: |: l ﾄ､ヽ ' ' ' ' ' ' ' ， ' ' ' ' ' ' ' /:/: { 〈_／j / / . /:i: : : i: : ヽヾ: l::くヽ:＼ /:/ｲ八 {_ノ / /:/|: 八:l: : :.:ヽ: :l: |: :＼ ＼ ﾏ¨二¨ｦ ／.ｲ:/: :∧ ／ / ／ .|:/:∧l:､: ヽ:＼＼ : : ＼ ｀ ´ ／ : / ／:∧ / / '´ ル : ハ: ヽ: :＼:ヽ ヽ : : ＞ イ : : : ／: : /:∧ { / . / |: : : /}: :ハ: : :ヽj: : ヽ:}: : : :| ｀ .__. ´ |: : |: : ／: : : /: : ハ / ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 言いながら、ドアの影から出てくる瑠璃。彼女に銃を返却しながら、木下は苦笑と共に説明を始めた。 聞けば、数ヶ月前に幾度か、試し打ちという形で取り扱いは学んだことがある、とのことだった。 しかしその頃は、今よりも射撃がうまくなく、どうしても的に当たらなかったので、諦めたらしい。 ,､,､,､､ ｡=ﾆ⌒^⌒^⌒ﾆ=､く{(芍}ﾘ ,イ≫''＾ﾟ^⌒＾ﾟ^⌒＾ﾟ^''く ヾ彡 x=ﾐ〃＾ﾟ´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`く＼ 弐Ⅳ :::::::::: :::::::::|::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::Vﾊ . ﾏ彡:::/:::::::| ::::::::|::::::::| :::::: |:::::::::::::::::Vﾊ |:::|i::::::::|_::::::::|::::::::|:／::｣L:::|:::::::::::|:::| |:::|i:::::::｣L::-┴─ イ):::::刀:::::::::i:|:::| |::::Ⅵ广i):::ﾄ ヒツ．|::|::::::i:|:::| じゃあ、今ならどうですか？ l:八小 ﾋリ . ":::::.|ルイﾉ:::: |::::::（_', :::" ,r:::':::::::| |::／|八 - ｲ:! ::::::::::| . ｀ |:::个 . イ|::::|::::::::::::| |:::::|:::::::|:::{＞‐ ´ノ⌒ﾞ八 :::::::::| |:::::|::::斗rj ∨⌒ ／⌒＼:::::| |::_／ ＼x土x.／ ｀¨ア＼ /下､ ｛{《莢》｝ ／::::::::: /:::::::::::＼__／≫=≪＼＿_.....イ::::::::::::::: _. -―- ._ .:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:ミ:､:｀丶 ／:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ /:.:.:.:./:.:/:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:./:.:.:l:./:.:.:.:.:.,:イ:.:.:.:.:.ヽ:.:.!:.:.', |::.:.:.:':.:.:.:l:.:.:_:.:／ l:ｉ:.:.:.:.:.:.:}:.:|:.:.:.| |:.:.:.ｌ:.:.:.:l:.:.／｀ヽ. |ｉ|:.:.:.:.:.:.ﾊ:.l:.:.:.:l |:.:/!:.:.:.:ﾚ'、 l!|:.:.斗/'"}|:.:.:.:| そうじゃのぅ。 |:.:､!:.:.:.:lr'､ ｀ヽ ヽ.:∠-ｧ/!:.:.:.:l |:.:.:|:.:.:.:.ｌゞｰﾌ′ 之/'/.:':.:.:.:,′ 撃ってみなければ、確実には言えぬが、 ゞ:.ﾊ:.:.:.:.ﾄ､"" ""/:./:.:.:,ｲ こいつには３バースト機構もある様子。 /:: ､:.:.:.| ＼ . ′.イ:.:/:.:.::/ ヽ::ヽ:.:ｌヽ .{｀Ti/ i>く,／/::/ フルオートで連射しなければ、まぁなんとかなるじゃろう。 ,／､ ｀ｰ<｀ニｱ / ／_.ゝつ / _. ゝ 、 /-}ﾄ､＼ ´ く ./ / ｀ ｰ-＼{ー〈ハ｀; ＼ ｀:、 / / }|::::::∨ ｜ /` } / / _ ＿_ﾄ;::::::::ヽ l、/ ,′ ; 〈 ヽ::::::/ r7 / l 、ヽ ＼）,/ /. .......-─‐-.... ,..::.´::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.::.:ヽ. . /::.::.⌒´::.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ::ヽ /::./::.::.::.::.::.::.:＼::.::.::.::.:i::.::.':,::. . ,'::.,'::.::.::/ {!::.::.::.::.::＼::.::.:|::.::.::.',::. . ｌ::.ｉ::.:_ｉ7_ ヽ::.::.::.::.}__斗七::.::.::.}::. . |::.|::.::.| ￣`＼::.::ﾉ ｀|::.::.::.:!::.ヽ ノ:|::.|八ｲ不心 `´ ｲ不利::.::.::.ト､{´ とはいえ、あくまでそれはわしの話。 ￣!::.::.ハ ﾋZ:ﾘ ﾋZ:ﾘ |::.::.::}::.| ｌ::.::.:|∧xx , ｘｘ/::.::.,'::. l 正直、黒猫殿の腕ではやめておいた方が無難じゃと思うぞ？ ﾄ､::.:l::.::ゝ r_､ ..ｲ::.:: /::.::i:l ﾘ|ヽ::!::.::.::.:＞ _ イ::. !::.:/:∧:|:| これは衝撃が強い。おそらくじゃが、単発でも支えられまいよ。 . |ハ:lヽ::.ﾑｲ >‐<´ /ヽl::/::/ r‐f￢'7/ ﾄｲ:::::::ﾊ/ ﾚ￣孑￣ヽ わしも教えるのが上手いわけではないし、 / .| // |/:⌒:|/ || / / もう少し腕が上がるまで保管しておくか、 . { | 〉〉 /:::::::::::l ＼// / 今のうちならば売ってしまうかをお勧めするのじゃ。 ﾉ / {{／:::::::::::::::| ／＾ヽ / }ヽ / ﾍ:::::::::::::::::::} / 二＾ヽ / 中古品のようじゃが、かなり手入れの行き届いた銃じゃ。 / ／7/￣`＞＜:::／/ , ニﾆフ ./ . / {__{ || ＞‐へヽ / 新品の八掛けでも売れるのではないか？ / 〃 ＬL｡ ｡ ヽ / _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| （上条さん、貴方はスカヴェンジャーじゃなくて ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| ガンスミスになるべきです） {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 中古品で八掛けなど、ほぼ未使用品状態である。そこまでの腕があれば、どこのチームにも所属できるはずだ。 上条はなぜスカヴェンジャーを、しかも評判が持ち直しているとは言え、互助会所属なんてものをやっているのだろう。 _,rn豸> _ .................... _ <_彡く⌒｝ -=ﾆ二二ﾆ=-::::::::::｀:..､ 'ｰ=ア´ ...::::::::::::::::::::::￢-=ﾆ=- :::::ヽ,_ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=ﾆﾏ⌒苡ﾍ ( ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｛ ヘ￢'’ 丶 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノﾍr┬'＾ '⌒ ､_＿__ / _＿__ ￣￣￣ ノﾏﾆ7⌒ ｉ :::::::::i:::::::::Λ :::::::::::::::iｉ::::::::::::::i::::::::::::::::Ｖ:::::::: . j.::::::::::ｌ::::::::「＾| ｉ:::::::::::::iｌ :::::::::::::ｌ;:::::::::::::: ｌ::::::::: : ⌒Ｔ:::::|:::::::ｉト | ｉ:::::::::::::i| ｉ::::::::::::|i:::::::::::::: ｌ::::::::: i ｉ ::::「「｀汎 Lｉ:::::::::::::iLｉ:::::::::::」i:::::::::::::: l::::::::: l （ま、それは良いとして、どうしよう。 ∧::::} り ￣ ¨^汀Ｊ了 i:::::::::::::: l:::::::::￤ '⌒Ｗ 乂,_ソ i:::::::::::::: ｌ::::::::: ; 木下さんに譲るつもりで来たけど、 从 ' ・ .'::::ぅヘＶ::::::: / 有償がいいかしら。 ＾⌒ 厶イ_ ィ:::::::::: ′ 、 ､ ／ 「:::::ｉ:::::::::::i それとも、お世話になるかもだから、 ｢心. r ´￢〔:::::::ｌ:::::::::::l 無償でも……） ﾉヘ::::〕Tﾏ 瓜<⌒'ｰ＜ __::厶:::::::::ｌ , <⌒ⅵ 」｢∵_, ∴ﾝ'⌒ ＜ ∠｛f芒,ﾉ厂「 ﾌ⌒ ：,ｼﾞ~ . ｰ￡=辷彡ﾍ〈ｱ^ ∴ｼﾞ _, i ／-‐冖勹￢'~ __ ∵ジ~ ／~ .....:::::::.. ￤ , '＾ｱ⌒7⌒7い⌒' 7＞ '⌒ ...::::::::::::::::::: ￤ <⌒ √ / ′ ｀V::::〃 .......::::::::::::::::::::::::::: Λ 〈 ⌒'ｰ〈 j' 小/´ .::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::: . /´::>､_／｀ｰｧ'^ｰｧ'⌒7 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈:::::::: : Ｘ´:::::⌒>､_∧__,/ _,.ゝ､, xヘ、 _::::::::==-ｧ仁 }ｉ::::: ; / :::::＞:::⌒7¨⌒~て >'⌒ <⌒ <>､ __彡'⌒:: /:ｌ::::: i , ⌒¨´ ,...::::::/´__,√／ .::::::::::::｀¨¨｢＼_>::::::::::::::: ｨﾞ::::|::::: l / ::::::::／:::::::::::〉'⌒>'⌒...:::::::::::::-=ﾆＬ 小::::::::::ｱ〔:::l::::::|::::: | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ライフルは7.62×39弾だ。この弾丸であれば、装甲に特化した警備ロボやミュータントでなければ十分に効果がある。 明日、確実に参加し、かつ、おそらく今後幾度も参加してくれるだろう木下に渡せば、全体的な効率は上がるだろう。 問題は、有償で譲るか、無償で譲るか、である。果たしてどちらがよいものだろうか。 【選択肢】 １：木下に有償で譲り渡す（支払うまでは貸し出しという形を取る） 結果①：木下が春夏秋波に来る確率が減少 結果②：木下の強化に遅れが生じる。 ２：木下に無償で譲り渡す 結果①：秀吉ストーカーカウンター +0.5 結果②：木下の男娼化が助長される 下３の間 1d100を添えて選択。1d100が選択判定値『1d100』に近い選択を採用（雑談除く） 選択判定値については時間経過または選択レスが出そろった後に決定する。 【1D100:94】 有償で 【1D100:81】 ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 【システムメッセージ】２が選択されました。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' いえ、実はこれ、 :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' わたしが使うつもりはないんです。 :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' :,:::::､.. ! /// , ･ '::'i::::::::::::l::::' お店とかに売却もしません。 ∧:::::,ヽ. /// //,::::::::::,，:::! Vi::::::::､ ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, ＿＿＿＿ . : : :´: : : : : : : : : : : : . ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :.、: : : ヽ . /: : : : : : : : :/／: : ／7:/: : : : : ::l: : :i : : . /. ./: : ; : : : /､_: :／ //|: : : : : : :|: : :}: : : :. . /: :/. : .:| : : :.:ヘ.>'￣ `ﾄ{.:|: : : : /:/|ヽ 」: : : :. /: :/: : : .:|: : : :|／ ﾐ|:ﾊﾄ: : ;/}/斗く.ｲ:: : :|:: ぬ？ ./: :/. : : ::/|: : : :|茫ミx、 | ∨l/ /-/ |:|: : : | l : .:/ : : : /{ |: : : :ｌ'///cjヽ _‐＿__ }:|:: : :. :| ではなぜそんなものを？ イ.: : : :/八j : : : |「¨¨¨’ ｲ//c「ﾉ/: : : :l | /: : : :/: : : |:ｉ: : ::|:l ``` ¨¨´/〃: :/: : | というか、なぜわしのところに？ ７: //: : : : |:|: : ::|八 ， ``八:/ /: :/ | ': /7: : /: : |:l:i: :.:l:i:､＼ ⊿ . ｲ: :/: : : .: :.:| |/厶イ/:/|:|:l:|: : ::|i:|:.＞r -‐=ﾆ7:／/:/ : /: :八 . |/ .|:|:l:|: : ::||:| ｛=ﾆﾐ/_/|:／:.:/:/ : /}: / ＼ ／￣¨ 川 |: ::l从 ヽヽ ￣¨/:/ : / j:/ . / :|从.:ﾄ＼ー -‐} } ／: ::/ 〃 {: 八 }八ヽ＼＿_.ﾉﾉ /:／∨′ _f:rｫ }ﾉｨ :.V::::::::::::ｧーチ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:乂:::＼:{ミx. 匕才'ノ:.}:....}:ｧ==''.:.／..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:...＼:}:.ヽ.} 込z≦彡ノ ..:.〃 .:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.. `く`’ / /.:.:::/ / :}:.i:.:.:i:.:}:.:... ヽ .∨ .i‘， .′i ::::/.: ..:.:.:.:/:.:.:.:.................... '..′..!..{. i.....:.:.:.:.:.i:∨ :.. i:..i i .:.{.:.::′.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:/:.:.:.:|:.:}:.ﾄ:.:.:.: } :.l!:.i :.:.. |:i:| | .:.:ア! .:.:.:.:.:.:}ﾊ--.――一/ァ:.:.:.:,'}:/|斗―十ﾉ}:.}:.:.:.:.},}: | .:/i´| .:′i:.:.{ー-＜:.＿:メイﾉ:.:.//' }ﾉL:.斗ヒ 丁: 爪ﾉ′ }八 ､|..:i.:. i!::.| 不¨テぅ::示ﾐ´￣´′ ァヂ丁孑ん:!:.| } ..:.ヽi :|:.: l!:..!八 ト.:;;:ｎ} iｨ:;;nﾘ ﾉ 小:}: | その……もし、良ければですけど、木下さん。 ﾄ..:.:小 :!:.:.:.:.:. 乂::ン 乂ン ． ′:ﾘ: i | ..:.|∧i!:.､:.､:∨ /:/:/ , /:/:/. ん:.//:′ | ..:.|:.:∧:.:ヽ:ﾄ:∨ 从:./}:/ 「む？」 } ..:.|:.:.:.:.:≧:z┬＼ .ｲ:iイ ﾉ′ .′..:.j:.:.:.:.:.:.i:..ト.}介x. ´ ` イ:.:.|:.l:.| ﾉ ..:.:i!:.:.:.:.:. }:.:} ⌒ｰx.≧ . _,≦:.}:.|:.:.:|:.|:.! .′ ..:. }:.:.:.:.:._:ノ ､ ‘ﾟ,ヽ. ｀爪,， {､:.:|:.:.:}/!:{ { ..:_:斗≦ ＼ ⌒i/´'’ ﾉ ≧ｰ廴ﾘ＿__ ,..-一＜ .{’， ＼ { / ，}:... .:.. ヽ /.....::::....V..::::乂_ 丶 _ァ≦ミﾏx ﾉ::....::::::::..ハ 〃....::::::::....V.::::::::入， 〈.:《:.i:ﾊト:{..} ,‘ﾉ:::::::}::::::::::.... } __ ＿＿＿＿＿＿┌─┬-── ､ ＿＿＿ |・| 「この銃、 . ┏――――‐､ ＿／.＝＝＝＝＝＝┴┬┘－－－||－──､ |ﾛ|＿＿ 受け取ってもらえませんか？」 . ┃ ,───、 ￣ﾟ |_ ゜・ ・_ ｡__ ｡ ｡_.━＿| ⊆⊇＿||]ﾆﾆﾆ匚ﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆ{ニ||| ﾛ|] . ┃ ￣￣´_-─‐￣￣〉￣_|､（ Уﾟ|.￣| | ‘－' ￣￣￣￣￣ﾟ￣￣￣ﾟ￣￣￣ . ┗──￣￣ ／ ／ ￣" V ∧ﾍ (＿／ V ∧ﾍ V. ﾍ＼ ＼. ＼> ＼／ !: :!: : : : : : :,'ヽ,ゝ' !:!: :!: : : : : : !:.i!:!i ヾ,'､: i: : : : : : : :!: ! . i: :i: : : : : : : !: ,ｲ !:!: :!: : : : : : !:.!!i:i ,>,:i: : : : : : : :i: i . !: i: : : : : :!: !,ｲ ｀ヽ､ ＿!i!!:i',: : : : : ,i:,'i,'ﾘ. -ー '" '!: : : : : : : :!:i ..!: :!: : : : : i: !' ﾘ ﾘ ', : : : ,'i:i/ i : : : : : : : !:.! ,': : !: : : : : ',:.! ,,,,＿- ､ ﾞ ヽ: : ,' ﾘ , -_‐_ﾆﾆ､,': ,: : : : : : !: :! は……？ ': : :!: : : : : :',:彳 i心示气ヾ ',;/ イ示心刈 ゞ,' : : : : : :,' : ', : : : !: : : : : : ',', !つ性別 !ﾌ秀吉i. //: : : : : : :,': ,: :.'､ ｲｲ: ',: : : : : : i,:',. 弋zZ,汐 弋ZZ汐 /ｲ: :/: : : /,': : ',ヽ､'、 ,ｲ: : :',: : : : :',:',:'､'､ ,ｲ/,':./ : : ://: : : :.'､ : :., イ,',:,: : : :!,:',-'､ヽ ' ,ｲ/:〃: : /,''',ヽ、: : :'､ ,ｲ:,,',',､: : ',ヾ､;;;ヽ､ ( ) ,.ｲ,.'///: : :/ヽ､:'､ ﾞヽ : '､ ￣"ﾆイ;ヽヽ: :',;;;//;;;;;;ﾞ;;,.､ , .イi;;;;;;;;ｲ',/: :,.ｲ;;;;;;;;;;ﾞ;;i ､ ヾ､'、 ;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;ﾞヽヽ,:ヽ';;;;;;;;;;;;! ﾞ＞_.-_＜, i;;;;;;;;;;;;/: ,ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;ヽ, ;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヾ､;;;;;;;;;;;i //,:.:.:.:.:.:.〉,', ,';;;;;;;;,ｲ,ｲ,',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;ﾞ, ;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈〈;;;;;;;;;;;;;;;;;i,''./ .i＿＿i ',.',';;;;;;;イ;;;;;;;〉〉;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;', ;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽヽ,;; イイi /:.:.:.:.:.', ./ヽヽ,;;;, イｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;', ;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イイ;;;;;;;;;',/:.:.:.:.:.:.:.:',/;;;;;;;;;ヽヾイ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 木下の口から、呆気にとられた声が漏れた。7.62ｍｍライフルの大体の相場は予備部品含めて50円というところだ。 新品でその値段。中古となれば30円強だろうか。それを無償で譲ると言うのだから、木下が驚くのも無理はない。 /: : : : : : : : :/ : : : /.: : : : : : : : ::|: :l: : : : : ＼ : / / : : : : : : /､: : : ;' /:: : : : : : : :.:|: :|、: : : : : :ヽ . / :' : : : : : : :.:|ヽ>'´ |:.{: : : : : : : : : |: :| ＼: : :／ . /: /: : : :_: :＿」∠￣ |ミ:.､: : : : : : :.:|: :| `く／: : /: / : /´ ＿＿ ノ j∧: i: : : : : /_ﾊ: }_ ヽ: : : .: :/ : / / : : 〈 `ミ､:.:| : : : /}:/ j/ ｀ ｰ--∨: |: j : / /: .:へ :. ヽヽﾄ､: :/ / :７ ￣ ∨: |:八/ .／ .ｨ } :. ∨ } |:! / ,. : ⌒}:.:lヾz--=z ､__ /: ……すまぬ、もう一度言ってくれぬか。 |l '. ´ ,.｀へ:l ￣ ヾﾆ三ー一_ｧ : |l '. ´ / /:l ´´´ ￣ // : 値段の部分を聞き逃したようでな。 |: '. V: : :、 ‘ ´´´´ //: : '. ∨ : ＼ _ u //: : : 〉 八 : : : ` : . ｀ ／: : : : / /: : : : : : : : : ＞: .._ __. ..-／.:/}: : : : / :/:. : : : : : :/7 : / : : : : > /// : : ／ . / /: ヽ､: : : :/厶イ＿ :／ } // {: : :/ / / ヽ Lヽ: : ヽ ./:.:./ / |: :/ . / /￣ ＼ ＼: :V:.:.:/ / j / （（爻ソい/////／￣´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶/∧}い 〔`ｰ=彡リ／⌒:::::／:::::::::::::::::::::::::丶:::::::::::＼:::::::＼}〕リ ｀7::ｧァ7´::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ ,::: |// :::::::::::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::!ﾊ:::::::::::: | :::|/| :::::::::::: i::::::::::::::::::::::::/ :::::::::/::|::| :::::::|::ｉ:::| :::::::ｉ:| |::: Ｖ|:::::::::i:::ｉ:|:::::: ─―-/ /:::::::::::/|:｣:: ___|::ｉ:::| :::::::ｉ:| |:::/^|:::::::::i:::|从::::::::::＿/|/|::::::/|/ :|八_::::｣八:|_::::从| |::{｛ |:::::::::i:::| ﾃｰ≠=≦ ￣ ｨ=ァ≦ﾃ :::ｉ:::| い、いえ、値段は言っていません。 |:: ヽ|::i:::::::ｉ::| {{ ,_ノ/ﾘ ,_ﾉ/ﾘ / /:::ｉ:::| |::::::::|::ｉ:::::::ｉ::| 弋:(ソ Vソ ．::::: ｉ:::| 受け取る……ええっと、無償で結構です。 | ::::: i八 :::::ｉ:| ＼＼＼ , ＼＼'::::::j::::| | :::::::ｉ::::::＼从 八|/|:::' |:::::::::ｉ:::::::::::::r仆 _ ｲ:::::|: |/ |:::::::::ｉ::::::::::::::｝ﾟ＼ 丶､ ー’ イ::::i::::::| . |:::::::::i :::::::::::∧ ﾟ⌒ヽ｀ .__, ｘ＜}!:::ｉ:::::| ::::| |:::::::::i::_厶イ 〈 ﾟ＼ /ﾟ ﾟ人 ｉ:::::| ::::| ＿_|_r'⌒´ ＼ ﾟ∨ﾟ / ￣ ﾄ-┴‐- ､ ／⌒ヽ.::.:＼ﾟ｡ ＼ _ノ-､／ ｡ﾟ｝.::.::./::.::.::.:ヽ . /.::.::.::.::.::.::.::.::.:＼ﾟ｡ ｰ/YこYﾊ ｡ﾟ/.::.::.::.::.::.::.::.::.:. /.::.::.::.::.::.::{.::.::.::.::.::＼ﾟ｡ Ｖ込人ｿ ｡／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.｝ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ うまい話には裏がある、と思ってもらいたくはないが、瑠璃も50円のモノをロハと言われたら戸惑うに違いなかった。 とはいえ、小銃を木下に売るのはほぼ自分のためであるのだから、金銭を取るのも後ろめたい。 それにこう言っては何だが、木下の経済状況は多分、その、なので……負担をかけるのもどうかと思ったのだ。 ,': : : : : ,'/ : !: : : : : : : : ',;;: : : : : :ヽ、',: : : : : : ',: : : : : ', ,': : : : : :i: : : :! : : : : : : : : ', ﾞ '' ､: : , ｲｲ!: : : : : : ',: : : : : :', ,': : : : : : !: : :/! : : : : : : : ,: ! ヾ,ｲ: :!: : : : : : :',: : :', : : ', ,' : : : : : : !: :/ i:!,:,: : : : : :i!:!, -ー――ヽ!: : : : : : : !: : : ',: : :', !.: : : : : : :iミ,',.-‐ii',',,: : : :,ｲ:! '" ,, -､‐i: : : : : : : :i､: :i、'､: :.', !:i: : : : : : i:.,' ﾘ.ﾘ'､: :/i ﾘ ,,イ秀z吉!i!: : : : : : : :!,',､ ',ヾ､: :', !: !: : : : :,:!:,'、 ,,ニニ､ヾ !っＺ汐 i: : : : : : : : ! !､ヾ､: : : :'、 無償って、何故、わしに？ !: !: : : : :!:.!: ',く 性別'。 /////!: !: : : : : : !ｲ: : : : ;,、: :ヽ、 !:i:i: : : : :.',:',: :', 弋＞" ////.!:.!: : : : : !: !: : : : : !,:', ﾞヽ,:ヽ ,、:!: : : : :.',',: : ',///// ､ !:,': : : : :.,':,': : : : : :.',ヾ,､ ﾞ , .イ .ヽ､: : : : :',',: : :i ,- ､ ,':,': : : : :/:/: : ,: : : : :', ヽ ,ｲ ､,.イ ﾞ_ー',: : : : :i',',: : :ﾞヽ、 , ､ ￣ ,':,'i: : : : /:/:､: :','､: : : :', ／ ," ''' -,',:!',: :,: : ', ヾ､: : ,イ:.:.:.'､, , イ,':,' .!: : :.//:ﾞー-,:', ヽ、: :', ／ ﾞ''ー〈 .!:!i:',:ヽ: :ヽ!: : :,'i!ヽ: : : :.'､ﾞ 'i" // ,': : ://:.:.:.:.:.,ｲ､:', ヽ,:', ,.イ ﾞ'' .､/ ﾘ!: :〉;',ヽ: :'､ﾞ＞...'､ﾞ,:.:.:.:.:.'､ ! ｲ /: :,ｲ/:.:.:.:,ｲ: ! ヾ ヾ ,.' ,ｲﾞゝ / .ﾚ'./.',i ヽ,:.ヽ:.:.:.:.:.:＞､.:.:.:'､ /イ !､:.:.:/､_ヾ!＿＿__ ! , ｲ .i,.ｲ / ﾘ ',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',ー-､ ,-',/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! ﾞヽ、 ! !" / ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,〉 ` ´ ',､:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.,' ヽ . i .l ,,,/, -ー !:.:.:.:.:.:.:.:.:., イ ﾞ', ',＼:.:.:.:.,:.:.!,' ヽ、 ,、 . ! .! ,,i" !:.:.:.:.:, イ iー―──‐', ヽ､:',ﾉ' , -ー'" !,__ .! .! i" i:.:, ｲ, i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;', ﾞ'', ﾞ! i l /,,,￣￣ﾞヾ'''ー ,i"イ !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;', ', , ｲ .ﾞｿ、 l ', .,イ ﾞヽ、 '､ / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i ', , イ ,.ｲ .,ｲ ﾞヽ、 l ',,ｲ ヽ '､ / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:! ', ,イ ,ｲ ,ｲ , ﾞ }/ノ ._>''::::;::::::::::::::::::::::::::::::::､::::｀:ヾｰ.､ __ ｀´.>'//::::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::|i:::::::::::::＼!ミﾐ.､ ///:::::::/::::::/:::::::::::::i:::::::::::::::||!:::::＼:::::::＼!､} ./://::::::::|::::::ｲ:::::::::::::::|l::::::::::::/!|::::::::::|::::::､:::ヾ' ,':::{{::::::::::::!:::::||＿＿＿||＿__// |::::::::::|::::::::!::::::i i::::{l:::::::l::::l￣'i´ ､乃｀ヾ , ＞＜i:::::i::l:::::::l |:::::}:::l:::|::::l. ! 辷ﾉ ' テ､=､`i､ﾉ::::l:| |:::::|:::l:::|::小 ､､､､ l:'::! l l::::::ヽﾉ な、何かまずかったですか？ |::::i|:::|:::!:::|::ヽ ' ﾞ´ '．::::i:::l |::::!｀ミ_ .小 ヾ､ ｀｀｀.l::::::!::| |:::|::｀ｰ｀_,､｀ u ,'::::/!:,! 「いや、まずくはない。 |:::|::::::::i::::|:ヽ ´ ｀ ／::|へ/ |:;':::::::::,!:::|:. 丶 ／::::::::| まずくはないが、その、 !'::::::::/:!:::ト､,r､,.､ 、 , ....::'i:::::::|::::::| なぜ、わしになのか、と……」 /:::::::/::::!:;' ｀´ヽ_｀ ´_!;､::::|:::::::|::::::| ,...‐--､,､,':::::::/,又ﾉ- ､ ,}r',､_{:::/:::::: !::::::! ..'::::::::::::::::ヽ_｡￣￣ ｀ヽ、 ,.ﾄli<mヾ.':::::::::;'::::/ ::::::::::::::::::::::::::｀ヽ｡ >' !ヽニ＝'､:::::;':::/__ ::::::::::::::::::::::::::::::::｀'-､｡ / ＼-'､' ､ ｀ヽ<´:::::丶 ::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::｀´ｰ､｡ / ! ヽ i ＼. ヽ:::::::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::｀/ .ﾚ' ｀i ヽ:::::::::i ’ｰ､ ,..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::`:::i ､ミゝｰ} } ｀,´:::'::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i:::::::::ゝ_ ヽ,､ヽ〉 /::::':::::::::::::::::,':::::::::::::::::' l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::!/｀:::i ｀ . ,::::::,:::::::::::::::::i::::::::::::::::::' .|::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::,./l:::l i::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::i :,::::::::::::::::::l:::::::::::::::l:::l::::::::::::i/i::::l |:::i::l::::::::,，-─-....､:::::l :,:::::::::::::＿_:::::::::::::l::l:::::::::::::l,/::::! それはその……木下下さんは、 !::::,:l::::::::_,．＿ニ二￣ ｀ー´--' !_:｀`:::::':::l:::::::::::::i'::::::' アレンジについても、あのカマキリも知っています。 :,::::,:´, .l .「ﾄ:::::(` ィﾁテｧー､`┤:::::::::::l::::::' :,::::,::. i ! l:::;;:::ﾘ ﾄ::;;:::.'i l ,'::::::::::::::!:::::' それに、明日も来て下さいますし、 :,:::::,:: l ゝｰ' 弋＿ｿ ﾉ ':::::::::::::::|::::' 今後もお願いできれば、と思っています。 :,:::::､.. ! /// , ･ '::'i::::::::::::l::::' ∧:::::,ヽ. /// //,::::::::::,，:::! だからです。 Vi::::::::､ ｿ /_,，'´:::::::l |::::::::::ゝ , ､ ｲ::::´:::::::::::::::::l |::::::::::::::::i＞.. イ:::::::l::::::::::::::::::::::! 「……」 |::::::::::::::::l:::::i`-､::... .. ≦´, '､'!::::::::l:::::::::::::::::::::| l::::::::::::::::l::::::! ｀ｰ､ _, '´｀´ .l:::::::::l:::::::::::::::::::::, !:::::::::::::::,，-! Y .!-､::::l::::::::::::::::::::::, !::::,， '´ ヽ _,､ ,， '´ ゝ､::::::::::::::::::::, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ アレンジミュータントや、あの人間大カマキリの恐ろしさ。 それを知っている木下に渡すことが――関係性に対する一抹の懸念を加味しても――最良と思えたのだ。 まぁ、キノのアドバイスもあったからだが、そこは伏せておく。 |l '. ´ ,.｀へ:l // : |l '. ´ / /:l /// // : |: '. V: : :、 ‘ /// //: : ……つまり黒猫殿は、 '. ∨ : ＼ _ u //: : : 今後もわしが探索にいた方がよいと、 〉 八 : : : ` : . ｀ ／: : : : そう判断したわけじゃな？ / /: : : : : : : : : ＞: .._ __. ..-／.:/}: : : : / :/:. : : : : : :/7 : / : : : : > /// : : ／ じゃから、わしに話を持ってきた、と。 . / /: ヽ､: : : :/厶イ＿ :／ } // {: : :/ / / ヽ Lヽ: : ヽ ./:.:./ / |: :/ . / /￣ ＼ ＼: :V:.:.:/ / j / _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| え、あ、はい。そうです。 ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 微妙にニュアンスがあれだが、大意としては間違っていない。 ヒナギクではないが、裏切らない仲間というのは貴重なのである。 |: |: : : :l: : : : i Vﾊ ./:/:/ / / ,.へ、 :〉 . j: :ｌ : : : l ､: |: l ﾄ､ヽ ' ' ' ' ' ' ' ， ' ' ' ' ' ' ' /:/: { 〈_／j / / . /:i: : : i: : ヽヾ: l::くヽ:＼ /:/ｲ八 {_ノ / そうか……わしに…… /:/|: 八:l: : :.:ヽ: :l: |: :＼ ＼ ﾏ¨二¨ｦ ／.ｲ:/: :∧ ／ / ／ .|:/:∧l:､: ヽ:＼＼ : : ＼ ｀ ´ ／ : / ／:∧ / / '´ ル : ハ: ヽ: :＼:ヽ ヽ : : ＞ イ : : : ／: : /:∧ { / . / |: : : /}: :ハ: : :ヽj: : ヽ:}: : : :| ｀ .__. ´ |: : |: : ／: : : /: : ハ / , -ー―-- 、 ., イ: : : : : : : : : : : : : ﾞ ヽ、 ,ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾞヽ、 .,ｲ : : : , : : : : :,: : : : : : : : : : ,: : : : :ヽ /: : : : :/,: : : : /: : : : : ,: : : : : :', : : : : ヽ ,': : : : :,':/:./: : ii: : : : : :ii,:i: : : : ',', : : : ',: : : : : :,'.,': ,': : /!!:!: : : :i:.i!i !,: : : : '!: : : : ', : : : : :i,': ,': :,/ i!!i,: : : :,!ii ',i ',:,: : !:.!: : : : : : : : :,: !:,'i:.,'/ i ﾘ',: : :,'i.i i! ヾ',:i!i,i: : : : : : : : :',:.i,' ﾘー- ､ '､:/ , -!ー‐ﾘﾘ!:.,: : : : : : : : ',:'.ｲ千.示- 千示iﾞヾ,':,': : : : : : : : :!',', 弋z汐 弋z乂 //:.!: : : ……わかった。 : : : : :!i ',', , ,ｲｲ!:,': : : : :.',: : : !: :.'､ _ _ ,/,': :,','!: : : , 黒猫殿の厚意に預かろう。 :!:.',: : i,:i: : :ヽ､ , イ: : : ,',': : :,': ﾘｲﾍ: :!: :.,: : : :ri＞ , .＜､: : : : /ｲ: :/:!', 期待に添えることが出来るように、頑張るのじゃ。 レ'ヽ',,ｲﾘ',: ,' ＞､, イ ',: : : ,'/,:ｲヽ! レ',＞ ''!i /;;;;;;〉、 ,'.!＞.ﾚ,ヾ! ＞ 'ヾ.､; ; ; ;i !､,/ 〉-〈 ', /.,', ｲ,'ﾌi i＞ ､ ー-､ .',',; ; ; ;!.! ,';;;;,-､ .ﾞ.,イ.,ｲ,ｲ',;!i .,' ﾞ ヽ !.i; ; ; ;!i ,';;;;;,' .! ,ｲ ./ ././/;!i / '､!i; ; ; ;!.!,';;;;;;;! " " //; ;ii / !i ; ; ; ',',;;;;;,' /; ; ;ii/ :::::::::::::::::::::::::: |i:i:i/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::,ｨ:::::::::::::: |:::::::::::::::::::l:::::::::::::. :::::::::::::::::::::::::: |i:/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::: / !:::::::::::::: |:::::::::::::::::::l:::::::::::!:l :::::::::::::::::::::::::/|:i::::::::::::ｉ:::::::::::::::::::::::::::::' |::::::::::::::::|:::::::::::::::::::l::::::::: |ﾘ ::::::::::::::::::::::/:::|il::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::l 从::::::::::::从::::::::::::::::l::::::::: | :::::::::::::::::::/::::::|:l::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::| ｀￣´_,,,,_ｰ‐ｧ―'|:::::::::ﾉ ::::::::::::::::/:::::::::|:l::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::| ァ≠=ﾐ ' ￣´ :::::::::::::/ :::::::: ハ::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::| }! {ﾉ! ｀ ::::::::::/:::::::::::/ /＼:::::|:!:::::::::::::::::::::::: | { l::| :::::::/:::::::::::::::､ ヽ ヽ从:::::::::::::::::::::::::| り { あ、ありがとうございます。 ::::/:::::::::::::::::::::＼＼ Y＼ :::::::::::::: !| """ :/:::::::::::::::::::::::::/::＼ ｰﾍ ＼::::::::::八 冫 :::::::::::::::::::::::: /::::::::::ゝ- ､ ｀￣´ ヽ / :::::::::::::::::::::::/::::::::::/ ､ ::::::::::::::::::::/::::::::::/ ＼ r‐ ｧ ﾉ :::::::::::::::::/::::::::／ヽノ＼ ｀ ´ ::::::::::::::/:::::／ o} ′ :::::::::::/::／ ヽﾍ、 , / :::::::: ／'"´￣ ｀ ､ Ｖヽ / ｀ ‐-' :: ／ ＼ o∨ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ よかった。なんとか受け取ってもらえた。 これで明日の戦力が確実に増えたことになる。 .......-─‐-.... ,..::.´::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.::.:ヽ. . /::.::.⌒´::.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ::ヽ /::./::.::.::.::.::.::.:＼::.::.::.::.:i::.::.':,::. . ,'::.,'::.::.::/ {!::.::.::.::.::＼::.::.:|::.::.::.',::. PIPIPIPIPI＞ . ｌ::.ｉ::.:_ｉ7_ ヽ::.::.::.::.}__斗七::.::.::.}::. . |::.|::.::.| ￣`＼::.::ﾉ ｀|::.::.::.:!::.ヽ ノ:|::.|八ｲ不心 `´ ｲ不利::.::.::.ト､{´ ￣!::.::.ハ ﾋZ:ﾘ ﾋZ:ﾘ |::.::.::}::.| ｌ::.::.:|∧xx , ｘｘ/::.::.,'::. l ﾄ､::.:l::.::ゝ r_､ ..ｲ::.:: /::.::i:l む？ ﾘ|ヽ::!::.::.::.:＞ _ イ::. !::.:/:∧:|:| . |ハ:lヽ::.ﾑｲ >‐<´ /ヽl::/::/ r‐f￢'7/ ﾄｲ:::::::ﾊ/ ﾚ￣孑￣ヽ / .| // |/:⌒:|/ || / / . { | 〉〉 /:::::::::::l ＼// / ﾉ / {{／:::::::::::::::| ／＾ヽ / }ヽ / ﾍ:::::::::::::::::::} / 二＾ヽ / / ／7/￣`＞＜:::／/ , ニﾆフ ./ . / {__{ || ＞‐へヽ / / 〃 ＬL｡ ｡ ヽ / _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| あ、すみません、わたしのPDAが……。 ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| 「誰ぞからの着信か？」 /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ いえ、アラームです。 ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 不意に電子音が鳴り響き、木下が小さく肩を跳ね上げた。対する瑠璃は慌てることなく、己のポケットに手を突っ込む。 取り出したPDAの待ち受けが、午後6時ぴったりを表示していた。 店の出勤時刻、30分前である。 ,, -‐=─=─=─=-=- ､ rツ父ツ ,, -=≫'"´ ￣￣￣￣￣ `'≪ミ{⌒Y7 ｀) _ノ父ツ:´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀弋__しノ {じ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: : : : : : ＼ｉｉ＼ ﾏ : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : :Ⅵﾊ＼ . / : : : : : : : : | : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ : : : : : : Ⅶﾊ: ヽ / : : : : : : : : : |: : : : : :|: : : : : : :| : : : : : : : : : : : :Ⅶ{: : ', ,′ : :/: : : : :/│ : : : : |: : : : : : ｉ| : : : :| : : : : : : : :|iii|: : :i . i : : : :|: : : : : | | i: : : :/|: : : : : : ｉ| : : : :|: ! : : :ｉ: : : |iii| : : | | :i : : | :| : :ｉ: | | i : : :i八_ ∠: :_j｣ー‐-| :!: : : ｉ: : : |＼: : :| | :i : : | :| : :|八 ￣￣,_／_,斗ぅF戎¨}i | :!: : : ｉ: : : ｢ い.: :| | :i : : | ｣ー'ｰ-､ 〃 弋..:(ソ ． | :!: : : ｉ: : : | } ｝: :| その、すみません、木下さん。 VＬ∠ハ斗ぅ戍 | :!: : : i: : :∧ ﾉ: : | ,': : 'i{弋(ソ //// ﾉ厶斗七´ ／ : : : | わたし、次の用事がありますので。 | ｉ: :} , ､__,ノ: : : : : i│ | i: :ｉｉ/// /{ i : : : : : : : :i | | i: :i : /八:i : : : : : : : :i | | i: :i人 f ⌒ヽ ／r'⌒ﾍ＼ : _＿_:_i_| ＮL:广ﾞ＼ ー ' r'⌒ﾟ ／7'´:::::::::::::::::｀丶 丶、 ´ r'ﾟ / ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::', |:i＞: :-‐＜ r'ﾟ / ｡ﾟﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::｛ |:i: i: : : : : ∧ r' / ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝ V八: : : : : >∨ﾟ / ｡ﾟﾉ:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ＼_＞匕ﾉ⌒ﾊ ／ ）::|::::::::::::::::::::::::::::::::: /:::::＼ ／{ﾟ｡ （ (爻ﾉ ∨ ｡ﾟノ:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ﾍ /:::::::} ゝしこ)∧ ﾉ::::::::i:::::::ｉ::::::::::::::::::::::r─-r‐く. ｝ ｛:::::::::ﾊ｡ / / ハ｡ﾟﾉ:::::::::::､:::::{:::::::::::::::::::::｛ ＼厶＜＼ ∨::::{ ∨ Ji ∨:::::::::::::::＼} ::::::::::::::::::::::＼_／/:::::＼_>｝ ∨:|／ ﾊ::::::::::::::::丶{::::::::::::::::::::::::::::く_/:::::::::::::::/| ∨/ / }::::::::::::::::::::∨::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::〈: | 〈ん んﾍ厶く:::::::::::::::::::::::::＼:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::ﾍ| ＿＿＿＿ ,＞ ''" : : : : : : : : : : : ﾞヽ、 , イ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、 ,イ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ .,ｲ: : : : : : : : : : : : :,: : : : : : : : : ,: : : : : : : :'､ /: : : : : : : : :.,' : : ,イ: : : : i: : : : : !'､: : i: : : ,: :', ,': : : : ,': : : : ,': : ,ｲ !:i: : : :i!: :!: :!: ! .', ,ｲ: : : ',: :', ,': : : : ,': : : : ,'ヾ,､ー-!:i: : : :! : !: :!: !-‐',ｲ!: :i: :.',: ', . ,': : : : ,': : : : :!:,ｲ !:!,: : :i!: :i: :!!:,' .',:!: :!: :!:',:.', .,': : : : :! : : : : !/ ﾘ ',: :i!: ,i:,/.ﾘ !: ! : ! !!:.i ,': : : : :i: : : : : :!.ニニニニ. ', !ﾘ.ﾘ ,tzf千'､!: !: :i: ! !:! : : !: : :,',: : : : 〈 .性別 ﾞ i秀z!/!: i: : !: ! i:! : : : : :,' ! : : : : ',. 弋z汐 ゝイ .,': ,': :,': ,' .!:! う、うむ、わかったのじゃ。 : : : : ,'ヽ!: : : : :.',/////// 丶 ///,': : :./!/ i/ : :!: :/: : :',: : : : :.', ﾉ: : :/./ ! 大した、というか、 ;',': //!:,': :',: : : :.',ヽ、 , ､ .／: :,' /, i まったくもてなしも出来ず、申し訳ない。 ,': :,ｲ !/!: !:',: : : : ', i ＞ ､ , イ: : i,:,':/:.! , ｲ ﾘ ﾘ.!: /!: : : :',.!､ ﾞ i": : :!ﾘ､:!'/､: :! !/ ',: :,〉､:'､ ￣ ﾌ‐,-'､ﾞヽ,! /ｲ ヾ 「いえ、お気になさらず……」 ＿＿＿,-,ｲ; ; ',､ヾ ,';;;,'三ヾ!.!丶ー――‐-､ ;"; ; ; ; ; ; ; ; ; !i; ; ; ;',､ﾞ;ヽ';;;;'､ 三.!',!,;.ヾ､; ; ; ; ; ; ;.! ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ! !; ; ; ; ', ＞､;! ',--〈 ', ; ヾ､; ; ; ; ; ;! ; ; ; ; ; ;.,; ; ; ; ! !; ; ; ; ; ;', ! 三 ', .i､; ;//; ; ; ; ;i ; ; ; ; ;./.＼; ; ! !; ; ; ; ／.>、 !三.三', !ヽヽ、; ; ,、!､ ; ; ; ; / ., ､ ＼ヽヽイ／; ; ;ヽ,!三三三',; ; ;｀,','; !; ; ; ! ; ; ; ;}ー'''''" ﾞiｲ, ｲ; ; ; ; ; ; ;!三 三三.',; ; //; ;'､; / ; ; ; ;! ./￣ ',ヽヽ; ; ; ; ; ;.!三三三三',;//; ; ; ; 〈 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 気まずそうに言う瑠璃に、気まずそうに木下が頷く。 この時間に次の用事とくれば、事情を知る木下が、なんのことかわからないはずがないのだ。 _,rn豸> _ .................... _ <_彡く⌒｝ -=ﾆ二二ﾆ=-::::::::::｀:..､ 'ｰ=ア´ ...::::::::::::::::::::::￢-=ﾆ=- :::::ヽ,_ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=ﾆﾏ⌒苡ﾍ ( ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｛ ヘ￢'’ 丶 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノﾍr┬'＾ '⌒ ､_＿__ / _＿__ ￣￣￣ ノﾏﾆ7⌒ ｉ :::::::::i:::::::::Λ :::::::::::::::iｉ::::::::::::::i::::::::::::::::Ｖ:::::::: . j.::::::::::ｌ::::::::「＾| ｉ:::::::::::::iｌ :::::::::::::ｌ;:::::::::::::: ｌ::::::::: : ⌒Ｔ:::::|:::::::ｉト | ｉ:::::::::::::i| ｉ::::::::::::|i:::::::::::::: ｌ::::::::: i ｉ ::::「「｀汎 Lｉ:::::::::::::iLｉ:::::::::::」i:::::::::::::: l::::::::: l ∧::::} り ￣ ¨^汀Ｊ了 i:::::::::::::: l:::::::::￤ では、また明日。 '⌒Ｗ／/ 乂,_ソ i:::::::::::::: ｌ::::::::: ; 从 ' ／/／・ .'::::ぅヘＶ::::::: / 協会で待ってますから。 ＾⌒ 厶イ_ ィ:::::::::: ′ 、 ､ ／ 「:::::ｉ:::::::::::i ｢心. r ´￢〔:::::::ｌ:::::::::::l 「わ、わかったのじゃ」 ﾉヘ::::〕Tﾏ 瓜<⌒'ｰ＜ __::厶:::::::::ｌ , <⌒ⅵ 」｢∵_, ∴ﾝ'⌒ ＜ ∠｛f芒,ﾉ厂「 ﾌ⌒ ：,ｼﾞ~ . あ、この鞄ですけど、木下さんが使って下さい。 ｰ￡=辷彡ﾍ〈ｱ^ ∴ｼﾞ _, i ／-‐冖勹￢'~ __ ∵ジ~ ／~ .....:::::::.. ￤ 中に予備部品が入ってますから。 , '＾ｱ⌒7⌒7い⌒' 7＞ '⌒ ...::::::::::::::::::: ￤ <⌒ √ / ′ ｀V::::〃 .......::::::::::::::::::::::::::: Λ 〈 ⌒'ｰ〈 j' 小/´ .::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::: . 「良いのか？ /´::>､_／｀ｰｧ'^ｰｧ'⌒7 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈:::::::: : Ｘ´:::::⌒>､_∧__,/ _,.ゝ､, xヘ、 _::::::::==-ｧ仁 }ｉ::::: ; では、ありがたく」 / :::::＞:::⌒7¨⌒~て >'⌒ <⌒ <>､ __彡'⌒:: /:ｌ::::: i , ⌒¨´ ,...::::::/´__,√／ .::::::::::::｀¨¨｢＼_>::::::::::::::: ｨﾞ::::|::::: l はい。 / ::::::::／:::::::::::〉'⌒>'⌒...:::::::::::::-=ﾆＬ 小::::::::::ｱ〔:::l::::::|::::: | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 邪魔になる鞄を木下に押しつけ、否、木下に譲り渡し、瑠璃は一礼した。 そして背中を向け―― Y´￣r'/ミー.､ _,．....:::::::´:::::ヽ‐ヾ./￢彡ヽヽ..､ . f´iヽ∩､ ,， '´.´￣￣￣￣｀ヾ｀ ｀ヽ彡ヽ}}ﾑ::::｀..､ f´i__Y i /,'´/////_.....．....-....．_ ゝ==ノ＿..ノ￣::::::::::::＼ . r'´,.ヽ__.`／,．‐...'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:....､///＼::::::::::::::::::::::＼ 勹// ,｀.:´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::ヽ///ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ ゝ'´.7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::ヽ./∧::::::::::::::::::::::ﾊ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::ヽ∧::::::::::::::::::::::ﾊ ,::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::ハ∧::::::::::::::::::::ハ 「あ、黒猫殿。 . .'::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'!::::,.:::::::::::::::::::::::::,/!::::::::::::::::::::::::::, l::::::::::::::::::::l!:::::::::::::::::::::::::::::_,，-‐/.!::::ｌl::::::::::::::::::::::::::ﾊ!:::::::::::::::::::::::::::! ちょっと待って欲しいのじゃ」 l:::::,::::::::::::::ｌl:::::::::::::::::::::,，'´- '´~ ￣ !::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::i . l::::::,:::::::::::::i V,， '´ ,ィチテアゝ |::::::::::::::::::::::::::::!ヽ::::::::::::::::::::::::! l:::::::i-‐‐-'´ ｲ´ f ;:::;;::::l }} .|:::::::::::::::::::::::::, ' l:::::::::::::::::::::::l は、はい？ . l::::::::::,ィァｭ､ 弋::::::ソ !:::::::::::::::::::/´ .:::::::::::::::::::::::::! ヾ├'.{{ V::;ﾊ ｀ ´ ･ |::::::::,， '´ ｲ::::::::::::::::::::::::l |:::::ヽ 弋ソ "" レ'´ ,...:::´:::::::::::::::::::::::::::::' |::::i::::::, ,,, /i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' |::::l!:::::::, ` u !:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::' |:::::!l, '´､ ､ _ ／ .,､l:::::l!::::::::::::::::::::::::::::::' レ' ゝ - ,ｲ /｀´ ,::::::!l::::::::::::::::::::::::::::::i ＞ イ f｀' ,.，,::::::l::!:::::::::::::::::::::::::::::! ≧: _.ィ´ i~´ ,，´,，l:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::l ,il´￣:´=｀`:ー-.､，'´ .l:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::l ,'三三三三三三三ヽ＝l:::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::l f三三三三三三三三三l:::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::, l三三三三三三ヽ三三=l:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::, i三三三三三三三ヽ三ﾆl:::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, l三三三三三三三三､三:,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ――呼び止められた。 ギクリとする心臓を、瑠璃は自覚した。 _. -―- ._ .:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:ミ:､:｀丶 ／:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ /:.:.:.:./:.:/:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:./:.:.:l:./:.:.:.:.:.,:イ:.:.:.:.:.ヽ:.:.!:.:.', |::.:.:.:':.:.:.:l:.:.:_:.:／ l:ｉ:.:.:.:.:.:.:}:.:|:.:.:.| |:.:.:.ｌ:.:.:.:l:.:.／｀ヽ. |ｉ|:.:.:.:.:.:.ﾊ:.l:.:.:.:l |:.:/!:.:.:.:ﾚ'、 l!|:.:.斗/'"}|:.:.:.:| いや、大した用事ではない。 |:.:､!:.:.:.:lr'､ ｀ヽ ヽ.:∠-ｧ/!:.:.:.:l |:.:.:|:.:.:.:.ｌゞｰﾌ′ 之/'/.:':.:.:.:,′ 髪にでかい埃がついておるぞ。 ゞ:.ﾊ:.:.:.:.ﾄ､"" ""/:./:.:.:,ｲ /:: ､:.:.:.| ＼ . ′.イ:.:/:.:.::/ ヽ::ヽ:.:ｌヽ .{｀Ti/ i>く,／/::/ ,／､ ｀ｰ<｀ニｱ / ／_.ゝつ / _. ゝ 、 /-}ﾄ､＼ ´ く ./ / ｀ ｰ-＼{ー〈ハ｀; ＼ ｀:、 / / }|::::::∨ ｜ /` } / / _ ＿_ﾄ;::::::::ヽ l、/ ,′ ; 〈 ヽ::::::/ r7 / l 、ヽ ＼）,/ /. __,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､ ,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,> /i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､ /::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i .l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::! .|::::::!::::::_N ｀｀´ .／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ ´ ' じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::! え、ど、どこですか。 '｀ｰ:i ｲ じ' 〃 ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ u. /i::::::::::::::::::l 「ああ、そっちではなく、襟元の……」 |::ヽ こ二つ _/l:::::::::::＿_l あ、ずれたのじゃ」 ''´ ＼ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: _, -‐ ´ _, -‐' ´ , '´ ＿ ,／ ＿ やれやれ、黒猫殿、動くでないぞ？ /´ , -‐ ´￣ ／ / l ／ l , - ,' / ､＿ノ l'´ ､―‐ ' / ,ｲ ,' ,ｌ l / .〃 / 八 .l ／ ノ / く＿ イ.ｌ | / '-‐' ./ ／ l / ヽ' く_ノ ￣ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| いえ、自分で取れま…… ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| 「取れておらぬではないか」 /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ う…… ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ ＿＿＿＿ . : : :´: : : : : : : : : : : : . ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :.、: : : ヽ . /: : : : : : : : :/／: : ／7:/: : : : : ::l: : :i : : . /. ./: : ; : : : /､_: :／ //|: : : : : : :|: : :}: : : :. . /: :/. : .:| : : :.:ヘ.>'￣ `ﾄ{.:|: : : : /:/|ヽ 」: : : :. /: :/: : : .:|: : : :|／ ﾐ|:ﾊﾄ: : ;/}/斗く.ｲ:: : :|:: ./: :/. : : ::/|: : : :|茫ミx、 | ∨l/ /-/ |:|: : : | l : .:/ : : : /{ |: : : :ｌ'///cjヽ _‐＿__ }:|:: : :. :| あらよ。ほれ取れた。 イ.: : : :/八j : : : |「¨¨¨’ ｲ//c「ﾉ/: : : :l | /: : : :/: : : |:ｉ: : ::|:l ``` ¨¨´/〃: :/: : | ７: //: : : : |:|: : ::|八 ， ``八:/ /: :/ | 「あ、ありがとうございました」 ': /7: : /: : |:l:i: :.:l:i:､＼ ⊿ . ｲ: :/: : : .: :.:| |/厶イ/:/|:|:l:|: : ::|i:|:.＞r -‐=ﾆ7:／/:/ : /: :八 . |/ .|:|:l:|: : ::||:| ｛=ﾆﾐ/_/|:／:.:/:/ : /}: / ＼ ／￣¨ 川 |: ::l从 ヽヽ ￣¨/:/ : / j:/ . / :|从.:ﾄ＼ー -‐} } ／: ::/ 〃 {: 八 }八ヽ＼＿_.ﾉﾉ /:／∨′ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ するり、と伸びた木下の手が、瑠璃の止める暇もあらばこそ、すい、と瑠璃の首後ろ辺りの髪を一房だけ撫で、離れる。 その手付きには、本当にゴミをとる以上の仕草はなく、瑠璃自身も違和感を感じなかった。 何より、木下が示した右手には確かに、どこで付けてきたのか、大きめの綿屑のようなものが摘ままれていたのだ。 , -ー―-- 、 ., イ: : : : : : : : : : : : : ﾞ ヽ、 ,ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾞヽ、 .,ｲ : : : , : : : : :,: : : : : : : : : : ,: : : : :ヽ /: : : : :/,: : : : /: : : : : ,: : : : : :', : : : : ヽ ,': : : : :,':/:./: : ii: : : : : :ii,:i: : : : ',', : : : ',: : : : : :,'.,': ,': : /!!:!: : : :i:.i!i !,: : : : '!: : : : ', : : : : :i,': ,': :,/ i!!i,: : : :,!ii ',i ',:,: : !:.!: : : : : : : : :,: !:,'i:.,'/ i ﾘ',: : :,'i.i i! ヾ',:i!i,i: : : : : : : : :',:.i,' ﾘー- ､ '､:/ , -!ー‐ﾘﾘ!:.,: : : : つまらぬことで呼び止めて、すまなかったのじゃ。 : : : : ',:'.ｲ千.示- 千示iﾞヾ,':,': : : : : : : : :!',', 弋z汐 弋z乂 //:.!: : : 近いとは言え、道中、気をつけてな。 : : : : :!i ',', , ,ｲｲ!:,': : : : :.',: : : !: :.'､ _ _ ,/,': :,','!: : : , :!:.',: : i,:i: : :ヽ､ , イ: : : ,',': : :,': ﾘｲﾍ: :!: :.,: : : :ri＞ , .＜､: : : : /ｲ: :/:!', レ'ヽ',,ｲﾘ',: ,' ＞､, イ ',: : : ,'/,:ｲヽ! レ',＞ ''!i /;;;;;;〉、 ,'.!＞.ﾚ,ヾ! ＞ 'ヾ.､; ; ; ;i !､,/ 〉-〈 ', /.,', ｲ,'ﾌi i＞ ､ ー-､ .',',; ; ; ;!.! ,';;;;,-､ .ﾞ.,イ.,ｲ,ｲ',;!i .,' ﾞ ヽ !.i; ; ; ;!i ,';;;;;,' .! ,ｲ ./ ././/;!i / '､!i; ; ; ;!.!,';;;;;;;! " " //; ;ii / !i ; ; ; ',',;;;;;,' /; ; ;ii/ _f:rｫ }ﾉｨ :.V::::::::::::ｧーチ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.:乂:::＼:{ミx. 匕才'ノ:.}:....}:ｧ==''.:.／..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:...＼:}:.ヽ.} 込z≦彡ノ ..:.〃 .:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.. `く`’ / /.:.:::/ / :}:.i:.:.:i:.:}:.:... ヽ .∨ .i‘， .′i ::::/.: ..:.:.:.:/:.:.:.:.................... '..′..!..{. i.....:.:.:.:.:.i:∨ :.. i:..i i .:.{.:.::′.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:/:.:.:.:|:.:}:.ﾄ:.:.:.: } :.l!:.i :.:.. |:i:| | .:.:ア! .:.:.:.:.:.:}ﾊ--.――一/ァ:.:.:.:,'}:/|斗―十ﾉ}:.}:.:.:.:.},}: | .:/i´| .:′i:.:.{ー-＜:.＿:メイﾉ:.:.//' }ﾉL:.斗ヒ 丁: 爪ﾉ′ }八 ､|..:i.:. i!::.| 不¨テぅ::示ﾐ´￣´′ ァヂ丁孑ん:!:.| } ..:.ヽi :|:.: l!:..!八 ト.:;;:ｎ} iｨ:;;nﾘ ﾉ 小:}: | はい、ありがとうございます。 ﾄ..:.:小 :!:.:.:.:.:. 乂::ン 乂ン ． ′:ﾘ: i | ..:.|∧i!:.､:.､:∨ /:/:/ , /:/:/. ん:.//:′ それじゃ、今度こそ…… | ..:.|:.:∧:.:ヽ:ﾄ:∨ 从:./}:/ } ..:.|:.:.:.:.:≧:z┬＼ .ｲ:iイ ﾉ′ .′..:.j:.:.:.:.:.:.i:..ト.}介x. ´ ` イ:.:.|:.l:.| 「うむ、また明日」 ﾉ ..:.:i!:.:.:.:.:. }:.:} ⌒ｰx.≧ . _,≦:.}:.|:.:.:|:.|:.! .′ ..:. }:.:.:.:.:._:ノ ､ ‘ﾟ,ヽ. ｀爪,， {､:.:|:.:.:}/!:{ { ..:_:斗≦ ＼ ⌒i/´'’ ﾉ ≧ｰ廴ﾘ＿__ ,..-一＜ .{’， ＼ { / ，}:... .:.. ヽ /.....::::....V..::::乂_ 丶 _ァ≦ミﾏx ﾉ::....::::::::..ハ 〃....::::::::....V.::::::::入， 〈.:《:.i:ﾊト:{..} ,‘ﾉ:::::::}::::::::::.... } ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ それでは、と言い残し、瑠璃は再度、背中を向けた。 そのまま数歩、脚を進めたところで、背後からドアの閉まる音が響く。 _＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |.:.:.:.::.:.:.:._＿＿＿＿＿＿＿＿_.:.:.:.::.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l￣￣￣￣￣￣￣￣l|.:.:.:.:: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l＿＿＿＿＿＿＿＿||.:.:.:.: :. :| |.:.:.:.:.:.:.:.:￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣.:.:.:.:.::.:.:| |.:.:（○）.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.::..:.:.:.| |.:.:.:.::.:.:.:._＿＿＿＿＿＿＿＿_.:.:.:.::.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l￣￣￣￣￣￣￣￣l|.:.:.:.:: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.|l＿＿＿＿＿＿＿＿||.:.:.:.: :. :| |.:.:.:.:.:.:.:.:￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣.:.:.:.:.::.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 振り返れば、音が示したとおり、鉄製のドアは閉められていた。 , ､_.., / {rf >fｿ､ } ヽ,-‐' .l.....;::::…_::........_ >､ _..ノ..':::::::::::::::::::｀:::...､｀_ ､ ,__ ..:´:／lll／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ..〉Y〉ヽ . /:::::/llll/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八 !ゞ《 /::::::/ll/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ _r' .':::::::/l/::::::::::::::/:::::::::::::::::i:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::. .:::::::::fll/::::::::::::::i!::::::::::::::::/!:::::::::::::::::l!:::::::::i::::::::::: .::::::::::ll/::::::::::::::::ｌ ::::::::::::::' i::::::::::::::::ｌl::::::::::l!:::::::::: l::::::::::l,':::::::::::::∧｢ヽ:::::::i!ﾄ､ i::::::::::/:/l::::::::::ｌl::::::i::::. |:::::::::l!::::::::::::::! ,rfﾃュ:_::l ゝ｀!:::::/l:/ ,::＿:/ !:::::!::::. |:::::::::|:::::::::::::::l 仡示(⌒ヾ .}／ / /:_:::/｀`i::::∧:::! |:::::::/!::::::::::::::l 杙::::::ｿ んr= ､/:/:::::V |:::::::､!_::::::::::::::. ..... fテｿ .il 7::::::! |::::::::ヽ｀ ､:::::::::: u ゞ ' /./::/:,' （……ダメだなぁ、わたし。 |:::::::::::::丶-.ヽlヽ} ' ..... ･.:::/:::! |:::::::::::::::::::::::ﾄ､ ,:::/::i:; 木下さんが普通の態度なのに） i:::::::::::::::::::::｢.ヽ＼ ｀ ｰ-- .ｲ` ヽﾘ !:::::::::ｉ::::::::::| ´ ＞ ＜i:::| ,:::::::::::l::::, 'ヽ､ ヽ｀ i､:::´:::::::::::ｌ.l:::! . ;:::::::,. ' .三三 ` ､ Y fﾄ､:::::::::::::! l::! . , - ､´ゝ､.三三三三.｀ ､ / ヽ-_｀ ､i,ﾉ/ /三三ヽ≡.､三三三三三ヽ/´､ソ.ゝ三｀ゝ､_ . .:′=三三ヽ三｀ゝ-､三三三.〉､｀<´/､三=〈ﾆ. ヽ i 三三三三ﾊ三三三`ｰ､三.f i!`ｰ'ヽ ヽ､ﾆ{ﾆi三i . /!三三三三三i三三三三｀ 7! ! ヽ .＞ﾆ､ﾆi! ,:r' 三三三三三!三三三三=ﾑ _,.. -'´<／ヽ三ﾊ.ﾊ , l_三_三三三､ ﾉ三三三三三 7T´/ _..＝〉l_,. 〉ﾆ､三i! 〈 〉只〈三三ニ{ヽ三三三三三└-ゝ'´ !l ` ´三三.ﾊ三i! Y三`三三三i三〉三三三三三三三,/ ヽ三三三ﾆ}三ヽ {三三ヽ 三三/三三三三三三三f〈! ハ＼三三ﾆi三.ﾉ . i ヽ三三ヽ.／三三三三三三ﾉ￣〈l! ゝ'!l{. ＼三ﾆl!::/ . |ﾆ三三三!三三三三三三/i 〈l! l!{ l!＼!ｿ:f! !三三三/三三三三,- '´ l! , 〉! l!{ .l! iﾆ〉ﾆl . i三三三ﾄ,ﾍ_,，､/ｰ ' _;!,，'´ .〉! Ol!} l!f,/三.{ . {三三三 i }､ _, ´ l! 〈l! l!{ l〈三三l,γ i!三三三 ﾄ､!､ｰ ' ´ ∥ 〈! 〉〉 ヾ､三ﾆi` i三三三ﾆ!三｀ー-- ＿_／＿__／ O／ ノ三三!〉 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ああいう流れからの呼び止めだったのでつい、不安になってしまった。 木下は、瑠璃を裏切らない。それは『確信』できている。 それでも、腕を極められ、ベッドに押し倒され、顔の真横に拳を落とされた恐怖を、完全に拭えたわけではないのだ。 }:::ｿ ． ﾘ::::!::iﾉ:::ﾘ ﾙ::::::::::::::::! i∧ .:.:. ﾙ‐-' ,^~ｲ::::::::::::::::::::i l{_ﾊ､ __ /ﾟ{::::l:::::::::::::::::::::! ih､ ィ |_,:::!:::::::::::::::::::i 个o｡.｡s≦ , -､,ソ:::i:::::::::::::::::ﾘ …… _{::i_f{_/ｰ'¨ _,ノ∨:::::::::::::::ﾊ ,ィソ,ｭ_{/_.｡s≦¨_, ／ 〕iト．:::::::::::, /.:{ _{YN}Y ﾄ,-‐ ´ __ノ¨´ヽ:::::::::‘, ,:'.::/ ヽ_{薔}r'¨ ﾉ¨/.::.::.::.::.i::::::::::::::, ,.:'..:i＞'´/ `ﾟi¨! ,r-.:'.:r':.::.::.::.::.::ﾊ::::::::::::‘, ノ.:r' / ／ ﾄ-:'.::.::.／.::.::.::.::.::.::.::.}:::::::::::::::, {.::〈ﾄi <-､＿ iﾊ.::.::.:/.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾘ:::::::::::::::‘, }.::.:〕iト,`' ﾉ-､¨ｯ__.〉r:'イ.::.::.::.::.::.::.::.:i′:::::::::::::::::; f:ｿ¨`.:/.::〕iｰ'i:{.`ｰ'.::∧.::.::.::.:_.::.::,::.::.::.}::::::::::::::::::::::i __'t′.::ﾉ-<},-〈__ヽ,.::.::./.`:ー.:{.:ﾟv'7__／::::::::::::::::::::::::! ___,,.．fｿ ,>'¨iト． }io iKゝ､｀>′.::.::.::.Kﾊﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::i ゝｧi'ﾟ´ f.::.::.::.::.::.`::ー─‐'/.::.::.::.::,､.::.:/_:{::::::::::::::::::::::::::::::::::::! < ! ''' _ﾞ＞.::.::.::.::.::.::.:ヽ.::.::.::.::.::.::{.::〉rｧ__:〉:::::::::::::::::::::::::::::::::i ﾄ､,ー-{.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:K!_{_`ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::! 人 ∧.::.::.::.::_..斗､──ｧ､─ｧ_' ミ､ } /:::::::::::::::::::::::::::::::::::i ヽv_〉ァ'ﾟ´-.::-.::.〕iト｡{ ヾ〉_ >/-'乂::::::::::::::::::::::::::::::::::::! /.::∨.::.::.::.::.::.:＞ヽr_'_ノー'.::.:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::,::ﾘ /.::.::.::.::.::.::.:￣.::.::.::.::.::.:::.:::.:::.:::.:::.::ih、::::::::::::i::::::::/ :′ rｧ'.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.'´.::.:::.:::.:::.:::.:::.::.:’,::::::::::l!:::::/ / /!:!.::､.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::.:::.:::.::.:’,ﾄ､ﾘi__/ /.《.:i.::.‘,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::.:::.:::.:::ih、 ,..::.::.:}'‘,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::.:::.::’, ,.::.::.::.::.ヽ.ゝ,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::.:::.:’, ノ.::.::.::.::.::.:从.:ヽ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ih、.::.::.::.::.::.::.:::.:::’, /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.Y:入.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ih、.::.::.::.::.:::.:::.:’, /.::.::.::.::.::.::.::.::.::／{.::.::.＼.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ヽ.::.::.::.::.:::.:::.::ﾟv /.::.::.::.::.::.::.::.:／.::ノ.〕iト．' ＼.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::∨ /.::.::.::.::.::.::.／.:_ﾉ¨.::.::.::.::.∧.;:'::ヽ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::.:::.:::.:::.:::.:∨ /.::.::.::.::＞''´.::./.::.::.::.::.::.::.::.::.:〕iト．.::ih、.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::.:::.:::.::ム ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ そう、『黒猫』ならともかく、少なくとも、瑠璃には、まだ。 |l , ' ´ _.'_／::::::::l |:l´´ /i::::::::::::::::::l |::ヽ r‐ ､ _/l:::::::::::＿_l ''´ ＼ ｀ ´ , _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ γ⌒ヽノ i::..､ _ ,.., ´ / / ,i:::::::::::::::::::::::::.､ ( ⌒ ） ヽ::::::::::〈ヽ./ ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ ゝ＿ ｲ 丶__;; ',ヽ! ./ /::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /´! i彡i'ヽ./ /:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ i:::::! レ､, ﾍ ./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉 |:::::ヽ/´ | ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､> ヽ／/ ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ < , ,.,､| ,..〉:::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｀｀´｀ｰ' ｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､:::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::/::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::l:!:::::::::::::::!:::::’. |:::::::::::::::::::':::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::l::!::::::::::::::::::::::::i |:::::::::::｡+･:::::::::':::::::::::├‐=ﾆ=s｡:iVi::::::::::::::::::::::::/}:i:::::::::::::::i:::::::::l |::::::::/ !:::::::i::::::::::::::ｌ .ュ．_ ¨`' ゝ､::::::::::::::::/ 从::::::::::::::!:::::i:::! l::::::::{ ::::::::l:::::::::::ｉ::! 了示(¨ﾟヾ ＞- '.-/￣`::::::::/::::,'リ !::::::::h. l::::::::l:::::::::::l::ｌ .乂_少 ｭ．＿¨7─'ヽ/ . i::::::::::::ヽ ー ､:::::::::::l::! 了示' //::::::::i´ . l:::::::::::::::::::ーt ≧s｡从 .:.:.:. 弋ソ /::::::/ﾘ l:::::::::::::::::::::::::l∧ , .:.:.: ･:::::::/:/ ……お店、いこ。 !:::::::::::::::::i:::::::l ヽ /:::／:/ . /::::::::::::::::::l:::::::!､ ih.、 , -､ ..:′ヽ:/ 遅刻するわけにもいかないし、ね。 /:::::::::::::::::::::!::::,: `¨ヽ_ 个o. ゝ ノ ｡o个 . /::::::::::::::::::::/i:::/ i__ 〕iト． _ .｡s≦i::::::::! /:::::::::::::::::／.:／ i_ .,r' / 〕iト．__!＞─ ､ . /:::::::::::::／ ,ｨf ＼ li / /.::.::.::.::.::ﾟv ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≫≪≫≪≫≪≫≪≫ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 溜息と共に、瑠璃は歩き出した。 ブルリと震える身体は、寒さによるものだと、自分に言い聞かせながら。 『木下に無償で小銃を譲りました』 『木下に対する瑠璃の好感度が変動しました』 【フリーパート：夕：木下のアパート】を終了します。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !:i:i: : : : :.',:',: :', ////.!:.!: : : : : !: !: : : : : !,:', ﾞヽ,:ヽ ,、:!: : : : :.',',: : ',///// ､ !:,': : : : :.,':,': : : : : :.',ヾ,､ ﾞ , .イ .ヽ､: : : : :',',: : :i ,- ､ ,':,': : : : :/:/: : ,: : : : :', ヽ ,ｲ ､,.イ ﾞ_ー',: : : : :i',',: : :ﾞヽ、 , ､ ￣ ,':,'i: : : : /:/:､: :','､: : : :', ／ ," ''' -,',:!',: :,: : ', ヾ､: : ,イ:.:.:.'､, , イ,':,' .!: : :.//:ﾞー-,:', ヽ、: :', …… ／ ﾞ''ー〈 .!:!i:',:ヽ: :ヽ!: : :,'i!ヽ: : : :.'､ﾞ 'i" // ,': : ://:.:.:.:.:.,ｲ､:', ヽ,:', ,.イ ﾞ'' .､/ ﾘ!: :〉;',ヽ: :'､ﾞ＞...'､ﾞ,:.:.:.:.:.'､ ! ｲ /: :,ｲ/:.:.:.:,ｲ: ! ヾ ヾ ,.' ,ｲﾞゝ / .ﾚ'./.',i ヽ,:.ヽ:.:.:.:.:.:＞､.:.:.:'､ /イ !､:.:.:/､_ヾ!＿＿__ ! , ｲ .i,.ｲ / ﾘ ',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',ー-､ ,-',/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! ﾞヽ、 ! !" / ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,〉 ` ´ ',､:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.,' ヽ . i .l ,,,/, -ー !:.:.:.:.:.:.:.:.:., イ ﾞ', ',＼:.:.:.:.,:.:.!,' ヽ、 ,、 . ! .! ,,i" !:.:.:.:.:, イ iー―──‐', ヽ､:',ﾉ' , -ー'" !,__ .! .! i" i:.:, ｲ, i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;', ﾞ'', ﾞ! i l /,,,￣￣ﾞヾ'''ー ,i"イ !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;', ', , ｲ .ﾞｿ、 l ', .,イ ﾞヽ、 '､ / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i ', , イ ,.ｲ .,ｲ ﾞヽ、 l ',,ｲ ヽ '､ / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:! ', ,イ ,ｲ ,ｲ , ﾞ 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 |l '. ´ ,.｀へ:l // : |l '. ´ / /:l /// // : |: '. V: : :、 ‘ /// //: : ……つまり黒猫殿は、 '. ∨ : ＼ _ u //: : : 今後もわしが探索にいた方がよいと、 〉 八 : : : ` : . ｀ ／: : : : そう判断したわけじゃな？ / /: : : : : : : : : ＞: .._ __. ..-／.:/}: : : : / :/:. : : : : : :/7 : / : : : : > /// : : ／ じゃから、わしに話を持ってきた、と。 . / /: ヽ､: : : :/厶イ＿ :／ } // {: : :/ / / ヽ Lヽ: : ヽ ./:.:./ / |: :/ . / /￣ ＼ ＼: :V:.:.:/ / j / _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::"ヽ{ゞ〉´､ﾍｹ ,､ _,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ^ヾ､〃〉 /ヽ,',ﾉ､／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ.."´ 「jﾍ〃:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ﾄ〉ゝ /::::::::::::::::::::ｉｉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ V-‐´:::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::＿ｉ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ,':::::::::::::::::::::::::| 从_::,. '"_ ,, ..zｭ=ｭ,￣|:::::::::::::::::::::::::::} ::::::::::::::::::::::＞､゛´ 〃´ん::::::} } |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ,::::::::::::::::|l／__.,,ｚ. .′ ﾍ:::ソ ．j:::::::::::::::::::::::::::::| え、あ、はい。そうです。 ｉ:::::／:::! /て::::}` ///. /,::::::::::::::::::∧::::::| {／::::::∧〈. 弋::ﾘ /ﾉ::::::::::::::::ﾉi }:::::::| '´ヾ,::::ﾍ｀ ､ ￣￣,'厂 ノ::::::::::| /::::::::}./// _,.ノ´::::::::::::::| /::::::::::l υ ,,. - υ /:::::::::::::::::::::::::| ´"ヾ,::::ﾍ -‐ ´ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::ｉ ヾ:::ゝ､ _,. |:::::::::::::::::::::::::::ｉ |::::::: ﾞ‐ .,_ ,. '" ,‐´ l:::::::::::::::::::::::::::ｉ i::::::::::::::::::: _｀ t ' ,､/´ﾟ｀ |.,_:::::::_:::;;:::::_:::.! ',::::::::::::::::::ﾍ｀､ ,､/ ﾟ ﾟ , - ´::.:￣:::.::::.::.: ヾ ､Ⅴ::::::::_::_::ﾍ V ﾟ _,. '":::.::::.::.:::..:: ／:: :｀ﾔ:::.:｀:‐´/´,ゞj｀〉｀>／:::.::::.::.:: /::.:.:.:.:〈::.:: :::. :::{｀<,'ヾﾉ'ﾉ´j:::.:::: { :.: :.: :.:.:>:::.:::::.:::ｰヘ 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 : : : : ,'ヽ!: : : : :.',/////// 丶 ///,': : :./!/ i/ : :!: :/: : :',: : : : :.', ﾉ: : :/./ ! ;',': //!:,': :',: : : :.',ヽ、 ― .／: :,' /, i ,': :,ｲ !/!: !:',: : : : ', i ＞ ､ , イ: : i,:,':/:.! , ｲ ﾘ ﾘ.!: /!: : : :',.!､ ﾞ i": : :!ﾘ､:!'/､: :! …… !/ ',: :,〉､:'､ ￣ ﾌ‐,-'､ﾞヽ,! /ｲ ヾ ＿＿＿,-,ｲ; ; ',､ヾ ,';;;,'三ヾ!.!丶ー――‐-､ ;"; ; ; ; ; ; ; ; ; !i; ; ; ;',､ﾞ;ヽ';;;;'､ 三.!',!,;.ヾ､; ; ; ; ; ; ;.! ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ! !; ; ; ; ', ＞､;! ',--〈 ', ; ヾ､; ; ; ; ; ;! ; ; ; ; ; ;.,; ; ; ; ! !; ; ; ; ; ;', ! 三 ', .i､; ;//; ; ; ; ;i ; ; ; ; ;./.＼; ; ! !; ; ; ; ／.>、 !三.三', !ヽヽ、; ; ,、!､ ; ; ; ; / ., ､ ＼ヽヽイ／; ; ;ヽ,!三三三',; ; ;｀,','; !; ; ; ! ; ; ; ;}ー'''''" ﾞiｲ, ｲ; ; ; ; ; ; ;!三 三三.',; ; //; ;'､; / ; ; ; ;! ./￣ ',ヽヽ; ; ; ; ; ;.!三三三三',;//; ; ; ; 〈 |: |: : : :l: : : : i Vﾊ ./:/:/ / / ,.へ、 :〉 . j: :ｌ : : : l ､: |: l ﾄ､ヽ ' ' ' ' ' ' ' ， ' ' ' ' ' ' ' /:/: { 〈_／j / / . /:i: : : i: : ヽヾ: l::くヽ:＼ /:/ｲ八 {_ノ / わしがいた方が、よい…… /:/|: 八:l: : :.:ヽ: :l: |: :＼ ＼ ﾏ¨二¨ｦ ／.ｲ:/: :∧ ／ / ／ .|:/:∧l:､: ヽ:＼＼ : : ＼ ｀ ´ ／ : / ／:∧ / / '´ ル : ハ: ヽ: :＼:ヽ ヽ : : ＞ イ : : : ／: : /:∧ { / . / |: : : /}: :ハ: : :ヽj: : ヽ:}: : : :| ｀ .__. ´ |: : |: : ／: : : /: : ハ / . . . . - : : : ￢‐. . . . .､ ＜: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::ヽ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ ': : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : . /: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ: : ハ ,: : : :/: : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : 丶 : : : : :': : ::::' ,: : : ,: : : : : : /: : : : : : : : : : : 丶: : : : : :.',: : : : : :: :::::ﾊ .: : : ,: : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : ﾊ: : : : : ﾊ: : : : :,ﾊ: :::::' ,: : : ,: : : : : : /;丶 ,: : : : : : : : : : : : ト､: : : , ､: : : : : i: :::::: i: : :,: : : : : : ,丶／ !: : : : : : : : : : :ﾊ ＼' ﾒ,: : : : : ':::::::i （つまり、わしといたい、ということ……。 |: : i: : : : :i: i: :/_＿_∨: : : : : : : : : : ,}-―＼-|､:_: : : :,::::::! |: : |: : : : :!:-!'´ ￣｀: : : : : : : i:´: ! ヽ!: : : : : i:::::| 今日は結局、最後まで「木下」じゃったが、 |: : !: : : : :!: :|_,,,,,,,,,,,,_ ∨: : : : : ::ﾄ､::| __,,,,,,_ }: : : : : :}:::::! 名前で呼ぶのは、褥のときか、 |: : ': : : : :|: :´ ｲ/fy､::｀`∨: : : : :.! .!|f////｀＞x: : : : !:::::! そういうことになった時に、ということじゃろう……） |: : :,: : : : :!: : ん'::::i:::::} ヽヾ: : : | l!ソ:i:::::i ,/´.: : : :ｲ::::::| !: : :i: : : : :!: ﾍ 弋:::::::j,. ヽ ヽ::! i:::::::::::ﾉ ,: : : : : : }:::::::! : : : :､: : : : ､: :､, , , , , , ｀ , , , , , ,ｲ: : : : : :.j::::::::! ﾉ: : : : ､: : : : ヽ:.:ゝ' ' ' ' .ﾞ' ' ' ' ' / ,: : : : : :ﾉ:::::::::! ,: : : : : : ヽ: : : ﾍ:::... r‐ ‐-, ｲ: : : : :/:::::::::八 ,:/i: : : : : : :ヽ: : :ﾊ:::＞ ｰ-‐ ＜:j: : ／/:::::::::::::::::ﾍ / ,': /: : : : : :/i丶: :､´ ｀＞ ''''' ＜i /／ヽ'::::ﾊ::ﾍ:::::::::::ヘ ' ノ:' ':／! r‐''¨ヽ ヽ:､ | ｀´ | ／ イ ヽ､_ ヘ::::＼ , -―i ゝ ! j ィ ノ ヽｰ- ､ ` ィ { ヽ i ﾉ ｨ ィ´ ノ ｀ヽ / ヽ ヽ ヽ ,'ｲ 'ｰ- ' ィ ﾊ , ＼ ﾊ ﾊ ,ィ , ／ i . i ヽ 丶 j ﾍ イ / イ ／ j 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 |:::::ヽ "" レ'´ ,...:::´:::::::::::::::::::::::::::::' |::::i::::::, ,,, /i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' |::::l!:::::::, ` !:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::' |:::::!l, '´､ ､ _ ／ .,､l:::::l!::::::::::::::::::::::::::::::' レ' ゝ - ,ｲ /｀´ ,::::::!l::::::::::::::::::::::::::::::i ＞ イ f｀' ,.，,::::::l::!:::::::::::::::::::::::::::::! ≧: _.ィ´ i~´ ,，´,，l:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::l ,il´￣:´=｀`:ー-.､，'´ .l:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::l ,'三三三三三三三ヽ＝l:::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::l f三三三三三三三三三l:::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::, l三三三三三三ヽ三三=l:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::, i三三三三三三三ヽ三ﾆl:::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 二 / | .| | | | .| | ｜ー ｜ l ー- l /⌒ヽ | | l l l l | ｜ | | | l | ｰ- | l - l | -‐| | | | | /⌒ヽ | l | | | l | ヽ l _! | !__,! ‐ 一 | l ヽ、 /⌒ヽl ‐ ＼ |, . . l 〉-‐ l l〉 ）ヽ、 ヽノ ヽ、 | | / 人 ヽ、 ヽノ | l ヽ、＼, . ／ ノ/ l ヽ ノ ＼,/ / ヽ l ＼ / ／ | ヽ、 ／ ／ l | ヽ、 ／ / | l ヽ、 l / ヽ、 | / ヽ l / : : : : ,'ヽ!: : : : :.',/////// 丶 ///,': : :./!/ i/ : :!: :/: : :',: : : : :.', ﾉ: : :/./ ! ;',': //!:,': :',: : : :.',ヽ、 .／: :,' /, i ,': :,ｲ !/!: !:',: : : : ', i ＞ ､ ｀ ´ , イ: : i,:,':/:.! , ｲ ﾘ ﾘ.!: /!: : : :',.!､ ﾞ i": : :!ﾘ､:!'/､: :! （黒猫殿の、髪の感触……触った、手……） !/ ',: :,〉､:'､ ￣ ﾌ‐,-'､ﾞヽ,! /ｲ ヾ ＿＿＿,-,ｲ; ; ',､ヾ ,';;;,'三ヾ!.!丶ー――‐-､ ;"; ; ; ; ; ; ; ; ; !i; ; ; ;',､ﾞ;ヽ';;;;'､ 三.!',!,;.ヾ､; ; ; ; ; ; ;.! ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ! !; ; ; ; ', ＞､;! ',--〈 ', ; ヾ､; ; ; ; ; ;! ; ; ; ; ; ;.,; ; ; ; ! !; ; ; ; ; ;', ! 三 ', .i､; ;//; ; ; ; ;i ; ; ; ; ;./.＼; ; ! !; ; ; ; ／.>、 !三.三', !ヽヽ、; ; ,、!､ ; ; ; ; / ., ､ ＼ヽヽイ／; ; ;ヽ,!三三三',; ; ;｀,','; !; ; ; ! ; ; ; ;}ー'''''" ﾞiｲ, ｲ; ; ; ; ; ; ;!三 三三.',; ; //; ;'､; / ; ; ; ;! ./￣ ',ヽヽ; ; ; ; ; ;.!三三三三',;//; ; ; ; 〈 ゞ:.ﾊ:.:.:.:.ﾄ､"" ""/:./:.:.:,ｲ /:: ､:.:.:.| ＼ . ′.イ:.:/:.:.::/ ヽ::ヽ:.:ｌヽ .{｀Ti/ i>く,／/::/ ﾍﾟﾛ… ,／､ ｀ｰ<｀ニｱ / ／_.ゝつ / _. ゝ 、 /-}ﾄ､＼ ´ く ./ / ｀ ｰ-＼{ー〈ハ｀; ＼ ｀:、 / / }|::::::∨ ｜ /` } / / _ ＿_ﾄ;::::::::ヽ l、/ ,′ ; 〈 ヽ::::::/ r7 / l 、ヽ ＼）,/ / | ＼ヽ _. く´ , ′ / / ｀{ ／ ／ / ./ / ヽ ／、 / / / ｰ‐ ヘ / / / / / /＼ ／ ゞ:.ﾊ:.:.:.:.ﾄ､"" ""/:./:.:.:,ｲ /:: ､:.:.:.| ＼ . ′.イ:.:/:.:.::/ ヽ::ヽ:.:ｌヽ .{｀Ti/ i>く,／/::/ ﾍﾟﾛ…ﾍﾟﾛ… ,／､ ｀ｰ<｀ニｱ / ／_.ゝつ / _. ゝ 、 /-}ﾄ､＼ ´ く ./ / ｀ ｰ-＼{ー〈ハ｀; ＼ ｀:、 / / }|::::::∨ ｜ /` } / / _ ＿_ﾄ;::::::::ヽ l、/ ,′ ; 〈 ヽ::::::/ r7 / l 、ヽ ＼）,/ / | ＼ヽ _. く´ , ′ / / ｀{ ／ ／ / ./ / ヽ ／、 / / / ｰ‐ ヘ / / / / / /＼ ／ : : : :､: : : : ､: :､, , , , , , ｀ , , , , , ,ｲ: : : : : :.j::::::::! ﾉ: : : : ､: : : : ヽ:.:ゝ' ' ' ' .ﾞ' ' ' ' ' / ,: : : : : :ﾉ:::::::::! ,: : : : : : ヽ: : : ﾍ:::... r‐ ‐-, ｲ: : : : :/:::::::::八 ,:/i: : : : : : :ヽ: : :ﾊ:::＞ ｰ-‐ ＜:j: : ／/:::::::::::::::::ﾍ / ,': /: : : : : :/i丶: :､´ ｀＞ ''''' ＜i /／ヽ'::::ﾊ::ﾍ:::::::::::ヘ ' ノ:' ':／! r‐''¨ヽ ヽ:､ | ｀´ | ／ イ ヽ､_ ヘ::::＼ , -―i ゝ ! j ィ ノ ヽｰ- ､ ` ィ { ヽ i ﾉ ｨ ィ´ ノ ｀ヽ / ヽ ヽ ヽ ,'ｲ 'ｰ- ' ィ ﾊ , ＼ ﾊ ﾊ ,ィ , ／ i . i ヽ 丶 j ﾍ イ / イ ／ j __ ＿＿＿＿＿＿┌─┬-── ､ ＿＿＿ |・| . ┏――――‐､ ＿／.＝＝＝＝＝＝┴┬┘－－－||－──､ |ﾛ|＿＿ . ┃ ,───、 ￣ﾟ |_ ゜・ ・_ ｡__ ｡ ｡_.━＿| ⊆⊇＿||]ﾆﾆﾆ匚ﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆ{ニ||| ﾛ|] . ┃ ￣￣´_-─‐￣￣〉￣_|､（ Уﾟ|.￣| | ‘－' ￣￣￣￣￣ﾟ￣￣￣ﾟ￣￣￣ . ┗──￣￣ ／ ／ ￣" V ∧ﾍ (＿／ V ∧ﾍ V. ﾍ＼ ＼. ＼> f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ＼／ | | | れお……じゅる……はぁ、はぁ、黒猫殿…… | | | | 黒猫殿ぉ……ちゅ、じゅる……れろ…… | | | 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: だがこれが男娼フラグとはどういうことだろ , - ､ /ﾉ_＾'^_)ヽ ｒl( )'Y ヽ｣ 本日の投下は以上となります、お疲れ様でした。 Y､└ ｀ '/) ヽ｀ ￣´ィ 今夜はなぜか凄く書き込みエラーが頻発し、時間がかかってしまいました。 rイ: T｀ｒ´‐'l /:::ﾚ/ノl, -べヽ､ 途中、一度再起動をかけたのですが、改善されません……板が重かったのでしょうか。 r/:::/;;ｿ::::::::::/::::::| /:::::/;;/:､:::::|':::;:::::::) それはともかく。 ,-､__ィ/:::::/;;;l:::::｀ヽ)'::/--ゝ´ ｒノ , /::::/;;;/::::::::::::Y:::ｒ‐‐､! 今回も、結構難産でした。瑠璃の心境がうまく表現できず四苦八苦。 (/ｸ, ／/:::::l;;;;;;|::::::::::::::rﾍ ヽ 瑠璃視点で割と望まぬ関係を持った知り合いとの会話（しかも今後も友好的でいる） l:::::::|;;;;;|:::::::::::::::::l::::ﾄ､ ＼rへ_ とか、どういう風に描けば良いのか……正直、投下した今でも上手く描けたか、 . l:::::::ﾄ､;;|:::::::::::::::::::l:::| ヽ _ ヽ_ 不安になっています。 へ、|ヽ｢::::::::::::::::::::l:::l ヽﾉﾌｒ'´ .. T ヽト-､＿＿-､_」 そして自分で描いてて、木下くんの、この、なんというか、こう、「えぇぇぇ」感。 | ', | '. 'l ! なんだか、書いてたらああいう流れになったというのもあるのですが、 ヽ､ l | この辺り、当方の視点における想像で描いているので ヽ:: l | 不快に感じる方もおられるかもしれませんが、申し訳ありませんがご容赦下さい。 {:::::::::', } /:::::::::ヽ l ともあれ、今回も見て頂き、また、選択して頂き、ありがとうございました。 , - へ、＿_」 } （＿＿_...､）ｺ ハ またお付き合い頂ければ幸いです。 ）-'´ ィ ,r--' ´/ さて、次回は娼婦パートです。ふふふ、エロスを描けるぞ……！ | ￣｀ﾉ ヽ '´ 板重かったですねぇ 面白ければええねん！そしてエロ期待 ヤンデレになりそう _,;;:一´￣￣￣￣｀ー:;;､_ /;;;;;'￣ﾉ!/|::/ヽ:::|､ヾ｀＼:::::ヽ ,i;;;;/::::::::::::::l':::::::::''::::::::::::::::ヾ;;:! ,!;;〔:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃 ! >>2300さん !;;;;;〕、:::::＿:::::::::::::::::;＿_:::::::::L ! ……そういえばそんな視点もありました。 !:;':::::::￣::::::ヽ::::::::::/:::::::::｀::;;::''; ! あ、いえ、そういうことも瑠璃は考えてですね（以下は掠れていて読めない） !l::::::::, ' ⌒丶:::::::::':, ' ⌒丶 l! ,!=!ﾆ（ ）:⌒:（ ）ﾆ!=! >>2312さん ,ｒｲ:::::::丶＿,ノ/|:::;::' 丶＿,ノ ﾄ-､ 以前でしたら文章で書いてたところを、少しでもAAで、とか考えたところだったので、 ! ﾃ!:::;::::::::::::::::'::;|:'' !ｆ ,! とても嬉しかったです。お褒めの言葉、ありがとうございます。 ヽ､|:::ヽ::::::::::::::::| ,〃 !ノ !:::::::::::;;::;:, ,,` ′､､ ､ , ! >>2323さん ';::::::｀=ﾆニ二二ニニﾆ='′ ,ｲ ﾆﾔﾘ。気付いてもらえて嬉しい部分です。 ヾ , ,, ､､/,| `､,, " , ､゛､,ｒ'′ | _ ＼",;, ' ;; ､､ ゛／ ﾉ _ｙ':::::｀、 ｀ｰ┬--一'′/ ,ｒ'´::::::::::::::i、 ,ｒ'´〉 ,ｒ'´:::::::::::::::::::::::i、 _,.-―‐―-､_ ,ｨ',.'¨i/i,ｨ,i!､!ﾘヽﾞヽ ,'::i.､ '´′" ｀｀ .ゞ.i |::ゝi,.-､ ,-､__i'､.i そして秀吉のストーカーカウンターですが、今日の投下終了段階で _|/:::;::-:､. , -､ ﾞ､|.､ 『２．５』 （＾,iﾞ'（ ）=（ ）'´ｉ^） です。 ヾ,|:::::ﾞｰ≠ ヾ:ｰ'" ,. i'ﾉ 過去にもう、+2されてるんですよね……。 i:`::::...::i " | ´ ,ｉ ﾍ;::::､__`＿´__, .､ﾒ さらに前スレの>>1932にありますが、 i!il:::｀¨¨¨¨¨´､/|| 『カウンターが5になると、属性として付与』 |i!ili!i､.＿_._.メ"| だったりします。 ノi!ili!ili!ili!':::::::,' 'ﾍ､ _,.'ﾍ'､´::::::::ﾞヽ::::::::: / ｀ﾒﾍ まぁ最初の+1は初期取得ボーナスっぽく1を加算してますが……。 .;'´三三三≡＝========≠三三三ヽ. _,ｨ'"三三三三三三三三三三三三三三三三ヽ､ 尚、現在はストーカーしてませんので、ストーカーじゃありません。 ﾉ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾍ まだ大丈夫です。ええ、まだ。今の所は。 取れたのが嬉しいぜ。 _,;;:一´￣￣￣￣｀ー:;;､_ /;;;;;'￣ﾉ!/|::/ヽ:::|､ヾ｀＼:::::ヽ ,i;;;;/::::::::::::::l':::::::::''::::::::::::::::ヾ;;:! ,!;;〔:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃 ! !;;;;;〕、:::::＿:::::::::::::::::;＿_:::::::::L ! !:;':::::::￣::::::ヽ::::::::::/:::::::::｀::;;::''; ! ちょっと一日空きましたが、乙等、ありがとうございました。 !l::::::::, ' ⌒丶:::::::::':, ' ⌒丶 l! ,!=!ﾆ（ ）:⌒:（ ）ﾆ!=! 秀吉くんのヤンデレ具合が今後どう転ぶかはわかりませんが、 ,ｒｲ:::::::丶＿,ノ/|:::;::' 丶＿,ノ ﾄ-､ あまり上げていかなければ、そうむちゃくちゃすることはありません。 ! ﾃ!:::;::::::::::::::::'::;|:'' !ｆ ,! ヽ､|:::ヽ::::::::::::::::| ,〃 !ノ ……まぁ、いまも相当むちゃくちゃな気がしますが、だ、大丈夫です。多分。 !:::::::::::;;::;:, ,,` ′､､ ､ , ! ';::::::｀=ﾆニ二二ニニﾆ='′ ,ｲ それはともかく、次回の娼婦パートは、前段の会話もあるので、エロスまでは ヾ , ,, ､､/,| いかないかな、と思います。そっちを望んでいた方には申し訳ないのでが、 `､,, " , ､゛､,ｒ'′ | _ ご了承下さい。 ＼",;, ' ;; ､､ ゛／ ﾉ _ｙ':::::｀、 ｀ｰ┬--一'′/ ,ｒ'´::::::::::::::i、 一応、どういうエロスにするかは、一案二案で決め手はいるのですが……。 ,ｒ'´〉 ,ｒ'´:::::::::::::::::::::::i、 やる夫がセクロスに挑戦するようです ReMaster その４/::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ 本日は夜勤ですので、今から投下を開始します。 {:::::{_二二二二二_}:::::::', /::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ 開発番号E 「やる夫がセクロスに挑戦するようです ReMaster」 /_ノ ィ三 ヽ ｨ 三 { |＼::::.､ i::/ | |三三 ＼{. 三 ! |ｱ {::::::i スタンバイ！！ スタンバイ！！ |/ｨ | { ' メ} ! 乂::| |:::ｊ从 !ヽ （_ ） ｨ / ﾊ {´:::! 投下開始！！ 投下開始！！ |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::! |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:| |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ メ､ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ :.:.:::.:::.:::.::.::( .. :::.:::.::.::ヽ :::::.... :::::::::`'''‐‐--''''つ .:.:.:.:.:.:.... ::::.:::.:::.::(´ ::::::::::::::::::::.... :::::::ヽ､＿＿-‐ ､ :::::::::::::::::::::::::::.... :::::::::::.:::.:::.ﾉ :::::::::::::::::::::::::::::::::.... ::.::.::.:（ ,.- ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... :.:｀￣: : : :.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::.... _ _＿:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::.... :::.. :::.. ｀ヽ、｀＼:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::.... ::::.. :::::::.. ｀ｰ､ ヽ,＿:.:.:.:.:.:.:.:::::::::... ::::::.. :::::::::.. ,> └―‐‐ ､:.::::::::::... ::::::::.. :::::::::::.. '‐、 「´￣"''ｰ､ ＼:.:::::::::..:.. :::::::::::.. ::::::::::::.. ｀′ ｀゛｀ :.::.:.:..:.:.:.:... ::::::::::::::.. :::::::::::::.. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.::.:.:::.... , ⌒ヽ:::::::::::::::.. . .. ...::.::: ＿＿__ .:::... 丶''′ / :::::::::::::::::.. __┌‐ｰ'´,--‐'"´ :.:.:.::.... （ :::::::::::::::::::.... r'´_,.-‐-、''ｰ、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..... `‐' ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.. ,ｨ'´''"´ ﾚ'"´ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.... 丿:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.. : : : : : : : : : : : : : : . ヽ___ノ´￣￣｀ｰ､ : : : : : : : : : : : : : : . ）:::.. : . : : : : : : : : . /:::::.:.::.. （_::::..:.:.:.::.. :.:.:.:.:.:..:.. :.:.:.:.:.:.::.. : : : : :::.. :::: : : : :.. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ , -──- 、 ／‐- _ﾉ /__ -ヽ .. / -ｬｯ- -ｬｯ- ， ん……目が覚めたお。 { (__,､__) } ゝ u ノ なんだか身体中がものすごく痛いお。 / ﾊ / ﾊ . / ﾊ . ｌ l . ｌ l . ｌ l . ｌ＿＿＿＿＿＿_」 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ '⌒ヾ辷斗〃y〃//彡≧辷彡'∠ノ_ }圦刈ﾐ≧ﾘﾉ尨ゞく≧ミ≦ﾆ=≦､二ノ ｰ､⌒ミ≧ゞ:.＾ﾞ.:'"＾.:::::. j:ゞ≧彡'く＞气廴 ｀ヾXﾆ≦}ｨ=(､}:/,:(_,ｨ≦ミ:::Y三≧ﾐx≦⌒ヽ おはよう。 ´~シ彡､-赱ゝﾞY.::rゝ'イ::::ミ≧≦汽f⌒>< ⌒ｰ=ニ彡〈 .:っr'､{::::ゝ=-､):::ｲy汽ミﾆ=‐く._ ,=＝斗小':,_,二 --､_)）}:/:ﾉ.:::Yミ､｀ （ ノ厂ハヽf---‐‐'.:/.:／.:::::::|:`弋ｰミ ） _ノ⌒ﾏ{ヽi:`＝‐.::::／.::／>.::ヽ::ノ;i;i;i;`ｰ━━━‐- ､ （ ー'_】::ゝ---＜:/.:.: /.::::／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iヽ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;＼__ ／;i;i/】:::::|::::::::::::ﾉ.: ,∠ ／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i（;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i'/;ヽ _＿＿／;i;i;i;/､__:::::し.:::::/／.: ／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i};i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i`． ,ィ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i∧:::..｀ヽー／.: ／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{／￣￣￣￣＼】 ／;i;i;i;i;i;i;i;/i;i;i;i;i;i;i;i;i∧::::..::::/ .::／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{ ／＿＿＿、 ヽ /;i;i;i;i;i;i;i;i;〃;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;∧:::::/.:／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{／.::. :::ヽ:::::::.＼ 】 ＿＿＿_ ／ノ ヽ､_＼ ぎゃああああああああ！！ ／（ ○）}liil{（○）＼ ／ （__人__） ＼ 地獄の鬼にしても、もうちょっとイケメン連れて来いおー！！ | ヽ |!!il|!|!l| / | ＼ |ｪｪｪｪ| ／ ﾉ Ｌ＿＿＿_ ⌒ ＼ ／ ＼ ／ （○） （○）＼ って、SAGA夫だお！？ ／ （__人__） ＼ | |::::::| | まだやる気かお！？ ＼ l;;;;;;l ／l!| ! ／ `ｰ' ＼ |i 死ぬ気になったら、キモオタでも怖いんだお！！ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ （ 〉三彡ミミ刈//ﾉｲ{{//川ﾍミ川|彡ヲ刈三ヾｰ' >ｬｯv彡三彡ミﾐゞゞ{{{ﾍ{≧ミﾐ刈}〃川彡彡}!}三≧≠⌒ {! >ﾐミ三三≧ミミ＞ミﾐミﾐ川川彡彡彡三彡≦三ミミ≧xｲ_,r _ `y∧／彡≧ミﾐ/ ゛ヾﾘ〃´ "ｼ≦ミ≦三≧ミ< ／,≧x＝>ミ三三彡゛ "彡ミ≧彡三ミト- ,ム三ﾐX三三≧ｲ _, -=一'{ .r＝- ､ }三ﾂ彡彳´ ゛ﾐ､ {;'´￣7>ミ三彡彡! ,r'´￣ ヽﾐﾐ ､ l 川√ ゛>ヽ ｿ三≦ミﾐ､ ゞ､_ノ あの女がビッチだと言ったのは訂正しよう。 ,!＿,〃,f彡三彡彳 ヽ､ﾆ二 _ヾﾐﾐｯ | r彡"_ 二ﾆ ヶ ﾚ⌒)ミミミゝ ,f"ヽ＿//〃ｧ7ﾊ 八 ＞- ｨﾊＹ ､l Y ≦ -イ },ﾉ/三ミｼ彡≠､ {､_ム彡"ﾍ//彡"三ﾊ_ﾉ ゝ、 _ノ l l ヽ、 ノf_/三ミﾐﾂ ,x三ミ=-=彡≦三彡f { ）ヽ ／ , 、 ＼ ,r´ イﾊミﾐⅦ!{ _ﾉ ,r≧三彡7/彡ｦ ゝ { 〉 ゝ--< ハ ,ノ Vﾙミﾘゞ＝≦､ _,ﾙ′ //彳彡ｲ ∧.（ ノ二 ｰ' 二ヽ {ノ ノ ﾄミ三≠≦ミﾐｯ'⌒ ,ｲ/彡ｲ川i! ヽ入￣`ー.￣.一'￣ / ／ ドミ三三ミﾐ≦､ ノ ﾙ1{ ﾘ彡! ヾ ,r' ￣ `ヽ 〃 |ミ三ミﾐ≦､__ ヾ! _,ム斗イ 八 ,ﾊ { } / 厂`ヾー-＜⌒ヽ .／/////// / ヽ ゝ ー 一 7 ハ 〉/////＞､ <///////// ノ ﾊ / ゝ ./////////∧ ―――― ､ ／ ＼ ／ ＿＿ ＿＿_ ＼ ／ ＼ ／ ( ● ) ( ● ) 丶 え？ / { ( 人 ) l 、 ￣ ￣ ′ ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ―――― ､ ／ ＼ ／ ＿＿ ＿＿_ ＼ ／ ＼ ／ ( ● ) ( ● ) 丶 それならいいお。 / { ( 人 ) l やる夫も殴ってしまってごめんなさいお。 、 ￣ ￣ ′ ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ ／￣￣￣￣｀ヽミﾐ《ii(!!!/ヽ､/ヾ彡彡'三ミミヽノヽ | フンッ |iｯ､ヾ!i川（ ﾒ彡ﾐ彡'´,＝=ヾ巛彡 ゝ､＿＿＿＿ノ ｀ﾞ''‐=ミヽ/=ヽi|/／彡》ﾐ)､ヾ､メノ ミミﾐﾐﾐミミミi ヽ ヾミツ''' ﾍ彡ヽ ﾘ／ ﾐﾐﾐ／￣ヾツ ヽ ヽ ） |三ｷ´（(ﾐ､＿ノ ﾐﾐ/:::::::::: ＼ i | |､ ヾヽ ﾐ/::::::: ,ｧェ三ミミﾐｬ、 ヽ .i ｌ / ｒi》ミﾆﾐｬ､、 ﾞ:::::::: ' ヾミｯ､,, 丿i::i i ./,ｯ彡ﾉ‐-─､ヽヽ､ それでおまえ、あの女に恩を感じたのはいいが、 :::::::::::: ‐-､＿_、ヽヾミﾐ彡ﾉﾉ彡'_ノミミﾐヽ-彡ヾ、 ヽ:::::::::. ｀ ｀‐-',‐｀ゝ、ﾞ' /-‐'´)ミﾐﾐ=-｀´ヽ ヽ おまえは何を返してやれるんだ？ :::::i-､::::: ￣ノ ..:ヽ !ヽ | ヾミﾐヽ ::: |:::::ヽ ::: ／´／ ..:::::::_i i ::／ミ=＝- :::..ヽ::::__ﾉ ､ （ ｀ ）/ミヾ）） :ヽ､>´: ! i ⌒ ''´/ミ＜ﾊ :::::::ヽ:::: ヽ ,／,二ﾆ'ﾌ/!i|川 ﾘ ::::::::::ヽ:::: ) , =ﾆ､_'ー-' .i'-‐┴‐-=､＿ :::::::::.. ヽ､_ヽ ｀ー‐,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ、 ｀'ヽ‐::::: ﾞヽ、:: ／ヽ、, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ;;;;;;;;＼ ヽ、;::.... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ―――― ､ ／ ＼ ／ ＿＿ ＿＿ ＼ ／ ＼ ／ ( (::;;) ) ( (::;;) ) 丶 ！？ / v { ( 人 ) l 、 ￣ ￣ ′ ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ ／￣￣￣￣｀ヽミﾐ《ii(!!!/ヽ､/ヾ彡彡'三ミミヽノヽ | 答えろ |iｯ､ヾ!i川（ ﾒ彡ﾐ彡'´,＝=ヾ巛彡 ゝ､＿＿＿＿ノ ｀ﾞ''‐=ミヽ/=ヽi|/／彡》ﾐ)､ヾ､メノ ミミﾐﾐﾐミミミi ヽ ヾミツ''' ﾍ彡ヽ ﾘ／ ﾐﾐﾐ／￣ヾツ ヽ ヽ ） |三ｷ´（(ﾐ､＿ノ ﾐﾐ/:::::::::: ＼ i | |､ ヾヽ ﾐ/::::::: ,ｧェ三ミミﾐｬ、 ヽ .i ｌ / ｒi》ミﾆﾐｬ､、 ﾞ:::::::: ' ヾミｯ､,, 丿i::i i ./,ｯ彡ﾉ‐-─､ヽヽ､ 昨日まで童貞で、無職で、無貯金で、 :::::::::::: ‐-､＿_、ヽヾミﾐ彡ﾉﾉ彡'_ノミミﾐヽ-彡ヾ、 ヽ:::::::::. ｀ ｀‐-',‐｀ゝ、ﾞ' /-‐'´)ミﾐﾐ=-｀´ヽ ヽ ひきこもりニートのおまえが、どうやって恩を返すつもりだ? :::::i-､::::: ￣ノ ..:ヽ !ヽ | ヾミﾐヽ ::: |:::::ヽ ::: ／´／ ..:::::::_i i ::／ミ=＝- :::..ヽ::::__ﾉ ､ （ ｀ ）/ミヾ）） :ヽ､>´: ! i ⌒ ''´/ミ＜ﾊ :::::::ヽ:::: ヽ ,／,二ﾆ'ﾌ/!i|川 ﾘ ::::::::::ヽ:::: ) , =ﾆ､_'ー-' .i'-‐┴‐-=､＿ :::::::::.. ヽ､_ヽ ｀ー‐,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ、 ｀'ヽ‐::::: ﾞヽ、:: ／ヽ、, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ;;;;;;;;＼ ヽ、;::.... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ―――― ､ ／ ＼ ／ ＿＿ ＿＿ ＼ ／ ＼ ……さ、探すお。 ／ ( (::;;) ) ( (::;;) ) 丶 / v やる夫だって、いつまでも無職じゃないお。 { ( 人 ) l 、 ￣ ￣ ′ 鶴屋さんが惚れる立派な男になるお。 ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ ／￣￣￣￣｀ヽミﾐ《ii(!!!/ヽ､/ヾ彡彡'三ミミヽノヽ | いつだ？ |iｯ､ヾ!i川（ ﾒ彡ﾐ彡'´,＝=ヾ巛彡 ゝ､＿＿＿＿ノ ｀ﾞ''‐=ミヽ/=ヽi|/／彡》ﾐ)､ヾ､メノ ミミﾐﾐﾐミミミi ヽ ヾミツ''' ﾍ彡ヽ ﾘ／ ﾐﾐﾐ／￣ヾツ ヽ ヽ ） |三ｷ´（(ﾐ､＿ノ ﾐﾐ/:::::::::: ＼ i | |､ ヾヽ ﾐ/::::::: ,ｧェ三ミミﾐｬ、 ヽ .i ｌ / ｒi》ミﾆﾐｬ､、 ﾞ:::::::: ' ヾミｯ､,, 丿i::i i ./,ｯ彡ﾉ‐-─､ヽヽ､ :::::::::::: ‐-､＿_、ヽヾミﾐ彡ﾉﾉ彡'_ノミミﾐヽ-彡ヾ、 仕事が見つかったら、すぐに恩を返せるのか？ ヽ:::::::::. ｀ ｀‐-',‐｀ゝ、ﾞ' /-‐'´)ミﾐﾐ=-｀´ヽ ヽ :::::i-､::::: ￣ノ ..:ヽ !ヽ | ヾミﾐヽ おまえはそれほど有能だったのか？ ::: |:::::ヽ ::: ／´／ ..:::::::_i i ::／ミ=＝- :::..ヽ::::__ﾉ ､ （ ｀ ）/ミヾ）） 才能だけは無限大だとでも言うつもりか？ :ヽ､>´: ! i ⌒ ''´/ミ＜ﾊ :::::::ヽ:::: ヽ ,／,二ﾆ'ﾌ/!i|川 ﾘ ::::::::::ヽ:::: ) , =ﾆ､_'ー-' .i'-‐┴‐-=､＿ :::::::::.. ヽ､_ヽ ｀ー‐,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ、 ｀'ヽ‐::::: ﾞヽ、:: ／ヽ、, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ;;;;;;;;＼ ヽ、;::.... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ―――― ､ ／ ＼ ／ ＿＿ ＿＿ ＼ ／ ＼ やる夫に才能はないお。 ／ ( (::;;) ) ( (::;;) ) 丶 / v それだけは自覚してるお。 { ( 人 ) l 、 ￣ ￣ ′ ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ （ 〉三彡ミミ刈//ﾉｲ{{//川ﾍミ川|彡ヲ刈三ヾｰ' >ｬｯv彡三彡ミﾐゞゞ{{{ﾍ{≧ミﾐ刈}〃川彡彡}!}三≧≠⌒ {! >ﾐミ三三≧ミミ＞ミﾐミﾐ川川彡彡彡三彡≦三ミミ≧xｲ_,r _ `y∧／彡≧ミﾐ/ ゛ヾﾘ〃´ "ｼ≦ミ≦三≧ミ< ／,≧x＝>ミ三三彡゛ "彡ミ≧彡三ミト- ,ム三ﾐX三三≧ｲ _, -=一'{ .r＝- ､ }三ﾂ彡彳´ ゛ﾐ､ {;'´￣7>ミ三彡彡! ,r'´￣ ヽﾐﾐ ､ l 川√ ゛>ヽ ｿ三≦ミﾐ､ ゞ､_ノ 阿呆が。 ,!＿,〃,f彡三彡彳 ヽ､ﾆ二 _ヾﾐﾐｯ | r彡"_ 二ﾆ ヶ ﾚ⌒)ミミミゝ ,f"ヽ＿//〃ｧ7ﾊ 八 ＞- ｨﾊＹ ､l Y ≦ -イ },ﾉ/三ミｼ彡≠､ 昨日見せただろうがよ。 {､_ム彡"ﾍ//彡"三ﾊ_ﾉ ゝ、 _ノ l l ヽ、 ノf_/三ミﾐﾂ ,x三ミ=-=彡≦三彡f { ）ヽ ／ , 、 ＼ ,r´ イﾊミﾐⅦ!{ _ﾉ おまえの才能とやらを。 ,r≧三彡7/彡ｦ ゝ { 〉 ゝ--< ハ ,ノ Vﾙミﾘゞ＝≦､ _,ﾙ′ //彳彡ｲ ∧.（ ノ二 ｰ' 二ヽ {ノ ノ ﾄミ三≠≦ミﾐｯ'⌒ ,ｲ/彡ｲ川i! ヽ入￣`ー.￣.一'￣ / ／ ドミ三三ミﾐ≦､ ノ ﾙ1{ ﾘ彡! ヾ ,r' ￣ `ヽ 〃 |ミ三ミﾐ≦､__ ヾ! _,ム斗イ 八 ,ﾊ { } / 厂`ヾー-＜⌒ヽ .／/////// / ヽ ゝ ー 一 7 ハ 〉/////＞､ <///////// ノ ﾊ / ゝ ./////////∧ ―――― ､ ／ ＼ ／ ＿＿ ＿＿ ＼ ／ ＼ やる夫に……才能？ ／ ( (::;;) ) ( (::;;) ) 丶 / v やる夫に……できること？ { ( 人 ) l 、 ￣ ￣ ′ ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／ z-─ ／ /, /ｨ／/ 〃 ／ // 〉/ 乂{lﾊXVﾉ' ／ 女を食うことだよッッ / /,ｲ〃,仏彡ﾑﾉ代込 (〃⌒㍉ 〃,Yl〈 jll|ｲﾘ/ﾙｲl{）ｲﾊヽヽﾊ{ ー=ミ この俺に三度殴りかかったッッ 〈ﾄyl:〉ﾊ从巛({l::::V彡ｲlﾘ从,）Y=ﾆ二ﾆ=､__ ＞r─=㍉､ 乂从》代㍉ﾊ{::.l:::)l{::lj从仆ﾘﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ､ヽ､_彡| {ー─ } ならば、その意地で女を食えッッ } 込ﾊ从ヽミ代ヽ}|j小ﾘﾊ≦ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽY .しー─ l jl v代Yﾊ小}}}川ﾊ从小ｿ´ ﾄ彡<ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}} ﾊﾆﾆ 彡′ /ﾘ 骨の随まで食い尽くせッッ ヽ㍉ミ巛代爪巛ﾙ' ﾊ Vﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐弋/ﾉ__彡イ 彡′ 代>ミ辷=斗 /ﾚ'ｲﾐ､ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ===ヽ 愛など無用ッッ _込ｷﾃ三壬毛 rｰ去＼> ,ﾊ ﾘ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==', ｀ヽミ≧=-弋 (（ z彡ｲ 代ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ='l ＿ おまえは女を食らうために /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=＞ｰ- __ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ／ ｀ヽｰ- ､ ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆイ ./ ＼ ＼ｰ ､__ 生まれた獣なんだよッッ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽー==} く ⌒Y ヽ ヽ ヽヽ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉ====） ヽ ', ならば、その「男」としての ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}==} /⌒ ー-ｲ ', ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞彡ﾆ＞'''＜ﾆﾆﾆ(ﾆﾆ=lﾆ=| | .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j 本分を全うしてみせろッッ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/〃 ヽ...:.:.:... ｀ヽﾆﾆﾆ|ﾆ=| | .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆV / ）:.:.:.:彡 ´￣￣｀≧ﾐ､人 __ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨/:::... ＜:.:.:.:.Y ヽ ） .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ─=ﾆﾆ/ / ..::..:. 代 二ノ .:.:.:.:.:.:.:.:／ ｀V { ......:.: .:.:.:.:.:.:.:／ {l |:.:.:.:.:.:.:.:.:. 弋____ .:.:.:.:.:.:.:／ ヽJ､__ { ｀ー .....:.:.:.:.:.:.:.:.:イ ｀ ｰ＼ .:.:.:.:／.ﾉ ＼ ..:.:.:.:／.:／ ＞ ー------ .:.:.:.:.:＿.:∠..:イ ＞ ､ 彡 ￣￣ ―――― ､ ／ ＼ ／ ＿＿ ＿＿ ＼ ち、違うお……。 ／ ＼ ／ ( (::;;) ) ( (::;;) ) 丶 .やる夫はそんなんじゃないお……。 / v { ( 人 ) l そもそも、そんなものにはなれないお……。 、 ￣ ￣ ′ ＼ ／ ／｀ ´＼ ／ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ '⌒ヾ辷斗〃y〃//彡≧辷彡'∠ノ_ }圦刈ﾐ≧ﾘﾉ尨ゞく≧ミ≦ﾆ=≦､二ノ わかっとらんようだな。 ｰ､⌒ミ≧ゞ:.＾ﾞ.:'"＾.:::::. j:ゞ≧彡'く＞气廴 ｀ヾXﾆ≦}ｨ=(､}:/,:(_,ｨ≦ミ:::Y三≧ﾐx≦⌒ヽ まず手始めは、あの女を食うことからだ。 ´~シ彡､-赱ゝﾞY.::rゝ'イ::::ミ≧≦汽f⌒>< ⌒ｰ=ニ彡〈 .:っr'､{::::ゝ=-､):::ｲy汽ミﾆ=‐く._ おまえ、昨日は楽しんだか？ ,=＝斗小':,_,二 --､_)）}:/:ﾉ.:::Yミ､｀ （ ノ厂ハヽf---‐‐'.:/.:／.:::::::|:`弋ｰミ ） _ノ⌒ﾏ{ヽi:`＝‐.::::／.::／>.::ヽ::ノ;i;i;i;`ｰ━━━‐- ､ （ ー'_】::ゝ---＜:/.:.: /.::::／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iヽ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;＼__ ／;i;i/】:::::|::::::::::::ﾉ.: ,∠ ／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i（;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i'/;ヽ _＿＿／;i;i;i;/､__:::::し.:::::/／.: ／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i};i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i`． ,ィ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i∧:::..｀ヽー／.: ／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{／￣￣￣￣＼】 ／;i;i;i;i;i;i;i;/i;i;i;i;i;i;i;i;i∧::::..::::/ .::／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{ ／＿＿＿、 ヽ /;i;i;i;i;i;i;i;i;〃;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;∧:::::/.:／;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{／.::. :::ヽ:::::::.＼ 】 ＿＿＿_ ／_ノ ' ヽ_＼ 文句なしに最高だったお！！ ／（≡） （≡）＼ ／ //（__人__） /// ＼ 人間として一皮剥けたお！！ | |r┬-| | ＼ ｀ー'´ ／ (包茎だったのは黙っておくお) ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣￣｀ヽミﾐ《ii(!!!/ヽ､/ヾ彡彡'三ミミヽノヽ | 包茎か |iｯ､ヾ!i川（ ﾒ彡ﾐ彡'´,＝=ヾ巛彡 ゝ､＿＿＿＿ノ ｀ﾞ''‐=ミヽ/=ヽi|/／彡》ﾐ)､ヾ､メノ ミミﾐﾐﾐミミミi ヽ ヾミツ''' ﾍ彡ヽ ﾘ／ ﾐﾐﾐ／￣ヾツ ヽ ヽ ） |三ｷ´（(ﾐ､＿ノ ﾐﾐ/:::::::::: ＼ i | |､ ヾヽ ﾐ/::::::: ,ｧェ三ミミﾐｬ、 ヽ .i ｌ / ｒi》ミﾆﾐｬ､、 ﾞ:::::::: ' ヾミｯ､,, 丿i::i i ./,ｯ彡ﾉ‐-─､ヽヽ､ 女を楽しませることはできたのか？ :::::::::::: ‐-､＿_、ヽヾミﾐ彡ﾉﾉ彡'_ノミミﾐヽ-彡ヾ、 ヽ:::::::::. ｀ ｀‐-',‐｀ゝ、ﾞ' /-‐'´)ミﾐﾐ=-｀´ヽ ヽ おまえばっかり気持ちよかっただけじゃないのか？ :::::i-､::::: ￣ノ ..:ヽ !ヽ | ヾミﾐヽ ::: |:::::ヽ ::: ／´／ ..:::::::_i i ::／ミ=＝- それがおまえの語る愛か？ :::..ヽ::::__ﾉ ､ （ ｀ ）/ミヾ）） :ヽ､>´: ! i ⌒ ''´/ミ＜ﾊ :::::::ヽ:::: ヽ ,／,二ﾆ'ﾌ/!i|川 ﾘ ::::::::::ヽ:::: ) , =ﾆ､_'ー-' .i'-‐┴‐-=､＿ :::::::::.. ヽ､_ヽ ｀ー‐,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ、 ｀'ヽ‐::::: ﾞヽ、:: ／ヽ、, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ;;;;;;;;＼ ヽ、;::.... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─＼ そ、そういやそうだお……。 ／ （○） （○） ＼ | （__人__） | やる夫はしてもらってばかりだったお……。 ＼ ｀ ⌒´ ／ /､. ｀ ⌒´ ヽ （なぜにバレンティン？） ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ､ヽ'ノ ､＿_,..-‐' ヽ` } ''´ﾍ＿',彡Ｚ// -ｿ' , -'"￣｀ } ｉ /ヽ､＿`ヽ三/ それはまずいんじゃねえのか? ｲ! ／ ,. _,.rﾆ_｀ヽ ' -' ! ,-_､,, `''!ミl ｿ ヽ _,.ィ二ィﾆ-'´ィ ヽ'＝'=｀' (三| 恩返しどころの騒ぎじゃねえよな。 ' -‐ '"´´｀"´´ _, ｀ ヽ､__ ヽ三､ ノ ,.-'"￣ ,.ﾄ､ ',ミﾆヽ 常識的に考えて。 _,.-‐'´ ,ィ r:-'､ ｲ ,ヽ ﾉミﾐ三ヽ､ ＿＿＿＿＿＿＿＿ / ＿,-'" ` ＿__ ヽｉミミ三ﾆＺ７/ﾆ､-､ﾐ三キﾆヽ, ､ ,' -'" ,.-_',´..--, } ｉ三ﾆキ二くヱ､ヽヾ-､ヽr⌒ /´⌒｀ヽ `,=‐' : ,. ,.-‐' , -,'-' _, -―┴,)} ｉミﾐ､ヾミヽハヽ | ヽ_ ｀＝'､ r''ヽ､ ヽ 'ｉ （ ､＿,,,.∠-‐'" ｆ ｉ /ミﾐヾヽ,`fヽ ヽ|_ヽ､_, ￣ヽ ) ' r-､ ヽヽヽ ` －―_'' _ ｉ./ﾐ三､ｉヾ､}ｉヽ-＿ヽ__, `ヽ-'､ ', ヽ ヽ r' ヽ!､-―}トtｒﾉﾆ-―､＿, , ` ‐-' ､ ', ' ,ィ ',-ヽﾏ'´| ｉ´｀￣｀ ; `ｰ､ヽ ' r' `‐ .ｲ､ `T｀ヽヽ-'´ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─＼ あんたみたいな歩く非常識が常識的なんて言葉を使うなお。 ／ （○） （○） ＼ | （__人__） | （確かにSAGA夫さんの言う通りですお。 ＼ ｀ ⌒´ ／ /､. ｀ ⌒´ ヽ やる夫は鶴屋さんが与えてくれたような感動は与えられなかったですお） ＿＿ .-´ ｀｀ヽ ／ ヽー ｀ヽ / ノ （Ｏ ）ノ￣￣｀ヽ、―ニ / （●） __）⌒/ ´｀ヽ _ 三,:三ー三,: | ::⌒（__ノ/ ノヽ--/￣ , ｀ ｀￣￣￣ 。ヽ 。 ）( }. ...| /! ヽｏ （__ン }、ー‐し'ゝL _ 人 ー jｒ--‐‐'´} ;ーー------ / ヾ---‐'ーｒ‐'"＝＝ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣￣｀ヽミﾐ《ii(!!!/ヽ､/ヾ彡彡'三ミミヽノヽ | 鍛えろ |iｯ､ヾ!i川（ ﾒ彡ﾐ彡'´,＝=ヾ巛彡 ゝ､＿＿＿＿ノ ｀ﾞ''‐=ミヽ/=ヽi|/／彡》ﾐ)､ヾ､メノ ミミﾐﾐﾐミミミi ヽ ヾミツ''' ﾍ彡ヽ ﾘ／ ﾐﾐﾐ／￣ヾツ ヽ ヽ ） |三ｷ´（(ﾐ､＿ノ ﾐﾐ/:::::::::: ＼ i | |､ ヾヽ ﾐ/::::::: ,ｧェ三ミミﾐｬ、 ヽ .i ｌ / ｒi》ミﾆﾐｬ､、 ﾞ:::::::: ' ヾミｯ､,, 丿i::i i ./,ｯ彡ﾉ‐-─､ヽヽ､ :::::::::::: ‐-､＿_、ヽヾミﾐ彡ﾉﾉ彡'_ノミミﾐヽ-彡ヾ、 コツは教えてやる。 ヽ:::::::::. ｀ ｀‐-',‐｀ゝ、ﾞ' /-‐'´)ミﾐﾐ=-｀´ヽ ヽ :::::i-､::::: ￣ノ ..:ヽ !ヽ | ヾミﾐヽ まずはあの女を食ってしまえ。 ::: |:::::ヽ ::: ／´／ ..:::::::_i i ::／ミ=＝- :::..ヽ::::__ﾉ ､ （ ｀ ）/ミヾ）） :ヽ､>´: ! i ⌒ ''´/ミ＜ﾊ :::::::ヽ:::: ヽ ,／,二ﾆ'ﾌ/!i|川 ﾘ ::::::::::ヽ:::: ) , =ﾆ､_'ー-' .i'-‐┴‐-=､＿ :::::::::.. ヽ､_ヽ ｀ー‐,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ、 ｀'ヽ‐::::: ﾞヽ、:: ／ヽ、, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ;;;;;;;;＼ ヽ、;::.... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─＼ ／ （●） （●） ＼ 鍛、える？ | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ /､. ｀ ⌒´ ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿_ .／ ／ ＼＼ ／ （●） （●）＼ なんか汚い巻物を渡されたお。 ／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼ | ｀-=ﾆ=- | SAGA夫さんの便所紙なのかお？ ＼ `ー'´ / / ／ ＿＿＿_ ／ ＼ ／ ─ ─＼ ／ （●） （●） ＼ ……行ってしまったお。 | （__人__） | ＼ ｀ ⌒´ ／ /､. ｀ ⌒´ ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ , 孑二二二二二辷ｘ , 孑三三三三三三三三三三辷 、 , 孑二二二二二二二二二二二二二二二二辷 、 ∠二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二＼ |ｰ----.┐＿＿＿＿＿＿ ＿ |フノ￣ |.|.|ﾆﾆﾆ|.|┌― .┐―― ┐| | | .|ｒ |.|.|ﾆﾆﾆ|.|｜／ .｜／／ | | ｜ | .|| _|.|.|ﾆﾆﾆ|.|｜／ ! ／ | | | | .|| ＿ 」￣￣.|┬┬┬┬┬┬┬┬|￣￣| .|＿ | .|| | .| | | | .| | | .| | | .| ! || | .| |_|__|___|_..|__|___|_..|__|__| .|＿＿＿＿。.|| フ└――――――――――――┘ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ辷 、 孑二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 辷 、 , ' 孑 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ辷ｒ-_ - ∠===＝＝tj￣T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／ `⌒ ヽ | ＼.!┌― ┐└―― .┴――― ┘-Y⌒ヽ | .|.|＿＿＿＿.| | |／￣ ― ゞ ゞ└!_ ‐| || .!ﾆﾆﾆ .| |￣￣￣ ||￣￣￣Y ゞ ｔ| .Y | 」.!.|.＿＿ ||￣|.| .|| ゞ ゞ Y .! !| |ﾆﾆﾆﾆ| | ／ !|／ Y′ヽ ゞ ゞ ヽ ,-、| .|..|| |.| .|| .ﾉ | || Lﾆﾆﾆ｜| ／ || ', ノ L..|..| .|..|| |.| .|| ￣￣￣￣￣￣￣ |￣ T￣ .T￣￣￣￣￣￣￣￣ T￣ T￣￣ .| ...|..|＿ !.|ｒT￣! . |―.┼―┤ ├― ┤ |_ ! .|. |ﾆﾆ || | ﾆ.|＼∧∧∧ .!＿ .|＿__.| |＿＿| !＝=..|. |ﾆﾆ || | ﾆ.|∨∨∨∨ ＿＿＿＿＿＿＿ |＿...|＿__.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿! .|＿＿| .|ﾆﾆ || | ﾆ.|ﾚ∧∧∧ | | | .| .| .| .| | | .| .| .|===== |ﾆﾆ || | ﾆ.|∨∨∨∨ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿ .γ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ どうしたの、やる夫？ γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ （::::::::::::::::人::::人::人:::人:::::::::::） 昨日の夜は家にいなかったし。 ＼:／ ノ ヽ､_ ＼ﾉ | （ ●） （● ）. u | そんなに青アザだらけになって？ ＼ ｌ^l^lｎ__人__) ／ ／ヽ L⌒ ´ .ゝ ﾉ ＿＿＿_ .／ ／ ＼＼ ／ （●） （●）＼ ちょっとDQNにかまわれただけだお。 ／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼ | ｀-=ﾆ=- | マグレで勝っちまったお。 ＼ `ー'´ / / ／ ＿＿＿_ ／⌒ ⌒＼ ／（ ●） （●）＼ それより母ちゃん。明日、面接受けに行ってくるお。 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ | |r┬-| | タンスでホコリ被ってるスーツを出してくれお。 ＼＿＿__`ー'´ __＿＿／ ＿＿＿＿ γ::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 ／::::::::人::人:::人::::::::ヽ ┼ ほ、本当かい？ γ::::::::::／⌒ ⌒＼::::::::ヽ （:::::::::／（ ●） （●）＼:::::::） ＊ 今すぐ用意してあげるからね！ ＼:／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ﾉ | |r┬-| | ＼ `ー'´ ／ ／ ｀ 二´ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ／ ＼ / ＼ 明日って言ってしまったお。 / ＼ / . -── ─- i まだ面接を受ける場所も決めていないのに。 | {{ ＿＿＿,jl {{＿＿}} .l ..|. ｀┴---┴´ '┴┴´ | 母ちゃん、スキップしてタンスのある部屋に向かったお。 |. / ヽ l . ＼. { 八 } / こんなことなら、もっとはやくニートを脱出するべきだったお。 ＼ ｀───´::::::｀──'／ ／ヽ イ＼ ／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ | ､ | ||＼ | || ＼ | || ＼ | || ||＼ | || || ＼ ________＿＿,_____ | ＼､ || ＼|li,, || .| === | ｏ _|､,ニ、 | ＼､ || .|||| ||::::::::::|..[ニ].|.◎..|､|＿| | ｢゛､､ ＼|| ||.|| ,-ｌ|______|ｉニニ|_____|､|＿| ,,＿＿_＿＿＿＿＿___,,,,＿＿_|.| ゛､､. ＼、 || || l|＼＿＿＿＿＿＿＿＿＼ ｢|＼ ＼ （⌒ヽ, ゛､､. ＼､ .|l. || l|＼||l_||||||||｣ｌ_||||||||｣_凵､||' . |.| ＼ ＼ヽ､__,'＼. ｢| | | || l|| l|| ,==============､||￣|」＼ ＼ ＼, __ _,,,＼|.| ~'｀';l ~ ｉl|| ＼|＿＿||| ＼ 「|ー --- ''''-- ''' l,, |.| ＿ . ~ ~ ＼|.| |＿＿,,,,|.|| ＼ ＼ |」～～ー～ー-―～～''-' |｣||.＼＼ ＼ |ｌ ｌ |￣|l ＿＿＿＿＿＿＿＿,, |` ＼.n＿＿n l＼ ＼ |l'､＼,||＼n_ ＼n |＼＼ ＼ ＼゛､ ||＼||＿__|| '~ ＼ｌ二二二二二二二二l ＼||'!ﾚ||‐ｰ‐|| !|_| !ｌ_| ~ ゛''||"''''''|| ~ ~＼ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ -――- ／ ＼ . ／ ＼ ､ さて、やる夫でも採用せざるを得ないようなブラック企業を探すお。 . / ＿＿ ＿＿ . | | 人生の敗残兵でも戦う場所はあるんだお。 . | （ ●） （● ） | . ＼ r Ｙ ヽ ／ でも、このダウンワーク。求人量が多すぎて、どこでも受かる . ＼ ､＿人＿ノ ／ . ＿＞‐- ＜ ような気がしてきてしまうんだお。 .. | ￣￣｀丶 ヽ .. | ＼ , - ' ´￣￣￣＼ つい選り好みをしてしまうお。 .... /￣￣￣￣｀ ' ｰ- ､ ＼ ,- '´ ,,ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ ....iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆへ ` v' ,, ｨ''" ﾍ ....V ｀ ｰ ､====<´ ﾍ . .V ﾍ _ V , ---------ﾍ .... V------------､ V ,V , -‐' ´ ﾍ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ -――- ／ ＼ . ／ ＼ ､ タンポポやPボトル立て。有名だけど募集してなかったんだお。 . / ＿＿ ＿＿ . | | となると街金や不動産営業、布団売り。 . | （ 三） （三 ） | . ＼ r Ｙ ヽ ／ これは避けるお。 . ＼ ､＿人＿ノ ／ . ＿＞‐- ＜ 相手も自分もダメージ食らう仕事は避けるべきなんだお。 .. | ￣￣｀丶 ヽ .. | ＼ , - ' ´￣￣￣＼ .... /￣￣￣￣｀ ' ｰ- ､ ＼ ,- '´ ,,ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ ....iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆへ ` v' ,, ｨ''" ﾍ ....V ｀ ｰ ､====<´ ﾍ . .V ﾍ _ V , ---------ﾍ .... V------------､ V ,V , -‐' ´ ﾍ -――- ／ ＼ . ／ ＼ ､ ん？ 総合企業SOS団？ . / ＿＿ ＿＿ . | | 小さい会社でネットワークにも情報やクチコミが書いてないお。 . | （ ●） （● ） | . ＼ r Ｙ ヽ ／ 企業名でSOS？ . ＼ ､＿人＿ノ ／ . ＿＞‐- ＜ 潰れそうだからSOSって意味なのかお？ .. | ￣￣｀丶 ヽ .. | ＼ , - ' ´￣￣￣＼ .... /￣￣￣￣｀ ' ｰ- ､ ＼ ,- '´ ,,ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ ....iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆへ ` v' ,, ｨ''" ﾍ ....V ｀ ｰ ､====<´ ﾍ . .V ﾍ _ V , ---------ﾍ .... V------------､ V ,V , -‐' ´ ﾍ -─── 、 . ／ ⌒ ⌒＼ / x==ﾐ .｢廴__ まあ、いいお。 . ′ x===ミ ヽ ヽ |{ │ | (_＿人__ﾉ } .八 .ﾉ 即日面接OKだから、面接だけ受けてヤバそうだったら逃げるお。 、 「廴_ | | /／ ７ ＼ / } 乂___.ﾉ イ ／ とにかく仕事を探し始めたってことを見せて、母ちゃんを安心 ≫’ ！ ｰ‐ ／ ／､/ __ソ イ させるんだお。 . / ／ | ∧___ ／ | . ′ | 投下を完了しました。 ＿＿＿＿＿ /::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ 現在の開発状況を報告いたします。 {:::::{_二二二二二_}:::::::', /::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ /_ノ ィ三ヽ {三三{ |＼::::.､ 開発番号A 「やる夫がセクロスに挑戦するようです（黒ギャルVer）」 ※タイトルを変えました i::/ | |三ﾆ ＼{ 三三! |ｱ {::::::i 24/10000コマ程度 |/ｨ | { ' メ} ! 乂::| |:::ｊ从 !ヽ ｰ ‐ .ｨ / ﾊ {´:::! 開発番号B 「やる夫はサボテンを育てるようです」 |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| 469/10000コマ程度 |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::! |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:| 開発番号C 「やる夫は塔の上から飛ぶようです」 |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ メ､ 29/5000コマ程度 〈ニニノ/ / |ニニﾆニ} ',／／ , {ﾆ,ニﾆﾆﾑ 開発番号D 「氷河期世代のやる夫は無敵の人になってしまうようです」 /ニ{_＿＿__i＿＿＿＿|ニ,ニニニヽ 0/5000コマ程度 {ニニニニ-===-ニニニニ}＼ニニニ.､ 人ニニニ--===--ニニﾆ // ＼ニﾆニ＼ 開発番号E 「やる夫がセクロスに挑戦するようです ReMaster」 i>ー=≦ニニゝニ--=イ.ﾑ ､ニニﾆ ヽ 168/30000コマ程度 開発番号F 「やる夫はトーチャーのようです」 533/20000コマ程度 (ED A.） 開発番号G 「やる夫は居酒屋に通うようです」 32/3000コマ程度 /::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ {:::::{_二二二二二_}:::::::', /::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ ttps://twitter.com/otOgJ7srJZQoM7S /_ノ ィ三 ヽ ｨ 三 { |＼::::.､ i::/ | |三三 ＼{. 三 ! |ｱ {::::::i こちらが「物置小屋用のTwitter」になります。 |/ｨ | { ' メ} ! 乂::| |:::ｊ从 !ヽ 、 , .ｨ / ﾊ {´:::! 更新がありましたら、こちらにてツイートいたします。 |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::! フォローバックいたしますので、よろしければフォローお願いいたします.。 |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:| |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ メ 投下乙です またこの作品が読めるとは楽しみが増えました うろ覚えだけど自分の体温を伝えるように云々のところは何度も読み返したな やる夫くんファイト /::::;::::::::::::::::::::::､::::.､ >>791 /::::/::::::::::::::::::::::::::',::::ヽ ありがとうございます。 {:::::{_二二二二二_}:::::::', /::／j从ﾊ ト.ﾄ､ ',､::::ヽ お久しぶりです。恥ずかしながら帰ってまいりました。 /_ノ ィ三 ヽ ｨ 三 { |＼::::.､ i::/ | |三三 ＼{. 三 ! |ｱ {::::::i リマスターは基本的にAAの差し替えと文章のリテイクを中心に、 |/ｨ | { ' メ} ! 乂::| |:::ｊ从 !ヽ rｰ v ｨ / ﾊ {´::! メインフレームは触らずに行っていきます。よろしくおねがいします。 |::/ j/ヽﾄﾍ＞ __ イ| ./!/:::ヽ::::| |:::::::::::::::}从ﾉーr 一',j/_::::::::::::::::! >>792 |:::::::::＞ ｆ´ } {ニ≧ ､:| ありがとうございます。投下開始時と比べると情報量も格段に増え、 |／ニﾆﾘ, † |ニﾆﾆ メ､ 〈ニニノ/ / |ニニﾆニ} 私がお伝えできることも僅かとは思いますが、なにかの参考になればと思い、 ',／／ , {ﾆ,ニﾆﾆﾑ /ニ{_＿＿__i＿＿＿＿|ニ,ニニニヽ 投下をさせていただきます。 {ニニニニ-===-ニニニニ}＼ニニニ.､ 人ニニニ--===--ニニﾆ // ＼ニﾆニ＼ >>793 i>ー=≦ニニゝニ--=イ.ﾑ ､ニニﾆ ヽ ありがとうございます。 |ニ}_＿{{=＿}}＿＿＿__ / ヽニニニ} |ﾆﾆiニ}}ﾆニﾆニニニ/ ｿニニ/ >>794 ,ﾆニjニ{{ニニニニニ, /ニニ/ ありがとうございます。 /ニﾆ,:ニ||ニニニニニ{ , ニニ/ /ﾆﾆ/ニﾆﾘニニニニニ∨ ,ﾆﾆニ/ 気になる子がいたら頑張れる。セクロスを扱った作品ですが、 ,:ﾆﾆ/ニﾆ//ニニニニニﾆ∨ /ニニ., ,ﾆ /￣。''} }-=ニニニニニﾆ∨ ﾉ｀ヽニ.ｲ このあたりは古典的純愛物語と似ているかもしれません。 |